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悪役令嬢の中の人~断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします~ 5巻 感想

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「悪役令嬢の中の人~断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします~」の5巻の感想です。

ウィリアルドピナと保養地の離宮に謹慎処分になりましたね。やはり炊き出しだけでは悪手でしたね…。

それにしてもピナはチョコレートやマヨネーズなどの作り方も教えたのですね。これも1から全部説明するのは骨が折れると思いますが、やはり賢いですね。原料は現実世界と同じものがあったのですかね?

ウィリアルドの文官である「ジム」は、ピナと接触していないから、エミに対して課金アイテムによる不自然な感情を抱いていなかったようですね。

ジムの他にも、ウィリアルドを補佐している人たちがいると思うのですが、このまま進めばその人たちもウィリアルドから離れていきそうですね。

課金アイテムの力を受けていなくて、昔からウィリアルドエミを見ていた人がレミリア側に付けば、これも強力な一手が作れそうですね。

第一王子である「エルハーシャ」は、母親が魔族であることから、魔族を救ったレミリアとは協力関係になりますよね。

まさかこんなところでエルハーシャが仲間になる伏線を貼っていたとは…。

そのエルハーシャが魔族の血筋であることを明かしたことにより、魔族への問題視がさらに薄れ、無事国家間同士の貿易をする方向に持っていけましたね。

アンヘルから課金アイテムに対しての解毒薬を受け取りましたが、これはどうやって飲ませるんでしょうね。星の乙女の力があるので、この解毒剤によってどこまで正気に戻るのかが気になりますね。

アンヘルレミリアに求婚するのは確定っぽいですが、アンヘルには幸せになってほしいです…。しかしレミリアエミの幸せがすべてなので上手くいかなそうですよね…。何とかならないかなぁ。

同盟を直接結びに行ったときに、エミのために報復した(強い魔力を当てた)ことを考えると、アンヘルはちゃんとエミのことも愛してくれそうですよね。

もうピナの言うことは誰も信じなくなっていますね…。魔族との同盟が締結された後に魔族の脅威性について話しても、話すタイミングが不自然すぎますもんね。

しかも問題の「狂化」に関してはもう解決していて、さらに王位継承権で優位な立場にあるエルハーシャが魔族であることが周知された後というのが最悪ですね。

エミを陥れた証言が少しずつ嘘だったことが広まり、ウィリアルドの信用もどんどん落ちて行ってますね。ピナはもともと好かれてないような噂のされ方だったので、課金アイテムの力もほぼ無くなっているのでしょうか?

ピナの味方をして嘘の証言をした人に恐ろしい悪夢を見せて、証言が嘘であると自白させていましたが、報復にもなって一石二鳥ですね!レミリアらしいかっこいい手段だと思いました。

国交樹立祝賀パーティが最終舞台になるのでしょうか!?ついに時間で最終回なのか!?

エミは意識を取り戻して幸せに戻れるのか!?

次巻、正座をしてお待ちしております!

4巻の感想について

6巻の感想について

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悪役令嬢の中の人~断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします~ 4巻 感想

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「悪役令嬢の中の人~断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします~」の4巻の感想です。

戦闘シーンが多かった3巻ですが、4巻では復讐の計画を進めていくことがメインでしたね。

ミザリーと協力して、人間界と魔界の転移門を作ったレミリア。この転移門で魔界の特産品を売り出すようですが、どれほどの成果が出るのでしょうか。

レミリアの目標は、魔国にはちゃんとした一つの国として、他国と国際貿易の協定を締結させるみたいですね。

魔界の総人口は3万人とありましたが、この少ない人数で多くの人間に対して商売できるのでしょうか。

ピナは星の乙女として好感度を高めるために、貧民に炊き出しを行ったようですね。ピナはかなりお金を使いこんでいるようで、王妃からはあまり良い目で見られていませんでしたね。

炊き出しもかなりの費用が掛かることを考えると、王家はただお金を消費していくピナをどんどん疎むことになっていくでしょう。

ピナは「輸裁式農業」という方法を神から授かった知識として、ウィリアルドに話したようでしたが驚きましたね。ピナ結構頭いいじゃん!と。

私がもし異世界に転生して、その世界に現代の新しい知識を持っていけるかと言われても無理です。なぜこの方法が優れているのかや、そもそもどういう風にできるものなのかを知りませんからね。

それを人に説明できるくらいに、頭の中に入れられているエミピナは賢いですよね。エミの言う通りに転生者同士が協力できれば、よりよい世界を作れたのかもしれませんね。

魔王アンヘルから「過去の水鏡」という魔法を教えてもらったレミリア。この魔法はゲームの機能でいう「アルバム」のようなものらしいですが、これによりピナがどうやってエミに冤罪を着せたかを、人に見せられるようになるということですかね。

レミリアは過去の水鏡を見ていると、思いもよらないカードが手に入ったようですが、一体何なのでしょうか!私すごい気になります!!

