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ごはんのおトモに、死神と! 1巻 レビュー


今回紹介するのは「ごはんのおトモに、死神と!」です。

この漫画は「グルメ」「ほのぼの」と言う設定が好きな方におススメできる作品です。

ブラック会社に勤める限界社員「吉田渚」は、いつも通り終電の時間に帰ると家には死神「ミクトランテクートリ」(通称ミク)が居ました。

ついにお迎えが来たかと思った渚ですが、その死神ミクにあなたは不摂生によりあと5年で死にますと言います。

ミクはワケあってに死なれたら困るので、の寿命を50年延ばすためにやってきたようです。

ミクに栄養補給するためにちゃんと「ゴハン」を食べるように言いますが、は仕事で余裕がなく食材を買って料理をするという習慣がありませんでした。

ミクは(自分が食べたいから)のためにご飯を作ってくれるようになり、の不摂生を改善するためにの生活に密着して居候することにしました。

良かった点

①ミクというキャラクターの魅力

明るくて人を助けてくれる(理由があるのですが)死神という斬新なキャラ要素にとても感銘を受けました。

いつもポジティブでニコニコしていて、現世のご飯の知識をのために学び、初めて新しいものを食べるたびに美味しそうにリアクションしてくれるミクが可愛らしかったです。

に対して厳しく生活指導をするのではなく、一緒に楽しみながら改善していくというスタイルも好感が持てて、私とも友達になってほしい!と思いました。

②食べ物の作画について

米粒まで細かく描かれていたりとか、カレーや豆腐、卵などがしっかり質感が感じられるくらいに丁寧に表現されており、読んでいて食欲をそそられる良いグルメ漫画でした。

③簡単に寿命が延びないこと

漫画なので健康的な生活ができるようになったら、すぐ寿命が戻りました!と言う内容ではなく、地道に生活を改善していくというスタイルだったので、今後の展開も期待できそうで楽しみです。

気になる点

①ブラック会社に勤めている設定は必要だったか

今の時代忙しい人がほとんどなので、主人公がもう少し一般的な人であったり、逆にトラックの運転手や工場勤務者などの不規則な生活を送らざるを得ない人が主人公だともっと面白いかな?と思いました。

2巻の感想について

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窓辺のリノア 2巻 感想

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「窓辺のリノア」の2巻の感想です。

テオは作家として働き詰めだったからか、今のピートの声のことを幻聴だと思っていたようです。

お偉いさんの人間の息子の番組で、作品に関するインタビューを受けましたが、テオは自身の作品の主人公にピートを選んでおり、ピートは子供のころ一緒に過ごした猫がモデルだったようです。

しかし、そのお偉いさんの息子がテオの神経を逆撫でするような言動をし、テオは気が付いたらその息子の胸ぐらをつかんでいました。それが今罪に問われ暴行罪を犯した犯人として追われているようです。

テオの作品はピートが主人公だったのですね。なぜピートが猫の姿をしているのかが分かりましたね。どうやらテオの記憶では実際に殴ったりはしてないようですが、それでも警察に追われるほどの罪になっているのはやはり息子の権力が強かったからでしょうか。

エマに逮捕され留置所に入れられたテオは取り調べに対して、自分から説明できることは誰にも見つからず街を去るつもりで、街に詳しそうなリノアに脱出を手伝ってもらうつもりだったと言います。

他のことは不可解な点が多いから本人に聞いてくれと訴えました。しかしリノアの母親であるエマは事情がありリノアに直接会うことが許されていないので捜査は滞っていました。

もちろんリノアを誘拐したと思われても仕方ないですし、実際一緒に街から出ようとしていたので間違いないのですが、重要なのはリノアがそれに同意していたことですよね。エマからリノアへは直接話を聞けないみたいですが、アヤから聞くのはダメなのでしょうか。

結局リノアは町から出ることを諦めて、テオだけでも町から逃がそうとしていましたね。何とも言えない悲しそうな表情をしていて可哀そうでした。

夜、リノアテオの部屋に来ますがテオは逮捕されているのでおらず、そのことを知らないリノアは部屋で待ちますが、宿の従業員に見つかってしまい逃げようとしますが、その途中で部屋の屋根から落下してしまいます。

