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地味で目立たない私は今日で終わりにします 2巻

ネタバレ注意


「地味で目立たない私は今日で終わりにします」の2巻レビューです。

前回はエヴァンが「妖精の宿木亭」に来て、身分を隠して働いているラナがエレインではないかと詰められて、その後サンドラの実家が火事になってしまったところからですね。

その後、エヴァンによってつかまれていた腕をタキが治癒魔法によって回復するのですが、ラナはタキが魔法を使えることに驚きました。魔力は貴族でも一部しか使えず、また両親の2人とも魔力持ちだったと言います。例外もあるみたいですが、タキ達は実はどこかの貴族家系だったのかもしれませんね。

一方、フレドリックは痩せこけてしまいしかもサンドラに会えてないとのことです。エヴァンがオニギリを差し出すと、このオニギリを作った女主人に興味がわいたから連れてくるように言います。一応その場では冗談ということで済みましたが、フレドリックはなかなかに荒んでいってしまいましたね。サンドラからなにか力的なものをもらっていたのでしょうか?性格は…もともと残念そうな感じがしますね笑

マリア・カルヴァーニというエレインの友人によってエレインの潔白が判明しましたが、それを裏付ける特別なインクが前回サンドラの家が燃えたことにより、証拠であるインクも燃えてしまったことに気付きます。

次はサンドラの家族のことに触れるのですが、これはまたひどいものでした。家族のせいでお金に困っているサンドラは、机の上に忘れてあったエレインのインクを盗もうとしたがそこを目撃されてしまいインクをドレスにこぼしてしまいます。この一件はパウリーというものがうその証言をしたため、エレインに嫌がらせを受けたことになっていました。そこでお詫びとしてフレドリックからドレスをもらうのですが、これがいけなかったことでした。なぜなら泣いて縋り付けば王大使であるフレドリックさえもいうことを聞いてくれると思ってしまいます(実際そうなのですが)
さらに新しいドレスをもらったサンドラはクローゼットにしまおうとするのですが、今まであったドレスが全部売られていることに気が付きます。そこでサンドラの弟が火事を引き起こすのですが、家族を疎ましく思っているサンドラは助けることをせず、見殺しにしてしまいます。そうして全巻の最後へと戻ります。

サンドラもなかなかというかかなりかわいそうだったということが分かりました。心に余裕がないと自然と性格って悪くなっていきますよね。家族を見捨てたシーン、見捨てられた弟たちの表情、見殺しにする顔、した後の顔がどれも狂気にあふれていてここからサンドラはさらにおかしくなっていくのだろうなと予想されます。その矛先がどこへ向くかはまだ分かりませんが…(エレインはすでに蹴落として関係ないと思っているだろうから)

ウィルフレッドやリアムは引き続きエレインの捜索を続けていました。その道中何かがあったようでウィルフレッドが倒れ、リアムたちは「妖精の宿木亭」に助けを求めます。ウィルフレッドとエレインが仲良くなるまでの経緯がここで描かれます。ここを出る際、ウィルフレッドとラナは顔を合わせるのですが、色々な要素がかみ合わずラナをエレインと見破ることは出来ませんでした。

相変わらずこの世界の化粧はすごいですね。でもよく考えると現実の世界でも化粧をする前とした後で全く顔が変わる人っていますよね。すごい技術です。エレイン(ラナ)はナチュラルメイク風だと思うのですが、実際は結構濃い化粧なのですかね?

シンからプレゼントされた花から妖精が出現します。なんとその妖精は妖精の中の王であったらしく、妖精王から部屋にもっと花を増やすよう言われます。

さっそく、シンと花を買うために出かけるのですが、花を育てている場所がエレインの友人であるカルヴァーニ伯爵の屋敷でした。そこで友人であるマリアに会うのですが、彼女にはラナがエレインであることをあっさり見抜かれてしまいます。

ラスㇳは買い物中のシーンなのですが、なにものかにラナは手を引っ張られ連れ去られてしまいます。それに気づいたシンがどうする…?といったところで終わりです。

1巻レビューについて