Categories
漫画

疑似ハーレム 1巻 レビュー


今回紹介するのは「疑似ハーレム」です。

演劇部に所属する「七倉凛」は、同じ演劇部の先輩「北浜瑛二」に、密かに想いを寄せていました。

ある日、瑛二は「男に生まれたからには一度くらいモテてみてえよな」と言います。

さらに瑛二が「ハーレムを夢見ることくらいある」と言うので、それを聞いたは「小悪魔」役や「ツンデレ」役を一人で演じ分けて、瑛二の夢をかなえてあげることにしました。

は演技をしながら瑛二と過ごしていくうちに、瑛二に「好き」と伝えたい気持ちが段々大きくなっていくのですが、告白しようとするとどうしても照れてしまい、演技で誤魔化してしまいます。

瑛二も、頑張っ「好き」と伝えられても、それが自分の為にやってくれている演技だと思ってしまい、なかなか想いが伝わりません。

そんな日々が続きながらも、ほんの少しづつ、二人の距離が縮まっているような、いないような内容の漫画です。

良かった点

①瑛二の為なら何でも演じちゃう凛の健気さと可愛さ

瑛二のために、いつも色んな役を演じている時点でとっても健気ですが、たとえ自分が恥ずかしくても、頼まれたら頑張って演じちゃうがたまらなく可愛いかったです。

②感情を優しく癒してくれる微笑ましい漫画

1巻時点ではですが、シリアスで気持ちが窮屈になる展開はありませんでした。

恋する乙女が鈍感な男子に一風変わったアプローチをする、という斬新かつ平和な内容で面白かったです。

③内容の濃さ(一話当たりの短さ)

1話ごとのページ数は大体5ページくらいなのですが、登場人物をほぼ瑛二に絞ることで、仲睦まじい様子を色濃くみられるのが良かったです。

またページ数が短いことで、話のテンポがとても良かったので、読んでいてとても快適でした。

気になる点

①瑛二が凛のことを意識してなさすぎる

瑛二を意識していないのは、まさか自分が本当にに好かれているとは思っていないというのが理由だとは思うのですが、こんなに頑張っているちゃんを見ると、瑛二がもう少し気づいてあげられるといいのになあと思っちゃいました。

2巻の感想について

アニメ化決定!

公式HP X(旧Twitter)アカウント 

著者Xアカウント(斎藤ゆう先生)

↓PV↓

Categories
漫画

転生侯爵令嬢奮闘記 わたし、立派にざまぁされてみせます! 4巻 感想

ネタバレ注意


「転生侯爵令嬢奮闘記 わたし、立派にざまぁされてみせます!」の4巻の感想です。

アルフレッドに、ユリアンヌからプロポーズの返事についての手紙が来ますが、内容は「まだプロポーズを信じることができません。」というものでした。

アルフレッドはこれからは恥ずかしがらず、全てを伝えることにしました。

それからは、2人は互いに早く会いたいという内容の手紙を出し合っていました。

アルフレッドユリアンヌへの想いを隠さずにストレートに伝えるようになったので、今まではすれ違ってはいましたが、実際は両想いだった二人の距離がぐっと縮まってきていますね。

アルフレッドの真っ直ぐな文章に照れているユリアンヌが可愛かったです!

お茶会までに邪魔が入らないようにと、ジョルジュアルフレッドに会おうとするアマリアを帰らせます。

実は、11年前はアマリアアルフレッドの婚約者の第一候補でした。ジョルジュに心に寄り添いながら諫められたアマリアは、ユリアンヌがいない間にアルフレッドに会おうとするのは止めることにしました。

最初に婚約者として選ばれていたのは、アマリアだったのですね。11年間思い続けていたことを考えると同情できるところも多々ありますね。

姑息な手を使うのをやめようとした瞬間に、アルフレッドに会えたのはちょっと良い話ですよね。

あとアマリアの父は、もう少しアマリアの好みを聞いてから婚約者を選んできてほしいです!アマリアが流石に可哀想ですよね~。

ようやく二人が会えるお茶会が始まる前に、不測の事態(国王が問題を起こしたときに使われる隠語)が発生してしまい、アルフレッドは苦渋の決断をし、ルデルヴァ神殿へ行くことにしました。

