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廃バスに住む 1巻 レビュー


今回紹介するのは「廃バスに住む」です。

この漫画は「ほのぼの日常系」「変わった生活」「美人な主人公」という設定が好きな方にオススメできる作品です。

とある学校の教師をしている「雨森はづき」は、住んでいたアパートの水道管が破裂したので、一時退去をさせられることになりました。

そんな中で見つけた新しい物件は「駅徒歩大体20分、勤務先5分、バストイレなし、長細ワンルーム、扉なし」!?(じゃりゅうダークヘルズドラゴン付き)

この物件の正体は「廃バス」であり、誰かの秘密基地として使われている場所でした。

冷蔵庫などの電化製品は使えませんが、バスの中に机や椅子があったり、外で七輪を使って料理をしたりと、電気がない生活をはづき自身はそんなに気にすることなく普通に生活していました。

学校でのはづきは、美人だという事から、男子生徒からとても人気があるのですが、はづきは廃バスで暮らせるほどの変わり者で、かつマイペースなところがあるので、ミステリアスな先生としても認識されています。

大家」という男子生徒は、昔からの秘密基地のメンバーで、創立記念日に学校の代わりに秘密基地にいくと、そこにはづきがいることを知ります。

大家は過去に学校で、はづきのことを「姉ちゃん」と呼んでしまいましたが、はづき大家と姉弟でないにもかかわらず「ナイショにしようって言ったじゃん」と返したので、大家は他のクラスメートから半分ネタで「弟くん」と呼ばれるようになりました。

大家はづきのことを変だと思っており、はづき大家のことを名前すら覚えていない関係でしたが、同じ廃バスで過ごしていくとどうなっていくのでしょうか。

学校とは違う一面をみせるはづきに興味を持ち、また、秘密基地に人が来たことが嬉しかった大家でした。

良かった点

①マイペースな変わり者の美人という設定

一般的な若い女性(男性もそうですが)とは違い、細かいことは気にしないような、悟っているような雰囲気とか、気持ちが良いくらい周りの目を気にしないところが、はづきの魅力だと感じました。

その魅力は日常系漫画と組み合わさると、独特の面白さを生み出していたので、この設定は良いと思いました。

②はづきを見ている人たちの思考が多く描かれており、どれも面白い

はづきは周りの人からすると、何を考えているのかわからない美人という認識なので、学校の生徒や見知らぬ人から、頭の中で密かにツッコミを入れられていることが多く、それが面白かったです。

③キャラ絵が可愛い

はづきは美人という設定どおり、とても綺麗に描かれております。どちらかというと可愛い系よりな気はしますが。

バスの中では、割と独り言が多いのも可愛いと思いました。

気になる点

①アパートの修繕が済んだらどうなるのか

「アパートの修理と復旧には何週間か頂き」というセリフがありましたが、予想では流石に10週を超えることはないと思うので、廃バス生活はあんまり長続きしないのでは…?と思いました。

2巻の感想について

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君は喧し閉じてよ口を! 4巻(最終巻) 感想

ネタバレ注意


「君は喧し閉じてよ口を!」の4巻(最終巻)の感想です。

4巻では、月乃太陽の今までの関係が変わります。

文化祭で行うことになった「白雪姫」の劇で、姫の代役として月乃が出ることになったのですが、相手の王子役は太陽でした。

本番でもいつものように、月乃太陽に助けられたことにより、太陽への気持ちが「」であることに気が付きました。

白雪姫」の劇も学園ものじゃ定番ですよね!やはりこういう緊張した場面って、自分の気づきにくい感情に敏感になったりするのでしょうか。

月乃は自分の恋心に気づきましたが、太陽はどうなのでしょうか…?

