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【将来性皆無!?】主人公じゃない! 1巻【転生系漫画】


今回紹介するのは「主人公じゃない!」です。

とあるサラリーマンがトラックに轢かれそうな女の子を、自分の命と引き換えに救いました。

最後に学生時代にやりこんでいたゲーム「ブレイブ&ブレイド」のをやりたかったと願うと、願い通りブレブレ(ブレイブ&ブレイド)の世界に、主人公ではなくゲーム序盤の救済キャラ「レクス・トーレン」として生まれ変わりました。

レクスが序盤救済キャラと言われているのは、初期レベルが破格の50レベルで万能型ステータス、さらにスキルを多数をもっていたからでした。

しかし、他のレベル50のキャラと比べると圧倒的に弱く、レクス自体の成長値も低いという弱点を持っていました。

レクスはとりあえず身の安全を確保しようと考えますが、ブレブレの主人公の生死が関わるイベントがもうすぐ発生することに気が付きます。

主人公が死んでしまえば世界が滅びかねないので、イベントを阻止することにしました。

ブレブレの主人公は出自を7種類+αから選ぶことができ、この世界の主人公は状況的に「冒険者に憧れる都会の少年」だと推測します。

その出自の場合は、物語が主人公が「試しの洞窟」を踏破するが、主人公が「資格を持つ者」であったために封印されていた悪魔が復活してしまうというものでした。

そこをレクスのおかげで助かるも、故郷「アース」が魔物たちに占領されてしまいます。

このまま、主人公を見捨てて逃げれば、自分は助かるが主人公は殺されてしまうので、「試しの洞窟」へと主人公を止めに行きました。

幸い、入り口で止められたのですが、主人公は「冒険者に憧れる都会の少年」ではありませんでした。さらに、実は主人公がどの出自を選んでもアースは魔物に襲撃され滅んでしまうという事を忘れていました。

レクスはゲームの知識を使い、駆け出し冒険者のラッドニュークマナプラナを連れ、洞窟を抜けて新しい街へ着きますが、そこへなぜかゲームでレクスを殺すドゥームデーモンが追ってきました。

圧倒的なステータス不利を背負うレクスでしたが、ゲームのテクニックにより順調にダメージを与えていきます。

いよいよ倒したかと思われた瞬間、ゲームのイベントと同じ構図で殺されてしまいました。

しかし、アイテムで復活し、ドゥームデーモンを倒すことに成功しました。

その後、「救済の女神」による神託で、世界中の人々へ悪神「ラースルフィ」の復活を阻止してほしいと言われます。

レクスは自身の弱さ、今後の敵の強さから、今後のことは主人公に任せてのんびり隠居することにしました。

レクスは元の世界に戻ることより、ブレブレの世界で生きていくことに決めました。

最終的な目標はゲーム期間の3年を生き残ることで、
1.ゲームの主人公を見つける
2.この世界について探る
3.各種イベントをこなす
4.戦力を充実させる
この4つをとりあえずのやるべきこととしました。

命を救った妹のレシリアに、ブラフをかけられ転生したことがばれてしまい、いきさつを話しました。

レシリアレクスについていくと言いました。しかし、ついてくるにはある程度の強さが欲しかったので、レシリアのステータスを見ますが、なんとレベル1で剣士系の上位職「インペリアルソード」の転職条件値と同じでした。

さらにレシリアレクスの成長値「4」と違い、最高「8」も成長する最強キャラでした。

この調子で本来助けられなかった(レシリアも)キャラを助け、仲間にしていくことで最強の軍団を作ることにしました。

良かった点

①序盤の救済キャラという立ち位置

私がプレイしたゲームの中でも、大きな影響はないが、特定の戦闘のみ助力してくれるものすごい強いキャラが居ました。それを見るたびに、このキャラが主人公のストーリーないのかな?と思っていたので、まさに私の中で需要がありましたよ。

この立ち位置の何がいいというと、まず大体2枚目キャラ、名声が高い、ゲームによっては主人公にとっての好敵手になる等、おいしいところがこれでもかと詰め込まれているんですよね。

レクスもぜひ王道とは違う物語の進め方をしてほしいですね!