ジョルジュは、アルフレッドと距離を置こうとしていたユリアンヌに、またしても急な公務でアルフレッドとは会えなくなったということを伝えれば、ユリアンヌが本当にアルフレッドを諦めてしまうのではと思っていました。

しかし、ユリアンヌに今日はアルフレッドには会えない旨を伝えても、ユリアンヌは今日会えないことより、アルフレッドのことを心配しており、「また会えるのを楽しみにしている」と伝えてほしいとジョルジュに言ったのでした。

アルフレッドが相当苦悩したのが伝わってきたシーンでした。しかし、実際にお茶会を優先した場合は、今のユリアンヌなら公務を優先してくださいと言いそうですよね。

手紙で「会いたい」と送っておいたのは大正解でしたね。おかげで気持ちに余裕ができて、すれ違いが起きなくて済みました。

アルフレッドが帰ってきて、ユリアンヌは侍女から殿下の様子がおかしいと聞いたので、会いに行ってみると、アルフレッドは自分が幻覚を見ていると勘違いし、ユリアンヌジョルジュと間違えて、部屋に入れて着替えをして裸を見せたりしてしまいました。

その後、ジョルジュがやってきて誤解が解けました。そしてアルフレッドユリアンヌをたくさん褒めて「かわいい」と言ったのでした。

今まで読んできて歯がゆかった感覚が、ここで一気に開放されるシーンでした。ようやく直接アルフレッドユリアンヌに想いを告げることができました。

ユリアンヌの反応は読んだ人のお楽しみという事で笑。まあ大体は↓に書いてあるんですが…。

ユリアンヌは嬉しさで泣いたり、裸を見て鼻血を出したりしたせいで倒れてしまい、疲れで2日間も寝ていました。

ユリアンヌが寝ていた間、ユリアンヌアルフレッドに乱暴され鼻血を出させ泣かされたことや、半年以上あってなかったことを父親が聞いたようで、王家には嫁がせんと怒っていました。

カイルも、故意ではないにせよ、ユリアンヌを2日も寝込ませた王家に怒っており、アルフレッドが会いに来ても追い返していました。

カイルが過保護になり、どうしてもアルフレッドに会わせてくれないため、隠れて二人の話を聞くことにしました。

話を聞いているとカイルアルフレッドに、「私はユリアンヌのことが好きで、自分とユリアンヌは血がつながっていないから結婚できる」と言っていました。

両親は今までもうそうでしたが、最近の行いで義弟と妹までユリアンヌを過保護するようになってしまいましたね。

家族の体調も良くないみたいだから、ユリアンヌと同様回復してほしいです。

カイルはこの機を待っていたと言わんばかりに、ユリアンヌを手に入れようとしていますね。しかし、顔もいいし今ならめちゃくちゃに大切にしてくれるしで、これからどうなるんでしょう…。

まあユリアンヌとしては、アルフレッドを想っているのは間違いないのですが…。

3巻の感想について

5巻の感想について

Categories
漫画

転生侯爵令嬢奮闘記 わたし、立派にざまぁされてみせます! 3巻 感想

ネタバレ注意


「転生侯爵令嬢奮闘記 わたし、立派にざまぁされてみせます!」の3巻の感想です。

カイルに見合いの話が来ました。ユリアンヌは「カイルの領民想いで頑張り屋なところとか正義感が強すぎる、いいところもわるいところも分かってくれる女性と一緒になってほしい」と言います。

カイルの心中がお察しできますね…。それ全部あんたのことや!と言いたいですが、言えない…。サーシャもノリノリでカイル宛の身上書を読んでいたのが面白かったです。やはり女の子ですなあ。

カイルが仕事に生きると言って、家族を守ることが俺の仕事といったシーンはこの漫画の中でも数本の指に入るかっこいいシーンですね。

その後カイルは王宮から義父宛の手紙を見つけ、読んで見ると「寄付金全額返す」と書かれていていたのをみて、ユリアンヌが婚約破棄を告げられたのではないかと思います。

サーシャのダンスの特訓中、サーシャは料理長のことが好きだという事が判明しました。

料理長イケメンでした…。なんでもこなせることを考えるとサーシャが惚れちゃうのも分かっちゃいますね。照れすぎて小動物のようになったサーシャがとても可愛かったです。しかし大胆な告白でしたね…!

