ネタバレ注意
「デミルカ様はごりつよ悪役令嬢 メンタル最強お嬢様は王子からの婚約破棄をぶっ潰します!」の3巻の感想です。
デミルカ達はグランシェド領に帰ってきましたが、民に寄り添った統治しているだけあって治安もよさそうで、領民も幸せそうでしたね。
グランシェド領を見ると王都がどれだけ腐った政治をしているのかが感じ取れますね。マルグレドはこの格差を把握しているのでしょうか。
大雨による小麦畑への被害が出てしまいましたが、自分たちグランシェド家の消費分を削ったり、被害が出た農家への税収を減らしたりと、領民第一に考えているところが素晴らしいと思いました。
自分たちの生活は民によって支えられているという意識は、上の立場に立ち続ける人間には理解できないものなのかもしれませんね。
アシュリーに身を引かせるため、まずは仕事を与えて、自分が国を変えると考えていることを行動で示すことにしたデミルカ。
やはりマルグレドとアシュリーの結婚はエルジナが仕組んだものでしたね。貧しい民を金で利用するという、王子にあるまじき行為ですね。
デミルカはアシュリーの心を弄んでしまい、アシュリーのマルグレドに向けられていた愛も奪ってしまい、絶望を感じていましたが、それでもなお髪飾りを自分の手でマルグレドに返さなければならないという、辛いことを成し遂げると決めたデミルカは間違いなく王妃としてふさわしいですよね。
デミルカが髪飾りを返すということは、マルグレドの恋を邪魔したと白状するようなものですからね。
なんとエルジナがデミルカを直接殺しに来ましたね。デミルカはユリアスの変装していたので気づくはずはないと思うのですが、本当にジルから情報が漏れてしまったのでしょうか。裏切りそうなイメージはなかったですが…。
デミルカは抱えたものが重くなりすぎて絶望し、人間不信になってしまいましたが、父親が頼りになるのがありがたいですね。
最近の令嬢モノは両親が頼りないことが多いですから、デミルカの父がデミルカをどう立ち直らせるのかが楽しみです!
4巻の感想について