ネタバレ注意
「勇者、辞めます」の7巻の感想です。
やはり魔王スレイヤーはアクエリアスのことでしたね。
アクエリアスはDHシリーズなだけあって、メルネスをあっという間に氷漬けにしてしまいましたね。
レオは”超成長”でものすごく強くなっているという認識だったのですが、アクエリアスの不意打ちに対応できなかったりと、絶対的に強いわけではなさそうですね。
レオは無事にアクエリアスを説得できましたが、もしレオがいなければアクエリアスはエキドナが平和を目指しているということを知る方法がなかったので、おそらくエキドナと戦ってしまっていたでしょうね。
アクエリアスが先代魔王「キュクレウス」の「娘が魔王になる」という言葉を覚えていれば、エキドナとの戦闘を避けられるかもしれませんが、アクエリアスはキュクレウスから娘の名前を聞いていないので、どうなるかは分かりませんが…。
魔王と言ってもみんな同じところを目指しているわけではないのですね。歴代魔王の「ベリアル」や「ロノウェ」は破滅主義者だったというので、現代魔王のエキドナが苦労している理由も納得ですね…。
もしエキドナが魔王を辞める時、次の魔王が過激な性格だったらどうなるのでしょうか。人間界へ侵略すると言い始めたら、レオが魔王を倒すところまでは良いとして、せっかく結んだ和平が破られてしまうのではないでしょうか。
アクエリアスはウンディーネを倒すなら、DHシリーズが3体は必要だと言っていましたが、それが本当なら魔王より圧倒的に強いのではないでしょうか。
超成長したレオなら…と思いましたが、ヴァルゴやアクエリアスとの戦いを見ると、とびぬけて強いわけではなさそうなので、無理だったのではないでしょうか。
魔王側も何代と魔王が続いても、DHシリーズが単独で倒せないウンディーネを倒すことは不可能な気がしますね。
アクエリアスは男性だと思っていたのですが、理想の姿が英国淑女だとあったので女性なのでしょうか。DHシリーズは男性のみだと思っていたので意外でした。
キュクレウスはどれほどの実力なのでしょうか。ロノウェは寿命が近づいたことによって魔力が減っていたので、キュクレウスに殺されたわけですが、もともとロノウェは”認識阻害”以外は特に強い点がなかったというので、キュクレウスも普通の強さだと予想できますが…。
エキドナはレオに悩みを打ち明けるため自分の妹の「イリス」に変装したわけですが、イリスは本当にそんな性格なのでしょうか。シュティーナはイリスのことを”思慮深い静かなる実力者”だと言っていたようなので、絶対違いそうですよね笑。
エキドナが人間界にいる間は、イリスが魔界を統治していたようですが、エキドナが帰ってきた現在は何をしているのでしょうかね。
やはりエキドナの変装はすぐバレてしまいましたね。隠し事や嘘をつくのが苦手そうなエキドナではボロが出てしまいますよね。
それでも喋らなければ変装がバレなかったというところはすごいですね。
ウンディーネの巫女「クロケル」は、ウンディーネに記憶を送る《調律》をすると魔力がなくなってしまうので、今までしてきた努力が台無しになってしまうからしたくないと言いましたが、エキドナならクロケルのことを認めて栄誉ある地位につかせることが出来るはずですから、そうすれば解決なのでは…?
次回レオ達はどうやってクロケルを説得するのか、そして次巻は最終巻ですが、どのような結末を迎えるのか楽しみです!