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悪役令嬢の追放後! 教会改革ごはんで悠々シスター暮らし 3巻

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「悪役令嬢の追放後! 教会改革ごはんで悠々シスター暮らし」3巻レビューです。

ミッシェル王子に見つかったエリザベスでしたが、過去にエリザベスはミッシェルに今後大人に何か言われても誰とも婚約しないことを約束させていました。その理由はミッシェルと婚約した後が断罪の決め手となるからです。

小さいころのミッシェルは可愛かったですが、まさか成長したらあんなキャラになってしまうとは…。それにしても「婚約しない」という約束を小さな子供が理解して実行するのって相当優秀じゃないとできませんよね。

そんなこととは知らず、ミッシェルは変な解釈をして「君を迎えに来た」と言います。さらに問題として、ミッシェルは攻略キャラでありヤンデレキャラで、バッドエンドでは一生監禁されてしまうという恐ろしい結末になってしまうのです。

ヤンデレ化したミッシェルめちゃめちゃ怖いですね。純粋で外面の良い狂人は手が付けられませんね。ましてやこれが王子というのだからたちが悪い…。目をつけられたエリザベスはこれから相当苦労することが予想されますね。

追放される決められたストーリーから解放された今、新たな枷を拒み、助けを祈ると、それに呼応したようにレオニードが現れ、エリザベスを救ってくれたのでした。

王子に対してあそこまで強気に出れるのは流石レオニードですね。一歩間違えればクリストハルトごと死罪になるのですが…。「エリザベスは俺のだ!」といつもの言葉足らずが決まりましたね!意図していない時には歯が浮くようなセリフを言えるのですが笑。なんにしてもレオニードに助けられてエリザベスたちはいい雰囲気に!これからもこの調子で言ってほしいです。大きな不安要素がありますが…。

舞踏会後、庭の剪定をしているとクリストハルトがクローレス嶺にミッシェル王子たちリマイザ王国一行が狩りをしに来るとの知らせを持ってきました。

エリザベスはリマイザ王妃セラフィーナに、木苺を取ってくるように言われます。そんな中狩りをしている最中にミッシェルはレオニードと二人きりになり、ミッシェルがレオニードに弓を撃ちます。

なんだか王妃もミッシェルの策略に気付いて加担している様子ですね。まあ幼少期からエリザベスに婚約しないことを約束したということが原因でしょうね。

そしてミッシェルはなんとレオニードを不意打ちで殺しにかかりましたね!ヤンデレキャラはやはり好きな人のためなら殺人でも何でもするサイコパスですな…。レオニードのその後が気になります。犬を使って状況を作り出したことを考えると、ミッシェルは相当なやり手ですね。

邪魔が居なくなったとヤンデレ化していたミッシェルは、木苺を探していたエリザベスを追いかけまわします。追い詰められたエリザベスはミッシェルに押し倒されてしまい…?

これレオニードの小屋でしょうか?鍵がかかってない不用心なことを考えると、多分そうですよね。そこで押し倒されるエリザベス…。前回も書いたのですが、流石にミッシェルの行動はぶっ飛びすぎて、悪行にしか見えないので、レオニード派としては早くこの場を乗り切ってほしいところです。

2巻レビューについて

4巻レビューについて

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悪役令嬢の追放後! 教会改革ごはんで悠々シスター暮らし 2巻

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エリザベスは教会のバザーで前世のイベントプランナーの経験を活かし、ゲーム内には存在しなかった綿菓子やポップコーン、タコ焼きなどを出して、大盛況になりました。

バザーでは、レオニードが崩れたテントからエリザベスを救ったり、エリザベスから特別?なたこ焼きをもらったりと、少しお互いを意識するシーンがあってよかったです。最もたこ焼きの方はエリザベスは全く気にしていませんでしたが…笑

そんな平和な暮らしが続くように願うエリザベスの想いとは裏腹に、プリ暁の主人公であり、モワーズ王国王女「ロゼッタ」とモワーズ王国第十王子「コラード」が駆け落ちしに、ノルティア教会にやってきました。