②ゲームの穴を突いた攻略法

戦い方のテクニックやアイテムの使い方、さらには救えるはずのなかったキャラを仲間キャラにするなど、知識と経験が豊富にあるので、チート最強とかではなく、策を弄して成り上がっていく感じがとても好みでした。

気になる点

①あっさり秘密をばらしてしまったところ

妹のレシリアにブラフをかけられ、あっさり転生のこととかを話してしまったところが少し気になりました。やっぱり秘密の一つや二つは持っておくべきだと思います。

2巻レビューについて

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【狂気のシスコン!?】死に戻りの幸薄令嬢、今世では最恐ラスボスお兄様に溺愛されてます 5巻【やり直し系漫画】

ネタバレ注意


「死に戻りの幸薄令嬢、今世では最恐ラスボスお兄様に溺愛されてます」の5巻レビューです。

ジェラールヴィクトルオルタンシアのことで緊迫した空気になりましたが、そこへは父が来てくれて、その場は何とかなったのでした。

ジェラールヴィクトルといつ会ったのかと聞かれ、精霊界から帰ってくる途中で会ったと答えます。それだけにしては随分怯えていたなと聞かれますが、オルタンシアは、(関わると前世と同じ末路をたどってしまいそうで)王家の人間は怖いから関わりたくないと言いました。ジェラールは「わかった。」とだけ言って守ってくれるようになりました。

深くは聞かず、肯定して対処してくれる…こんなにできる男はいませんよ!寡黙な男性ってもてると聞きますが、正しくは寡黙で優秀な男性の間違いだと思います笑

父にも、王子に対して「粗相をしてお父様やお兄様に迷惑をかけてしまうに決まってます…!」と言います。

しかし、オルタンシアは父は自分のことを迎え入れたのは、有力者に嫁がせる駒としての意味合いがあり、ヴィクトルに差し出されてしまうのでは…と心配しましたが、父は「愛しい娘が苦しむような姿は見たくないんだ」と言ってくれて、公爵領に静養させることで、物理的にヴィクトルから距離を取らせてくれたのでした。

オルタンシアもそう思っていましたが、私もヴェリデ公爵オルタンシアをそんな風に思っていたのは驚きでしたね。最初登場した時は、オルタンシアの心情も相まって「少し怪しい人物」という認識でした。それとも数年一緒に過ごしたことで愛が芽生えたのでしょうか。

ジェラールが学院へ行ってしまい、自分(オルタンシア)の存在を忘れずにいてくれるように手紙を書くことを伝えました。ジェラールも手紙を送っても「構わない」と言ってくれました。

ジェラールが発った後、すぐに手紙を書いて送りました。すると予想外の早さで返事が返ってくるのでした。

お互い早く手紙を送りたくてしょうがなかったのかなと思いました。オルタンシアから手紙を送らなかった場合、ジェラールから何も言わずに手紙を送ってくるとは考えにくいですが、何らかの手段を使ってオルタンシアと接しようとするんだろうなあと思ってしまいます。それくらいジェラールジェラールオルタンシアのことが気になって仕方ないのではと感じます。

ヴィクトル自分(オルタンシア)の存在を知られてしまった以上、妃候補として名前が上がる可能性が高くなってしまったかもしれないので、できる限り妃候補の打診を断り、仮に候補になってもうまく立ち回れるようにしなければならないと考えました。

妃候補にはまず間違いなく上がりますよね…。ヴィクトルはあの場面でオルタンシアと離れてしまったのは絶対納得いってないだろうし、なによりヴィクトルは急にオルタンシアに避けられた理由が分からないわけですからね。

