今回紹介するのは「黄金の経験値」です。
この作品は「VRMMORPG」「魔王になる(味方を増やしていく展開)」「無双系」という設定が好きな方にオススメできる漫画です。
VR世界が発展した時代、世界的大人気メーカーの新作MMORPG「Boot hour, shoot curse」のアーリーアクセス権オープンβテストが開催されました。
以下Google AIより参照
VR…「Virtual Reality」とは、コンピューターによって生成された仮想空間を現実世界のように体感できる技術。
MMORPG…「Massively Multuplayer Online Role-Playing Game」の略で、インターネットを介して数百~数千人規模のプレイヤーが同時に参加できるオンラインゲーム。
このゲームの内容はオーソドックスなファンタジー系RPGですが、「レベル」や「職業」の概念が一切なく、経験値システムのみが存在するものでした。
前回テスト参加者である「レア」は、開始時に取得させられた”特性”の「エルフ族」と「美形」の2つによって半分の経験値を持っていかれましたが、他にマイナス要素の特性を取得することで経験値を増やしました。
スタート位置に「魔物の領域”洞窟環境”」を選び、散策していると、NPCの人類種を見つけました。やむを得ない状況になり、全員を無力化することに成功しました。
殺すのは惜しいと考え、無力化した獣人たちを仲間にすることにしましたが、システムエラーメッセージより「使役」のスキルがないため、テイムすることが出来ないと出ました。
NPCをテイムできると知ったレアは、使役のスキルを取得しようとしますが、スキル一覧のどこにも「使役」スキルが存在しなかったので、隠し条件があると考えたレアは試行錯誤の結果、「使役」スキルを取得することが出来たのでした。
レアが使役スキルの前に取得した「支配」や「調教」などのスキルを使って、NPCをどんどんテイムしていき、自分の経験値を稼ぎながら配下も育てていくという内容でした。
良かった点
①どんどん強くなっていくワクワク感
レアが強くなっていくのは当然の展開ですが、配下たちも成長させることが出来るというのは面白い要素だなと思いました。
レア達が冒頭で出た”特定災害生物「魔王」”にどのような過程でなっていくのか、人間たち(他PC)をどう制圧していくのかが楽しみです。
②レア(主人公)の性格に強い癖がなく、快適に読むことが出来る
主人公の性格の癖が強すぎると、どれだけ面白い設定があっても読む人を選んでしまいがちですが、レアの性格は尖っていないので不快感なく読むことが出来ました。
気になる点
①レアが男性なのか女性なのか分からない
本編の容姿や口調ではレアの性別が分からなかったのが気になりました。漫画の表紙絵を見る限りだと女性だと思うのですが…。
②少々展開が早い
1巻時点でプレイヤーたちに実力の差を見せつけてしまうのは早すぎるように感じました。
個人的には圧倒的な力を身につけてから、プレイヤーの前に立ちはだかってほしかったですね。