ネタバレ注意
「グランドール王国再生録 破滅の悪役王女ですが救国エンドをお望みです」の2巻レビューです。
前回、治療院の場所代を不当に請求されたため、元締めである「ダミアン」に抗議しに行きました。
なかなか有能そうなキャラクターが出てきましたね。あまり敵に回したくないタイプ。これは説得も難しそうです。
王侯貴族が民の窮状に目を向けないことが原因で、苦しんでいる連中に生きていればいいことがあるかも知れないと思わせるために、ダミアンは代わりに仕切っていたのでした。
国があてにならないから国の代わりに動くということをダミアンはやっているわけですね。しかし、普通に税を取られている上にさらに取り立てが発生しては、民はやっていけないのでは…?と思いますがどうなんでしょう。
ヴィオレッタは周りの人を守るためにやっている民のために動いているダミアンとの解決策を考えます。
それは治療院の場所代を免除する代わりに、港にある大量の廃棄予定の魚を加熱殺菌と密封による瓶詰めすることにより大量保存できる技術を渡すことでした。
コンビニとかにある缶詰めの食品って、実際この話の通り瓶でも行けるんですかね。いけるけど、保存期間が短くなるとかくらいなら、超画期的な案ですよね。
計画が失敗した場合はラルスの指輪を取られることになってしまいました(自分で差し出したのですが)。
期限の1か月半後、無事ダミアンに認めさせることができ、場所代の免除を勝ち取ることができたのでした。
途中でヴィオレッタの最期のシーンを思い出していましたが、民衆に殴り殺されてしまうのは、結構きついエンドですね。まあやっていたことがアレなんで仕方ないのでしょうが。乙女ゲーにしてはバイオレンスな展開ですよね。ある意味R18。
帰り道、王女だということがばれていたことがラルスから言われます。以前、馬車で王宮に向かったのを見られていたようです。
ラルスやダミアンは王女に対して良い感情を抱いていないはずで、周りの人に王女だとばらされたら…と心配しましたが、ラルスは噂ではなく自分が見たヴィオレッタを信じると言い、何か困ったことがあったら、頼ってくれともいわれたのでした。
ラルスがちゃんと信じてくれてよかったですね。この瓶詰め計画や治療院の赤字経営の見直しで信頼を勝ち取ることができたようですね。この調子で色んなキャラの信頼を勝ち取っていきたいですね!…だれかがこの会話を聞いていたのが気になりますね…!敵なのか味方なのか!どっちなんだい!
前世の記憶を思い出して4か月が経ちアナリーからの好感度が一番高いキャラを考えたのですが、全くわからないのでした。
今のところお姉様一筋。もうそれでいいんじゃないかな。女の子は女の子同士で恋愛してもいいよ!
ダミアンから瓶詰めが売れないとの話をされます。それはターゲティング(売り先)を間違えたからであり、ヴィオレッタは軍に売ろうと提案しますが、ツテがありませんでした。
そこでダミアンは顔が広い知り合いの男爵家の次男(3男)に会いに行くことにしました。その人物は「レナード」という名前でしたが、その正体は前王の第一王子「レナルド」でした。
レナルドは偽名を使い身分を隠しているという、ヴィオレッタと同じことをしていたのでした。レナルドは何故ヴィオレッタが身分を偽り、民のために行動しているのかを慎重に探りを入れていきますが、最終的にレナルドも瓶詰め計画に協力を考えておくということになりました。
前巻の最後にレナードが出てきていましたが、やはりレナルドでしたね。めちゃくちゃ怪しまれていて面白いシーンでした。
王宮では計画を始めた真意を聞かれますが、あまり理解されず受け入れられなかったのですが、筋は通っていると協力することになったのでした。
レナルドはさっそく需要のありそうな知り合いの商人を紹介すると言い、向かいました。そこでレナルドのおかげで瓶詰めを売り込めそうになりました。
レナルドも少しづつではありますが、ヴィオレッタのことを信頼してくれているような気がしますね。これからの展開が楽しみです。
ダミアンのところへ行く途中、貴族と治療院に通っている「リーズ」が財布を取ったと揉めていました。リーズが叩かれそうになった所を間一髪ヴィオレッタは助けることができたのでした。
この場面を見たレナルドはどう感じたのでしょうか?時間が気になります!
3巻レビューについて