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悪役令嬢の執事様 破滅フラグは俺が潰させていただきます 5巻

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「悪役令嬢の執事様 破滅フラグは俺が潰させていただきます」の5巻レビューです。

リベルトをソフィアの派閥全員が集まるお茶会へ招待するため、シリルはアリシアと共に使用人コースに訪れます。リベルトは参加を引き受けてくれましたが、かなり警戒されているようで、少し雰囲気が悪くなります。そこへ同行していたアリシアがリベルトに「信じてほしい」といったことにより、すんなりとその場をやり過ごすことができたのでした。

シリルだけでは、この話は下手をすると失敗していたかもしれませんね。やはり新入生歓迎パーティで見たように、リベルトルートに入っているのでしょうか。今のところ、他にアルフォースとトリスタンの2人しか見ていませんが、他にもいてもおかしくないですよね。3人だけじゃ少なすぎる気がします。アリシアに対する態度を見ると、リベルトのアリシアへの好感度はかなり高そうですね。

そしてようやくソフィア、リベルト、アルフォースの三人を直接対面させることができました。同じテーブルにそろった3人でしたが、ソフィアがクレープのレシピを使って3人の関係を作ることができました。アルフォースも無事に庶民派にリベルトを通して謝ることができ、選民派ではないことを印象付けつつ、地位を復活させることができたのでした。ということで無事にフォルに認められ、試験を合格することができたのでした。

アルフォースの相談役となったことも、アルフォース自身が成長してきたこともあり、これからは庶民派に誤解を招かれることはなくなりそうですね。シリルとソフィアが一緒に演奏をしたとき、珍しくソフィアは砕けた話し方をしていましたね。今まで二人きりでもそんなことはしなかったので、少し驚きました。

生徒会に入ることができたソフィアたちでしたが、フォルから特にやることはないと言われます。なので以前生徒会が行っていた演劇を文化祭で行うことにしました。台本はフォルが用意したのですが、それが前世にあった、この世界(乙女ゲーム)のもととなった台本「光と闇のエスプレシーヴォ」でした。シリルはこのことから自分と同じ転生者がいる可能性を考え始めます。どうやらこの台本を書いたのは、フォルの教育係のようで、シリルはまずそちらから調べることにしたのでした。

生徒会に入ることを知っていたルークとクロエ、トリスタンと繋がりがありそうな気がします…。そしてやはりフォルは魔力過給症だとシリルは考えていましたね。今回も入室に気が付いていない辺り、相当な量を放出しないといけないのでしょうか。また、フォルの教育者は彼女と言われていたことから、トリスタンではないようですね。ということはトリスタンが転生者ではなく、その教育者が転生者なんでしょうか。フォルの可能性もあるので、先手を打たれているこの状況でどう調べるのか気になりますね。

配役は、ヒロイン役がフォル、悪役令嬢役がソフィア、王子役がアルフォース、メイド役がアリシア、執事兼ナレーションがシリルとなりました。そうしてシリルはアリシアやアルフォースの演技指導をすることになったのでした。

ソフィアがすこし原作に引っ張られているような気がするのは気がかりですね。アリシアをヒロイン役と勘違いしたりと、何かが起こりそうです。次巻が楽しみです!

4巻レビューについて

6巻レビューについて

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悪役令嬢の執事様 破滅フラグは俺が潰させていただきます 4巻

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「悪役令嬢の執事様 破滅フラグは俺が潰させていただきます」の4巻レビューです。

国王から呼び出しがかかったソフィアたちでしたが、シリルは同行することができないと言われました。

エフェニア国王「セオドア」と王妃「アデル」にソフィアの能力を会話や態度で測られ試されますが、ソフィアは味方に引き入れるべきと判断されます。その後押しとして、シリルが持たせたアーレ伯爵の不正や悪事の証拠を持ってきたのが決定打になり、王妃はアルフォースとの婚約の打診をしてきます。しかし、シリルとの関係を深める目的があるソフィアは、それを断りました。

命を懸けて王族を敵に回してでも、婚約を断るというシーンにはソフィアのシリルへの想いが改めて感じられましたね。王妃がアルフォースとソフィアをくっつけようとしたということは、国王と王妃に自分を認めさせることができたということになりますね。以前は断罪されてしまう悪役令嬢でしたが、もう一人でも間違いなく一人でも生き延びることができるでしょう。もちろん、シリルが居なければソフィアは絶望してしまうと思うので、完全にとは言えませんが。国王がソフィアにひれ伏されている表現は、ソフィアの本来のキャパシティが極めて高かったことの表れでしょうか?

