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ことり文書 1巻 レビュー


今回紹介するのは「ことり文書」です。

この漫画は「日常系」「信頼し合える関係」「変わったお嬢様」という設定が好きな方におススメできる作品です。

鳳家という名家のお嬢様「小鳥」は、自由奔放な性格で草野球やサバゲーなど、アクティブな趣味が好きでした。

小鳥の専属執事「白石」は、そんな小鳥に名家のご息女としての自覚を持ってもらうために、小鳥を諫めます。

小鳥は幼いころに母親を亡くし、5歳離れた兄は留学中で、父親は仕事でめったに家に帰らないので、使用人を除けばいつも家に一人でした。

小鳥はいつもうるさい白石のことを躱して遊びに行き、白石はいつも言うことを聞かない小鳥に落ち着いてほしいと思って注意します。

しかし、小鳥は自分のことを構ってくれる白石のことを気に入っており、白石もまた自分の考えを押し付けようとせずに小鳥の気持ちに寄り添う努力をするという大変良い関係でした。

そんな二人の心温まる微笑ましいお話でした。

良かった点

①完璧ではないことの大切さ

小鳥白石も優秀なところはたくさんあるのですが、苦手な分野もあることにより、お互いが支え合うような関係に思え、大切にしている感じが伝わってきたところが良いと思いました。

②表情の違い

表情豊かな小鳥と逆に乏しい白石の正反対な二人が一緒にいるところを見ると、よりお互いの性格の違いを感じることができて、キャラクターの個性が出ていて良かったです。

③多彩な絵

衣装やインテリアやスイーツなどの絵が細かく丁寧に描かれていて、楽しく読むことができました。

気になる点

①シリアスな部分もあり

基本的には楽しい日常を描いていますが、たまにシリアスなお話が出てくるときもあるので、ゆるい漫画を読みたい方は少し注意が必要かもしれません。

2巻の感想について

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悪役令嬢に転生した田舎娘がバッドエンド回避に挑む話 ~死にたくないのでラスボスより強くなってみた~ 1巻 レビュー


今回紹介するのは「悪役令嬢に転生した田舎娘がバッドエンド回避に挑む話 ~死にたくないのでラスボスより強くなってみた~」です。

この漫画は「悪役令嬢が強い」「破滅の未来を変える」「剣と魔法の世界」という設定が好きな方におススメできる作品です。

小さな村に生まれた一人娘が居ました。その娘は家族との仲は良好で、友人も少ないけどいるという穏やかな暮らしをしていました。

20歳になり、刺激を求めて大きな街に引っ越すつもりでしたが、ある時魔物の群れに襲われ村は破壊されてしまいました。

娘は、来世は死ぬ前に大好きだった「光の聖女と5人の勇者」という本の人物のような、刺激のある人物に生まれ変わりたいと思いました。

目が覚めるとその本の悪役令嬢「スレイヤ・レイバーン」に生まれ変わっていました。

光の聖女と5人の勇者」は、聖女の力を持った平民の主人公が、王都にある学院に入学し、5人の勇者と出会いを果たします。様々な問題を解決しながら絆を深め、最後は協力して邪悪な魔王を倒す、という内容でした。

しかも討伐するのではなく、魔王すらも救ってしまうという誰も不幸にならないハッピーエンドの物語なのですが、スレイヤはそんな中一人だけ幸せになれない存在でした。

スレイヤは主人公に敵対する悪役で、権力のすべてを利用して主人公に嫌がらせをしていきます。最初は地位のあるスレイヤが有利に事を進めますが、失敗が続くことで地位を失い、魔王に加担してしまいます。

復讐のために魔王の命令によって主人公たちを追い詰めますが、最後には魔王に裏切られて死んでしまうという、主人公が唯一救えなかった人物でした。

そんな死に方をしたくないスレイヤ(新)は、原作通りの選択をしなければ破滅の未来は訪れないのでは?と考えますが、どの結末でも必ず死んでしまうので、死ぬ運命は変わらないと結論付けました。

スレイヤは、前世のように不幸の死を迎えないために、魔王を倒せるくらいの強さを身につけることにしました。

剣術・槍術・弓術などの武術や魔法をマスターしたスレイヤが、王立ルノワール学園で主人公や5人の勇者たちと関わらないようにわき役として過ごそうとするのですが…?