二人は相当アツアツな関係に描かれていて面白かったです。障害のなかったロミオとジュリエットみたいなイメージです。セリフの字体がころころ変わっていて、キラキラな部分もあれば、ノルティア教会の名前を出したときの字体なんかは、滅びの呪文みたいなものでインパクトが強かったです。(ロゼッタの目も、見開いていて怖かったです…)

しかし、エリザベスは特段腹ただしくも無く、素直に二人を祝うのでした。

コラードとロゼッタは本当に幸せそうで、そんな二人を恨めしく思うのかなと考えましたが、全然そんなことなかったですね。商魂魂を出して来たり、思い出の残るよう凝った演出を用意する方に尽力していて、エリザベスを縛るものはなくなったんだなあと思いました。

レオニードがエリザベスを心配だと伝えたのに、うまく伝わらなかったシーンは可愛そうでしたね。ここでの二人のやり取りや、エリザベスがいないところでレオニードが一喜一憂しているシーンは面白いのでぜひ見てほしいです。

結婚式が終わって、いつもの日常に戻ったエリザベスでしたが、シャルロッテが親の命令パゾリーノ子爵家の舞踏会に出なければいけなくなったので、一緒に付き人として出ることになりました。

舞踏会当日、貴族のマナーレッスンを受けたシャルロッテは、エリザベスという頼もしい味方がいるのもあって、堂々と挨拶回りをこなし、過去にいじめてきた女がしつこい男に詰められるところを助けたりもしました。

エリザベスの元公爵令嬢としての存在感や振る舞いという力は健在のようですね。エリザベスの影響を受けたシャルロッテがどういう成長をするのか楽しみです。ロクサーヌも伯爵令嬢だったのは驚きでしたね。シスターになったら生涯独身だと思っていたので、意外でした。

そこでエリザベスは、婚約者になる予定だったリマイザ王国第一王子「ミッシェル」に会います。どうやらミッシェルはエリザベスを待っていたようで…?

ミッシェルの距離の詰め方がマッハすぎて、ちょっと雲行きが怪しくなりましたね!もちろん私はレオニードに頑張ってほしいので、さらなる関係の構築を望みます!負けるなレオニード!(でも元婚約者候補は強いですね…)

1巻レビューについて

3巻レビューについて

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悪役令嬢の追放後! 教会改革ごはんで悠々シスター暮らし 1巻


今回紹介するのは「悪役令嬢の追放後! 教会改革ごはんで悠々シスター暮らし」です。

イベントプランナーの沢谷友加が、プレイしていた乙女ゲーム「プリンセスライフ~暁の告白~」のライバル悪役令嬢「エリザベス。フォンティーニ公爵令嬢」として転生します。

王女である「ロゼッタ」にライバル視され、誤解を生みだされ続け、不敬罪で国外追放されてしまいます。隣国のノルティア教会に向かわされたエリザベスでしたが、追放先では快適で自由に生きていくことができました。

そんな自由な生活に、エリザベスを追い回した天敵の騎士団長「レオニード・ガルドヘルム」が、「エリザベスを追いかけてここまで来た、毎日様子を見に来る」と言われ、レオニードに監視される生活が始まるのでした。

レオニードがエリザベスを追ってきたのは、どうやら好意からであるようで、不器用なレオニードと明るく自由なエリザベスのもどかしい関係が見ることができます。

エリザベスは前世の知識を使って、プリ暁の世界にない料理を使い、皆を元気づけ、レオニードは騎士団長としての腕っぷしで、エリザベスに振り回されながらも協力すると言った感じです。

良かった点

①追放後の物語

今まで私が読んできた悪役令嬢モノは、「断罪エンドをどう回避するか」が目的のものがほとんどでしたが、この作品は先のシナリオが分からない、自由な物語というのが斬新で良いと思いました。

②エリザベスの性格による物語の路線

虐げられた元公爵令嬢ということで、エリザベス自体の性格は少し歪んでいるものかと思いましたか、過去に執着せず、むしろ自由を謳歌して明るく生きているというコメディ路線なところも好みです。

