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ヤマノススメ 4巻 感想

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「ヤマノススメ」の4巻の感想です。

今回でついにあおいひなたの約束が果たされます。

あおいの母親はやっぱりあおいのことが心配なようで、ひなたの父親に相談したら車を出してくれることになりました。

二人の両親は連絡を取り合っていたのでしょうか。あおいひなたが疎遠になってからは関係が途切れていそうなものでしたが、大人は子どもがつながっていればそこら辺はあまり気にしないのでしょうかね?

霧ヶ峰あおいの母親がひなたの父親にペースを落とした方が良いと言われていましたが、あおいたちはずっと前にいたので、やはり二人とも体力がついたんだなと分かるシーンでしたよね。

子供が成長していくのは嬉しいことですが、自分から離れていってしまうと思うと寂しい気持ちになる…、という話はよく聞きますね。

私には子どもがいないのでその辺りの感覚は分からないですが、子どもによっては成長しても親への感謝の気持ちを忘れない人もいるので、寂しいだけじゃないということを知ってほしいですね。

あおいたちが小さいころ一緒に登った山は「谷川岳」だそうです。今回あおいたちが通るルートはロープウェイを使うというところから「天神尾根コース」であるようですが、往復総時間は約5時間ほどだそうです。

この漫画でも、ネットで調べても谷川岳は初心者向けだと書いてありましたが、5時間もかかると考えると、流石に大人でも厳しいのではと思いましたね。

5時間歩くだけでも厳しいのに、道が険しく登りとなったらさらに体力を使うと思いますし…。

かえでは学校では変な人という印象を抱かれているようですね。少し前に「山ガール」なんて言葉ができましたが、そう考えると今の時代なら特に変な印象を持たれることはなさそうですが。

かえでにも「ゆうか」という、自分を心から心配してくれる友人がいたのは良いことですよね。

ゆうかかえでと一緒にお店に雨具を見に行ってくれたり、かえでがやっていることに興味を持ってくれている、優しい友人ですね。

ここなの両親は仕事が忙しいみたいですね。ちゃんとここなのことを大切に思っているようで安心しました。最初は放任主義の家庭なのかなと思いましたが。

ここなも思春期で反抗期に入っていてもおかしくない年齢だと思いましたが親思いで、両親も子ども想いの理想の家庭環境でしたね。

あおいはロープウェイを怖がっていて、リフトの方も怖がっていましたが、リフトはすぐ乗れていたので驚きました。

ロープウェイより足場がないリフトの方が怖いと思うのですが…。スキー場にあるリフトも私は怖くて乗ったことないです。そもそも中学生くらいからスキー場に行ったことはありませんが笑。

新しいキャラクター「ほのか」が登場しましたが、彼女は写真を撮るのが好きみたいですね。寡黙で大人しい子という今までにないタイプなので、これからどう活躍していくのか楽しみですね!

山小屋でも普通のご飯が食べられたりするんですね。私はおろしそばとかが食べたいかなぁ。ご飯ならかつ丼で。

山小屋にいる人たちが一緒にここなと誕生日を祝ってくれましたが、実際に旅行先などで誕生日を迎えた人がいると周りの人でお祝いするということがあるのでしょうか。ちょっと海外チックなノリですよね。

二人の約束は果たされましたが、これからもきっといろんな山に挑戦し続けるみたいですね。

とりあえずはお話にいったん区切りがついたようですが、まだまだ感想を書いていきたいと思います。

3巻の感想について

5巻の感想について

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ヤマノススメ 3巻 感想

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「ヤマノススメ」の3巻の感想です。

今回はついに約束していた富士山に登ることになりました。

あおいは高校1年生ということもあり、母親に危険だからと登山を反対されてしまいましたね。

父親は割と寛容的のようですが、子どもが女の子だと、男の子の時と違って家庭の雰囲気も変わる感じがしますよね。

私の時は母親が寛容で父が厳しめでしたね。といっても他の家庭よりは優しかったと思いますが…。

ご来光登山”(夜に富士山をのぼり日の出を見ること)は、確かに危険がたくさんあるように思えますよね。

やはり夜の山道は足もとが見えず危ないですし、高山病などの危険性もあると考えると、登山が好きな人でも辛いものになると思います。

私なら小さい山頂でも満足してしまうので、富士山に登ることはないかなと思います。もし登るのなら学生時代くらいしか不可能だった気がします。

あおいは登山をするようになってから、他人と関わるようになり、少しずつ前へ進んできていますよね。

あおいの両親も、珍しくあおいが自分から進んで言い出したことに驚いていたようですし、あおいも怒られるかもしれないと自分を抑えすぎていたことに気づき始めてきましたし、やはり何か他人と関わる趣味を持っておくのも大切なのかと思いましたね。

