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【歳の差恋愛】先生、今月どうですか 3巻【日常系漫画】

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「先生、今月どうですか」の3巻レビューです。

が13歳の時、万里が初めて入居した時のお話ですね。

今と違って大分雰囲気が沈んでいる万里でしたね。一方で昔から大家として住人から頼られるよう頑張るは変わらないですね。

13歳にとっては難解な万里の小説を、他の本で少しづつ読書に慣れつつ、国語辞典を片手に読むでしたが、彼女の中の大家としてのあるべき姿と言うのでしょうか、普通ではない何かを感じました。

万里の小説を読破して、感想を言いに行ったのもすごいですね。しかも簡潔に作者が納得するような内容で。万里の表情が少しだけ今の頃と近しくなっていったのはやはりのおかげのようですね。

未来視を使う流れも完璧でしたね。握手によって触れることで未来を見ましたが、結婚する未来を見て、それを受け入れたでしたが、万里の笑顔に一目惚れだったからと言う感じでしょうか。

初恋といった反応のの様子が可愛くて良かったです!

101号室の優しいお爺ちゃんの不破(ふわ)について。

なかなか貫禄なある人物だと思っていましたが、まさか元ヤクザで組長だったとは…。

息子の現組長である大樹も物凄い迫力でしたが、それを上回る不破もすごかったです。

一番度胸があったのは、そのヤクザ相手に立ちはだかった13歳の少女であるですがね!親が見ていなかったから良かったものの不破が居なかったら大変なことになっていましたよね…。

万里の面倒くささを覚悟しておくべきだと忠告していましたが、ヤクザの前で「不破が住んで居ても迷惑にならない」と言ったも相当な度胸ですよね~。

の将来について。

昔から大家になると決めていたですが、人と馴染めたのが大家の娘として活動し始めたからということでしょうか。

父親には最初は反対されましたがと住人の交流を見て、少し認めてくれた感じですね。

は昔、未来視で見たくないものを見てパニックになったと言っていましたが、それも後々出てきそうですね。それでも時々未来視を使うようになった理由も知りたいです。

元担当編集者の桜庭(さくらば)について。

どうやら万里は複雑な家庭関係のせいで、最初の暗い雰囲気を纏ったようですね。学生の頃から覇気も元気もない感じでしたが、小説を書く時の情熱は、様子を見ていた桜庭にとって本気だと思われるくらいすごかったようですね。

桜庭万里の様子を見に来ていた理由は何だったのでしょうか?そこはまだ書かれていなかったのですごく気になりました。

様子が変わり始めた万里について。

桜庭にもう小説は書くなと言われて、それが悪い方向に効いてしまい小説と執筆から離れてしまった万里でしたが、髪を切ったのは驚きですね。以降、短髪でいる万里なのですが、にとっては好印象だったようで良かったですね。

…まあ好きな人だったらなんでも受け入れるという懐の深い女性は割といますからそんな感じかも知れませんが。

深夜の交通整理は始めた万里ですが、またこんな変わった時間に働こうと思った理由はなんだったのでしょうか。、なんとなく夜勤の仕事にするとは思えないんですよね。

万里のために出来ることはないかと弁当を作ることにしたでしたが、によってではありますが、万里の後をつけてまで様子を見に行った行動力はすごかったですね。

万里が小説に戻ってくると、未来視を使わずに信じたのがエモポイントでした。

桜庭に「万里を外に連れ出して刺激を与えてくれ」と頼まれた

万里の部屋にある植物を見て、万里を植物の温室に連れていきましたが、どうやら最後のコマを見る限りいい刺激になったようでしたね。

万里を想っているのを気付いて、桜庭はこのことをに頼んだと思うのですが、やはり客観的に見るとに恋はバレバレのようですね。

そして何気に前回は、一緒に外出するように誘えなかったのに、今回はあっさり誘えてましたよね。自分の為より他人の為なら動けると言った感じなのでしょうか。

もちろん万里を想っているからでしょうけども、おそらく他の住人にも同じ対応をするだろうなあと思いました。

2巻レビューについて

4巻レビューについて

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【歳の差恋愛】先生、今月どうですか 2巻【日常系漫画】

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「先生、今月どうですか」の2巻レビューです。

今回は万里の2人のほかに、数名の登場人物が話の中心になっていました。

203号室の英(はなぶさ)は、学生?のようで自身のブランドを作ることが目標のようで、紫が冬休みの宿題で妹の千草(ちぐさ)のために熊のマフラーを作れるように教えてもらう代わりに、の自作の服のモデルをします。

万里の関係を面倒そうに思っていて、あまり親しくしようとしない少しドライな雰囲気の人物ですが、のモデルとしての素質はなんとなく認めているようで、おせっかいを焼いてくるを面倒くさがりつつも、なんだかんだでと紫の素質を引き出す万里と関わるという感じです。

無意識なのかを心配する万里に少し驚きました。個人の見解としては、気持ちの方向が紫→万里の一方通行だと思っていたので、様子を確かめにくるほど気になっていたという事は、やはり予知能力通りにいくのかなと思いました。

