ネタバレ注意
「お前、タヌキにならねーか?」の5巻の感想です。
5巻でも前巻と同様に、ユキがこがね丸のことを、より深く理解していこうとします。
ユキはリンと話している時、「タヌキのこがね丸が好き!」と叫ぶのですが、実はその近くにこがね丸が居て、こっそり聞いていたと言うところが良かったです。
真っ直ぐな好意を偶然聞いてしまい、照れていたこがね丸。彼は今後どうするのでしょうか。
こがね丸は相変わらず死のうとする人を助けます。一体どうして死のうとしている人間の居場所が分かるのでしょうか。
個人的に好きだったのが、ユキが死のうとしている人をタヌキに勧誘するのですが、そこにこがね丸もいて「いいね~」と言っていたのがツボでした笑。
小豆丸ですが、今回多くの人を助けるので、ぜひ見てほしいです。
小豆丸のことを、「縁起の小豆まめ」とこがね丸が言っていたので、少し調べてみましたが、小豆は「魔除けの色」のようですね。知りませんでした。
藤万とその側近についての話もより深く掘り下げてきました。なぜ側近があれほどまで藤万を慕っているのかや、雨紺との関係などが判明します。
母を亡くしたみみこと藤万がまさかの文通展開!?これは全く予想していなかったので面白かったです。
他にも雨紺の性格の良さや、藤万の人間への想いの変化などが描かれています。
こがね丸以外の動物たちの人間との絡みも見ることができ、どれも心温まる内容で穏やかな気持ちになりました。
5巻では、色付きのコマがあり、豊かな自然と光の色が鮮やかでとても美しかったです。
完全版とか発行して、全コマ色付きとか見て見たいですね。
次巻では、柿葉寺の緑雲が言っていた「こがね丸は人でもタヌキでもない」と言っていたことが明らかになるのでしょうか?
こがね丸とユキの関係がどうなっていくのかが楽しみです!