魔界にのみ存在する「リリンの実」は、当人の魔力を消費して自己治癒力を強化できるというものらしいですが、これが人間にも効果があるという事実をレミリアは喜んでいましたが、なぜリリンの実が貿易同盟締結の鍵となるのでしょうか?

私が賢くないので分からないだけなのかもしれませんが、次回に活きてきそうな伏線がたくさん貼られていて、早く結果を知りたくなっちゃいますね!もっとじっくり楽しみたい気持ちもあって複雑です笑。

レミリアが貴族の領地で商売をする権利を貰うために、実際に貴族と面会して商売の話をしていましたが、全部うまくいったことを考えると、レミリアの言っていた”人は利のある者には抗えない”というのはまったくその通りでしたね。

ドレリアス伯爵夫人はどちらかというと悪人よりな感じがしましたが、お金になりそうなものへの嗅覚は高そうでしたね。

ロレーヌ伯爵は人の噂話を気にしない、貴族にしては珍しいタイプの人でしたね。美と芸術の貴公子の名は伊達ではなく、≪魔族の王と救世の乙女》のミュージカルを大成功させるなど、レミリアたちが目を付けた貴族は有能な人ばかりでしたね。

輸裁式農業の発明もレミリアに先を越されたピナたちは、とうとう王族から見放されるのでしょうか…。

段々とピナの首まで近寄っている感覚が良いですね。最後にすべて明かす時が楽しみでたまりません!

3巻の感想について

5巻の感想について

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悪役令嬢の中の人~断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします~ 3巻 感想

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「悪役令嬢の中の人~断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします~」の3巻の感想です。

狂化」とはその名の通り理性を失い、周りの人を襲ってしまう現象のことだったんですね。

狂化してしまった魔族が理性を取り戻すためには、「魔力を持つものを死ぬまで喰らうこと」とありましたが、強い魔力を持った魔族が狂化すると、弱いものを守るには魔王が狂化した魔族を倒すしかなくなるという感じですかね。

魔王は原作で狂化してしまい、弟を殺してしまうとありましたが、やはりこの世界はピナ以外に厳しすぎますよね…。魔王ですら抗えない現象を作るなんて、開発陣の考えるスケールの大きさがすごいですね。

魔王との交渉で、レミリアが自分の感情とエミの感情を使い分けて話しているところがカッコよかったですね。どこまでもエミの感情を尊重しているのが伝わってきます。

今回は、レミリアだけが大きく描かれたページが複数あり、迫力があってレミリアの覚悟の強さが大きく伝わってきました。

レミリアエミの笑顔を真似するのが上手くなりましたね。

魔王と手を取り合ったときは天使のような微笑みをしていたのに、一人になった瞬間に大悪党のような表情になったので、ギャップで風邪をひくかと思いました笑。

創生神との戦いで、レミリアが「今のはちょっと……痛かったわよ」と言っていましたが、ドラゴンボールのフリーザみたいなセリフだなと思いました笑。まぁそれくらい強いんですが。

魔王の力を借りたのもありますが、創生神を倒しても、レミリアはまだ手の内を全て明かしてないようで…。一体どんな奥の手があるのでしょうか。そしてそれは使う時があるのでしょうか?

魔王は完全にレミリアを好きになったようですが、レミリア自身は全く受け入れる気はなさそうですよね。レミリアが望んでいるのはエミの幸せだけですし…。

エミも意識を取り戻したら、魔王に知らないうちに好かれているという状態になると思うので、魔王の恋は成就しなさそうな気がしますね…。

魔王は「嘘と真実を見抜く魔眼」を持っていると言っていましたが、レミリアには一切通用していませんね…。レミリアのごまかし方が上手いのか、魔王がレミリアに魔眼を使うのをやめているのか分かりませんが、レミリアの狙いには気づいていないですね。

