今回紹介するのは「ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~」です。
ティアムーン帝国皇女「ミーア・ルーナ・ティアムーン」が20歳の時に起こる処刑を免れるため、8年前に戻ってきたミーアが未来の記憶を頼りに奔走するという物語です。
ミーアは最初に自分が処刑されるまで見捨てなかった2人を、今度は前よりも早く自分のもとへ集めることにしました。それが、メイドのアンヌと税務官のルードウィッヒです。
ケーキを落としてしまう失態をしたことにより見つけたアンヌを専属メイドにして、地方に飛ばされそうになっていたルードウィッヒを救ったりして、二人の信頼をおおいに得たミーアでした。
また、疫病をはやらせないために貧困街に病院を建てたり、処刑前にアンヌから聞かされていた物語を作っていたアンヌの妹をお抱え芸術家にしたりと、前世の記憶を最大限に使って革命による反乱を怒らないよに努めます。
生ヴェールガ公国のセントノエル学園に通うまでの話が1巻の内容となります。
ここでこの漫画の良かった点と残念だった点をまとめます。
良かった点
①生まれ変わりではなくやり直し
昨今色んな転生系漫画がある中で、前世から別の人物に転生というのはよくあるんですが、完全同一人物に転生しなおすといったものは個人的に珍しい分類で良いと思いました。また舞台も異世界でなく、魔法や剣術の世界でなく、経済や人間関係といった現実的な面を主としているのが最近異世界モノをたくさん読んでいる自分にとっては新鮮でいいものでした。皆さんも少し変わった物語を見たいという時はおススメです。
②主人公が面白くも権力があり見ていて楽しい
主人公は結構自分第一の行動をとるのですが、結果それが周りのためになっているというところから、今までのうわさでは防若無人と聞いていたが、実は慈悲深いお方だったと周りの人が思う展開が面白いです。
残念な点
特にないです。
漫画 | 杜乃ミズ |
原作 | 餅月 望 |
キャラクター原案 | Glise |
価格 | 640円+税 |
ページ数 | 208ページ |