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健康

発達障害、うつサバイバーのバク@精神科医が明かす 生きづらいがラクになる ゆるメンタル練習帳 -そこそこ幸福に生きる40のコツ


今回は、健康には欠かせないメンタルについての本を紹介していきます。

この本はtwitterなどで、よくつぶやかれている、バク先生が書かれたものです。

内容としてはがんばりすぎずに、周囲に溶け込む「擬態」というのが主なテーマとなっており、楽に擬態できるようになるテクニックやコツを伝授していただけます。

本のタイトルのように、バク先生自身が適応障害やトランスジェンダーであったりするので、実際の著者の経験談や、擬態するための努力や方法などが記載されていました。

また、著者以外にも受診された多くの患者さんのエピソードが豊富であり、自分自身がこの患者と同じ悩みを持っているので、ここは助かる!といった内容もあり、とても参考になりました。

ここで、この本について良かった点と残念な点についてまとめます。

良かった点

①著者や多くの患者のエピソードがある

これは前述したように、たくさんの例が記載されているので、近しい悩みを見つけることができるのが、良い点だと思いました。

②わかりやすい絵が多い

文章の最後辺りに、絵が挿入されているのですが、簡単にいうとこんな感じですよーというのが伝わりやすい絵だと思いました。

③クエスチョンに対してアンサーが明確

ここはどうしたら良いですか?という点について、~~してみて下さい。という回答がしっかりしていました。

④気軽に実践できることが多い

こういう類の本は、こうしてみて下さい!というこうしての部分が、ハードルが高かったり、お金がかかるものが多いのでですが、この本に書かれていることは、簡単に始められて(心構え)、かつできることからやっていけばよいとのことなので、実生活に効果が反映されやすいと思います。

⑤口調が優しい

精神科医の先生ですから、当たり前なのかもしれませんが、優しく語りかけてくれるような分で、とても落ち着きながら読むことができました。

残念な点

①少し矛盾がある?

「1番悪いことを想定しておけば、現実はそれよりマシ」という考え方をお薦めしないと予期不安の章で書かれていたのですが、自己否定イメージトレーニングという面接の話で、「自分は運が悪いので、嫌な面接官に当たっても、予想通りだな」と思うと、マシです。と書かれていたので、少し矛盾しているのではないか?と思いました。

②疑問点がある

やってみたいことは、とりあえず一回やってみる。言い訳してやらないと後悔する。とあったのですが、何度も色んなことをやってみて、手ごたえを感じなかったら、挑戦しなくなるのではないか?というところに関して、知りたかったです。

総評として、現在仕事やプライベートで常に不安や生きづらさを感じている人には、読んでみて損はない本だと思いますので、ぜひ読んでみて下さいね。

著者バク@精神科医
発行所ダイヤモンド社
価格1400円+税
ページ数262ページ
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漫画

新しいゲーム始めました 2巻

ネタバレ注意

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

新しいゲームはじめました。@COMIC2 [ 塩部縁 ]
価格:704円(税込、送料無料) (2023/1/14時点)


「新しいゲーム始めました」の2巻についてレビューしていきたいと思います。

さて、前回は主人公がワールドアナウンスをたくさん出していたわけですが、今回はいきなりボス戦から始まります。

2巻では、ボスモンスターに挑んでおり、ホムラたちが苦戦するのですが、前回獲得した「廻る力」を使い、何とか乗り切ります。決して高くないレベルで、どうボスを倒すのでしょうか。

ボスを倒したホムラたちは次の町へ行くのですが、まだほかのプレイヤーが発見していない北へ向かって冒険していきます。その道中で、不思議な存在「精霊」と出会います。どうやら、ある条件を満たしていれば、巡り合うことができるみたいです。精霊はホムラが獲得すると思ったのですが、実は他のパーティメンバーにも精霊がついたのは意外でした。

「精霊」というだけあって、登場シーンは迫力のあるものになっていました。他の精霊たちと会う時は、どんな条件を満たしどんな能力が与えられるのかが気になりますね!

次の町「フォス」にたどり着いたホムラたちは、ここで別の2つのパーティと遭遇します。このパーティはそれぞれ最初の町「ファスト」と「セカン」のボス討伐パーティであり、いわゆる「攻略組」でした。

好青年なロイというプレイヤーのパーティと、なんだがとってもぷんぷんしている女の子の黒百合のパーティは、どうやら微妙な関係らしく、黒百合はホムラたちのパーティ(特にホムラ)に対して、「レベルが低すぎる」「獲物を獲られた」といきなり難癖をつけてきて、めんどくさいと思われるようになっていました。

黒百合の方のパーティはまだほかのメンバーは分からないのですが、ロイたちのパーティメンバーとは、みなホムラの料理で一緒に食事をしながら親睦を深めることができました。なかなか個性のあるキャラクターが出てきて、それぞれのメンバーとの絡みがあって面白かったです。

他にも、前回仲間になった白のイベントや、まさかのホムラが暗殺者になるなど、これからも楽しみな内容が盛りだくさんです。

3巻はまだ発売していないみたいなので、待ち遠しいですね!