一方、シリルのもとにはアルフォースが訪ねてきます。アルフォースはソフィアへの恋心のためではなく、心から変わりたい、自分の過ちを正したい想いからシリルにアドバイスを求めます。本来、執事であるシリルが王族であるアルフォースにすることではないのですが、アルフォースが望んだため、後にシリルは王妃の計らいもあって臨時相談役となるのでした。

アルフォースは今まで遠回しに言われてきたことを、ついに直接的に言われるのですが、いい意味で王族のプライドが無いようですね。反論せず、真摯にアドバイスを聞くさまを見ていると、アルフォースは優秀に育つであろうことも分かります。本来(ゲーム本編)は自分で気づくことを、アドバイスしてしまったことで、成長の妨げになるのではと危惧しましたが、大丈夫そうですね。

トリスタンはシリルを転生者だと見抜きます。トリスタンはとある目的の為、研究をしているみたいなのですが、成果は芳しくないようです。しかし、転生者であるシリルであれば、その研究を完成させることができる可能性があるため、協力を求めようとするのですが、その前にシリルの真の目的が判明するまでは危険だと判断します。よってシリルが協力を求めるにふさわしいかを見極めることにしました。

どうやらトリスタンにも弟子の令嬢がいたようで、おそらくその子もソフィアと同じ魔力過給症ではないかと推察されます。しかしトリスタンの弟子の方は、研究をしていることから考えると魔力過給症は深刻な病気なのでしょうか?個人差があるのかどうかも気になるところですね。トリスタンは悪人ではないと思いますが、ソフィアたちにとっての敵にならないことを祈るばかりですね。

シリルを見極めるために、ソフィアたちを生徒会に誘います。生徒会室に向かったソフィアたちは、そこで以前入学試験でダンスの相手をしてくれたフォルという女生徒に会います。彼女は生徒会唯一のメンバーであり、ソフィアたちを「必要ない」と帰らそうとしてきます。もちろんソフィアはそれを承諾せず、生徒会に入らせてと言います。フォルはソフィアたちを生徒会に入れるなら、試験としてアルフォースの名誉を挽回する条件を出してきました。

フォルは王族だったようですね。入学試験の時、意味深な登場をしたから何かあるとは思っていましたが…。王族で魔力を放出し続けているということは、彼女はトリスタンの弟子なのではないでしょうか?確か魔力過給症は、魔力を定期的に外へ出さなければいけなかったはずでしたので可能性は高いですね。また、フォルが頑なに生徒会への入部を断り続ける理由とは何なのでしょうか。どうやらシリルは分かっているみたいですね。

丁度、アルフォースの臨時相談役になっていたシリルは、彼を鍛えるとともに試験を達成することにしたのでした。

3巻レビューについて

5巻レビューについて

↓在庫無いため電子書籍版(kindel版)のページです。

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悪役令嬢の執事様 破滅フラグは俺が潰させていただきます 3巻

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「悪役令嬢の執事様 破滅フラグは俺が潰させていただきます」の3巻レビューです。

新入生歓迎パーティが終わり、中庭会場はメイン会場に負けてしまい、ライモンドはクラスメイトから糾弾されます。ライモンドを迎えに行ったシリルですが、そこでライモンドがソフィアの専属執事になりたかったのは早く家族を養うためだったと聞きます。自分の境遇と似たものを感じたシリルは、ライモンドに協力するから仲間になろうと言い和解するのでした。

