ネタバレ注意
「宝石商のメイド」の6巻の感想です。
ライバル店のメイド「リン」は、笑顔が素晴らしいメイドさんでしたね。
エリヤにはないところを前面に出してきましたが、一見愛想が良い店に見えても、質の低いサービスを提供している店は私たちの世界でもよくありますからね。
エリヤには分かる人には分かるお客に対しての真摯な思いがありますが、普通は一度利用したりしなければなかなか分からないですよね。
私は人を見る目がないので、愛想が良い人にコロっと騙されそうな気がしています。お金持ちの方は色々なサービスを受けているから、人を見る目が長けていたりするんですかね?
スミスが言ったように、エリヤには作り笑顔ではなくて、自然に見せてくれる笑顔を見せて欲しいですよね。
真似をしてきた店と競合し合うのではなく、あくまでローシュタインはローシュタインとしての理念を守りながら、接客スタイルを貫くのが一番良い判断ですよね。
一時はお客の流れを持っていかれましたが、それに焦ることなくどっしり構えられたのは、アルフレッドの冷静さのおかげでもありますね。
リンも有名になりたいという想いが強かっただけで、悪い商売で人をだますことに愉悦感を感じたりはしない人でしたね。
「私から買ってくれた人を傷つけるようなことはしたくない」とリンは言っていましたが、この子はちゃんとしたお店で働けたらそれなりに有名になっていたのではないでしょうか。
アルフレッドの知人でファッションデザイナーの「ココ・キャナル」が、今のエリヤが来ているメイド服のデザインを作ったようですね。
時代を先取りするのがココの特徴のようですが、確かに現実のファッションのトレンドも私のような衣服に興味がない人からすれば、予想もしないようなものが流行っていたりしますね。
ココの提案で、花嫁修業の場として開かれた学校で、貴族のレディとしての礼儀作法や言葉遣いを身につけたのですね。
宝石のことを勉強しながら、礼儀作法についても勉強するなんて、努力家でも達成できなさそうですがどうなんでしょう。
確かに平民であるエリヤが、どうしてあんなに美しい所作をしているのかは気になってはいましたが、ちゃんと学んでいたんですね。
ヨハンの弟子になっていて、宝石研磨職人見習いとして働いている「ルカ・ワーグナー」はエリヤに一目惚れしましたね。やっとエリヤの美しさに惚れる人が出てきました。
最初は悪い人かもしれないと警戒しながら読んでいたのですが、実際は不遇な環境の中でも腐らず真面目に働いている思いやりのある青年だと言うことが分かって、応援してあげたくなりました。
しかし、やはりエリヤは「人の愛し方が分からないのだと思います」と言って告白を断りましたね。予想通りの結果ですが、今後エリヤは家庭を気づいて幸せに生きられるのでしょうか?
アルフレッドはエリヤを妹のように思っているので、夫婦になるのはなかなか難しそうですが、エリヤにとってはそれが一番幸せな結果になりそうだなあと思います。
番外編では、ルカを傷つけてしまった罪悪感から、少し元気が足りないエリヤを、アルフレッドがラヴァンデルに会わせることにしたお話でしたね。
ラヴェンデルの母親もエリヤを客人と認めていたり、王室に入るまでに二人で遊べたりと良いお話でしたね。このお話が番外編で良いのか!?と思いました。
エリヤの過去を知ったことで、ラヴェンデルの王妃になる心構えも分かりましたし、今後エリヤが孤独になることはなさそうで安心しました。
次回は酒場の歌姫の正体は…とありましたが、また新たな悩めるお客が来るのでしょうか。今度はどう解決するのか楽しみですね。
7巻の感想について