漫画塩部 縁
原作じゃがバター
キャラクター原案りりんら
価格640円+税
ページ数176ページ

1巻レビューについて

どうしても続きが気になる方へ

ノベル版があります!よかったら読んでみてください!







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漫画

新しいゲーム始めました。 1巻


今回するのは「新しいゲーム始めました。」という漫画です。
転生系やなろう系とは異なるVRMMORPGを舞台にした漫画です。

VRとは「Virtual Reality」の略で仮想現実という意味です。
MMORPGとは「Massively Multiplayer Online Role-Playing Game」の略で、現実の世界の人を相手に、インターネット上で協力し合ったり対戦し合ったりすることを指します。

つまり、本作品は仮想現実の中で、リアルな人と一緒にゲームをしているさまが描かれています。

そのゲームのタイトルはシンプルで、「異世界」というゲームを舞台に主人公たちはプレイしていきます。

まず、主人公のホムラは、最近のこういった系の漫画としては珍しい、最初から固定メンバーを組んでいます。リア友だったりネッ友だったりの5人とパーティを組んでゲームを進めるそうです。

この主人公を含めた6人で、クエストをそれぞれの役割(ジョブ)をこなしながら順調にレベルアップをしていきます。

その中で、主人公は普通のプレイヤーでは成し遂げられない、ワールドアナウンスと呼ばれるような実績のようなものを、次々とこなしていきます。

果たして、このまま続けてワールドアナウンスを起こすのか、それとも大きなボスモンスターのような敵と戦うのか楽しみです。

この漫画の良かった点と残念な点をまとめます

良かった点

①仲間がいて賑やかなストーリー

主人公ひとりだけではなく、仲間が5人もいるので、複数人でゲームをやっている賑やかな気持ちになれます。

②キャラクターの成長度合いが分かりやすい

こういった成長するゲームの漫画って、現在のステータスがはっきり分からないまま進んで、急に強くなったステータスを見せられて、物語と一緒に強くなっていった感が薄れ、おいていてかれることがあるのですが、この漫画では、しっかりレベルアップの際など細かくステータスを記載してくれるので、成長を感じられて楽しく読めます。

残念な点

①キャラの個性が被っているキャラがいる

主人公のホムラ、友人のペテロ、お茶漬辺りが、最初あまり区別がつかず、この3人を区別するのが、個人的に大変でした。

総評としては、自分も新しくゲームを始めるなら、こんな風に知り合い同士で一緒に始めたいなと思ったので、そういった願望がある方にはオススメな漫画です!是非読んでみてください!

漫画塩部 縁
原作じゃがバター
キャラクター原案りりんら
価格640円+税
ページ数176ページ

2巻レビューについて

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啓発本

人生の「質」を上げる 孤独をたのしむ力

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

人生の「質」を上げる孤独をたのしむ力
価格:1540円(税込、送料別) (2023/1/12時点)


今回は、「孤独を楽しむ力」という本を紹介いたします。

この本は、孤独とは悪いものではなく、必要なことだということを述べています。

この本には『内省』『人間関係』『価値観』『行動』『読書』『家族』の6つの章があります。この本の主なテーマになるのは『内省』についてです。
この『内省』は、他の5つの章のテーマにも関わっていました。

まず1章では、内省とは何かについて述べており、そして内省するのに必要なこと、内省することで得られることが分かります。
私自身で、照らし合わせてみましたが、確かに皆さん途中までは行っていたりするのですが、その後のステップが足りないという感じでしたね。
この本には、孤独感を拭うためにはどうしたらいいかを教授されていて、一人でいることに不安、焦りを感じる人には得るものがある内容になっていました。

2章では、仕事やプライベートで人間関係が煩わしいと感じている方、どうすれば快適な人間関係を築けるのか、何に執着しているから人間関係が悪いのかが分かる内容となっています。

3章では、他人の目に惑わされず、どうすれば自分らしさを出して、生きているかが書かれています。本当に大切にするべきことは一体何なのか、それを本章で教えてくださいます。

4章の行動では、何をすべきで、何をやめられないからダメなのか。価値観を肯定する意味付などが記載されております。

他にも5章の読書では、なぜ読書をすることが幸せにつながるのか、なぜ読書をすることで後悔しない生き方ができるようになるかを述べたり、6章の家族では、どうすればいい相手を見つけられるのか、良い関係を築けるのか、子どもとの付き合い方について説明されています。

この本の良い点と残念な点についてまとめていきます。

良かった点

①著者自身の経験を交えて説明してくれている

経営者視点の出来事だったり、発達障害のお子さんを持つ親としての心構え、感情の受け取り方だったり、物事の捉え方などが記載されており、人生経験のない方でもわかりやすく読むことができると思います。