公爵領にはアナベルをはじめ、色々な分野に秀でた教師を手配してくれたのですが、それとは他にコンスタンから領地の運営管理について学びたいと頼むのでした。

父は、他のレッスンをおろそかにしないという条件で領地運営管理についての学習の許可をもらったのでした。

静養とは言いますが、実はスケジュールぎっちぎちで勉強してたりするんでしょうか。それに加えてさらに領地の運営管理について学ぶとなると、休んではいないですよね笑。

コンスタンから領地運営のコツは民の声に耳を傾けることと聞き、さっそく聞きに行くのですが、名産品も観光資源もないという現状でした。

オルタンシアは王都でも珍しい野薔薇を見つけ、「花祭り」をしました。結果、成功し花が観光資源になったのでした。

さっそくオルタンシアは領地運営に関する手柄を一つ上げたことになりますね。この調子で順調にいけば、いつかは一人前に運営を任されるようになるでしょうね。

ジェラールの手紙から宮廷騎士団の一つ「黒鷲団」に所属するとの知らせが来ました。黒鷲団とは超々エリート部隊であり幻の騎士団と言われているところでした。

黒鷲団…何ともまあ得体の知れなそうなところに所属が決まりましたね。活動内容は謎に包まれているとパメラが言っていましたが、それが吉と出るか凶と出るか…。

オルタンシアは再び女神と会い、女神は「家族に危険が迫っていること」、「魔神がまだジェラールを狙っている」ことを教えてくれました。

確かに女神の加護を全然使っていませんよね。これから出番がたくさんあるのでしょうか。魔人崇拝教団を始末したはずなのに、まだ狙われているという事は、残党が居るのでしょうか。それとも完全な別勢力がいるのでしょうか。父の体調も心配ですし、一番気をつけなきゃいけないことかもしれませんね。

それを聞いたオルタンシアは、ジェラールと父を救うため、一人前の貴族になるために、来年の「デビュタント舞踏会」に参加することにしました。

ジェラールや父には止められますが、オルタンシアはこの家の一員として認められたい、「家族のつもりですから」と言います。

ジェラールから「家族のつもりではない、家族だ」と言われ、参加を認められるのでした。

改めてジェラールからの愛情を感じられるいいシーンでした。そういえばジェラールは自分達は家族だと何度もオルタンシアに言っていましたね。オルタンシアもその度に救われているので、これからも言ってあげてほしいですね。

デビュタント舞踏会の当日、オルタンシアコンスタンから学んだ知識を活かし、無事に顔合わせは終わりました。

次は社交界デビューを飾るファーストダンスをするのですが、事前に「エスコート」役は父だと聞いていたのですが、その場に来たのはジェラールでした。

一度目の人生で死んでしまった舞台へ近づいてきましたが、今はジェラールが居るから大丈夫だと思うオルタンシアでした。

さて、今後の展開はどうなるのでしょうか。話が一区切りして、次の章へと言った感じの終わり方だったので、先が予想できません!楽しみです!

4巻レビューについて

6巻レビューについて

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【過労死フラグクラッシュ】悪役令嬢、ブラコンにジョブチェンジします 最終巻【転生系漫画】

ネタバレ注意


「悪役令嬢、ブラコンにジョブチェンジします」の最終巻レビューです。

アレクセイエカテリーナを泣かせてしまったことを後悔しており、授業でも上の空になってしまいます。

そこへ見かねた「ニコライ・クルイモフ」という、アレクセイを「公爵」とあだ名のように呼ぶ唯一の人間が声をかけてきます。

ニコライからエカテリーナにとってフローラは初めてできた友達になるのではと言われ、さらに身分違いを排斥するのは祖母の考えに染まっていたことに気づきます。

ニコライは心配なら明日にでも少し話してみたらどうだとアレクセイに言うのでした。

ニコライも妹が居るからこその良いアドバイスをしてくれましたね。ちゃんと同じようにエカテリーナのことを考えようとしてくれるのが分かりますね。

アレクセイフローラエカテリーナにとっての初めての友達だということに気づかせてくれたり、たびたびアレクセイにも気にかけていますから、ニコライは重要キャラになりそうですね!