ライモンドも家族のことがあり、大変ながらも優秀な成績を収めてきた努力家なんですね。しかしそれゆえ、視野が狭まってしまい、このような結果になってしまったのでしょう。12歳の少年に心の余裕を持てというほうが難しいですから、致し方なしですね…。糾弾されても言い返さなかったことなどを考えると、シリル達を除けば一流執事だったのではないかと思いますね。

その後、アルフォースがシリルに会いに使用人クラスへ来ました。アルフォースはソフィアに嫌われていないかを確認しに来たようでした。シリルはこの機にアルフォースが選民思想を持っているかさりげなく聞いてみるのですが、本人にそのような気は全くありませんでした。

アルフォースはソフィアのことしか考えてませんね。たしかにあれほどの美少女ならば、目が行くのはしょうがないですが。王子というだけあって、遠慮せずぐいぐいいきますね。一応相手に悪く思われていないかということは気になるみたいですが、残念ながらソフィア的には、立場的には重要な人物ですが、恋となると全く意識されてないというのが現状ですね。個人的にはまっすぐで素直な少年なので、好きなキャラです。王子というポジションが彼を良くないものにしていますね。

どうにかリベルトと会う方法を考えていると、ライモンドからリベルトが主催するお茶会に参加するのはどうかと提案されます。参加者であるアリシアの専属執事として雇ってもらい、出席することにしました。

さっそくライモンドは恩を返してくれましたね。同年代でも珍しい頭がキレる仲間を持って動きやすくなりましたね。ルークやクロエはまだ信頼できそうにはないので、貴重な頼れる存在ができて、読んでるほうも安心です。

アリシアは自分を利用する代わり、シリルを専属執事ではなくパートナーとして同行する条件を出され、それを飲むことにしたのでした。

アリシアはシリルがソフィアのために動いていることを知りながらもなお、シリルと一緒に居たいという気持ちを優先させるみたいですね。健気でとても可愛いのですが、こっちも闇落ちしそうで怖く感じてきました。

ソフィアに、アリシアに会いに行ったことがばれていて、闇落ちした状態で問い詰められます。しかし、ただの性格による闇落ち症状ではなく「魔力過給症」という病気のせいでした。落ち着いたソフィアに、アルフォースは選民思想を持っていないこと、リベルトの主催するお茶会にアリシアのパートナーとして参加することを伝えたのでした。

やっぱりこうなりましたね。アリシアあるところにソフィアあり。闇落ちにより一時はどうなることかと思いましたが、なんだかんだで止めることができましたね。威力はすさまじいですが、シリルがその気を出せば無理やり止めることは出来そうですね。ソフィアの為と言っても、アリシアのパートナーとなるのは反対しそうなものでしたが、我慢してくれたのは意外でしたね。

リベルトに接触することができましたが、リベルトは最初からシリルがソフィアの信頼する専属執事に対応させたという事実を分かっていたようでした。(丁重な対応であること)その上で、不満げな態度を取っていたのは周囲の目を騙すための演技だったのです。シリルは用件を伝え終わり、庶民派との対立を避けることができたのでした。

ゲーム的には、アリシアはリベルトルートに向かっていることになっているみたいですが、アリシアにはその気があるんでしょうか?今のところシリル一筋っぽいので、リベルトの恋は実らなそうですが、シリルが破滅しないためにも、リベルトには頑張ってほしいですね。

以前、シリルがアルフォースと話したとき、ソフィアは薔薇が好きと伝えていたので、アルフォースから王城の薔薇園の招待をもらいました。そこでアルフォースの行動について忠告するため、ついでに薔薇園を楽しむため、ソフィアは行くことにしました。

薔薇園にすぐ向かいたいというソフィアを見て、本当に薔薇が好きだということが分かりました。何故好きになったのでしょうか?シリルが育てているとかそういう理由なんでしょうか?

