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悲劇の元凶となる最強外道ラスボス王女は民のために尽くします 2巻

ネタバレ注意


「悲劇の元凶となる最強外道ラスボス王女は民のために尽くします」2巻レビューです。

前回は隣国との同盟反対の者に、騎士団が襲われていて騎士団長であるロデリックが瓦礫に片足を挟まれ絶体絶命なところからです。

ステイルの特殊能力でプライドを戦地に送り込むことでロデリックを救出することに成功します。ここでは大勢の敵に対し、一人で倒していくラスボスらしい姿を見ることができます。このシーンを見ると、前巻で単純な力では男には勝てないと言っていましたが、銃などの武器があれば関係なくほとんどの相手を倒すことができるのではないかと思いました。

その後、戦地へ出たことによりロデリックから、例え私が死のうがプライドは岸にとって守るべき存在であり戦場に出るべきではなかったと言われてしまいますが、プライドは騎士であっても国のために生きる民であるから無駄に死なせないと言いました。

その中で、ゲームの中に騎士団長として出てくる、アーサー・べレスフォードに出会いました。彼はロデリック騎士団長の息子であり、父を救ってくれたことから立派な騎士になると誓われます。アーサーの特殊能力は騎士団で使えない作物を育てるというものらしいのですが、プライドは何かを知っていそうでしたね。

ステイルとアーサーはゲームの中では不仲だったようですが、この世界でのステイルとアーサーは己の内の想いを打ち明けることで、プライドを守る友になりました。ステイルが自身を盾、アーサーが剣といったようにプライドの防衛網がどんどん強固になっていきますね。これよりもさらに強力な敵が出てくることはあるのでしょうか。考えられるのは子供である今が一番危険であるということですよね。

次に騎士団を襲った特殊能力者であるヴァㇽという男を裁いてみろと女王に言われます。実はこのヴァㇽ、キミヒカの登場人物であり、ティアラをとらえるためにプライドに雇われた人物でした。ヴァルに対して、処刑か隷属の契約を結ぶか選択をさせます。これに対しての答えは死にたくないとのことだったので契約を結びました。その際に、危険なときが分かれば、ティアラを能力で守ること、自身ではどうにもできず心の底から助けを求める時はプライドのもとに来るようにと言いました。ゲームと違いティアラを妨害するのではなく助けるためにヴァルを使うのですね。確かにこのヴァルの特殊能力は誰かを守れる能力だと私も思いました。

最後はジルベール宰相がゲームの登場人物だと思い出し、瞬間移動で後を追ったのですが、どうやらマリアンヌという女性のために傷をいやす特殊能力者を探しているようで…?

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