サーシャアルフレッドの婚約者にするという前提で考えていたため、それがなくなると、王家とのつながりがなくなることを恐れていました。

カイルは「王家の後ろ盾がなくとも、自分たちの力で生き残れるように、俺がこの家を立て直す!」と言い、義父に無断でやっていた事業や裏帳簿などを見せてきました。

二人は協力して”領地の黒字”と”王家の後ろ盾からの自立”を目標にしました。

それぞれの幸せへ向かっていき始めましたね!まあ結局はカイルユリアンヌのことを考えていて、ユリアンヌは家族全員生き残れるようにと言う感じですが笑。

領地についたカイルたちは領民に医療施設増設計画を進めると伝えました。

一度も使われていないゲッスール家の別荘を病院にリフォームすることにしました。

これによってようやくアルフレッドを向かい討てる状態になりましたね!果たして誤解は解けるのか!?

仕事の時間まで散策していると、アルフレッドが急に現れました。

アルフレッドは、ユリアンヌが無事かどうかを聞いて帰ろうとするのですが、ユリアンヌから「何か私に伝えるべきことがありますでしょう」と呼び止めます。

ユリアンヌは婚約破棄の話だと身構えていたのですが、アルフレッドが言ったのは「結婚してくれ」というプロポーズでした。

自分にもう利用価値はないと思い、帰ろうとするユリアンヌでしたが、アルフレッドは「金じゃなくてユリアンヌが好きなんだ」と言いました。側近たちに止められ、「次の定例の茶会で返事を聞かせてくれ」とアルフレッドは言い去るのでした。

婚約破棄するのよね!!?」と「プロポーズを待っている…のか!?」の正反対な思惑も笑いましたが、ユリアンヌの「もう、ハッキリさせてほしいですわ」というセリフもどちらにもつながるというのが面白いですね!

長かった…。ようやくすれ違いがなくなった…。

やっとアルフレッドがちゃんとプロポーズしてくれた~!!ユリアンヌも所々でアルフレッドにときめいてるし問題なし!ラブラブになってください!

サーシャは前回のことで、料理長に会いに行きますが、なかなか会えず、朝早くに厨房へ向かいました。

漢気あふれる料理人に囲まれ、倒れそうになりますが、なんとか考え方を変えることで無事に済み、帰ろうとするのですが、お腹がなってしまいました。

サーシャは料理長への恋心を打ち明けますが、料理長は今は恋をする予定はないと言いました。「それならお友達になってくれませんか」と聞き、料理長から承諾を得たサーシャは笑顔で、「まだあきらめてませんので…!」と言うのでした。

サーシャの成長が感じられると同様に、恋する乙女のパワーも発揮してきましたね!

「病弱真っ白美少女」と「漢気溢れる正統派イケメン(だけど乙女♡)」の恋愛…。これだけで話ができそうですね!

父の頭に産毛が生え、ウチで生産している赤ワインの効果を家族で研究したいと言うので、市場に行くことになりました。

カイルユリアンヌを笑顔にするため、エスコートしていきます。

カイルは弟でいると決めたのに、ユリアンヌを自分のものにしたいという欲が出てきましたが、ユリアンヌが笑顔なら弟でもいいと考えるのでした。

カイルは俺が義姉を幸せにするんだって思えるほど、ユリアンヌのことを好きになったんですねえ。最初はあんなに険悪だったのに…。どっちともにもくっついてほしいところでかなり悩んでます…。次回が怖いような楽しみのような…。

2巻の感想について

4巻の感想について

Categories
漫画

転生侯爵令嬢奮闘記 わたし、立派にざまぁされてみせます! 2巻 感想

ネタバレ注意


「転生侯爵令嬢奮闘記 わたし、立派にざまぁされてみせます!」の2巻の感想です。

突然ユリアンヌの元に直接現れたアルフレッド。一か八かでサーシャを婚約者に推薦しようとしますが、サーシャは過呼吸になってしまい、交渉によって婚約者の座を返すことにしました。