エカテリーナは身分についての前世とのギャップとフローラに自分と付き合わないほうが良いと言われ、さらにアレクセイにも言われたことでショックを受けました。

ゲームの正解ルートでヒロインであるフローラは、相手を思うがゆえに身を引くことがあり、今回もエカテリーナのことを思って身を引いたと考え、ゲームでの皇子がフローラを追いかけたように、エカテリーナフローラを追うことにしました。

アレクセイに対しては、母をいびり倒した嫌悪の対象である祖母と同じと言ってしまったことで、アレクセイを傷つけてしまい、そのせいで嫌われてないかが怖いから、エカテリーナは、今くよくよしていることに気づきました。

エカテリーナは無事アレクセイに謝ることができ、アレクセイエカテリーナにとってフローラは初めてできた友達だということに気づいたから、学園で過ごす間くらいは付き合っても良かったと考慮すべきだったと言ってくれました。

エカテリーナは自覚のあるブラコン故に、すぐにアレクセイにくっつく癖がありますね。それを喜んでいる?アレクセイのことを考えると、この二人は何があっても、ちゃんと話し合いができる良い関係だなあと思いました。

こうして無事に兄妹の仲を戻すことができたので、次はフローラの元へ向かいます。

エカテリーナフローラアレクセイの判断が変わった事、フローラと純粋に喋っていて楽しい、気が合うから友達になりたいと思っていることを伝えます。

泣きながら受け入れてくれたフローラを部屋に誘い、夕食を食べた後、エカテリーナは自分の事情を全部話し、貴族との付き合いがないから、下手に付き合って公爵令嬢としての品格を疑われるのが怖いとも付け加えることで、フローラが引け目を感じて離れると言い出さないでくれると思いました。

エカテリーナが元アラサーで良かった点が出てきましたね。フローラを精神的に支えてあげられますからね。責任感と言うか余裕が見られますね。私はまだ全然余裕ないので、すげー!と思いました。

今まで読んできた作品の中で、一番ヒロインと悪役令嬢の仲が良い作品かも知れませんね。この先の展開が楽しみです!

植林についてアレクセイフォルリが話しているのを聞くと、「森の民」という少数民族がいることを知り、さらにはその部族の長がフォルリの奥方だと言われました。

エカテリーナたちが作っていたパイをフォルリが食べると、懐かしい味がすると言い、フローラがそれはナターシャ・チェルニー男爵夫人のレシピだと言います。

実はナターシャの夫であるヨシフ・チェルニーとクラスが同じで、ヨシフとナターシャの駆け落ちのお膳立てをしたのはエカテリーナ達の祖父セルゲイだったと言います。

アレクセイフォルリに何故先日、祖父とチェルニー男爵の件を言わなかったのかと問いましたが、セルゲイとの関わりがあったからフローラを特別扱いするのはどうかと思い黙っていたと言いました。

悪役令嬢の祖父とチェルニー家の関係はゲームではどんな風に影響していったのでしょうか。完全に隠された要素だったのでしょうかね。

初めての魔力制御の実技授業の日が来ました。この日はゲーム通りにいけば魔獣が出現し、クリアしなければ皇国滅亡フラグが立つというものでした。

ゲーム通りに魔獣が出現し、同級生を逃がす為、土属性の魔法を使い、エカテリーナは一人、魔物と戦います。そこへアレクセイミハイルが駆けつけます。

魔獣の体内にある「魔核」を破壊して倒すのが一般的ですが、この魔獣は心臓に魔核がない個体だったので、地中に閉じ込めて動きを封じることにしました。

いきなり魔核が破壊できない魔獣が来るのか…と思いました。ゲームで言うならチュートリアル戦闘ぐらいだと思うのですが、違うのでしょうか。本来エカテリーナは来なかったとして、戦えるのはフローラアレクセイミハイルの3人になることになりますよね。かなり厳しい戦いになったのではと思いますが…。