②具体例が若者向き

ワンピースのキャラや進撃の巨人の作者などの例を出すことで、若者でも知っている有名人がこれに当てはまるのかといった風に、これも具体例を出してくれることで理解しやすくなっています。

残念な点

①多様性を認めてくれるが、転落していった人には無関心な感じがある

もちろん読む人に刺激を与えるためであると思いますが、文面があまり優しくないと感じるところもありました。

以上がこの本のレビューになります。

総評ですが、人生の中で一人で生きている時間が多い方や、人間関係が辛くて一人で生きたい…と思っている方には刺さる一冊だと思うので、ぜひ読んでみてくださいね。

著者午堂登紀雄
ページ数254ページ
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漫画

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…絶体絶命!破滅寸前編3巻


ネタバレあり注意

今回は「はめふら」スピンオフ作品、「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…絶体絶命!破滅寸前編」の最終巻である3巻の感想を述べていこうと思います。

前回は、怪しいキャラが影を見せて終わり、といった感じでしたね。

今回は、そのキャラの名はノエリア・フロレス。彼女は、かつてカタリナがしたように、光の魔力の持ち主であるマリア・キャンベルに対して、悪事を働きます。
ですが、その最中、前回仲直りしたシエナ・ネルソンが止めに入ります。しかしその場は収まったものの、ノエリアの矛先はシエナに向かうことになります。
ノエリアは上級貴族で、シエナは下級貴族ということもあり、プライドが傷ついたのでしょうか、思ったよりすぐ標的を変えましたね。現実でも、学校や職場で傲慢な方がいなくなったら、次は別の人が問題になることってありますよね。

ノエリアとシエナは絶体絶命!破滅寸前編にしか出てこない、オリジナルキャラクターとなるので、このシーンは本編では起きなかったこととなりますね。いわばノエリアは新しいエネミーとして、この作品ならではの新しい展開にするために用意されたキャラでしょう。

さて、ノエリアの標的となった、シエナですが危ないところをカタリナに助けてもらえました。より一層、カタリナはノエリアの恨みを募らせてしまいました。が、この状況では、カタリナが助けに来られなければ、シエナは傷つき、今度はノエリアが追われる展開になりますし、どちらにせよ、そうなる前に助けられたのはよかったと言えるでしょう。

次にカタリナがすることと言ったら、国外追放された場合の対策です。剣の稽古、農業など着々と準備は進んでいますが、まだまだやることはあります。他の国で暮らすには、なにが必要なのか?ということを知るために、カタリナは動くことになります。使用人に聞いてみたり、魔法省へ見学に行ったりしてみましたが、ジオルドにすごく警戒されていました。もうこの時点でジオルドはカタリナに対して特別な感情を抱いていることが想像できますね。興味から好意に変えていくことはカタリナの得意技なのですかね(笑)。

そして、ついにやってきました「断罪イベント」。しかし本来のイベントと異なり、断罪に参加するはずの生徒会メンバーはおらず、ノエリア一人による断罪でした。逆にそこへ、マリアやジオルドがカタリナを擁護したことにより、断罪イベントは回避することができました。ここからも油断できないと息巻くカタリナでしたが、私ならここから断罪されることなどあるのだろうか?と思いますね。この断罪イベントでもまだまだマリアに対しての罪の意識が大きすぎるように思います。ここまで行くと自己犠牲の域に入っているのではと思ってしまいます。何故、転生前にした悪行を、関係のない自分が償わなければならないと思うのでしょうか。少し気になるところです。

断罪イベントが回避されてしまったので、ノエリアが次の策を講じるのですが、これもジオルドたちに阻止されてしまいます。ここは、カタリナ自身が危ないというなかなかハラハラする展開でしたね。本編では、カタリナに危害を加えるのは別のキャラクターなのですが、本作には登場していません。しかし、破滅エンドに対しては用意周到なのに、こういったところで警戒が甘いのは、カタリナの楽観的な部分が出ていましたね。私もそれ引っかかっちゃうかー!と思ってしまいました。

最後はノエリアによるフロレス家を中心とした、身分はく奪と国外追放の訴えが届きます。これに対しカタリナたちはどうするのでしょうか。これは最後の試練なので、実際に読んでのお楽しみということでお願いします。

以上で、「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…絶体絶命!破滅寸前編」についての感想は終わりになります。

総評としては、やはり巻数の都合上、省かれているキャラクターやシーンがありましたが、本編を読んだ人にも、読んだことない人にもお勧めできる漫画です。逆に物語が簡単にまとめられている分、読みやすい部分も多々あると思いました。キャラクターの魅力も短い巻数でしっかりと描かれており、短時間で読めるスピンオフ作品でした。私は本編もおすすめですが、本作も負けず劣らず魅力的なのでぜひ読んでほしいです。

コミックnishi
原作山口 悟
キャラクター原案ひだかなみ
価格645円+税
ページ数175ページ

1巻レビューについて
2巻レビューについて