ネタバレ注意
「スローループ」の4巻の感想です。
~テーマ紹介~
今回は釣り道具や料理について、深く説明が入っていました。ひよりと恋の仲の良さの理由なんかも描かれていました。
~今回の内容~
夏休みも終盤になり、ひよりと小春と恋の3人で釣りキャンプに行ったり、女子だけで紅葉釣りキャンプに行きます。
~感想~
フライタイイング(自分でフライを巻くこと)の説明がありましたが、エサを自分で巻くこともあるんですね。
個人的に釣りのエサのイメージは”虫”で、釣る直前に針に通すという認識だったので少しお勉強になりました。
家でも釣りの準備ができるんですね~。”バイス”や”ハックルフライヤー”等々、フライを巻くにはたくさんの道具を使う必要があるみたいなので、自分で作る人は相当釣り好きな人なんでしょうね。
高校生だけでキャンプは親の立場からすると心配ですよね。自分が高校生の時は「もうほとんど大人だ」という自信を持っていましたが、アラサーになって考えてみると危なっかしいことこの上ないですね…。
しかも女の子だけということを考えると父親的には心配でしょうがないですよね。恋のおかげでしっかり計画も立てられて、キャンプに行くことを父に認められましたが、もし現実の女子高生の方がいたら、今は時代的にやめておいた方が良いと思います。(後方腕組み父親面)
キャンプ場のようなところで釣りをした経験は私にもありますが、その時の記憶は兄弟が蜂に刺された記憶しかなく、そこから蜂への恐怖が大きくなりました…。
川釣りはやはり虫やヘビなどが潜んでいるところが多く、もし釣りをするなら開けた場所にした方が良いと思います。
最初にいた子どもたちが釣りをしていた”イワナ池”のような場所は、比較的安全そうでしたね。
”ニジマスのホイル焼きマヨづくし”、めちゃくちゃ美味しそうでしたね。焼き魚はトラウマで食べられないのですが、味は好きなのであの味と玉ねぎ+マヨネーズは絶っっ対合いますよね!
誰か魚の骨を取った状態で作ってくれないかなぁ…。お寿司でも100円寿司のお店に”炙りマヨサーモン”のようなネタがありますが、アレめちゃくちゃ大好きです。大抵は冷めてしまっているので残念ですが、暖かい状態だったらすごく美味しいんでしょうねぇ…。
カワハギの料理も美味しそうでしたね。カワハギもフグのお刺身も食べたことないんですが、どんな味なんでしょうか。
楓たち二人は経験者だったこともあり、しっかりと数も大物も釣れていましたね。やっぱり慣れた同士が集まると、釣りでどちらが優れた成果を出すか、という勝負は起きがちなのでしょうか。
この二人は仲が良いですね。絶妙なバランスの距離感が見ていて微笑ましいです。
恋はひよりの両親の再婚の件について深く踏み入ってしまったことを気にしていて、一歩引いていたようですが、ひよりの言葉でまた昔のような関係に戻れるような雰囲気でしたよね。
4巻は結構ストーリーと釣りについてのお話のバランスが取れていて、とても読みごたえがあったのですが、基本的には最初から読んでいる人にオススメできる一冊かなと思いました。
1巻から読んでいる人は是非4巻も読んでみてください!
5巻の感想について
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