タイトルの名前にもあるリノアがまさかこんな早くに死んでしまうのかと思いましたが、流石にそんなことはなかったですね。

テオが今が何年の何月何日かで混乱していたのは何故だったんでしょうか?それともまだ自分が新聞に載っていることに驚いたのでしょうか?ちょっとそこら辺は分からなかったです。

テオリノアの父親がリノアの目の前で死んだということに気づいたようですが、それもなぜなのかが分かりませんでした。

リノアアヤに受け止められ一命をとりとめました。タークリノアの主治医に、リノアの背中に3年前の事件の証拠となる痣があったことを知らされます。

リノアの背中にある痣に見覚えがあると思ったら、1巻でアヤリノアに見せていた謎の絵に似ていますね。リノアはそれを天使だと言っていましたが、飛び降りたということと、天使が飛べる存在か死を連想させる存在と考えられなくもないので、何らかのつながりがあるのでしょうか。

タークは、親権と面会権がなくてリノアに会えないエマを、こっそりリノアと合わせました。リノアは寝言でテオの名前を呼んでおり、エマテオリノアのもとへ連れて行きました。

タークは3年前の事件の証拠を掴んだことで、もう一度事件の再捜索をしたいと上部に掛け合います。リノアの火傷の痣は父親によるものであり、父親を殺害したのはリノアではないかと考え、真実を暴くことにしました。

個人的に内容が難解に感じられ、現在何が問題で誰が何を分かったのかがよく分からず、読むのに苦労しています。これはちゃんと本を読むことが出来る方なら理解できるのでしょうが、自分には厳しそうだと思いました。

1巻レビューについて

3巻の感想について

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妻の機嫌で天候が変わる話 2巻(最終巻) 感想

ネタバレ注意


「妻の機嫌で天候が変わる話」の2巻の感想です。

なんと予想していませんでしたが、2巻で最終巻だそうです。

雷華は天候を荒らさないように感情の制御ができるようになってきました。逆に天候の変化がないと雷華の感情が分からないと悩んでいる昭之でしたが、結局二人ともお互いのことを想い合っているのは変わらず、雷華も嬉しい感情だけは隠せないという可愛らしいお話でした。

父娘だと言われても天候が悪くならないほど昔と変わったのに、昭之からの誉め言葉は嬉しくてたまらないという様子の雷華が実に愛らしかったです。

可愛らしい妻になりたいと思っている雷華雷華の感情の変化を分かってあげたいという二人の歩み寄りが良いですよね。やっぱり愛は一方通行より相思相愛ですよね!

節分の日、角がある雷華は子供に鬼と間違えられて落ち込んでしまいますが、昭之雷華は僕の神様だと言われ、喜ぶ雷華でした。

確かに雷神様って鬼のように描かれていますよね。この漫画で言われて初めて気が付きましたがどうして似た姿で認識されているのでしょうか。

GoogleのAIによると「激しい自然現象である雷が畏怖の対象だったため、恐ろしげな鬼の姿と重なったことが理由のひとつ」だそうです。

確かに私も雷が怖いので畏怖されるのは分かります。昔の人は今みたいに天気予報などもなかったし、建築物の素材も木材が多かったと思うので燃えてしまったりしたこともあったのでしょうか。子孫繁栄を与える神様でもあるようなのでありがたい存在なのは間違いないのですが…。

ある日昭之の実家(雨宮家)より妹の結納への招待状が届き、昭之は自分が雨宮のものではないと扱われているから妙だというと、雷華は招待状を破り捨てるのでした。

昭之が不在の時に「由利雅」(昭之の弟)が来て、雷華は不意を突かれ薬を盛られて無理やり雨宮家に連れてこられてしまいました。

撫子」(昭之の妹)から雨宮家は華族であり没落寸前なので、海運業で勢いのある河原林との婚約が必要だと言われます。雷華が捕らえられたのは海運業を営む河原林にとって天候を操れる能力が欲しかったからでした。

神様に薬を盛り挙句の果てには拘束するとは恐れ知らずな人達ですね。たとえ一時的に家が繁栄したとしてもすぐに滅んでしまうのが予想できそうなものですが…。今の人たちは信仰心が薄いと言いますが、流石に薬を盛ったり縛ったりはしないですよね…。

雨宮家が悪いのですが、撫子たち弟妹たちは罪はないですよね。まぁ由利雅はアウトですが。確かに海運業で天候の心配がなかったら栄え放題ですよね。河原林が”雷神様を手に入れられる”と言っていましたが、神様は人の手には収まりませんよね!