③エリザベスとレオニードの距離感

個人的に、この二人の少し誤解があるからこその、じれったい距離感が見ていて楽しいです。また、あまりに誤解が過ぎると周りのキャラが誤解を解いて、少しずつ距離が近くなっていくというところもキュンと来ました。二人の距離感が他のキャラによって支えられていて、周りから見守られるような微笑ましい関係という認識なのも面白い点だと思います。

残念な点

①原作小説から全カットになった部分がある

教会での生活シーンなどが少ないなと思いましたが、どうやらカットされているようなので、そこは少し残念でした。

2巻レビューについて

原作柚原テイル
著者吉村旋
価格600円+税
ページ数191ページ
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町人Aは悪役令嬢をどうしても救いたい ~どぶと空と氷の姫君~ 3巻

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「町人Aは悪役令嬢をどうしても救いたい ~どぶと空と氷の姫君~」の3巻レビューです。

アレンは母に今よりもいい暮らしをさせるために、引っ越しをします。引っ越し先を探していると、モニカの父がアパート経営をしているというので、モニカが紹介してくれたアパートに引っ越すのでした。

アレンは母親(カテリナ)を何より大切にしていますが、父親は冒険者でもしているのでしょうか。アパートを紹介してもらったり、引っ越しをギルドの人に手伝ってもらったり、引っ越し祝いを開いてもらったりと、守りたいものがたくさんあるアレンですが、この先も守りたいものがどんどん増えていくのか気になります。

前回攻略したゴブリン迷宮を、お金やレベルを稼ぐため、周回し続けていたら「ゴブリンスレイヤー」の2つ名を取得しました。

次はオーク狩りの達成報酬とギルドの実績を稼ぐため、オークの大迷宮を攻略することにしました。ラスボス、オークキングと激戦の末に討伐することができました。この後アレンは13歳になり、オーク狩りの実績でランクDに、そしてレベルは23に上がりました。

オークキングと中ボスたちとの戦闘シーンですが、メイジやプリーストといった、遠距離攻撃、支援持ちを先に倒していきましたが、ボスのオークキングが治癒魔法を持っていたのでかなり厳しい戦いでしたね。攻撃を受けても突進してくるオークキングに為す術なしかと思ったら、ギリギリで勝っていてヒヤヒヤしました。

オーク狩りの後は、「風の街」ゼーベンに行き、風の山の迷宮に挑むことにしました。新しい武器ショットガンの「サイガ」と盾を装備して、風の迷宮のラスボス、「ブリザードフェニックス」と戦います。勝利の末魔石の大きさをアップできる「魔石合成機」を手に入れたのでした。

風の迷宮はA~Bランクの冒険者パーティで、攻略されていると書いてありましたが、到達記録が8階層で、アレンはあっさり最終層にたどり着いたことを考えると、もうすでにかなりの強者になっているんでしょうね。ブリザードフェニックス戦も、前情報ありとはいえ一度の挑戦でクリアできたのは、もうアナスタシアを救えるくらいの力を身につけたのではないでしょうか?

14歳になったアレンは師匠(ルドルフ)から信用を得るため、護衛依頼を受けるよう命令されました。

王都からイェルシュドルフという村へ向かう荷馬車の護衛をするアレンでしたが、道中、盗賊が出てきます。人を殺すことに抵抗があったアレンは逃げる盗賊を見逃してしまいます。

実力は申し分ないと思っていましたが、そういえばアレンは対人戦の経験がありませんでしたね。他のギルドの仲間があっさり殺している所を見ると、普段はどぶさらいをしていたみんなは単純な仕事仲間ではなく、命を預ける仲間になっているんだなあと思いました。風魔法銃を秘密にしておきたいアレンですが、これからは銃を使わないで戦うことができるのでしょうか。アレンの今までの強さは銃に依存しているものだと思うので不安ですね。

