ネタバレ注意
「ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~」の2巻レビューです。
ミーアはギロチン回避のために色んなコネを作ることにしました。その筆頭となるのが結婚相手。理想的な出会い方をアンヌに聞きます。前世でもサンクランド王国の第一王子シオンにアプローチをしていたようですが、その方法をアンヌに全否定されてしまいます。その後共同浴場にてミーアとアンヌが微笑ましいやり取りをしている間に聖ヴェールガ公国公爵のオルレアンの長女であり、セントノエル学園の生徒会長であるラフィーナと出会います。前世で無視を決め込まれて存在を認めてくれない怖い人でしたが、なんと今回はラフィーナ側から声をかけられました。どうやらその場は好印象を与え、何とかしのぐことに成功しました。
前世でのシオンへのアプローチの仕方が面白かったですね!超強気なのに待ちスタイルおいうのですから男性からしたらちょっと怖いですよね!まあ私にはまったく縁のない話なのでレビューとは関係ありませんが、経験では語れないのですが、意外とこういう女性の方っているのでしょうか?基本女性側が受けに回ると思うので、ミーアのようになっちゃってる人もいなくはなさそうですね。さらにラフィーナが出てきた時のミーアのガクブルっぷりはかなり強そうでしたね。ガン無視されて価値のないものを見るような目で見られていたのが相当応えたのでしょうか。ほとんど言葉を交わしていないのにこれですから、彼女の好感度はギロチン回避に大きく干渉するでしょうね。
ラフィーナから新入生歓迎ダンスパーティの話を聞きます。常識的に男性の方からダンスのお誘いを受けることで参加できるパーティのようですが、もちろん現在のミーアにはそんなお誘いは来ていません。そこでアンヌの落とし物作戦でレムノ王国のアベル第二王子にさりげなくアプローチするのですが失敗に終わり、しかもそれを一番関わりたくないシオンとティオーナに拾われてしまいます。挙句の果てにはシオンからダンスパーティのお誘いをされてしまいます。そんな中、アベル王子を助けることでダンスの相手にもできてシオンの誘いを断ることに成功します。
一度はアプローチに失敗し、結果も大惨事になるかと思われましたが、ここでも偶然の善行により、全てを回避しつつ自分の目論見通りに事を運ぶことができましたね。シオンの誘いを断ったことで嬉しそうなミーアの姿を見ると、前世で放置された恨みはかなり積もっているように思えましたね。前世とは関係がない現シオンは少しかわいそうですね笑
ダンスパーティでは、アベルと踊っていたのですが、アベルのダンスの技術に合わせて踊っていたため、ミーアは周りから笑われていまっていました。最もミーアは全く気にしていなかったのですが…。アベルはそんなミーアのために、自分の代わりにシオンにミーアと踊ってほしいと言います。ミーアは驚愕していました…。
場面は変わってアンヌは学園を歩いているとティオーナの専属メイドであるリオラから、閉じ込められたティオーナを助けてほしいと頼まれます。無事キースウッドの助力で救出できました。そして、ティオーナは無事ダンスパーティに参加でき、シオンとダンスをすることができました。
監禁した犯人が帝国の人間であることから、キースウッドにミーアが疑われていましたが、アンヌのおかげでティオーナを助けることでギロチン回避に近づいた気がしますね。優秀なメイドさんです。