昭之雷華のもとへたどり着き、雷華昭之を押した「藤時」(昭之の兄)に対して、「今なら船も沈められそうです」と言うと、河原林は結納の話はなかったことにと言いました。

藤時昭之に対して雨宮家のために生きろと詰め寄りますが、昭之雷華のために生きますと言い切ったのでした。

今までは自分の意志が弱く、言われるがままだった昭之雷華のおかげでハッキリとものを言えるようになって、しかも支えてくれた雷華のために生きると言ったのが素晴らしかったですね。支えた側が報われる展開は読者としてもいい気分になりました。

昭之は家を買う目処もつき、助言してくれた義姉に礼をするのに雷華の家族に挨拶をしたいと言います。雷華は気乗りしない様子でしたが実家の天界へ連れて行ってくれました。

昭之雷華の父から大きな圧をかけられ、雷華を娶るなら耐えられる覚悟があるよなと言われ、昭之は耐えたら夫として認めてもらえますかと言うのですが、人間では耐えられないので代わりに地獄から這い上がったら認めてやると言われるのでした。

昭之は職場の同僚と獄卒に助けられ、無事人間界に戻ることが出来たのでした。

周りの人たちから雷華が畏怖の対象ではなく、協力して共存していく神様という存在になったのは今までの行いが良かったからですね。

人間は良くも悪くも知らないものや理解できないものを怖がりますから、雷華の優しさが周りに理解されたということですね。

それにしても地獄から戻ってこれた昭之すごいですよね。命を懸けてでも雷華と結婚したいという覚悟が伝わります。

正式な夫婦になった二人は結婚式を挙げ、幸せになったのでした。

総評ですがやはり全2巻というのは短すぎますね。内容としては雷華がとても可愛らしく描かれていて、一話一話のボリュームも読みやすいページ数で、この漫画もアニメ化してほしい作品だなと思いました。

あと二人とも頑固すぎなかったり、(角の存在もありますが)お互いへの好意を隠そうとしていないところが良い点ですね。

もっとラブラブしている二人を見たかったのですが、確かにあまり長く続けているとマンネリ化してしまうのでしょうか。

個人的には二人で旅行に行ったり、大正?時代ならではの二人の生活をもっと詳しく見たかったですね。

手軽に読める長さでアツアツな関係を楽しめるので、ちょっとした休日に少し漫画を読みたいという方にはかなりオススメです!

1巻レビューについて

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元、落ちこぼれ公爵令嬢です。 6巻 感想

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「元、落ちこぼれ公爵令嬢です」の6巻の感想です。

今回は「2度目」の世界に来たことをヴィークに明かしました。

クレアディオンにかけた魔法は”洗脳”ではなく”魅了”でした。

魅了されたディオンクレアの言う通り、クレア達が2度目の世界にいることを伏せながらミード家の計画のことをヴィーク達に話してくれました。

ヴィークに別件の「今朝の相談とは何だったのだ」と聞かれ、クレアは1年先からやり直しに来ていることを明かします。

ディオンは前の世界でもオズワルドを知っており、実はヴィークに毒を盛ろうとしていたが失敗し処刑されたと言います。

クレアリュイ達がどんな人物だったか親しくないと知りえない情報を言い、『時間を戻す魔法』を信じてもらったうえで、ミード家が洗礼を阻止しようとする理由は、クレアが将来パフィート国の魔術師として王家の盾になるからだと言いました。(本来はクレアヴィークと婚約していたため)。

自分たちでどうにかできる範疇を超えたと判断したヴィーク達は国王に報告に行くことにしました。

ヴィーク達にここはゲームの世界だということを話すわけにはいかないので、「時間を戻す魔法」について説明できないのがもどかしいですよね。それにしてもリュイ達のことを細かく話せるのは前の世界でみんながどれだけ親しかったか分かるところでしたね。

洗礼を阻止する理由は誤魔化すしかないのは分かるのですが、ここでなにか重要なすれ違いが起きないと良いですね。

アスベルトと婚約出来て、楽しい生活を送っていると思われていたシャーロットですが、アスベルトクレアのことばかり話し、アンが教育係になっていることでクレアの思い通りに教育されているようでした。