5人で集まったとき、百合月乃に好きなタイプを聞いて、月乃が「誰にでも優しくて、でも話が通じない、そんなヤバい人」とスマホで出しましたが、それが太陽のことを指していることを、百合しか分かってなくて面白かったです。

さくら達にとっては、太陽は話が通じない人ではなかったのかもしれませんね笑。

太陽の誕生日プレゼント選びに百合に付き合って貰うことにしましたが、この時点では月乃太陽のことを好きなのが、百合しか知らないので、百合が頑張ろうとしているところが可愛かったです。でも百合が「月乃太陽が好き」という事を知っているのは月乃は知らないという…。

買い物中さり気に、エスカレーターで月乃百合の二人が手を繋いでいたのが、とても可愛かったです。もちろん月乃のためとは分かっていますが。

避難訓練中に実際に地震が起きた時、月乃は恐怖にとらわれずに「みんながいるから大丈夫」と思えるようになった事を考えると、転校初日と比べてずっと成長しましたね!

太陽もすぐに月乃のことを考えて行動できていましたね。非常事態でこれだけ動けるなら、月乃の親も安心して月乃太陽に任せられるでしょうね!笑

この先は太陽の抱えていた事情の話になります!また、その後にはこの漫画の一番大事なシーンが入ってくるので、詳しい感想は控えさせていただきます!

桃園先生が学校を辞めようとしたけれど、UMA部のみんなに誕生日を祝われて自分の退職願を破ったり、月乃たちの劇を見守っていたりと、やはりいい先生でしたね。

桃園先生には幸せになってほしいと思っていたので、事情が特殊すぎるけどお金持ちの彼氏?ができて良かったと思いました!

↓以下少々ネタバレあり↓

最終的なこの作品の感想としては、全体的に話の内容がコミカルで読んでいて楽しかったです。シリアスな部分も少しあったのですが、あまり暗い部分を引きずることなく、テンポよく先に進んだのが良かったです。

主人公の月乃太陽たちと過ごすことで、「音が聞こえない」というハンデに向き合えるようになっていく過程に少し感動しました。

可愛いキャラ担当は月乃百合、ツッコミキャラはさくら、ボケキャラは太陽という役割だと感じましたが、結局みんな可愛いので、それぞれのキャラが幸せになれるように、あと何人か男子キャラを出しても良かったのではと思いました。もちろん月乃太陽がメインであることを前提にですが…。

個人的には太陽がこっそり手話を勉強していたことに、月乃が驚くというシーンを期待していたので、そこがなかったのが残念でした。

太陽が両親に頼りたくないと言っていた理由も、あまり分からなかったのが残念です。許嫁を勝手に決められたから内心怒ってたと言ってましたが、もっと複雑な理由があるのだと期待していたので、少し肩透かしを食らった気分でした。

恋愛的な要素としては、1巻では友達→2,3巻では異性→4巻で好きな人といった具合に変わっていきましたが、恋の発展の仕方としては長すぎず短すぎずで丁度良かったです。

中学生なので、私の想定よりものすごくピュアな恋愛でした。恋の駆け引きとかは好きではないけど、恋愛漫画が好きという人には、是非お勧めしたい作品です。

3巻の感想について

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君は喧し閉じてよ口を! 3巻 感想

ネタバレ注意


「君は喧し閉じてよ口を!」の3巻の感想です。

3巻では、夏休みでの活動や休日の過ごし方などについての内容です。

太陽は少しづつ手話を勉強していたのですね!この男は本当にいろんな意味で優秀ですよね。月乃の相手役として不足なしですよね。

月乃太陽が今まで適当に手話をやっていたことの気づきますが、太陽は今後は正確に手話で気持ちを伝えてくるため、実は手話ができるということに気づいたときの月乃のリアクションが楽しみです。

個人的に、太陽が適当に手話をしていたことについて、月乃はすごく怒るかな?と思っていたのですが、予想と違って驚きました。

夏祭りに誘う時、月乃が頑張って声を出して「みんなでいきたい」と太陽たちに伝えたシーンは良かったです。誘う前にもじもじしていた月乃がすごく可愛かったです笑。

UMA部顧問の桃園先生という新しいキャラクターが登場しましたが、どうやらぶっきらぼうなところもあるけれど、不器用ながら生徒を想う心があるいい先生のようですね!お酒好きで、恋愛のことになると見栄を張って彼氏がいると言ってしまうところが可愛かったです。

太陽の親がお金持ちなのにも驚きましたが、どうやらいろいろ事情があって頼りたくないようですね。こうして別荘を貸してくれるという事は関係は悪くはなさそうですが…?