無事に封じたように思ったのですが、魔獣は不意を突いてアレクセイミハイルを狙っていきました。

それをエカテリーナは2人の周りに土壁を作り、2人を守りましたが、今度は打つ手なしのエカテリーナへ魔獣が向かってきました。どうにもならないと思ったところに間一髪フローラが助けてくれました。

フローラエカテリーナを守ったことにより、ユールノヴァが正式にフローラの後ろ盾についたことで、フローラの学園生活は安泰になるだろうとミハイルに言われます。

ミハイルエカテリーナが一人踏みとどまったことで犠牲者を出さずに済んだと褒められ、さらにこれからは殿下じゃなくミハイルと呼んでくれないかと言われます。

これは本来ゲームでヒロインに言うセリフで受けかねているとアレクセイが止めにきます。フローラにも友達としてミハイルと呼んでほしいと言い、エカテリーナは自分とフローラにも「嬢」と付けず、名前で呼んでくれれば嬉しいと返しました。

ミハイルエカテリーナのことをちゃんと褒めたのは良かったと思いました。素直にうれしかっただろうしグッジョブですね。

最後、アレクセイだけでなく、フローラでさえもエカテリーナ好き好きでミハイル警戒みたいになっているのは笑いました。ミハイル可愛そう笑

その後アレクセイに「立派だったが同時に無謀だった」と言われ、「お前に何かあれば私も生きていられない。お前が私の生命だ」「お前は私の命を握っていることを忘れないでくれ」と泣きながら言われます。

泣かせたことに焦り、必死に謝るエカテリーナでしたが、そんな様子を見て、アレクセイに笑顔が戻るのでした。

前回はアレクセイに謝ったとき、しおらしく謝っていましたが、今回は勢いで必死に謝りましたね。どっちにしても二人の距離はめちゃくちゃ近いので見ていて微笑ましいです。

クラスメイトとの関係も変わり、魔獣から助けた「マリーナ・クルイモフ」「オリガ・フルールス」にお礼を言われ、エカテリーナたちはこれからは親しくしようというと周りからも声がかかるのでした。

マリーナ・クルイモフ」とはニコライの妹なんでしょうか。ニコライにめちゃめちゃ言われてましたが、どんな性格なのか楽しみです!

前世でありえなかったものが普通にあって、シナリオ通りのイベントも必ず起きるけど、前世と同じく人は生きてて、人と人の関係は接して話して変わり得るもので、破滅フラグは怖いけれど生まれ変わった新しい人生、ゲームの世界らしいのに、生きてる実感をすごく感じてるとエカテリーナは思いました。

この文から生きている実感がある。充実している。というように取りましたが、これからも何があっても対処できそうですね!玄竜等の問題点などは描かれませんでしたが、この短い中でいい感じにお話をまとめられたと思います。願わくばまた続編が出ると嬉しいです。

2巻レビューについて

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悪役令嬢の執事様 破滅フラグは俺が潰させていただきます 最終巻

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「悪役令嬢の執事様 破滅フラグは俺が潰させていただきます」の最終巻レビューです。

文化祭の初日、フォルは倒れてしまい、演劇に出ることができなくなってしまいました。

シリル達は演劇は中止するしかないと思っていたのですが、ヒロイン役をソフィアが、悪役令嬢役はひそかに悪役令嬢を練習していたアリシアが演じることになりました。

まさか配役がゲームと逆転するとは思いませんでしたね。アリシアが悪役令嬢の役を練習していたのにも驚きました。こんな天然な悪役令嬢が誕生してしまうとは笑。

代役で主役を演じることになったことにより、迷いを持つソフィアの為、アルフォースシリルに自分の王子役を演じるように交代を頼みました。

アルフォースはずいぶん成長しましたね。自分の気持ちだけではなく、ソフィアのことも考えられるようになったことから、これからもどんどん王子として成長していくのでしょうね。アルフォースは最終的にゲームと同じようにアリシアとくっつくのでしょうか?今のところそんな感じは全くありませんが、個人的な予想としてそうかなと思いました。