シャーロットはやはり転生者だったのですね!中身がゲスの転生者はかなり厄介ですね。幸い自分がチヤホヤされることしか考えていないみたいなようなので、まだ扱いやすい気がしますね。

さらにシャーロットは、クレアが「時間を戻すことができた」ということを知らないので、混乱する要素が増えていてここからシャーロットが優勢になるのはなさそうですね。

アスベルトアスベルトシャーロットを婚約者にしたのに、クレアのことばかり考えているのは普通にダメな奴だと思います…。

ヴィークに部屋まで送ってもらい、二人でこっそりお茶を飲んでいるとヴィーククレアに前回の自分はどうだったかを聞いてきたので、”王都が見渡せる高台に連れてもらった”と言うと、ヴィークは一度目の人生でクレアがどんな存在だったのかを察したのでした。

王都が見える高台に連れていくシーンって何巻にありましたっけ?そこのシーンめちゃくちゃ見返したいのですが見つからなくて…。(もし分かった方が居たらXのDMなどで教えていただけるとありがたいです)。

それにしても、高台に連れていく=自分の想い人、ということだったんですね。事細かに馴れ初めを伝えるよりロマンチックで良い関係の戻し方でグッと来たシーンでした!

クレアは変わらぬ日々を送っていると急にオズワルドが部屋の前に立っており、馬車まで連れられると中にはディアナがおり、クレアは睡眠薬を塗した布で眠らされてしまいます。

連れてこられたのはミード家の客室で、自由に動くことが出来たので、この機会にクレアはミード家が王位を狙っている証拠を掴みに動くことにしました。

ディアナは登場時から少し抜けている要素が描かれていましたが、まさかこんなに単純な子だとは思いませんでしたね。ディオンとは違い期待されていなかったので重責は負わされていませんでしたが、愛情ももらえなかったんですね…。

ここまで杜撰な計画を実行してしまうディアナの警戒心のなさは、クレア達にとっては実質味方までありますね。

ヴィーク達が突然クレアが欠席したのを心配していると、リュイクレアからの手紙が届きます。

「今、王都内のミード伯爵家にいて証拠を見つけたら脱出する」「明日の朝まで待ってほしい」と言う内容でした。ヴィーククレアの言う通り明日の朝まで待つことにしました。

クレアディアナからこの計画はオズワルドが考えたものであると聞きました。

オズワルドは単純なディアナを使って、わざと自分を犠牲にしてミード家の計画を阻止したということでしょうか。でなければオズワルドヴィークに向ける温かい視線の説明がつかないですもんね。

次の日の朝、ヴィーク達はミード家に留学生(クレアがここに来てないかと訪ねました。ミード家現当主である「ジェラルド」は今ここにクレアが居ることは本当に知らないので、なんのことかと言いますが、ディアナクレアを勝手に連れてきたことが分かると、ジェラルドディアナに罪をかぶせて切り捨てることにしました。

ジェラルドは屋敷の探索を避けるためにディアナを切り捨てたようですが、そこになにかの証拠を持ったクレアが出てきたのでした。

次回、ついにミード家は断罪されるのでしょうか。シャーロットの今後はどうなるのでしょうか。この二つが気になるところですね!

5巻の感想について

7巻の感想について

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ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う 2巻 感想

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「ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う」の2巻の感想です。

今回は2巻らしく新しい登場人物が出てきます。

凱旋式でリカルドに婚約者がいることを知ってしまい、ショックを受けたスイレンブレンダンと一緒に氷竜クライヴに乗って気晴らしに空を飛んでいました。

そこへ現れたのがブレンダンからスイレンを取り返しに来たリカルドワーウィックでした。

スイレンリカルドと共に帰ることを選びました。ワーウィックは甘い魔力の持つ花を出してくれるスイレンを気に入り、スイレンが呼んでくれたらいつでも行くと言ってくれました。

ブレンダンリカルド救出のために苦労したようなので悪い人ではないはずなのですが、女性関係は結構悪いところがあるのでしょうか。

リカルドは、スイレンが乗っているクライヴに突進するほどの速さで突っ込んでくるくらい冷静さを失っていましたが、スイレンのことになるとたびたび冷静さを失いますよね。

友人であるはずのブレンダンに任せられないと思うのはブレンダンの女癖が悪いのか、リカルドスイレンを誰にも渡したくないという気持ちが強いのかどちらでしょうね。どちらもかな?