盗賊を見逃してしまったせいで、村の子どもたちが誘拐されてしまいました。子どもたちを助けるため、盗賊のアジトを襲撃する依頼を受けました。隠密や鑑定のスキルを使いカーリン(子ども)たちを助けることができたのでした。

あらためてスキルのチート具合が分かるシーンでしたね。とくに洞窟を鑑定して地形を把握したのはそんな使い方できるのかと驚きました。しかし岩を爆破させて盗賊たちを倒しましたが、まだ生きていた盗賊を見逃したのは危ないですね。今回はジェレイドが倒してくれましたが、一人だったらアレンがやられていた可能性もあったでしょう。村を救った後、次に何をやるのか楽しみです。

2巻レビューについて

4巻レビューについて

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町人Aは悪役令嬢をどうしても救いたい ~どぶと空と氷の姫君~ 2巻

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「町人Aは悪役令嬢をどうしても救いたい ~どぶと空と氷の姫君~」2巻レビューです。

前回、ワイバーンの「ジェローム」の婚活サポートを風神から依頼され、同じくワイバーンの「メリッサ」が、野良ワイバーンの群れに絡まれているのをアレンと風神がサポートしつつ、ジェロームが助けることに成功しました。依頼を達成したアレンは「風神の加護」を手に入れたのでした。

複数体のワイバーン相手に、健闘したジェロームは性格は奥手ですが、臆病というわけではなさそうですね。イベントの敵で出てくるだけあって、ワイバーンの中でも強い個体だということが分かります。ひたすら勇敢に肉弾戦をしていたジェロームたちを見てるとメリッサとくっつけたのも納得です。

加護を手に入れた後、アレンはグライダーを作ることにしました。錬金のスキルでグライダーを作り、風魔法で動かすことで高速移動手段を手に入れたのでした。しかしまだまだ改善の余地があり、それを埋めるため「多重詠唱のスクロール」を手に入れるため、賢者の塔へ向かうのでした。

前世の設定が出てきましたね。航空エンジニアとありましたが、私は具体的にどんなことをするか知らないのですが、航空機に使われる装備、部品を作る人のことらしいです。某大会に出ていたと言っていましたが、鳥人間コンテストのことでしょうかね?また、「風魔法の才能」ではなく、「風神の加護」を得たことに、アレンは疑問に思っていましたね。学園でどう効果が発揮されるのか楽しみです。

グライダーによっていきなり最上階に到達したアレンは無事、多重詠唱のスクロールを手に入れます。

後は、最後の必須アイテム「無詠唱のスクロール」を手に入れるため、エルフの隠れ里の通り道の「迷いの森」へ行く為、その付近のリンゼア村に泊まるため、村のはずれにグライダーを着地させますが、エルフたちに囲まれてしまいエルフ女王のもとへ連れられます。

風神の加護を受けているアレンは女王に悪霊を追い払うようお願いされます。その悪霊をアレンはある手段を使って、帰します。

悪霊を追い払ったことで光の精霊が生まれたのですが、実はこの精霊には秘密があります(本編で答えは出ていますが)。その後、訳あってアレンは無詠唱のスクロールを手に入れることができました。

ここらへんは、かなりスムーズに入手できましたね。正直全スクロールがそろうのは、もっと先の巻かな?と思っていたので意外でした。悪霊のシーンはなんだか昔のインターネットを思い出して笑いました。

必要なスキルと高等学校に入学する金が揃ったので、次はレベル上げをすることにしました。

ゴブリンを倒すために錬金スキルでAK-47を作ったアレンはゲームの知識を利用し、ゴブリン迷宮を踏破したのでした。

初めてのボス戦では、なかなか迫力があり、緊張感もあるシーンでよかったです。仲間がいないソロ状態では、自分の心配しかしなくていいというのが見ていて快適でしたね。王道である県や魔法で戦うのかと思いきや、まさか銃で戦うとは思ってもいませんでした。ロケランみたいな武器も出てくるのでしょうか、今後の戦い方に期待です。

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3巻レビューについて