登山で消費するカロリーは4000~5000だとかえでが言っていましたが、そんなに多くのカロリーを消費するとは知りませんでした。一日摂取する分より多いのであれば、それは体調を崩すのは当たり前ですね。

ハンガーノックは登山中に起きる特殊な症状かと思いましたが、地上でもそんなにカロリーを消費したら動けなくなりますよね。

ひなたは登山でダイエットをしようかと思っていたようですが、どうやらその考えは捨てたほうが良いようですね。(エネルギーを取るために道中でたくさん食べたほうが良いから)私も太ってきたので低い山なら登ってみるのもありかなと思っていたんですが…笑。

富士山の登山ルートが複数あることは知りませんでした。吉田ルートは道中に山小屋がたくさんあるようですから、リスクを考えるとこのルートが一番良いですよね。

もう少しで休憩地点があると思えるだけでも、気の持ちようが変わりますからね。ひなたたちはうどんやカップ麺を食べていましたが、山の中なだけあって値段がとても高くなっていますよね。

自販機も最低300円くらいからだったのを見たことがあるので、驚愕しました。やはり輸送コストが相当高いのでしょうね。

それにしても山小屋で働いている人は高山病にはならないのでしょうか。長い時間酸素が少ない所にいると、たとえ激しく動いてないとしても辛そうな気がしますが…。

ひなたここなは高山病にならず山頂まで登ることができましたが、すごい体力ですよね。

あおいは高山病になってしまい、山頂まではいけなかったですが一回目の挑戦なら仕方ないことだと思いますよね。流石に日本一高い山を一度で登ろうとは考えないほうが良い気がします。

あおいひなたは二人とも気分が晴れず、なんとなく二人で最初に登った天覧山を登っていましたが、やはり二人とも登山が好きなんだなと改めて分かるシーンでしたよね。

あおいひなたのことを心から友人だと思えるようになったみたいで良かったです。

愚痴を聞いてくれたり、嫌な気持ちを晴らすために一緒に遊んでくれたりする友人はとても大切な存在ですよね。助け合いができる人が身近にいると、より生きやすくなる気がします。

富士山に挑戦したことで成長したあおいたちが、次に登るのは一体どこなのでしょうか!

2巻の感想について

4巻の感想について

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ヤマノススメ 2巻 感想

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「ヤマノススメ」の2巻の感想です。

あおいたちはクライミングジムに行ったわけですが、クライミングジムって意外と田舎にもあるイメージですね。

私も十数年前に一度行ったことがあるように気がします。その時も今と同じく非力で本当に少ししか登れなかったですが笑。

しかし運動部でもないあおいが何とか出来ているなら、今の私でも少しくらいなら登れそうかな?

力よりバランスとありましたが、バランス感覚もないのでまずは軽い運動を始めないといけないかもしれません。(散歩やジョギングとか)

色々な色の突起があるなと思いましたが、あれは同じ色だけしか使っちゃいけないんですね。

確かに登っている人を見ていた時、なんでわざわざ遠い突起に手を伸ばしているんだろうと思った気がします。

あおいが決心して壁から飛び降りたのはすごいですね。下がマットだと分かっていても、それなりの高さから落ちると流石に怪我するだろうなという意識が頭の中をよぎって私なら飛べない気がします…。