リカルドに妹を紹介したいと言われ、「クラリス」に会うことになりました。クラリスは1年ほど前から病気を患っていて、少し話すと発作が起きて息が出来なくなってしまうという症状がありました。

リカルドの婚約者のイジェマが竜のことを恐ろしい化け物だと公言していることから、クラリスイジェマのことを嫌っており、自分(クラリス)と仲良くなれそうなスイレンのことを気に入って、リカルドイジェマとの婚約を解消するためにも、なんとかスイレンリカルドの心を射止められるように協力すると言いました。

妹(義妹予定)に好かれて良かったですね。それにしてもイジェマは竜騎士や竜自体のことを嫌っているとのことでしたが、幼い頃から決められた婚約者なのになぜそこまで嫌うのでしょうか。そもそも現在竜騎士であるリカルドのことは本当に好きなのでしょうか?

クラリスから花の香りがすることに気づいたスイレンは、それが魔植物のものであると考え、スイレンリカルドクラリスの病気は、ガウェアでもたまに起こる魔植物の種による呼吸障害なので魔植物が嫌う花の蜜を飲めば治ると言いました。

その花は高山に咲く花で、スイレンは自分ならばどの花が病気に効くか分かるので高山に連れて行ってほしいと頼みますが、魔物が出てくるような危険な場所にむやみに連れていくことを避けたいリカルドはいったんこの件を引き取らせてくれと言うのでした。

しかしスイレンはその花は年に一度に一週間の間しか咲かないということを知っていて、今がその時期だと気づいたスイレンは、帰国したばかりで身動きが取れないリカルドに連れて行ってもらうことはできないので、ワーウィックに一人で高山に連れて行ってもらうことにしました。

魔植物なんてものがあるのですね。これから厄介なことを起こしそうな雰囲気がプンプンするものが出てきました…。

スイレンが花を今しか取れないということを伝えなかったので、リカルドはいったん引き取らせてくれと言ったのでしょうが、家族思いそうなリカルドが妹の病気が治る手立てが見つかってもすぐ行動しないというのは違和感がありました。(家族思いとは描かれてないですが、気晴らしになるようなことを考えてあげる関係性なので)

花は取れましたが足場が崩れてしまい、下に落ちてしまったスイレンワーウィックは急いでリカルドのもとへ行き、なんとかリカルドと一緒にスイレンを救出することが出来たのでした。

スイレンは良く生きていましたね。高所から落下+凍死の可能性ありという危険のオンパレードの中で生き残ったのは運がいいどころではありませんよね(死んだら漫画が終わっちゃうので当然なのですが)。

自分が死にそうだったことより、リカルドに迷惑をかけてしまったことに泣いていたスイレンは本当に優しい子ですね。リカルドスイレンが倒れているところを見て心臓が止まるかと思ったと言っていましたが、確かに敵国で捕まっているところに優しくしてくれて自分を好いてくれる優しい少女が目の前で死んでいたらメンタルやられるどころの話じゃないですよね。

クラリスは花の薬を飲んだことで病気が治り、風邪を引いたスイレンのもとへお見舞いに来てくれました。クラリスはもしスイレンリカルドと婚約できなくてもふさわしい男の人を見繕うと言ってくれましたが、ブレンダン・ガーディナーは女の敵だからやめておけと言うのでした。

そんな話をしていると丁度ブレンダンが来て、ブレンダンスイレンに自分の実家であるガーディナー商会で働かないかと誘います。

もともと自立して稼げるようになりたいと考えていたスイレンはこの話を受けることにし、リカルドにその話をしに行こうとしたら謎の少年が来て…?

クラリスは病気が治ったことで、これからリカルドスイレンがくっつくように色々するんだろうなと言う予想ができますよね。

クラリスにも嫌われているブレンダンのもとで働くことになったスイレンですが、大丈夫なのでしょうか。今のところブレンダンは人からの評価が最悪なだけで特に悪いことはしていませんが…。

この少年は一体誰なのでしょうか?スイレンのことをよく知っていそうな感じなので、個人的にはワーウィックだと面白いなと思いました。

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