ネタバレ注意
「先生、今月どうですか」の6巻の感想です。
今回も平和なお話が続き、心穏やかに読んでいたら最後にまさかの展開に…!?
お正月、芹と初詣に来た紫は手を清めたので手袋を外すことにしました。
紫は転びそうになりとっさに芹が手を掴んでくれましたが、それにより意図せず未来視が発動してしまいます。内容は幸せな内容でしたが、手をつなぎ続けていると映像が流れ続けてしまうことに気づき、情報量が多くパンクしてしまい倒れてしまいました。
おみくじで「対人、隠し事は凶」と出たことや、芹との出会いで昔といろいろ変わったことがあるはずと母に言われ、芹に能力のことを話すことにしました。
やはり芹はちゃんと信じてくれて受け入れてくれましたね。もちろん離れていくとは思っていませんでしたが。芹と手をつないだことで見た未来視でも、紫と万里は幸せそうにしていたのでやはり結婚は確定しているのでしょうか。
結婚してもずっと変わらず仲良くしてくれる友人がいるっていうのは幸せでありがたいことですよね!
熊野と田口は自分たちが付き合うことになったことを紫と芹に報告しました。田口が馴れ初めは『夕立』だと言い、自分と同じように万里の小説で心を動かされた人がいるという事実を紫は喜びました。
万里の新作が読みたいと思う紫でしたが、今大変そうな万里に書いてとはいえず、それなら小説を書く大変さを知ろうと、自分も小説を書いてみることにしました。
なかなか小説をうまく書けない紫は万里の編集担当者の桜庭に会い、小説を上手く書くことを教えてもらうことにしましたが、コツはないからとにかく感情を吐き出せと言われ、なんとか書き終わりました。
その熱烈なラブレターを紫の了承を得たうえで、誰が描いたかということは伏せて万里に読ませることにしました。
紫が描いた小説を読んだ万里は、作者は小説を書き慣れてないと評価しながらも、その小説のことを楽しそうに考えるようになりました。
自分が好きなものを人に好きになってもらった時って嬉しいですよね。私はなかなか好きになってあげられることが少ないので、もう少し人から勧められたものを見る必要があるなといつも反省してます笑。
相変わらず万里想いな紫は、小説を書く大変さを分かってあげられるようになろうと自分で書いてみるという献身さが魅力的に感じられますよね。
紫が描いた小説の内容も、万里に真っ直ぐな好意を向けた温かい内容だったのではないかと思いました。想いが詰まった小説なら上手な書き方じゃなくても人の心を動かすことが出来るということですね!
紫は父に万里からの賃貸の支払いが遅れていると言われ、直接万里に会いに行くことにした紫。万里は考え事をしていて忘れてしまったと言います。
バイトがないので料理でもしようかなと万里が言うので、遠回しに一緒に作りたいと紫は言おうとすると、万里の方から「一緒に作ってくれる?」と言うのでした。
仲良く料理をしていると、父から早く帰ってこいと言われ途中で帰ることになってしまいましたが、夜に万里の部屋に忘れてきたコートを取りに、万里の部屋に入ろうとするとそこには楽しそうに小説を書いている万里の姿がありました。
やっと万里も一歩歩み寄ってくれるようになりましたね。確かに年齢的に高校生に色々付き合ってもらうのはなかなか憚られるものがありますが、ここまで分かりやすく好意的にきてくれる紫相手なら、もう少し積極的に将来のことを考えてあげてもいいのにと思います。
バレンタインの日、芹と友チョコ交換をしていると、芹から万里にも渡すのかと聞かれます。
紫は登校前に万里の家の扉に「ご帰宅されましたらご連絡ください」という手紙を貼っていました。芹から告白するのかと聞かれると、紫は未来で万里が告白してくれると言いました。
無事チョコを受け取ってもらえて一緒に食べた二人。万里は小説を書き始めたことを紫に報告することにしました。
万里は自分が小説を書き始めた理由は、桜庭に見せてもらった小説(紫の書いた小説)のおかげだと言います。それを聞いた紫は涙を流しながらこの先の展開が大きく動くひと言を発するのでした。
ついにここまで来てしまいました。かたくなに自分からは告白しないことにしている紫。作者は伏せていて知らずとはいえ紫の小説のおかげで小説を書き始められるようになった万里。
さらにそこへバレンタインのチョコレートとくれば、二人の関係が進展しないはずもなく…?
7巻の感想について