三ツ峠山は山梨にある山らしいです。登山に詳しくないのもありますが、聞いたことのない名前でした。

三つ峠駅まで電車で向かっていましたが、電車で移動するのってワクワクしますよね。なんか今から旅行するぞー!って気分になります。

私はおトイレが近いのでお手洗いがない電車やバスには乗れないのが悩みですが…。

標高が低めだと言っても、流石に登山口からは険しい道があるようですね。坂があることより、足場が悪いことの方がつかれるような気がします。

坂だけなら途中で休めますが、足場が悪いと楽に休憩もできないので…。

途中の崖路は怖いですね~。歩幅30センチくらいとありましたが、足を揃えたた横幅くらいしかないということですよね。

小さい頃は道幅が狭くてもスイスイと歩いて行ったのですが、今は体が大きくなったのもあって上手く歩けなさそうです。

とはいっても気をつけて歩けばなんてことはない道なのでしょうけど、要は気の持ちようでだいぶん印象が変わりますよね。

途中かえでが湧水を飲んでいましたが、山の湧水って微生物がたくさんいるから飲んではダメだと聞いたことがあるような気がします。

そんなことは小さい頃は知らなかったのでがぶがぶ飲んでいた気がしますが、今は平気なのでやっぱり飲んでも大丈夫なのでしょうか。

それでも今飲むなら煮沸して飲むと思いますが…。昔は色々と大雑把な点があって今考えると結構危ないのでは、と思うことを平気でやっていましたよね。

ハンガーノックという症状は初めて聞きました。極度の低血糖状態によって動けなくなるとのことですが、ブラックサンダーなどのお菓子をポケットに入れて登山しているなんて話を聞いたことありましたが、あれは理にかなった行動だったのですね!

ここなの両親はどうやら仕事が忙しいとのことでしたが、あまり家にいないのでしょうか。中学生とはいえまだまだ親が必要な年齢ですよね。

ここながしっかりしているのは自分で何でもやらなきゃいけなかったから、ということですかね。

ひなたも現状が悪い時でも笑うように心がけていたり、あおいが笑えるようにいつも頑張っていたりと、ほんわかしている漫画ですがキャラ一人ひとりの深い所には強い感情があるのかもしれませんね。

キャンプも良いですよね!どうやら今回は日帰りキャンプのようでしたが、テントを張って止まる本格的なキャンプも面白そうですよね。

キャンプ用品は百均で揃えられるようなので、試しにやってみようと思えば手軽に始められるので、趣味の一つにしてみるのもありですよね。

キャンプ漫画として「ゆるキャン△」などがありますが、そちらはキャンプについての知識を楽しく学べるので、見てみるのも良いですね。

今回であおいは随分と恐怖を乗り越えましたね。まだ完全に克服までとはいかないでしょうけども、少しずつ挑戦していっているのが良いですよね。

あおいに励まされて私も何かアウトドア趣味に挑戦してみようかな…なんて思いました笑。

1巻レビューについて

3巻の感想について

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ヤマノススメ 1巻 レビュー


今回紹介するのは「ヤマノススメ」です。

この漫画は「登山好き」「ほのぼの系」「趣味漫画」という設定が好きな方にオススメできる作品です。

昔々「雪村あおい」は、幼馴染の「倉上ひなた」(と父)と小さい頃に山に登り、大きくなったらいつかまた二人で山頂に来ようという約束をしていました。

しかし、月日が流れていくうちに疎遠になってしまい、約束のこともいつの間にか忘れてしまったまま高校生になりました。

あおいは人付き合いが苦手でクラスメートとの関係は上手くいっていませんでしたが、一人でもできるお菓子作りや読書などの趣味を満喫しようとしていました。

そんな時、クラスにかつての幼馴染のひなたが来て、昔の約束通りに山に登りに行こうと誘ってきました。

あおいは小学生のころジャングルジムから落ちたことにより、高所恐怖症になっており、山に登りたくないと心の中で拒んでいました。

ひなたあおいが他にやりたいことがあることに気づいていて、あおいに無理やり連れまわしたことを謝罪してから「山はお父さんと行くよ」と言いましたが、ひなたの家で山道具を見ているうちに、あおいは昔一緒に登った山頂の景色を思い出し、あんまり高い所じゃなければいってもいいというのでした。

