今回紹介するのは、「乙女ゲームの破滅しかない悪役令嬢に転生してしまった…絶体絶命!破滅寸前編」です。
この漫画は「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」通称「はめふら」のスピンオフ作品です。本編を全巻読んだ!又はアニメを見た!という方にお勧めの漫画となっております。
あらすじとしては、主人公カタリナ・クラエスが、本編と同じく頭をぶつけて、前世の記憶を思い出し、これまでの非道な行いによる「破滅エンド」を避けるために奮闘するといったものです。
ただし、本編と違い、8歳で記憶を取り戻すはずが、本作品ではなんと15歳!つまり破滅まで残り1年という短い期間の中で、破滅ルートを回避しなければならないのです。
この1巻では、カタリナと乙女ゲームの主人公であるマリア・キャンベルが和解するのですが、その速さがなんと1冊にまとめられているという、内容が凝縮されたものとなっています。本編と違い破滅までの期間が短いため、他のキャラとの仲良くなるエピソードが若干巻き気味になっています。しかし、本編を読んだ人、もしくは視聴した方でも違和感なく受け入れることができる展開となっています。
ここで私が良かった点と残念だった点についてまとめます。
良かった点
①本編を見ていなくても楽しめる
はめふらのスピンオフ作品ということですが、本編を見ていなくても展開に違和感なく読める点が良かったです。
⓶主人公の行動、思考について不快感が沸かない
このカタリナ・クラエスというキャラは、今までの行いをどう償うかを考え、また自分だけが幸せになるのではなく、他キャラの幸せや長所に気付いて伝えてあげられるといった気持ちのいいキャラです。私自身、転生系の漫画では主人公の行動に少し賛同しかねる点が多いので、不快感なくすらすらと読むことができると思います。
残念な点
①本編と違いボリュームが少ない
スピンオフ作品ということなので、当然と言えば当然なのですが、破滅まで1年という変化があるため、本編8巻とくらべて本作は3巻と、5巻分内容が省略されており、じっくりと「はめふら」を楽しみたいという方には、本編を読んでからこちらの作品を読んだほうがより楽しむことができます。
コミック | nishi |
原作 | 山口 悟 |
キャラクター原案 | ひだかなみ |
価格 | 640円+税 |
ページ数 | 194ページ |
興味を持った方はぜひ、読んでみてくださいね。
続!映画化決定!
はめふらが映画館にやってくるとのことです!
公開年は今年の予定ということなので、楽しみに待ってます!(管理人)