ネタバレ注意
「先生、今月どうですか」の4巻レビューです。
星座を見にキャンプへ行くことについて。
紫が101号室の不破と妹の千草と万里とで天体観測をしにキャンプをしに行きます。その発端は紫が千草に触れた時、万里と二人で星を眺めている未来が見えたからです。
紫は最初は万里からの誘いが来るかと思っていましたが、お互い星とは結びつきがなく、特にそういう話はなりませんでした。
たまたま千草が世話になっている不破の部屋に行くと、新しい趣味で天体観測用のキャンプ道具があり、そこで今度は不破に万里が好きなことを気付かれました。
そんな紫に不破は紫と千草と万里を連れてキャンプに来たのでした。
未来視では二人で星を見られるはずでしたが、雨が降ってしまい見ることができませんでした。
未来が変わってしまったのかと思い悩む紫でしたが、翌日万里からリベンジの誘いがあり、喜ぶ紫でした。
千草は聡い子ですね。紫の未来視の結果が良かったどうかが分かったり、紫が万里のことを考えているときの表情を言い当てたり。この子の将来が楽しみです。
ノープランでいきなり万里に会いに行った紫が可愛かったですね。なんて言うんですかね…。ツンデレとは違う素直大人び系女子?でも年相応な場面のほうがほとんどなので、紫を言い表す適切な言葉が思いつかないです(汗)。
押し付けない「察してタイプ」で、身勝手さがかなり減っててこういうのもたまにはいいじゃない!と思いました。
不破さんが有能すぎますね。人心掌握が得意だったのでしょうか。そんな悪いものではないですが、人を気遣い思いやる力が高すぎますね…。私もこんなチャレンジ精神旺盛で気さくな優しいお爺ちゃんになりたいものです。
未来が変わってしまったと思って沈む紫を見るのが少し辛かったですが、すぐにその心配はなくなり、逆にすごく嬉しそうな顔を見れて良かったです。
紫のお弁当について。
紫は上手にできた肉巻きが入った弁当を万里に渡すのを楽しみにしていました。
朝、紫は速水の話(愚痴?汗)を聞いていたり、102号室のアイドルをやっている仙木(せんぎ)の衣装を作った英から意見を聞かれたりします。
ライブのためにバイトを減らしていたためにあまり食べ物を食べていなかったのか、仙木のお腹が鳴り、それを聞いた紫は万里に渡すはずだった弁当をあげたのでした。
帰ってくると残りの肉巻きは千草が食べていて、新しく作る時間も材料もなかったので、大量のおにぎりを万里に渡して「次こそは」とリベンジする決心をした紫でした。
今までもちょいちょい出てきましたが、仙木が話に絡んできましたね。まだあまり有名なアイドルではないみたいですね。
でも明るくて一生懸命そうな感じなので、好感がもてますね。ビジュアルも個人的に好みなので私も推しになります!ソースを口の周りにつけていたのが可愛らしかったです。
仙木にお弁当を渡したことを考えると、万里を想う気持ちと同じくらい住人のことも大切に想っているんだなと分かりますよね。
大量のおにぎりを渡されて「いいな、こういうのも」って言える万里。いいと思います。結婚したら何でもおいしく食べてくれる夫になるでこれは…。
熊野と田口について。
熊野は紫のことが好きで、最初は万里の小説を利用して近づいてきた男子の後輩で、友人の芹によって更生?した人物で、田口はその逆で純粋に万里の小説を読んでくれた女子生徒です。
田口に熊野へのアプローチ方法を考えてほしいと頼まれ、いろいろ調べたりしますが、最終的に芹が考えた「寝たふりして名前を呼ぶ作戦」にした結果、上手くいったようでした。
その作戦を紫も万里に試すのですが、どうやら通じてなかったみたいなので残念がる紫でしたが、実は結構効いていたというお話でした。
熊野!お前モテるんかい!彼女欲しいっていう人は、意外な人に好かれているだけでそれに気づいていないというケースもたまにありますよね。
誰にでも分け隔てなく接し、元気な熊野。読書が好きな奥手で大人しめな田口。冷静に考えてみると上手くいきそうなお似合いの2人ですね。
芹がこの作戦を発案したのですが、どうやら実体験(現在進行中)のようで、そこらへんも気になるところですね!紫を見守りながら支えていっている芹なので、芹自身も報われてほしいです。
千草の予知能力について。
千草にも未来が見えるようになりました。どうやら母の家系の女性はみんな未来視ができるようです。
父親の雅臣は、姉の紫がパニックになった過去があるので、千草のことを守ってやれるか心配していたのですが、千草は家族みんながいるから大丈夫だと言い、娘の成長を祝うパーティーをするのでした。
なんと千草にも未来視ができるようになったのですね。この話の千草はいつもに増してキラキラしていて良かったですね。
天真爛漫メンタル強し元気娘!って感じですね。しっかりしたところもあり、たまにその片鱗を見せる時があるので、魅力のある人物ですね!
202号室に新しく住むことになった一鷹について。
一鷹が物件を探しているという話を聞いて、コーポさくまに入居しないかと勧めようとしたのですが、芹から話したこともないクラスメートが物件勧めてくるって結構怖いというので、タイミングを見計らって声をかけようとしたのですが、ストーカーと間違えられてしまいます。
誤解は解けて、無事202号室に住んでくれることになりました。
紫は数学の小テストの結果が悪く、このままじゃ父親に大家を認めてもらえないので、勉強が得意な一鷹たちの勉強会に入れてもらうことにしました。
無事、一鷹の友人とも仲良くなれたり、数学のテストで高得点を取ることができました。
万里はそんな楽しそうにする紫と一鷹の姿を見て…。
一鷹良い奴っすね…。「この表情むけられたかったな」と「傷は浅いに越したことはないよね」から紫のことが好きだったことが分かりますね。
勉強会にて、ラインの交換に疑問を持つ辺り、紫は友人を作るのは難しいだろうなと思いましたね。それこそ芹のような理解者だけが数少ない友人になれると言った感じでしょうか。
紫も芹もお互いのことを独り占めできないことを寂しがっていたところを見ると、上手くは言えないのですが、ただ友情と言う言葉では表せないモノがありますね。
万里はどうやら恋を自覚したようですね!ようやくここまで来ました!!
逆に疎遠になったりしないよね…?と心配でもあります。あと桜庭の直観凄すぎますよね…(笑)。
次回の二人の関係がどう進展するのかしないのかがめちゃくちゃ気になります!!