今回紹介するのは「歴史に残る悪女になるぞ 悪役令嬢になるほど王子の溺愛は加速するようです!」です。
大好きな乙女ゲームの悪役「アリシア」、アリシアはヒロインをイジメる悪役ですが、アリシアの芯の強い部分に惹かれていて、生まれ変わるなら断然悪役令嬢が良い!と思う、とある人物が居ました。
その、とある人物が交通事故に遭い、希望通り乙女ゲームのキャラの大貴族ウィリアムズ家の長女、悪役令嬢「アリシア」に転生していたのでした。
アリシアの夢である「歴史に残る悪女」になるため、教養、魔法、剣術など様々な分野の能力を身に着けていきますが、ゲームの世界だからか、驚異的な成長を遂げ、「異端児」と呼ばれてしまうようになります。
攻略対象である国王陛下の一人息子「デューク」が一番好みのタイプなアリシアですが、悪女になる夢を優先して、恋愛はヒロインに譲るつもりだったのです。
しかしどうやらデュークにどうやら好意?を持たれているようで、誕生日に貴重なダイヤのネックレスを送ってもらったりします。
国王陛下がアリシアに会いに来て、「我が国デュルキス国の立ち位置はどうか」と聞いてきたので、現状と解決策を述べたのですが、現状の話に出た、ロアナ村という最も貧しい村へ自分の目で確かめに行くことにしました。
そこでウィルという王宮から追い出されてしまった賢明な男に会い、「悪女になりたい」という夢まで包み隠さず話しました。
ヒロインの「キャザー・リズ」と遭遇してしまい、アリシアと仲良くなろうとぐいぐい来るので、嫌われようと必死に受け答えしますが、「好きなことは?」と聞かれ「魔法」と答え、使って見せると周りの攻略対象から、前述の通り「異端児」だと呼ばれてしまいます。
なぜならこの世界では、魔法は13歳からでしか使えないからでした。アリシアはまだ10歳でしたので、これからアリシアはどう扱われていくのか…というのが大体のお話です。
良かった点
①アリシアの目指す先が面白い
歴史に残る悪女というのは、どのようなもので、どうなれるのかが今のところ分かりませんが、知識、剣術、魔法、政治などすべてを10歳で高すぎる水準で満たしているので、どれだけ成長してラスボス化していくのかが気になります!
②ヒロインと対立する
色々な悪役令嬢漫画を読んできましたが、自分からヒロインに突っ掛かっていくという展開は初めて見たので、とても新鮮で面白いです。ヒロインのリズも優しい少女だけれど、なんだか怪しい感じを持っていて、どっちが正しいというか真っ当なのかを早く知りたいと思い先が気になりました。
残念な点
①転生したにしては頭が良すぎる。
もちろん悪役令嬢のスペックにも影響されているんだと思うのですが、転生前のもともとの頭が良くなければ、国王陛下の質問には答えられないと思うので、そこだけ少し違和感を覚えました。
2巻レビューについて