浄化の女神レンゲ」より、レミリアは「浄化の乙女」の称号を授けられていましたが、何か特殊な効果はあるのでしょうか。レミリアは心底いらないと言っていたので効果はなさそうですが。でも女神から授けられたものを持っていれば、いつか助けになりそうですよね。

レミリアが魔王にお願いして、課金アイテムの効果を無効にすることと、魔族専用好感度アップアイテムを禁制品にしたことで、ピナは魔族に協力を依頼することもできなくなりましたね。

「これでピナが魔族に取り入る手段も奪った」といっているレミリアは、デスノートのライトの「計画通り」の顔にめちゃ似ていますよね。読んでいて笑ってしまいました。

レミリアは人間界と魔界をつなぐ転移門を作るそうですが、転移門によってピナたちはどういう被害を受けることになるのでしょうか。

狂化する原因がなくなったので、魔族が人間を襲う意味がなくなったはずですが、どうするのしょうか。国家転覆…というわけではなさそうですが。

次巻を早く読みたいです!

2巻の感想について

4巻の感想について

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悪役令嬢の中の人~断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします~ 2巻 感想

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「悪役令嬢の中の人~断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします~」の2巻の感想です。

2巻になってから、レミリアは自分の味方をどんどん増やしていきましたね。さらにピナの行動も制限出来ていて、ケチのつけようがない計画でした。

計画通りにソーン(魔族の店の店主)の協力を取り付けられたレミリア。これでピナは残りの手持ち分しかアイテムを使えなくなるので、不正な好感度上昇もそのうち収まっていくでしょうね!

王家直属の監視の二人も、ピナを信じている者と中立な者の二人でバランスが良かったですね。

中立の者が淡々と事実だけを報告することで、ピナ側の監視役も考えを改めざるを得なくなるだろうし、王家も報告の信頼性を認めるはずですからね。

ボーナスステージですべての能力を底上げする指輪を手に入れてましたが、もともと公式チートなレミリアがそれを手に入れてしまったら、ピナ側はもうどうすることもできないのでは…?指輪は明らかにゲーム内の救済処置ですよね。

木の実取りの女の子から「聖女さま」と言われて、たくさん施しを与えてしまったレミリアが可愛かったですね!レミリアエミのことが好きな人物とは仲良くなれる気がしますね。

エミリアエミが実現できなかったアイデアを工夫して、人間では作れない特産品の開発をしているとありましたが、現代(異世界)知識を持ったラスボスなんて誰も勝てないでしょー!

レミリアはゲーム内の5つの大きな事件を解決して鍵を5本入手し、ドワーフの国にいる姫巫女(中身は火の神)の信頼を得て「聖鎧」を授けてもらっていましたね。

レミリアが火の神に話していた「神託」の内容は、エミの記憶からのものなんでしょうか?世界の始まりからの出来事を知っているということは、原作ゲームがそこまで作り込まれていたということですかね?すごい乙女ゲーですね…。

レミリアは「エミならこうする」といって善行を積んでいきますが、神様の信頼を得るほどエミになりきれているということでしょうか。心からの言葉でないと嘘だと見破られそうなものですよね!

天界の主」を圧倒し瞬殺してしまったレミリアですが、とうとう神さえ倒してしまいましたね。色々な作品がありますが、2巻時点でここまで強い主人公なんてそうそういないですよね。

星の乙女専用装備に手を付けなかったようですが、珍しく詰めが甘いなと思いましたね。万全を期すなら破壊しておくことがベストだと思いました。

スフィアについてですが、やはりレミリアエミに関して良い感情を持っている人間に会うと嬉しそうにしますよね。最終的にレミリアエミの二人と仲良くしてくれる理解者ができると良いですね!

神の次は魔王が出てきましたが、これからどうなるのでしょうか。

魔族が数百年悩んでいる「狂化」とは一体何なんでしょう?レミリアエミを聖女にすることが出来るのか!?続きが気になりすぎます!!