しかし、そこにはアルフォース一人ではなく、取り巻きのジルクリフやサージェスが居ました。なので、アルフォースに忠告する機会がなくなってしまいました。

それだけならよかったのですが、アルフォースは王家の象徴である青い薔薇をソフィアに渡そうかと言ってきました。王家の象徴を渡すということは、すなわちプロポーズであり、目撃者がいる中でソフィアは断ることもできず、使用人であるシリル達も口を出せないのですが、意を決してアルフォースを止めることにしました。それについて怒った取り巻き二人が襲ってきますが、ソフィアとシリルは一蹴するのでした。

ソフィアは護身術まで身に着けていたのですね。淑女としての基本的な立ち振る舞いを極めたと思っていましたが、荒事にも強いのは素晴らしいですね。アルフォースも固まっていて面白かったです。そこら辺の大人よりも強いのでしょうか。少し気になります。

王城を後にして、気分転換をしていると、今すぐ王城に来られたしとの伝令が来たところで終わりです。

どうして王城に呼ばれなければならないのでしょうか?取り巻き二人の親が何か吹き込んだんでしょうか?いずれにしても穏やかな感じではないですね。次巻はいきなり試練が待ち構えていそうな雰囲気です。

2巻レビューについて

4巻レビューについて

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悪役令嬢の執事様 破滅フラグは俺が潰させていただきます 2巻

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「悪役令嬢の執事様 破滅フラグは俺が潰させていただきます」の2巻レビューです。

前回、闇ギルドから追われていたエマを救出(解放)しましたが、本来の所有権は闇ギルドにあり、その筋を通すために闇ギルドのマスター「ノーネーム」と接触します。闇ギルドとの取引は成功し、エマの所有権と闇ギルドとのコネクションが手に入ったのでした。

闇ギルドは結構重要になってきそうですね。原作で処刑エンドの決定打になった原因というだけあって、影身者を使って来たり、こちらの意図を読み取ってきたりとただの無法集団ではなく有能そうです。生い立ちから貴族を敵視する義賊ですが、敵対は結構安全に回避できそうなのは安心ですね。

新入生代表挨拶が終わり、各々のクラスへ向かうのですが、シリルは使用人Aクラスへ配属されることになりました。そこで、クラスメイトの「ルーク」と「クロエ」と知り合い、教師かつ攻略対象である「トリスタン」と顔を合わせました。

トリスタンは結構な年齢のように見えましたが、攻略対象なのですね…。おそらくシリル達は12歳前後だと思うので、そう考えると25歳後半くらいなんでしょうか?私と同じくらいと考えると、すこし気分が暗くなりました笑。

使用人Aクラスは1か月後に行われる新入生歓迎パーティの設営を任されるのですが、主席であったシリルは、トリスタンからメイン会場のグループのリーダーに任命されます。シリルをリーダーとして認めていない派閥は、中庭会場を担当することになったみたいです。

前回、専属執事の座を奪還すると言ってきたライモンドは、流石に言うだけあってAクラスでしたね。ライモンド含め、シリルがリーダーと認めない人が3分の2もいたのは驚きでした。仮にも教師から推薦された人物なのに、なんでこんなに嫌われているんだろうと思いました。使用人Aクラスは特にプライドが高そうだからなのでしょうか。

その後シリルは、ソフィアが開くお茶会に同行します。ソフィアは学園内に2分する、貴族中心の選民派と庶民派に取り込まれる前に、自身の派閥を作ることにしました。理想は庶民派の味方であると庶民派の核「リベルト」に伝えて、表面上は中立を取ることです。リベルトと自然に接触するため、新入生歓迎パーティに向かうのでした。

ソフィアもなかなか、大人顔負けの胆力と頭脳を身に着けていますね。それを披露したのは今回が初めてではないでしょうか。しかし、今回は相手が子供だったからかもしれないので、これから大人を相手にどう駆け引きしていくのか楽しみです。

新入生歓迎パーティでは、ソフィアはシリルとダンスを踊りたいところを、庶民派の核リベルトや王族であるアルフォースにダンスを誘われ、シリルはアリシアにダンスを申し込まれるという、非常に複雑な展開になってしまいました。