夏合宿では、肝試しもそうですが、やはり一緒の布団に間違えては言っちゃったのが、月乃太陽をさらに異性として認識させましたかね?

花火大会でも太陽が男を見せてくれました。月乃が照れながら太陽に「ありがとぉ」という時の表情が、今までで一番好きでした。

プール回はお決まりですね!女子陣の水着姿を拝められ、満足です。太陽の男友達が、女子たちに声をかける時は「村山の友達?」と言っていたので、さくらは男女ともに友達がたくさんいるんだろうなあと思いました。明るくてかわいくて面白いという人気が出ないはずがない性格ですからね!

さくらの机の中に手紙(ラブレター?)が入っていた回は面白かったけど、真相は可愛そうでしたね。調子に乗りやすいところもさくらの可愛いところですよね。中学生の頃に彼氏彼女がいる人って大体陽キャでしたが、みなさんはどうでしたか?私はヒントを出すならド陰キャでした。

月乃太陽にいい雰囲気の女子がいないと分かって、安心していましたが、もう少しでそれが恋心だと気づけるといいですね!他の男子と比べて特別な感情を持っているのは間違いないのですが、それをまだ恋心だとは認識していないようですね。

次巻では、月乃太陽の関係がどうなっていくのでしょうか。そろそろ深いところまで行ってもいいんじゃないでしょうか!?期待です!

2巻の感想について

4巻(最終巻)の感想について

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君は喧し閉じてよ口を! 2巻 感想

ネタバレ注意


「君は喧し閉じてよ口を」の2巻の感想です。

2巻では新しく2人が登場してきます。

一人目は、クラス委員の「伊藤茜」。必ず5分前行動し、ルールは絶対守るというすごく真面目な人物です。

人に対してへの気遣いや優しさを持ち合わせており、完璧なように思えるのですが、ツチノコが見たいらしくUMA部に所属しています。

自習の時間、手紙のやり取りを見ていたら、自分もやってみたいなと思っていると、さくら(隣の席の女子の村山桜)と太陽が手紙を渡してきてくれました。そこをに見つかり、注意されてしまいました。

しかし、太陽は代わりに手話で話すことを思い付き、の注意をうけましたが、「手話で授業中していて怒られた人を見たことがない」という屁理屈に負け、手話なら良しとすることになりました。

そしたらクラスのみんなが手話を教えてと言ってくるようになり、その後少しだけ手話が流行ったのでした。

の可愛い一面と、手話がクラスメートに流行るという良いお話でしたね!

はしっかりしていますが、注意の仕方もきつくないし、筋が通っていて、割と寛容な部分もあって、個人的に好きなキャラになりそうです。

手話がクラスメートに流行ることによって、簡単なものだけでもみんなに覚えてもらえれば、月乃にとって嬉しいでしょうね!

月乃は1巻の部活見学の時もそうでしたが、運動神経が良いので、体育祭でも大活躍でしたが、太陽が大声で月乃を褒めたり2人三脚で見つめ合って走ったりで、周りにラブラブさを見せつけた回でしたね。

日曜日にUMA部4人でUMA探しに行くことにしましたが、さくらが風邪をひいて、月乃太陽と2人になりました。

解散と思いきや、太陽が遊ぼうというので、二人で出かける(デート)ことにしました。映画を見たりゲームセンターで遊んだりして、帰りに二人の写真を撮ってもらい、後日太陽さくらたちにその写真を見せると、そこにはツチノコが写っていました。

いやー!来ましたねデート回。主人公とヒロイン以外がなぜか来れなくなる展開はお決まりですよね!

太陽がバリアフリー上映について調べていたのが、一番グッときたポイントでした。太陽のことなので意図したかどうかは分かりませんが、いずれにせよ月乃のためになっているのでこういうところが良い男ですよね!