201号室の速水(はやみ)は、どうやら酒好きの恋多き女性といった感じですね。

万里に対する恋心を改めて認識させた良い人でしたね。「他人の男に興味ないから」といって、自分の気になる人を諦めるというかさっぱり切り替えるところが素敵だなと思いました。

重い女だと言われたと言っていましたが、全然そんな感じの人には見えませんでしたね。これからの速水に期待です。

父の雅臣(まさふみ)と母の凛子(りんこ)が経営する「喫茶すみれ」の二人の話でしたが、こちらも7歳歳の差の夫婦で、珍しく父親のほうが年下という事でしたが、お似合いの二人でしたね。

不器用だけど誠実な父親とそんなところを可愛いと思う母親、とても素敵だと思います。夫婦仲が良いって憧れます。私の周りでそういう話は聞かないもので、世の中には現実でもこういう仲の良い夫婦がきっといるんだろうなと思いました。

その後、その両親の話を万里にした後で、「私、17歳です」と攻める紫に思わず笑ってしまいました。そんな結構直接的な告白に気づかない万里じゃないけどこれはややこしいことになりそうな二人というか、もうなっていますね(笑)。

万里を映画に誘おうとしていたでしたが、あんなに告白みたいなことを言っているのに、誘えないということに意外さを感じました。

そんな悩みに気づく友人の芹(せり)となぜかそんなところにだけ気づく万里。この二人に紫は大切に想われているんだなと分かる話でしたね。

喫茶すみれの常連、中島さんの飼っている犬「幸子」ですが、にだけ懐かないことから最初、万里を恋愛的に懐いているのかと思いました。

深読みしすぎでしたね。そんな現実離れした原因ではなかったですね。単純に表情に力のあるが苦手だっただけのようでしたね。そういえばが笑っているところが記憶にないのですが、そんな場面がありましたかね?この話で初めて気が付きました。

新しい出版社から声がかかり、恋愛小説に取り掛かる万里でしたが、の未来視通りに上手くいかなくて企画がなくなるという結果だったのでしたが、が自分の力でほんの少し未来を変えることができたということは、やはり万里が小説家として大成し、と結婚するという未来になるのでしょうか。

個人的にこの話で良かったのは、万里が前回教えてくれた悩んだ時にくる場所で早速二人が出会うところですね。まだ内容こそ違いますが、二人が同時期に悩むという展開に、二人三脚的なつながりを感じました。

1巻レビューについて

3巻レビューについて

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【歳の差恋愛】先生、今月どうですか 1巻【日常系漫画】


今回紹介するのは「先生、今月どうですか」です。

アパート「コーポさくま」に住む33歳小説家の四十万万里(しじまばんり)のもとに、17歳で大家である佐久間紫(さくまむらさき)が家賃を毎月取り立ててきます。

には制御は出来ないが人に直接触れるとその人との近い未来が見ることができる予知能力があります。

はその予知能力で将来、万里と結婚する未来を見ます。

は能力のことは伏せていますが、万里に対して好意を持っており、食事を買ってきたり、風邪の看病をしたり、万里の小説を広めるために色んな人に紹介したりしています。

しかし、万里はそんなの好意に気づいていないという、もどかしい恋愛内容のお話です。

良かった点

①紫の表情がとても豊かで面白い

照れや恥ずかしい時、万里を思っている時の表情がどれも絶妙に違っていて、こんなに書き分けれるのはすごいと思いました。紫の表情を見ているだけでも楽しいです。中でも気に入っているのは凛とした表情で、真摯な時、照れを隠している時で微妙に違うところが紫の可愛らしさを出しているところだと私は思いました。

②純粋で健気な想いを感じられる暖かい内容

まだ子供な紫は、余計なことを考えず、真っ直ぐに万里の好意を抱いており、その為にしていることも姑息なことはなく、子供を愛する母のような純粋な愛からの奉仕に近い行動を受けている万里が羨ましく感じられました。もちろんそれは異性としての愛なのですが、紫は明らかに尽くすタイプなので、優しい母のようなイメージを受けました。年下で包容力のある女性は男性にとって人気が高いこともあり、私自身も紫に惹かれました。

気になる点

①現実的に考えられない恋愛か

16歳も年が離れているせいか、それとも小説が売れないことで男としての自信も無くしているのか、距離が近い通い妻のような紫の分かりやすすぎる好意に対して、一切理解を示していないというのが気になりました。万里があえて気づかないようにしているのか、これからの二人の関係の発展が非常に気になります。

しかし、漫画だからこそ現実には存在しないような恋愛を成就させてほしいなと思うので、作者の術中にはまっているのかもしれません(笑)。

2巻レビューについて

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【日常?非日常?】聖女はとっくに召喚されている。日本に。 1巻【日常系漫画】


今回紹介するのは「聖女はとっくに召喚されている。日本に。」です。

魔法や魔獣が当たり前に存在する「ウジェ王国」の国民である「アレクサンドラ・オリエール」が「夏川レイ」という名前で、日本のキカワ金属という町工場の事務員として過ごしていくというお話です。