リベルトもアルフォースもアリシアも、なんというか一直線ですね。リベルトはまだ気を計らったのかもしれませんが、ソフィアとシリルを見かけるなり、相手がだれかと会話してようとかまわずダンスに誘うそのスタンスは、貴族特有のものなんでしょうか。子どもだからっていうのもありそうですね。なんにしても、マナーや気遣いをまったく気づかれずに押し通される二人を見ていて、少しかわいそうだなと思いました笑。大人びている二人はこれからの学園生活も大変でしょうね…。

結果は、ソフィアは選民派に寄り添ったという形になってしまいました。その誤解を解くため、リベルトに接触する手を考えるというところで終わりです。

1巻レビューについて

3巻レビューについて

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悪役令嬢の執事様 破滅フラグは俺が潰させていただきます 1巻


今回紹介するのは「悪役令嬢の執事様 破滅フラグは俺が潰させていただきます」です。

魔術や化学が発展していて、その中で魔術を先行していた学生が、乙女ゲーム「光と闇のエスプレシーヴォ」の世界に転生するという物語です。

主人公は悪役令嬢「ソフィア・ローゼンブルグ」の専属執事「シリル」として、のちに訪れる処刑エンドから、ソフィアと共に逃れるために、ソフィアを原作のように闇落ちさせないよう立ち回ります。

ソフィアは悪役令嬢ではありますが、優しい一面もあり、幼少期に孤独を抱えていたり、メイドから嫌がらせを受けて、性格が歪んでしまったという背景がありました。

そんなソフィアをゆがませる原因をとりのぞくため、6年間ソフィアのそばでお世話を続けていたら、ソフィアに恋心を抱かれてしまい、さらには「光と闇のエスプレシーヴォ」の主人公である「アリシア・リンドベル」にも好意を抱かれてしまいます。

つまり、シリルは乙女ゲームの王子ポジションになってしまい、ソフィアに嫉妬されつつも、好意を寄せてくるアリシアの相手もしなければならなくて、その嫉妬からソフィアが闇落ちするフラグがよみがえってしまいます。しかし、ソフィアは原作と違い、もし悪事を働いたとしても暴かれない知恵を持っているので、破滅されることはない…破滅するのはシリルだけという状況になってしまいました。

王子ポジションを本来の第2王子「アルフォース・エフェニア」に返還するため、奮闘するのですが、専属執事の座を狙われたり、闇ギルドから子供を救ったりと色々な困難が起きていくというのが主な内容です。

良かった点

①キャラクターの絵が可愛い

最近の漫画を読むうえで、もちろん内容も大切なのですが、キャラクターの絵も読むモチベーションに関わってくることが分かりました。そういう点では、この漫画の絵はソフィアたちは、もちろん美少女という設定もあるからだと思いますが、とても可愛らしく、キメるところは細かく、ちょっとギャグ気味なところは少し簡易にと、読む側もストレスなく読むことができました。

②序盤の展開が早い

これは漫画によっては欠点にもなり得えます。しかしこの漫画は6歳から12歳の間は、ひたすらシリルがソフィアを育てるという内容になると思います。となると登場人物も少なく変化が少ないものとなると予想がつくので、ここを早くしてくれて、12歳からの話を主な舞台としてくれるのは楽しい部分が増えて良いなあと思いました。

③シリルの行動にもどかしさを感じない

ところどころ危うさを感じるところはありますが、そういう時はやむを得なくという時で、基本は計画的に冷静にことを進めているので、もっとうまくやれるはずだ!というもどかしさが感じられず、すっきりした感覚で読みやすかったです。

残念な点

①シリルの目標が少し曖昧

もちろん自身とソフィアの破滅を防ぐという目標はあるのですが、じゃあその為に何をやるのかというのが、アルフォースとソフィアがくっついてもらうことなのですが、ソフィアにその気がないのもあって、おそらく達成しないことを考えると、じゃあシリルは何のために何をしようとしているのかというのが、少し不明瞭なような気がするので、読むときは、そこをあまり深く考えずソフィアとアリシアの可愛さを堪能するのが良いと思いました。

2巻レビューについて

原作緋色の雨
漫画菖蒲
キャラクター原案村上ゆいち
価格600円+税
ページ数178ページ