Categories
漫画

【狂気のシスコン!?】死に戻りの幸薄令嬢、今世では最恐ラスボスお兄様に溺愛されてます 5巻【やり直し系漫画】

ネタバレ注意


「死に戻りの幸薄令嬢、今世では最恐ラスボスお兄様に溺愛されてます」の5巻レビューです。

ジェラールヴィクトルオルタンシアのことで緊迫した空気になりましたが、そこへは父が来てくれて、その場は何とかなったのでした。

ジェラールヴィクトルといつ会ったのかと聞かれ、精霊界から帰ってくる途中で会ったと答えます。それだけにしては随分怯えていたなと聞かれますが、オルタンシアは、(関わると前世と同じ末路をたどってしまいそうで)王家の人間は怖いから関わりたくないと言いました。ジェラールは「わかった。」とだけ言って守ってくれるようになりました。

深くは聞かず、肯定して対処してくれる…こんなにできる男はいませんよ!寡黙な男性ってもてると聞きますが、正しくは寡黙で優秀な男性の間違いだと思います笑

父にも、王子に対して「粗相をしてお父様やお兄様に迷惑をかけてしまうに決まってます…!」と言います。

しかし、オルタンシアは父は自分のことを迎え入れたのは、有力者に嫁がせる駒としての意味合いがあり、ヴィクトルに差し出されてしまうのでは…と心配しましたが、父は「愛しい娘が苦しむような姿は見たくないんだ」と言ってくれて、公爵領に静養させることで、物理的にヴィクトルから距離を取らせてくれたのでした。

オルタンシアもそう思っていましたが、私もヴェリデ公爵オルタンシアをそんな風に思っていたのは驚きでしたね。最初登場した時は、オルタンシアの心情も相まって「少し怪しい人物」という認識でした。それとも数年一緒に過ごしたことで愛が芽生えたのでしょうか。

ジェラールが学院へ行ってしまい、自分(オルタンシア)の存在を忘れずにいてくれるように手紙を書くことを伝えました。ジェラールも手紙を送っても「構わない」と言ってくれました。

ジェラールが発った後、すぐに手紙を書いて送りました。すると予想外の早さで返事が返ってくるのでした。

お互い早く手紙を送りたくてしょうがなかったのかなと思いました。オルタンシアから手紙を送らなかった場合、ジェラールから何も言わずに手紙を送ってくるとは考えにくいですが、何らかの手段を使ってオルタンシアと接しようとするんだろうなあと思ってしまいます。それくらいジェラールジェラールオルタンシアのことが気になって仕方ないのではと感じます。

ヴィクトル自分(オルタンシア)の存在を知られてしまった以上、妃候補として名前が上がる可能性が高くなってしまったかもしれないので、できる限り妃候補の打診を断り、仮に候補になってもうまく立ち回れるようにしなければならないと考えました。

妃候補にはまず間違いなく上がりますよね…。ヴィクトルはあの場面でオルタンシアと離れてしまったのは絶対納得いってないだろうし、なによりヴィクトルは急にオルタンシアに避けられた理由が分からないわけですからね。

公爵領にはアナベルをはじめ、色々な分野に秀でた教師を手配してくれたのですが、それとは他にコンスタンから領地の運営管理について学びたいと頼むのでした。

父は、他のレッスンをおろそかにしないという条件で領地運営管理についての学習の許可をもらったのでした。

静養とは言いますが、実はスケジュールぎっちぎちで勉強してたりするんでしょうか。それに加えてさらに領地の運営管理について学ぶとなると、休んではいないですよね笑。

コンスタンから領地運営のコツは民の声に耳を傾けることと聞き、さっそく聞きに行くのですが、名産品も観光資源もないという現状でした。

オルタンシアは王都でも珍しい野薔薇を見つけ、「花祭り」をしました。結果、成功し花が観光資源になったのでした。

さっそくオルタンシアは領地運営に関する手柄を一つ上げたことになりますね。この調子で順調にいけば、いつかは一人前に運営を任されるようになるでしょうね。

ジェラールの手紙から宮廷騎士団の一つ「黒鷲団」に所属するとの知らせが来ました。黒鷲団とは超々エリート部隊であり幻の騎士団と言われているところでした。

黒鷲団…何ともまあ得体の知れなそうなところに所属が決まりましたね。活動内容は謎に包まれているとパメラが言っていましたが、それが吉と出るか凶と出るか…。

オルタンシアは再び女神と会い、女神は「家族に危険が迫っていること」、「魔神がまだジェラールを狙っている」ことを教えてくれました。

確かに女神の加護を全然使っていませんよね。これから出番がたくさんあるのでしょうか。魔人崇拝教団を始末したはずなのに、まだ狙われているという事は、残党が居るのでしょうか。それとも完全な別勢力がいるのでしょうか。父の体調も心配ですし、一番気をつけなきゃいけないことかもしれませんね。

それを聞いたオルタンシアは、ジェラールと父を救うため、一人前の貴族になるために、来年の「デビュタント舞踏会」に参加することにしました。

ジェラールや父には止められますが、オルタンシアはこの家の一員として認められたい、「家族のつもりですから」と言います。

ジェラールから「家族のつもりではない、家族だ」と言われ、参加を認められるのでした。

改めてジェラールからの愛情を感じられるいいシーンでした。そういえばジェラールは自分達は家族だと何度もオルタンシアに言っていましたね。オルタンシアもその度に救われているので、これからも言ってあげてほしいですね。

デビュタント舞踏会の当日、オルタンシアコンスタンから学んだ知識を活かし、無事に顔合わせは終わりました。

次は社交界デビューを飾るファーストダンスをするのですが、事前に「エスコート」役は父だと聞いていたのですが、その場に来たのはジェラールでした。

一度目の人生で死んでしまった舞台へ近づいてきましたが、今はジェラールが居るから大丈夫だと思うオルタンシアでした。

さて、今後の展開はどうなるのでしょうか。話が一区切りして、次の章へと言った感じの終わり方だったので、先が予想できません!楽しみです!

4巻レビューについて

6巻レビューについて