高所恐怖症であり心配性で内向的なあおいが、楽天家で活発なひなたと少しずつ登りやすい山から挑戦していくというのがお話の流れとなっています。

良かった点

①持ちつ持たれつの微笑ましい関係

正反対な性格の二人で、表面的にみると自己中心的に動いているように見えますが、その実はあおいの心配性からくる用意周到さでひなたを助け、ひなたは父から教わった登山知識と明るい性格を活かして、あおいをひっぱって一緒に楽しめるように考えていて、ほっこりする関係が良いなと思いました。

二人の距離感も近すぎず遠すぎずな点も良かったです。

②登山の知識がつく

登山するために必要な知識や、料理道具やザック(リュックサックのようなもの)について、他にも山そのものの知識も知ることが出来て、登山への興味がわく素敵な作品だなと思いました。

健康的でみんなとでも楽しめる趣味なので、本当に始めてみるのも良いですよね!

③背景のコマが細かい

例えば高尾山のパワースポットが描かれたシーンや、山頂の綺麗な景色などが見ることができ、楽しく登山している気分を味わうことができました。

気になる点

①キャラクター絵

主人公たちは高校生とあるのですが、キャラクターの絵を見る感じだと小学生低学年のように見えるので、なんとなく話の内容とギャップを感じるかもしれません。

②説明文

セリフ以外にも山そのものについてや道具についての説明文があるのですが、内容が長めで少し字が小さいので読み込むのはちょっと大変なところがあるかもしれません。

2巻の感想について

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勇者、辞めます 最終巻 感想

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「勇者、辞めます」の最終巻の感想です。

クロケルの説得、ウンディーネとの戦闘のお話が今回のメインですね。

クロケルエキドナの真摯な言葉が届きました。エキドナの、魔界の民のためなら自分が犠牲になることも厭わないというところが、魔王にふさわしい素質だとありましたね。

確かに自分のために尽力してくれる人が上司なら、その上司に恩返ししようと頑張る気持ちになりますよね。

エキドナの場合は命を懸けてまで、レオや部下を救おうとしていたのですから、心の底から忠誠を誓われるでしょう。

エキドナの妹「イリス」が初登場しましたが、エキドナとは全然性格が似ていませんでしたね。

レオイリスのことを昔の自分に似ていると言っていましたが、イリスくらいに自分の兄弟を信頼していたということになりますよね。

レオはソロで魔王討伐するくらい人付き合いを面倒くさがっていましたが、ものすごく仲間想いですよね。

レオキュクレウスと二人でパーティを組んだことがあると言っていましたが、二人の旅の様子も見たかったですね。最後は魔王と勇者として戦ったらしいですが、レオキュクレウスを殺してしまったのでしょうか?

500年ほどたっていることになるので、キュクレウスが寿命で死んだ可能性の方が高いですが。

レオは、エキドナのことを自分が仕えるべき最高の魔王だとまで認めていたのですね。確かにレオエキドナに救われた一人ですから、この漫画の主人公は実はエキドナかもしれないと思うくらいですよね。

ウンディーネに対しては、クロケルアクエリアスヴァルゴを含めた全員で戦ったわけですが、流石に戦力が潤沢だったので負けそうな雰囲気はなかったですね。

最後は、レオの最大の問題についてエキドナが考えるわけですが、やはりエキドナレオを救って見せると自信満々に言いましたね。

お話としてはまだまだ広げようがありそうでしたが、ここまでで原作の内容を全て漫画化しているそうで、完璧な完結というわけですね。

総評としては、ストーリーやキャラクターデザインや性格、アクションシーンの迫力など、どれをとっても優秀な作品だと思いました。

主人公のレオは色々な面で最強だけれども、一人ではどうしようもないことがあるという、単純な俺TUEEE展開ではないところが魅力だと感じました。

各作品にある最も盛り上がる瞬間シーンのようなものが、この漫画の中には何か所か出てきて全8巻という長さもあり、満足感も非常に高いです。

終盤になるにつれてキャラ数も増えていったのですが、一人ひとりに見せ場が最後まであり、キャラクターの魅力を伝えられているところも良かったです。

一風変わった最強勇者が魅力的な仲間と世界を救っていく」という内容が気になる方には、是非読んでみてほしい作品だと思いました。

7巻の感想について