演劇は無事終わり、その旨をフォルに報告します。まだ元気があるように見えたフォルですが、もう何かをできるような体力は残っていないと自分の最期のことをソフィアたちに告げます。

なんかもちもちしてるイザベラソフィアの演技が可愛かったです。アリシアは悪役令嬢の闇と、ヒロインの真っ直ぐなところが合わさって最強の登場人物になっていましたね。一番の迫真の演技でした。

ソフィアは以前シリルに「どんなことでも一つだけ願いをかなえる」という約束を使い、シリルフォルを助けてほしいと頼みます。

ソフィアは自分のためでなく、親友のフォルのために一度だけの権利を使いました。それがどれだけフォルを大切に想っているかが分かりますね。

フォルの教育係の正体はトリスタンであり、さらにトリスタンは前世の姉だったのです。

そういえば初めにこのゲームを勧めたのは姉だというコマがありましたね。あと所々でめちゃくちゃ悪人顔するから少しだけ敵なのかと思いましたよ。姉って判明した時もなんか笑ってるし!怖い!

トリスタンが探していたのは転生前の世界でありふれていた魔術の知識を持つ転生者でした。

その為シリルに魔術知識の探りを入れましたが、その必要もなく転生者の正体が弟だと気づきました。

トリスタンはなぜ転生者の正体が弟だと気づいたのでしょうか。転生者であることは気づけても、弟であるという点については、思い当たる点はなかったと思うのですが…?

シリルトリスタンの正体を、フォルのダンスの癖がシリルに似ていたこと、フォルを自発的に救わせようとする性格、クロエにかまをかけ教育者が男性であることが発覚したことから気づいていました。

ダンスの癖から姉だと気づいたとありましたが、二人とも前世でダンス得意過ぎませんか。てっきりシリルは今世で努力して身に着けたものだと思っていました。

トリスタンが転生者を探していた理由は、自分たちに魔力放出の技術がないからでした。

なぜ同じ世界から転生してきたトリスタンはありふれた魔術だと言われている魔力放出のやり方を知らなかったのでしょうか。グレイブが魔力放出を未知の技術だと知らせなかったことも気になりますね!

ソフィアに教えた魔力放出のやり方をソフィアからフォルに教えることになり、その前にシリルフォルの魔力を抜くことでとりあえず症状を和らげました。

ソフィアフォルに魔力放出が可能だという事を見せるためだったのか、フォル達の前で魔力過給症になってしまいます。

ソフィアが意図せず魔力過給症になった理由は、ソフィアの父親「グレイブ」がシリルに「目立ちすぎるな」と忠告をしたからでした。

ソフィアはだんだんと魔力過給症になる頻度が増えてきているように思うのですが大丈夫なのでしょうか。

実はソフィアは2年前からシリルを婚約者にするため、シリルを上位貴族にする計画をグレイブに認めさせていました。その計画の約束と話が違っていたため、ソフィアは魔力過給症を起こしていたのでした。

ソフィアシリルに秘密にしていることはこの計画のことだったのですね。10歳で綿密なプラン、数多の未知の技術の知識を賭ける頭脳を考えると、ソフィアのスペックは驚くほど高性能ですね。

グレイブシリルに忠告した理由は、ソフィアの計画が達成できても、グレイブの計画に支障が出てしまうからでした。

グレイブソフィアシリルを上位貴族にする約束は必ず守ると言いました。

グレイブは「貴族位を与える約束は」守ると言いましたが、婚約者にする約束は守ると言っていませんでしたね…。グレイブの計画ではソフィアの婚約者のこともすでに決めているという事ですかね…。

