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今回紹介するのは「ヤマノススメ」です。
この漫画は「登山好き」「ほのぼの系」「趣味漫画」という設定が好きな方にオススメできる作品です。
昔々「雪村あおい」は、幼馴染の「倉上ひなた」(と父)と小さい頃に山に登り、大きくなったらいつかまた二人で山頂に来ようという約束をしていました。
しかし、月日が流れていくうちに疎遠になってしまい、約束のこともいつの間にか忘れてしまったまま高校生になりました。
あおいは人付き合いが苦手でクラスメートとの関係は上手くいっていませんでしたが、一人でもできるお菓子作りや読書などの趣味を満喫しようとしていました。
そんな時、クラスにかつての幼馴染のひなたが来て、昔の約束通りに山に登りに行こうと誘ってきました。
あおいは小学生のころジャングルジムから落ちたことにより、高所恐怖症になっており、山に登りたくないと心の中で拒んでいました。
ひなたはあおいが他にやりたいことがあることに気づいていて、あおいに無理やり連れまわしたことを謝罪してから「山はお父さんと行くよ」と言いましたが、ひなたの家で山道具を見ているうちに、あおいは昔一緒に登った山頂の景色を思い出し、あんまり高い所じゃなければいってもいいというのでした。
高所恐怖症であり心配性で内向的なあおいが、楽天家で活発なひなたと少しずつ登りやすい山から挑戦していくというのがお話の流れとなっています。
良かった点
①持ちつ持たれつの微笑ましい関係
正反対な性格の二人で、表面的にみると自己中心的に動いているように見えますが、その実はあおいの心配性からくる用意周到さでひなたを助け、ひなたは父から教わった登山知識と明るい性格を活かして、あおいをひっぱって一緒に楽しめるように考えていて、ほっこりする関係が良いなと思いました。
二人の距離感も近すぎず遠すぎずな点も良かったです。
②登山の知識がつく
登山するために必要な知識や、料理道具やザック(リュックサックのようなもの)について、他にも山そのものの知識も知ることが出来て、登山への興味がわく素敵な作品だなと思いました。
健康的でみんなとでも楽しめる趣味なので、本当に始めてみるのも良いですよね!
③背景のコマが細かい
例えば高尾山のパワースポットが描かれたシーンや、山頂の綺麗な景色などが見ることができ、楽しく登山している気分を味わうことができました。
気になる点
①キャラクター絵
主人公たちは高校生とあるのですが、キャラクターの絵を見る感じだと小学生低学年のように見えるので、なんとなく話の内容とギャップを感じるかもしれません。
②説明文
セリフ以外にも山そのものについてや道具についての説明文があるのですが、内容が長めで少し字が小さいので読み込むのはちょっと大変なところがあるかもしれません。
2巻の感想について