月乃も今日は楽しかったと心から思っていて、見ている方も嬉しくなりました。

太陽さくらは、月乃の姉の「柊星奈」と出会いました。星奈から月乃は喋ることは出来るが、以前友達に声が変と言われたことで発声しなくなったと聞きました。

太陽はそれを聞いて合唱コンクールは「手話ソング」にしようと提案しました。クラスのみんなは面白そうと受け入れてくれたのでした。

月乃が練習がうまくいってなくて落ち込んでいる時に、「他人なんて気にするな」と励ましてあげられたのは良かったですね。タイミングといい、肝心なところではしっかりとおさえることができる太陽は流石ですね。

月乃が風邪をひいてしまい、太陽たちは星奈に呼ばれて柊家に入りますが、そこで月乃がクラスに馴染めたのは、太陽から一方的に喋りかけられる月乃を救おうという流れのおかげだとさくらが言いました。

月乃の可愛い写真やエピソードを聞けて良かったですね。個人的にはもうちょっと知りたかったです。

やっぱり周りから見ても太陽月乃に喋りかけまくっているのは気になっていたんですね。それで、クラスメートがちゃんと救ってあげようと考えるところも良いですよね。体育祭や合唱コンクールの時もそうでしたが、このクラスはとても関係が良いですよね。

改めて休日にUMAを探すと、4人で集まったら月乃の前の学校の友達「雨宮百合」に出会いました。百合は以前誤解とはいえ、月乃の声が変だといった本人であり、月乃百合を見て逃げ出してしまいました。

二人は太陽の「柊&ゆりっぺ仲直り大作戦」によって、イレギュラーは有りながらも仲直りすることができました。

そして月乃太陽に「ありがとう」と喋って伝えるのでした。

百合は悪い子じゃなかったんですね。むしろ月乃の大切な友達だったようですね。百合月乃のことを可愛がるタイプのようですから、星奈と似たような感じですかね?

最後、太陽を呼ぶとき、たいよう「くんと付けていたのがとても可愛かったです。

1巻レビューについて

3巻の感想について

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君は喧し閉じてよ口を! 1巻 レビュー


今回紹介するのは「気は喧し閉じてよ口を!」です。

この漫画は「日常系」「恋愛系」という設定が好きな方にオススメできる作品です。

生まれつき耳が聞こえない女の子「柊月乃」は、とある学校へ転校しました。

月乃は口の形を読むことができるので話される言葉は分かりますが、一斉に喋られたり早く喋られたりすると理解が追いつきません。

おそらく月乃は耳が聞こえないことでクラスに馴染めず、転校してきたのだろうと思います。

月乃はこんな面倒な自分に構ってくれる人なんているわけないと悲観していたら、めちゃくちゃ喋りかけてくる男の子「榎本太陽」に出会います。

太陽月乃に自分は手話ができると言いますが、実はパッションで解決しようとしていて、月乃の「手話を覚えたのはいつ?」という問いに「君はとてもかわいい」と偶然返したことにより、誤解が始まっていきました。

月乃は、太陽のおかげでクラスに馴染めるようになったり、太陽の優しさに触れていくことで、太陽となら友達になれるかも知れないと思います。

友達になれるかも知れない…と月乃は思っていましたが、話が進むにつれて明らかに太陽のことを異性として意識する様子が見られ、すごくじれったくていい雰囲気でした。この付き合う前の距離感がたまらん!

良かった点

①月乃が良い性格している

最初はクラスに馴染めなくて、不安で遠慮がちな女の子かと思っていましたが、慣れてくるとどんどんツッコんでいくのが面白くて、またそのツッコミが太陽たちに聞こえないため、ボケが止まらないという流れも見ていて笑えました。

②月乃の表情や挙動が可愛い

やっぱり一番は照れ顔が可愛いですね!1巻の時点で結構太陽のことが好きなのか、頻繁に見せてくれました。

他にも怒るとき小動物みたいになったり、あたふたするのが可愛くて癒されました。

気になる点

①最初の時点で、月乃にとって太陽は大切な存在になってないか?という点

太陽が自分で月乃の一番の理解者だと言っていましたが、あながち嘘でもなく、月乃が困ったときは必ず助けてくれるのは太陽なので、これから先も同じ展開なのかな?というのが危惧されます。

2巻の感想について