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【将来性皆無!?】主人公じゃない! 3巻【転生系漫画】

ネタバレ注意


「主人公じゃない!」の3巻レビューです。

ラッド達は格上のダンジョン「七色の溶岩洞」へ挑戦します。

ラッド達のレベル4に対して、レベル15のビッグブルースライムなどが出現しますが、レクスから聞いていた情報や、集めた装備によって、第1戦は何とか勝利でき、その後は順調に狩り尽くしたのでした。

初戦はレベル差が10もあるだけあってかなり苦戦しましたね。その後どうやら後のほうを見るとレベル11くらいになっていたようなので、7レベル辺りからは順調に枯れるようになったという感じですかね?普通のRPGからすると強すぎますね!

ダンジョンボス「ヒュージレインボースライム」は自己再生能力を持っており、さらに7つの属性を次々に変化させるという相手です。

属性には無、(←火)、の7種類があります。矢印の先が有効属性。

ラッド達が全力で戦えるのは5分が限界でしたが、色んなことを教えてくれたレクスを馬鹿にされないように諦めずに奮闘し、勝利するのでした。

運も味方につけるラッド達、これで主人公じゃないというので驚きですよね。限られた時間の中でしか戦えないというのもまた、英雄っぽいのですが笑。それにしてもゲームのボスを5分って結構短時間で倒してますよね。

ラッド達がダンジョンから戻って安心していたところに、壱の魔王ブリング」が現れます。

ブレブレには中ボス的な存在の魔王が6体存在しており、ブリングは主人公でさえ「光輝の剣」をもっていたから、なんとか退けたというキャラでした。

主人公の前に現れず、レクス達の前に現れたのは「イベント発生条件の緩和」が起きているからと予想します。

つまり、本来主人公にしか発生しないイベントが、NPC達が条件を満たしても発生するという事です。

逆に主人公たちはこのイベントが起きなくなるということですから、心配ですよね。レクス達がイベントを起こすたびに、主人公が本来経験するべきイベントが起きないと、主人公たちは世界を救えないのでは…?

魔王の実力はゲーム中最強クラスであり、序盤の現状では太刀打ちできない相手なので、逃げようとしますが失敗し、全員倒されてしまいます。

レクスが殺されそうになった時、主人公しか扱えない光輝の剣が現れ、ブリングが怯みました。

光輝の剣を使えば、魔王を倒すことができますが、「俺は『主人公じゃない!』と光輝の剣を取りませんでした。

ここは流石タイトル通りブレなくて良かったシーンです!ちょっとだけ剣の力を借りるのかな?と思いましたが、まさか払いのけるとは…。

ミミックを倒し、レベルアップによる回復をしたレクスは、「ゴブリンスローター」をブリングに10本投擲しました。

ゴブリンスローター」はゴブリンであるブリングの能力を1本につき1割下げる能力を持っており、100パーセント能力を下げられたブリングレクスに撃破されるのでした。

ゴブリンの魔王なんているんですね。なんか上位種族が居たような気がするのですが気のせいでしょうか。にしてもゴブリンスローターを全部オリハルコンの塊に変えなくて良かったですね。能力10割下げられたらHP0になるから即死なのでは…?と思いましたが1は残る仕様なのですかね。

レクスレシリアに能力の振り直しができる「魂の試練」について話します。

魂の試練」は、レクス以外一人しか連れていけず、かつ、かなりの弱体化を受けた状態でレベル50のボスを倒さなければならないと言います。

しかも、この試練はレクスの能力値をあげる代わりに、連れて行った仲間の能力値を致命的に減少するというものでした。

まさかの鬼仕様。「主力にするつもりのないキャラ」を選ぶとありましたが、どう考えても、騙しでもしない限り誰も同行してくれませんよね。今一番同行してくれそうなのはやはりレシリアでしょうか。

レクス達は「フリーレアの闘技場」へ来ました。

この闘技場は様々なルールの中で命の危険を冒すことなく人間同士の決闘ができるという施設です。

闘技場で開かれている「世界一決定戦」で闘技場の覇者にならないと覚えられないスキルがあり、また技の組み立て、キャラビルドに有用な施設でした。

「世界一決定戦」に優勝したら、前大会の覇者である伝説の投資の子孫「無敗の剣聖ニルヴァ」と戦わなければならなのですが、ゲームの時でさえ瞬殺されたので、現状ではまず勝てない相手でした。

オフラインゲームにはちょっと珍しい要素かも知れませんね。でもこういう要素って結構好きです。ところで剣聖ニルヴァですが、このキャラもかなりおいしい立ち位置に居ますよね。レクスと並んでニルヴァが主人公のストーリーを読んで見たいです。外伝求む!

街を歩いていると「メイジー」という冒険者にラッドからの話を聞いて、自分にも才能を教えてほしいと頼んできます。

メイジーのパーティメンバーの素質も全員見てあげて、代わりに素質判定の評判を広めてくれないかと頼みました。

その理由は世界中の冒険者がステータスを見せに来ることで。強い仲間を引き入れたりすることができる可能性を作るためでした。

ヴェルテランは冒険者をやめてギルドマスターになっており、大繁盛になった素質判定の管理をしてもらうことになりました。

仲間を探すためとはいえ、随分思い切ったことをしましたね。私だったらわざわざ自分が持っているアドバンテージを知り合い以外に使うことはしないと思います…。

次にラッド達に指導するのはスキル訓練でした。スキルはそのクラスになった基本技能を繰り返し使用することで熟練度が上がり、上位の技や魔法を覚えるという仕様でした。

そして、次は「ギルド未発見のダンジョン」へ挑むことにしました。

次回、どんな敵が出てくるのか、レクスは今度こそ強くなれるのか期待です!

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