アルフレッドは国庫の報告書を持ってきて、ゲッスール家に借りたお金を返すことができると言いました。

ユリアンヌはこれをアルフレッドが「金づるは不要だと言いたい」のだと勘違いしてしまいます。

アルフレッドは、「自分の懐にも余裕ができたので何か買おうと思うのだが、何が良いと思う?」とユリアンヌに聞きました。

ユリアンヌは以前アルフレッドの側近の「ジョルジュ」が、「殿下は珍味が好き」と言っていたので、珍味はどうかと言いました。

二人はジョルジュの提案で一緒に珍味を食べることになりました。

未来の婚約者と言え℃国庫の報告書を持ち出して見せるのはいかがなものか笑。

ユリアンヌアルフレッドのすれ違いが見事で面白かったです。ユリアンヌは深読みし過ぎで、アルフレッドは言葉が足りなさすぎる…。ジョルジュが居なかったらどうなっていたことやら。

青空市場で売っているグッズの売り上げが落ちてきたため、ユリアンヌはニュービジネスとして”占いの館”をオープンしました。

レオナ」という少女が占いに来て、ユリアンヌは勘でレオナが恋に悩んでいると当てます。

的中はしていたのですが、自分の恋ではなく「兄の婚約者がゲスな悪女であること」が悩みでした。

ユリアンヌは「兄ともっとコミュニケーションをとるべき」とアドバイスし、悩みの内容をことごとく的中されたレオナは、それを信じるのでした。

そして実はユリアンヌが占った、レオナの正体は第八王女「レオーネ」なのでした。

怪しい格好のユリアンヌとローブで正体を隠した王女。これだけ見ると何か大きなことを企てている密会に見えますね。

ユリアンヌの勘が鋭くてたまたま当たったから良かったものの、他のタイプの客が来たらどうするんでしょうか。

ズバリ言い当てられたレオーネは完全に信者になってしまいましたね。「ゴンザレス・ゴンザリアーノ」…。黒歴史になるとありましたが、レオーネがその名を広めるのでしょうか?

第八王女という事はすごい兄弟多いんですね。そこに少し驚きました。

サーシャを早くアルフレッドに紹介しないと、一族追放になると思っているユリアンヌは、体調不良で部屋にこもっているサーシャに会いに行きます。

思ったより元気そうなサーシャでしたが、こちらを認識する前にどこかへ行ってしまいます。

サーシャを見失ってしまい、使用人用の通路を通っていると、料理長が「ここ数日コソ泥が出ている」らしく見張っていました。

コソ泥の正体はサーシャで、理由は誰にも迷惑をかけないように仮病を使って部屋にこもっていたらお腹がすいたからだという事でした。

ユリアンヌは迷惑かけても突き放したりしないと言い、サーシャはもう一度頑張ってみると言うのでした。

てこてこ歩いたり、干し肉を食べてるサーシャ可愛かったですね。それにしても心配になるほど白いですよね。

少しずつ元気になっていくサーシャを見てみたいですね!

アルフレッドから王宮までお越しくださいとの手紙が来ました。

二人で珍味を食べたのですが、アルフレッドは前回会った時にユリアンヌが泣きそうになっていたので気になっていたと言い、ユリアンヌアルフレッドが仕事が忙しく寝ていないことに気づいてあげられて、良い雰囲気になったのでした。

そこを、世間からアルフレッドの浮気相手だと思われている公爵令嬢の「アマリア・ラストン」に見られていたのでした。

アマリアは自分こそがアルフレッドの婚約者にふさわしいと思っており、良い雰囲気の二人を見て焦ったアマリアは、ユリアンヌの敵対していると言われているカイルを懐柔することにしました。

二人で一緒にこそこそスニーキングしたり、ユリアンヌが嬉しそうなのを見て喜ぶアルフレッドと照れているユリアンヌ。勘違いさえなければ即婚約レベルのラブラブな関係なのに、噛み合わないのがもどかしいですね!

思い込みが激しい乙女チックなおもしれー女「アマリア」が出てきました。普通に可愛いしお気に入りキャラかも!

カイルをラストン家のパーティに招待し、アマリアカイルに二人きりになったところで「王太子妃になる為に力を貸してほしい」と言いますが、カイルアマリアを口説き、「アマリアアルフレッドと会っている」という噂が嘘であるという事を聞き出しました。

カイルはどういう感情か分かりませんが、アマリアカイルが婚約者でも全然問題なさそうな反応でしたよね。「やっぱりタイプ!」と言って頬を染めるちょろいアマリアがめちゃくちゃ可愛かったです!