1巻レビューについて

3巻の感想について

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悪役令嬢の中の人~断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします~ 1巻 レビュー


今回紹介するのは「悪役令嬢の中の人~断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします~」です。

レミリア・ローゼ・グラウプナー」は、幼い頃に高熱を出して意識を失いました。

目が覚めるとレミリアは、自分の体を「エミ」という少女に乗っ取られていました。

エミは交通事故によって死んでしまい、とある物語の悪役令嬢レミリアに転生したようでした。

レミリアエミに自分の体を返すように言いましたが、エミにはレミリアの声は見えも聞こえもしないようでした。

その時、エミの感情がレミリアに流れ込み、こんなことをしでかした神か悪魔は呪いましたが、自分の死より家族の悲しみに泣いたエミのことは許しました。

レミリアは愛することも愛されることも知らずに生きていました。しかしエミの気遣いや記憶はどうしようもなく愛おしく感じました。

物語のレミリアは哀れな可哀そうな少女で、底なしの魔力に恵まれながらも、両親には政略結婚の駒としてしか扱われず、無償の愛を婚約者である「ウィリアルド」に求めますが厭われてしまいます。

そして浄化の力を持つ「星の乙女」の入学により、婚約者を奪われ、世界を破滅に導くようになります。

エミレミリアをそんな目に遭わせないように、体力の続く限り魔物と戦って強くなったり、他の主要キャラの心の闇を晴らしていきました。

そんな生来のお人好しのエミが幸せになることを、レミリアは心の底から望んでいました。

しかし、星の乙女「ピナ・ブランシュ」が入学してから全てが狂っていきました。

ピナも転生者でしたが、お人好しのエミとは違い、自分のハーレムを作ることしか考えていない性悪でした。

エミは同じ作品を愛していて、惨劇の未来を知っている者同士で協力できるかもしれないと希望を抱いていましたが、ピナエミのことを邪魔者としか思っていませんでした。

ピナは主要キャラたちをゲームの通りに攻略しにかかりましたが、主要キャラたちは、すでにエミによって心の闇を晴らされているので、ピナの思惑通りにはいきませんでした。

原作の強制力によって、ウィリアルド達はピナに優しい態度をとっていくようになりましたが、ピナはそれだけでは足りず「アイテム」の力を使い始めました。

それからはエミピナのことをいじめる悪者として扱われるようになり、主要キャラたちもピナの味方をするようになっていきました。

ピナが自分で階段から落ちて、エミに突き落とされたと嘘をつくと、周りはそれを信じてしまいます。

数日後、エミは物語通りに殺人未遂で断罪され、ウィリアルドから婚約破棄を言い渡されてしまいます。

ピナによって、全てを奪われてしまったエミは絶望してしまいました。

するとエミの心は深い眠りについてしまい、今まで表に出られなかった「レミリア」が体を取り戻しました。

レミリアエミを傷づけたすべてに復讐し、エミの幸せを奪ったピナを生きたまま地獄に落とす計画を立てるのでした。

レミリアが「公式チートの悪役令嬢レミリア」として、自分の名誉を取り戻し、裏切った者たち全員に復讐を遂げて、幸せになるために動き出していきます。

良かった点

①読者視点からもエミが幸せになってほしいと思うことが出来た。

エミが生粋のお人好しなところが、短いながらもしっかり伝わってきて、レミリアエミを愛していることもちゃんと伝わってきました。

主人公二人の表情が豊かで、感情表現がとても上手だなと思いました。

ピナのムカつく顔も上手に描かれており、レミリアたちをより一層応援したくなるところも良い点です。

②レミリアの悪役としてのカリスマ性と大物感

レミリアは物語の悪役なだけあって、とても強気で頭も回るカリスマ性が高いキャラだなと思いました。

カリスマ性が高い悪役のレミリアが、優しいエミのためだけを考えて行動するという点が、個人的に刺さりました。

自分のためだけに動いてくれる、頼りになる人という設定も好きですが、その人物が悪役だとさらに自分だけが特別のように感じられて好きです。

それだけでなく身体能力や魔法の腕も高く、「ラスボス」という感じがして、どんな不利な状況からも巻き返してくれそうな信頼感がありました。

③作品の完成度

引き込まれるどんどん読み進めたくなる魅力的な原作と、レミリアの気高そうな悪役令嬢としてのキャラクターデザイン、同じキャラなのに「エミ」と「レミリア」の書き分けがすごい漫画と、どれも今まで読んだ中で一級品の作品だと思います。

気になる点

①どこまで物語が続くのか

レミリアの復讐がどれだけ壮大なものになるかによるのですが、ピナはアイテムの力に頼っただけなので、レミリアほどの優秀な主人公なら物語も早く終わってしまうのでは…という点が心配です。(現在5巻まで発売しているので、心配いらないかもしれませんが)

②レミリアの強さがどれだけのものか知りたい

この物語にも”HP”や”攻撃力”が存在するらしいので、要所要所でレミリアの強さを教えてほしいなと思いました。

2巻の感想について