ネタバレ注意
「宝石商のメイド」の4巻の感想です。
夜会の件で有名になってしまったエリヤの元には、たくさんの客が来るようになりました。
エリヤはローシュタインで働いていることを家族に知られたくないようでしたので、やはり家族との仲は複雑なのでしょうか。
ものすごいたくさんのお客さんが来ていましたが、ゆっくり紅茶を飲む時間はあったのでしょうか。エリヤはあまり疲れを顔に出さないからなのかもしれませんが、割と平気そうだったので驚きでした。
エリヤが大好きな本の作家「ミシェル・アンドレ」に会うことが出来ましたね。有名になると悪いことばかりでもないということですね。
自分が必要とされていることにエリヤは喜んでいましたが、根っからのメイド気質な人ですね笑。
アルフレッドはローシュタイン家に引き取られたそうで、本当の息子ではなかったようですね。
叔父が野心家で詐欺に引っかかってしまい、負債を減らすために実父が死んでしまった(おそらく自死)ため、アルフレッドは祖父と父の遺志を継いで、利益だけを求めない宝石が好きな人のためだけの店を開こうと決めたとありました。
ローシュタインを大通りに構えず、従業員もエリヤがひとりだけで回せる店の規模にしたのは、そういった過去があったからなんですね。
アルフレッド自身が変わらなければローシュタインも変わらないですし、最初から二人のお店なのだからどう思われようと、普段の営業に差し支えなければ取引先の機嫌を窺わなくても、いつも通り常連の客だけを相手にできますから、大事なのは気持ちの持ちようと言うことですね。
エリヤに「フレイヤ・シュナイダー」という女の子の弟子ができましたね。家事全般ができて、宝石に関係があることが大好きみたいなので、確かにエリヤの弟子にふさわしい人材かもしれませんね。
家出をするくらいですし、少しわがままな子なのかなと思いましたが、宝石に関する情熱は本物のようで仕事に対してきちんと真面目に取り組んでいるようでしたし、エリヤとの相性も悪くないようで、本当に弟子になるのかと思いました。
二人のシーンも微笑ましかったですね。アフタヌーンティがエリヤの中で義務付けられているところが分かったり、エリヤがフレイヤに綺麗と言われて化粧道具を落としたシーンなど、エリヤの表情には出ていないけれど動揺が分かる良いシーンでした笑。
レオンのところにはフレイヤの兄「フレイ」が来ましたね。こちらは男二人なので兄弟感があって良かったですね。
レオンの面倒見の良さや、フレイの素直な部分があるところがマッチして、こちらも良いコンビになりそうな予感がしました。
フレイたちは仲直りして、二人で父の跡を継いで店を開くことにしましたね。
エリヤやレオンたちの弟子にならなかったのは残念ですが、こうして繋がると良い人脈ができて、困ったときに力になってくれるかもしれませんね。
エリヤの大切な人に何かがあったようですね。手紙の内容からするにご年配の方なのかなと思いますが、エリヤの故郷にいるということは幼い頃お世話になった人とかでしょうか。
エリヤは他人に表情を読まれやすいのか、フレイヤにも気を使われていましたね笑。私は眉の上がり下がり具合で判断しています!