未来の王太子妃の座をサーシャに返す為、サーシャのために「模擬お茶会」で男性と会話する練習会を開きました。

台本の内容でユリアンヌカイルが言い争っているように見えましたが、サーシャはそれがよくよく聞いてみると自分の為であることが分かり、頑張る事にしたのでした。

サーシャがちゃんと笑ってくれたのはこれが初めてではないでしょうか!良かった!

おや、カイルの様子が…?

1巻レビューについて

3巻の感想について

Categories
漫画

転生侯爵令嬢奮闘記 わたし、立派にざまぁされて見せます! 1巻 レビュー


今回紹介するのは「転生侯爵令嬢奮闘記 わたし、立派にざまぁされて見せます!」です。

お金持ちの侯爵令嬢「ユリアンヌ・ゲッスール」は、婚約者である「アルフレッド」に半年も会ってもらえていませんでした。

ユリアンヌは、ゲッスール家が寄付金により王国を救った事実から、自分こそが一番と思っていて、ワガママで丸々と太っていました。

そんなユリアンヌを見て、義弟である「カイル」から、「アルフレッド様は義姉さんと婚約破棄したいんじゃないか」という噂を聞かされます。

バカにされたユリアンヌカイルにつかみかかろうとするも、滑って地面に頭をぶつけてしまいます。

そのショックで、前世は両親もいなく、治る見込みのない難病を患い、死んでしまったことを思い出します。

前世を思い出したことで、自分はお金でも欲しいわけでもなく、贅沢したいわけでもなく、ただ寂しかったということに気づきます。

妹からアルフレッドの婚約者の座を奪ったり、義弟を金の力で分家から無理やり連れてきたり、さらに二人の容姿が美しいからと、嫉妬でキツくあたったりしたことを思い返し、ユリアンヌは自分がファンタジー小説の悪役令嬢そのものだと気づきます。

領民に重税を課せていたことで、クーデターの動きが出てるとカイルから忠告された通り、自分のせいで一族が断罪されてしまうのではと危惧します。

何も悪くないサーシャカイル、そしてゲスだが自分を可愛がってくれている親を死なせて後悔しないように、自分が「ざまぁ」された後でも、家族は幸せになってもらうように計画を立てます。

こうして、元悪役令嬢ユリアンヌによる罪滅ぼしが始まりました。

ユリアンヌは新事業を始めたり、節制をすることで、ゲッスール家「節約計画」もとい「金儲け計画」を始めます。

中身も見た目も変わったユリアンヌ、義弟と妹と徐々に関係を取り戻したり、婚約者のアルフレッドの思惑など、この先も面白い展開が満載です!

良かった点

①家族仲が大事というテーマ

ユリアンヌの最終目標が「家族を幸せにする」ことなのが、良かったです。義弟と妹とは仲が良くないが、憎み合ってるほどではなく、また父と母はユリアンヌサーシャをしっかり可愛がっているというところが、話の雰囲気を明るくしていて良かったです。

カイルの内容だけは結構悲惨ですが…。

②ところどころ笑わせてくる

そもそも名前が「ゲッスール」という時点でちょっと面白いのに、禿げてる父親のキャラに「ハゲーザー」とつけたり、太っている母親の名前も「デビュリア」とちょっと深読みできそうなのが笑いました。

ユリアンヌサーシャは普通の名前なのに…。祖父母がいかんかったんやな…。(カイルは義弟なのでノーカン)

③展開の速さ

ユリアンヌが、一巻の内に痩せて綺麗になるという話の速さに、もう少し内容が欲しかったという方もいらっしゃるかもしれませんが、”主人公が段々綺麗になっていく”という漫画を結構読んでいると、過程の話より、その先の展開のほうが面白い場合もあるので、これはこれで良いと思います。

④難しい話がない

領地経営改善のために出した新事業のことや、ユリアンヌが痩せた原因(お茶や運動)などについて、細かく難しい話はほとんどないので、楽にして読むことができたのが良かったです。

気になる点

①カイルとサーシャについて

ユリアンヌにあれだけ虐げられてきたのに、少し変わり始めてきたからといって、すぐ警戒を解いてしまうチョロさは気になりました。(話のテンポ的に仕方ないですが)

2巻の感想について