過剰分の魔力を放出したフォルは一晩で回復し、2日目からは予定通りの配役で演劇が公表され、文化祭最優秀賞に選ばれ幕を閉じました。

その後王城でのパーティ会場にて、ソフィアからフォルを救ってくれた事、シリルのおかげでアルフォースアリシアと友達になれたことに感謝されます。

シリルは「お嬢様の願いをかなえただけです」と言い、ソフィアはさらに「自分の恋をかなえてほしいとお願いしたら、あなたはかなえてくれるのですか?」と問い、それに対してシリルは「その答えを知りたいのですか?」と問い返しますが、ソフィアは「その答えはいつか自分で確かめます」と答えるのでした。

まさかここで終わってしまうとは!これからの展開を楽しみにしていたのですが…。主人公たちが12歳と言う若さで漫画が終わってしまうのは予想外でした。グレイブの計画も判明していませんし(魔力過給症の対処法を未知の技術だと教えなかったこと、ソフィアの婚約者のこと)個人的にはスッキリしない終わり方でした。

とても楽しみにしていた漫画だっただけに、完結してしまったことがとても残念です。

6巻レビューについて

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【過労死フラグクラッシュ】悪役令嬢、ブラコンにジョブチェンジします 2巻【転生系漫画】

ネタバレ注意


「悪役令嬢、ブラコンにジョブチェンジします」の2巻レビューです。

エカテリーナは、かつてゲームで操作していたヒロインが「他人」として行動しているのを見て、頭と体が乖離し、倒れてしまいました。

まだ上手く利奈エカテリーナの融合ができていないみたいですね。おそらく倒れた時、近くにヒロインがまだ居たと思うのですが、特に何もなかったのでしょうか。

エカテリーナアレクセイから3日間安静に過ごすことを条件に、学園に通ってよいと言われたので、大人しく安静にしていることにしました。

環境が変わるとまだ不安定とのことでしたが、逆に考えると普通に生活していくうえでは問題ない位にはなったのでしょうか。エカテリーナの母も病弱だったので、それを濃く受け継いでいないか心配ですね。

このままエカテリーナは休学していれば、平民落ちの破滅フラグは回避できても、皇国滅亡フラグが残っているので、休学して学園を離れるわけにはいきませんでした。

何気に、「兄を救う事」、「自分が断罪されないこと」の2つだけでなく、「皇国が滅亡しないこと」という3つになっていますよね。かなり大変だ…。

3日後、エカテリーナは教室に入りますが、その際「在校生代表公爵閣下」であるアレクセイが過保護なほど心配していたため、周りからドン引きされますが、とりあえずヒロインである「フローラ・チェルニー」だけには挨拶しておいたのでした。

超絶箱入りお嬢様が入ってきた!と思われているでしょうね。フローラが普通に挨拶返してくれたのがすごいくらいのインパクトのある入場でしたね。

今月下旬に魔力制御の実技授業があり、ここで発生するゲームのイベントをヒロインがクリアできなければ皇国は滅んでいたので、その対策をすることにしました。

こんな早い段階で皇国滅亡の危機が来てしまうんですか!?ヒロインが魔力制御できなかっただけで、なぜ滅亡するのでしょうか。不思議です。

ゲームでのエカテリーナの取り巻き「ソイヤトリオ」から逃げ切るために、アレクセイに頼ろうといます。

アレクセイは学園でも執務室で仕事をしており、くだらない理由に付き合わせるなんて…と思ったため、急遽一緒に昼食をとることに変更しました。

アレクセイのことを大切に思っているシーンでしたね。なるべく無駄な労力をかけさせたくないという健気な想いはしっかり伝わりました。

アレクセイは食べ盛りに年頃なのに、食への興味がないようだったので、アレクセイの為に料理にチャレンジすることにしました。

この世界の調理器具は前世と全く違うため、前世で料理をしていた経験はありますが、エカテリーナには知識も経験もなかったため、ヒロインのフローラに教えてもらうことにしました。

