ネタバレ注意
「黄金の経験値」の2巻の感想です。
公式大規模イベント「バトルロワイヤル」の予選を突破したレアは、決勝戦へと進出します。
予選で目立ちすぎてしまった結果、レアは他の参加者全員に標的にされますが錬金術の「大いなる業」によって生み出された、リビングウェポンの剣崎さんとリビングメイルの鎧坂さんの装備の力もあり、全ての敵を倒して優勝します。
装備の力もありますが、魔法「ヘルフレイム」の威力をみるとレアの力量は他プレイヤーと比べると、とても大きい差があるように感じましたね。
PKの演出がなかなかグロいですね…。顔をもいだり首を落としたりと嫌なところまでリアルなゲームですね笑。このゲームで死んだらトラウマになりそうです。
勝利後のエキシビジョンマッチでウェインにイベントを優勝したことを知られてしまい、またレアのふりをしているケリーも仲間のアリを攻撃することにストレスを感じていたようなので、ウェインをPK(プレイヤーキル)することにしました。
ウェインに、ケリーが本物のレアではないことを見破られてしまいましたが、レアの本当の姿はバレていないこととNPCについての仕様も気づかれなかったので、大した痛手にはならず安心しました。
レアがクローズドテストでNPCのふりをしてPKしていたというのは本当のことなのでしょうか。その場の嘘…というわけではなさそうなことを考えると、レアは結構嫌なプレイヤーですね。流石にウェインが可哀そう!
運営から、レアの活躍をCMに盛り込みたいと連絡が来たのでそれを上手く利用し、他プレイヤーに「優勝者(レア)は劇的に強くなる何かを見つけてそれを隠している」と思わせて、リーベ大森林を疑似ダンジョン化し、眷属に良い塩梅でPKさせることでさらに経験値を稼ぐのでした。
多くのプレイヤーから経験値を得ているようですが、現段階ではPKが一番効率がいい経験値稼ぎなのでしょうか。そうだとすると絶対にレアより強いプレイヤーはいないということになりますよね。
ダンジョンのボスとして隠し玉が欲しいと考えたレアは「転生」システムに目を付けます。錬金術の至高の物質「賢者の石」を素材にすることで別の種族に転生することにしました。
イベントの優勝賞品の「ヒルス王国周辺の地図」より「トレの森」に来たレアは新しい素材を探すことにしました。
「大いなる業」というのがこの間で初めて出てきましたが、かなり便利なものですね。素材さえあれば出来上がるものが未登録でも作り出せるというチート級!しかしある程度リアル知識がないと使いこなさせそうなので、もし私が持っていたとしても宝の持ち腐れです笑。
そこでテラーナイトの「ジーク」(ディアスの後輩)をテイムしました。ディアスとジークの話から、かつてこの大陸には滅びた統一国家があったことが分かりました。
ゲームの目的がなかったレアは6つの人類種国家を滅亡させることにしました。
過去の歴史、NPC一人ひとりの凝った設定を考えると、このゲームは単なるVRMMORPGではないのかもしれませんね。謎が深まります…!
さらに「エルダーカンファートレント」をテイムして、「世界樹」に転生させました。それにより特殊条件を満たしレアは「ハイ・エルフ」へと転生したのでした。
作成した「賢者の石グレート」によってレアは「魔王」に転生したのでした。
2巻で魔王になるという結構早い展開でしたね。特定災害生物「魔王」が誕生しましたとのメッセージがPCだけでなくNPCにも伝わったようですが、今後はPCよりNPCの動きのほうが気になってくるかもしれませんね!
それとこの早さで魔王になったプレイヤーに運営が何の処置も下さないということは、運営にとって想定内の出来事だということでしょうか…!?
3巻の感想について