良かった点

①一人でも強い悪役令嬢

武術と魔法のどちらも使うことができて、かつ仲間の力が必要ないというスタイルは、ラスボスより強くなってみたというタイトル通りの強さで、個人的には好みの設定だなと思いました。

主人公が悪役の場合の漫画は、一人でも戦えるというよりは、一人で戦わなければならないというような制約に近いものがあったほうが、より強さを感じることができてよいと思うんですよね。

②生まれ変わったスレイヤの性格

死の運命が待ち受けているからといって、絶望したりせずに強くなろうと思える精神力や考え方や、婚約者に浮気されたときに婚約者との関係を未練なくバッサリ切ってしまうところが爽快で良かったです!

気になる点

①目のデザインが全キャラ結構似ている点

特に男性キャラクターは目の形がほとんど似ていて、読んでいてなんとなく違和感を覚えました。

2巻の感想について

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妻の機嫌で天候が変わる話 1巻 レビュー


今回紹介するのは「妻の機嫌で天候が変わる話」です。

この漫画は「神様とラブラブな関係」「昔の時代の夫婦関係」という設定が好きな方におススメできる作品です。

一般人である昭之には、雷華という雷神様の妻がいました。

昭之は少年時代、夏の暑さにやられていたところを雷華に助けられました。

昭之雷華に一目惚れをし、自分と夫婦になってほしいと婚約を申し込みます。

雷華は「私より背が高くなった時に気持ちが変わらなければ」と言い、昭之は大人になって再度雷華に結婚を申し込みます。

雷華は自分が人間でないことを明かして、それでもなお自分を娶りたいかと聞くのですが、昭之雷華が人間ではないことをまったく気にしませんでした。

そうして二人は夫婦になったのですが、昭之は普通に年を取っていくのに、雷華は年を取らず見た目が変わらないので、よく親子にみられるのを雷華は気にしていました。

雷華は雷神様なので天候を操ることができるのですが、まだ制御できず、気分次第で天候が変わってしまうという現状で、少しでも感情が動くと大きく天候が変わってしまいます。

雷華の姉は雷華昭之と最後まで添い遂げるために、雷華に感情に左右されず天候を操る力を制御できるようになるための課題を与えていきました。

妻思いで優しい夫と、夫と少しでも同じ時間を大切に過ごしたいと思う大和撫子的な妻の、心温まるお話でした。

良かった点

①お淑やかキャラの雷華の感情の動きがよく分かってより可愛く思える

お淑やかなキャラは感情を出す表現が乏しく、見ていて派手さが足りないと思うのですが、それを天候で感情の変化を描くという斬新な発想が面白かったです。

②神様と夫婦になることができるという発想

個人的に、神様と人間ではあまりにも身分(存在?)がかけ離れていると思っているので、神様と夫婦になるという発想がなく、その固定概念を超えてきたところに興味を惹かれました。

気になる点

①神様が目に見えることを誰も不思議に思わないのは何故か

おそらく後の巻で説明があると思うのですが、町の人々が雷神様である雷華を普通に認識していて、珍しいという反応がそこまでなかったのが気になりました。

2巻の感想について

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ポンコツ魔王の田舎暮らし 2巻 感想

ネタバレ注意


「ポンコツ魔王の田舎暮らし」の2巻の感想です。

2巻では、ベルーニャがこちらの世界に来たり、二人がゲームの存在を知ったりします。

ドラゴンたちが麦茶を発見しましたが、自分たちの分だけじゃなく、ミミドラの分も用意しているところが互いの関係をよく表していて癒されました。というか、賢いですね…。

ミミドラがFire TVのリモコンのようなものを見つけて、映画を見ていましたが、途中でトイレに行きたくなってきたときに、「おしっこをテレポートさせる魔法」を使ったのがめちゃくちゃ面白かったです笑。

ミミドラって女の子というか女性ですよね…?違うのかな…?私は頻尿気味なので、出先とかでこの魔法使えると嬉しいなあ笑。

お茶の研究のためにドワーフは自分よりはるかに強い「魔界ハイエナ」が居る禁断の森へ入っていくとベルーニャが言っていましたが、ミミドラって陰キャのわりには、部下にかなり慕われていますよね!面倒見が良い子なのでしょうか?

レベル36の魔界ハイエナ(HP870)対レベル8のドワーフ(HP80)ですが、ほんとに命懸けというか無謀に近いですよね。それでも森へ向かうドワーフたちのお茶をまずいとは言えないですね…。

レジーナは一軒家についていろいろ詳しい事情を知ってそうでしたね!ベルーニャも後でわかるのですが人見知りなので、一番常識人みたいですね!お店で買い物もできるということは、完全に人型ということでしょう。

レジーナが新居祝いで持ってきてくれたのは、SMOTCHというスイッチみたいなゲーム機でした。

ミミドラとベルーニャは「DOWBTOWNFIGHTERⅡ」という、これまたどこかで聞いたような格ゲーをやっていました。最近人気にあのゲームですね笑。

格ゲーで勝つために、実践で経験を得ようとしているのは面白かったです。ベルーニャミミドラの「ローリングサンダー」をもろに受けていましたが、かなり手加減したのか平気そうでしたね!