料理しないんで分からないんですが、やっぱり調理器具が違うと料理ってできないもんなんですかね。まあこの場合は世界から違いますから例外中の例外なのかもしれませんが。

フローラエカテリーナと同じく7か月前に母親を亡くしており、学園でいじめられて辛い思いをしているフローラと仲良くなることにしました。

「破滅フラグ対策」は変更になりましたが、皇子にさえ近づかなければ破滅フラグは問題ないはず!と考えたのでした。

フローラは苦労人で優しい子でしたね。てっきりこっちも転生者だったらどうしようと考えていたのですが、その可能性はほとんどなさそうですね!エカテリーナも自身の破滅が関わっているのにもかかわらず、仲良くしようと思ったのは人間的にできてるなと思いました。

エカテリーナは作った料理を執務室に居る兄とそのほかの人に配ったのですが、好評を貰い、感謝されるのでした。

フローラと仲良く歩いていると、突然ミハイル皇子に話しかけられます。これはゲームのイベントであり、「ヒロインが自作の昼食を持って歩く姿に興味を持ち話しかけてきて、それからたびたび皇子に差し入れして親しくなる」というものでした。

しかし、公爵令嬢の自分がいたため、身分の低い男爵令嬢のフローラには話しかけていない状況を何とかするため、強引にミハイルフローラを紹介し、差し入れをさせることでイベントをクリアするのでした。

ミハイルエカテリーナの分のパンも食べようとしたことを考えると、やはりフローラの言う通り、ミハイルの想い先はエカテリーナっぽいですね。

この出来事からやはりゲームの法則のようなものは強力に存在しており、破滅フラグも皇国滅亡フラグもすぐそこにあることが分かりました。

お似合いなミハイル皇子フローラの恋を応援するため、対策の内容を再変更することにしました。

エカテリーナの応援は空回りに終わりそうですね。フローラミハイルがくっつかなかったら問題は起きないのでしょうか?

フローラと共に執務室へ向かうと、そこには祖父の親友だった「バルタザール・フォルリ」が居ました。

フォルリ玄竜の存在を確認し、玄竜が現れた理由は、人間が森の伐採によって魔獣の生息地を侵すことになったのが原因だと言います。

玄竜は皇国滅亡ルートのラスボスの可能性があり、想像通りなら玄竜のゲームでの名前は「魔竜王ウラドフォーレン」という隠し攻略キャラのはずでした。

エカテリーナは、玄竜ルートはアレクセイが出ないと知って攻略方法に目を通しもしなかったのですが、この森林破壊の件をなんとかしたら皇国滅亡ルートを折ることに繫がるかもと考えました。

玄竜は隠し攻略キャラで利奈は全くその攻略方法を知らないという事でしたが、確かにこの件が解決して片付けば、玄竜側に攻める理由がなくなるので滅亡ルートにはいかなそうですよね!

エカテリーナは木の伐採の後、植林をすることで、玄竜に住処である森をすべて奪うつもりはないと示し、玄竜を宥められるか試してはどうかと提案します。

最近はよく新聞とかで植林の記事を見たことがあった気がします。確かに育つのに何十年とかかりますが、環境を守るためにはかならずやらなければならないことですよね。

その後、フローラは自分が庶民の生まれだとアレクセイ達に話し、ユールノヴァが笑われないためにも、アレクセイに、「私がエカテリーナにふさわしくないと考えているのならおっしゃってください。」と言います。

それに対してアレクセイは、エカテリーナに公爵令嬢として本来あるべき在り方を学んでほしいと思っていると言うのでした。(つまりふさわしくないと言っている)

アレクセイは身分にふさわしい振る舞いや考え方を身に着けることは、自分の身を守るために大切なことだと諭しますが、エカテリーナは身分が違うから相手を軽んじるのは、自分たちを虐げた祖母と同じだと言いました。

ミハイルエカテリーナのそんな身分を気にしないところに惹かれたんだと思うのですが、公爵令嬢としてのあるべき在り方とはいったい何でしょうか。抽象的過ぎてよく分かりませんが、ドロドロした世界から身を守るためとのことでしたが、むしろ身分が違っても気の合う友人とさえ過ごせれば、少なくとも学園に通っている間はアレクセイにとっても安心だと思ったのですが…。

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