夜明けを見に出かけるミミドラを見て、置いていかれると思ったドラゴンが小さい子どもみたいですごく可愛かったです。親から初めて幼稚園などで離れる時ってこんな感じですよね~。

田舎の夜明けは綺麗でしょうね~。正面からの景色は見れませんでしたが、ミミドラたちが夜明けを見ているコマは2巻で一番の良い絵だったと思いました。あと、ドラゴンより寿命が長いからどこにも行かないとミミドラが言っているところを見ると、性格の良さが垣間見えますね~。

野良タヌキを助けてあげたり、群れから離れたレッドドラゴンを保護したりとやっぱりミミドラは優しいんですね。ドラゴン二匹は子供だったのですね!大人はかなり厳つかったですね…。

魔界島(村…?笑)の続きを買いに来たミミドラたちでしたが、ベルーニャは人見知りで最初話すのに120年かかったと言っていましたが、店員と話せるようになるのは60年くらいかかると言っていたので、人見知りが少し良くなったのでしょうか。あと、楽しいことがあると本来の目的を忘れるというポンコツなところが可愛いですね!

店員の男の子は、ミミドラの可愛さにやられてしまったようですが、やはりミミドラは美少女なんですね!優位になってここぞとばかりに勇気を出して、しゃべりかけたのはすごい成長ですね!

南の魔王「ベルブブ」は、どうやら骨にはまともに戦うと勝てないようですね。今回はベルブブがパリピだったから勝ったと執事が言っていましたが、ミミドラがどれだけ強いかが改めて分かるシーンでしたね。意外と押しに弱いベルブブが可愛かったです!

1巻レビューについて

3巻の感想について

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ポンコツ魔王の田舎暮らし 1巻 レビュー


今回紹介するのは「ポンコツ魔王の田舎暮らし」です。

この漫画は「平和的」「田舎」「コミュ障系主人公」という設定が好きな方におススメできる作品です。

魔界の頂点にして最強の魔王「ミミドラ」は、戦いに疲れて田舎の一軒家に逃避して、スローライフを満喫していました。

ミミドラはコミュ障で陰キャだったので、魔王ではありましたが、積極的に勇者たちを倒すというスタイルではなく、勇者側が勝手に攻めてくるという感じでした。

田舎にてミミドラはコミュ障なりに、無人販売所や自動販売機などを利用したり、野生の動物と遭遇したりします。

恰好を怪しまれて田舎の女子高校生に近辺を探られたり、部下に魔王城に連れ戻すために使いを出されたりもします。

そんな、ゆるーい内容の漫画でした。

家の戸棚から出てきた日本のお金の袋には、魔王のマークがあったことから、この一軒家は魔王軍の誰かの所有しているものだったのかも?という予想ができたりもして面白かったです!

良かった点

①田舎暮らしというタイトルに恥じないゆるい雰囲気

このタイトルを見た時、きっと平和的で穏やかに読める漫画だろうなと思っていたのですが、希望通りゆったりとしたペースで、あまり頭を使わなくても読めたので、そういった雰囲気の漫画を探している方にはとてもおすすめです!

②田舎の雰囲気がしっかりと描かれている

畳の部屋だったり、みかんの無人販売所やハンバーガーの自販機など、田舎に出てくるものや景色がしっかり描かれており、素敵な漫画だと思いました。

特にハンバーガーやトーストの自販機などは、レトロ自販機の聖地(中古タイヤ市場相模店)が好きな私にとっては刺さりました笑。

③キャラクターデザイン

魔王やドラゴンというと容貌に仰々しさが出がちですが、女子高校生たちとゆるさが変わらないくらいコミカルに描かれていて、漫画の雰囲気にマッチしていて癒されました。

気になる点

①いい意味でも悪い意味でも魔王に威厳がない

完全に好みの問題ですが、魔王と聞いてカッコよくてカリスマ性があるキャラを求めている人には刺さらないと思います。あくまで「ポンコツ」魔王なので、実力はありますが残念なところがあるキャラということを念頭に置いておく必要があります。

2巻の感想について