アレクサンドラは魔力が高く、治癒魔法使いとして国立治療院に務めており、穏やかな家族と幸せに暮らしていました。

しかし、ウジェ王国では60年に1度、強い魔力を持つ若い女性が異世界へ連れ去られる現象があり、今回はアレクサンドラがその対象になってしまい、日本に召喚されてしまいました。

事務員になる5年前、海岸に意識不明で発見され、魔法の存在など自分の世界や自身を説明できなかったため、記憶喪失と言うことにしました。

アレクサンドラは異世界から来たことや魔法使いであることは誰にも話しておらず、細かいことは「記憶がない」で通して生きてました。

日本特有のたくさんの神様が存在するという風習、人の心が作り出す禍々しい何か、自身の持つ魔法と、3つの不思議な要素を持ち、感じながら生きていく内容です。

良かった点

①平凡な日本人として暮らしている

魔法を人に使い、特別な地位についたりすることもなく、我々のように普通の一般社会人として生きていくという内容は、とても親近感がわいて良いと思いました。それだけでなく、科学では説明できないような何か(魔法のような)が存在しているというスパイスを入れることで、普通の日常漫画にはない面白さがありました。

②異世界成分と現代成分がちょうどいい塩梅

なんとなく不便のない社会生活を送っている中で、少しだけ不思議な現象に関わったりするのですが、その割合が良くて日常も非日常もかけ離れたものとしてではなく、あくまで現代の人の心から起きることというスタンスでいるので、私自身が好きな内容に近く個人的に良いと感じました。

残念な点

①どこまで魔法を使っていいのかというのが良くも悪くもアレクサンドラ次第

現代日本において異質なアレクサンドラの魔法ですが、それを少しづつうまい具合に使っていけているのですが、非常事態に陥ったとき、果たしてどこまで魔法を使うのかが気になる点でした。

2巻レビューについて

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【ヒロインのお姉様化!?】グランドール王国再生録 破滅の悪役王女ですが救国エンドをお望みです 2巻【転生系漫画】

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「グランドール王国再生録 破滅の悪役王女ですが救国エンドをお望みです」の2巻レビューです。

前回、治療院の場所代を不当に請求されたため、元締めである「ダミアン」に抗議しに行きました。

なかなか有能そうなキャラクターが出てきましたね。あまり敵に回したくないタイプ。これは説得も難しそうです。

王侯貴族が民の窮状に目を向けないことが原因で、苦しんでいる連中に生きていればいいことがあるかも知れないと思わせるために、ダミアンは代わりに仕切っていたのでした。

国があてにならないから国の代わりに動くということをダミアンはやっているわけですね。しかし、普通に税を取られている上にさらに取り立てが発生しては、民はやっていけないのでは…?と思いますがどうなんでしょう。

ヴィオレッタは周りの人を守るためにやっている民のために動いているダミアンとの解決策を考えます。

それは治療院の場所代を免除する代わりに、港にある大量の廃棄予定の魚を加熱殺菌と密封による瓶詰めすることにより大量保存できる技術を渡すことでした。

コンビニとかにある缶詰めの食品って、実際この話の通り瓶でも行けるんですかね。いけるけど、保存期間が短くなるとかくらいなら、超画期的な案ですよね。

計画が失敗した場合はラルスの指輪を取られることになってしまいました(自分で差し出したのですが)。

期限の1か月半後、無事ダミアンに認めさせることができ、場所代の免除を勝ち取ることができたのでした。

途中でヴィオレッタの最期のシーンを思い出していましたが、民衆に殴り殺されてしまうのは、結構きついエンドですね。まあやっていたことがアレなんで仕方ないのでしょうが。乙女ゲーにしてはバイオレンスな展開ですよね。ある意味R18。

帰り道、王女だということがばれていたことがラルスから言われます。以前、馬車で王宮に向かったのを見られていたようです。

ラルスダミアンは王女に対して良い感情を抱いていないはずで、周りの人に王女だとばらされたら…と心配しましたが、ラルスは噂ではなく自分が見たヴィオレッタを信じると言い、何か困ったことがあったら、頼ってくれともいわれたのでした。

ラルスがちゃんと信じてくれてよかったですね。この瓶詰め計画や治療院の赤字経営の見直しで信頼を勝ち取ることができたようですね。この調子で色んなキャラの信頼を勝ち取っていきたいですね!…だれかがこの会話を聞いていたのが気になりますね…!敵なのか味方なのか!どっちなんだい!

前世の記憶を思い出して4か月が経ちアナリーからの好感度が一番高いキャラを考えたのですが、全くわからないのでした。

今のところお姉様一筋。もうそれでいいんじゃないかな。女の子は女の子同士で恋愛してもいいよ!

ダミアンから瓶詰めが売れないとの話をされます。それはターゲティング(売り先)を間違えたからであり、ヴィオレッタは軍に売ろうと提案しますが、ツテがありませんでした。

そこでダミアンは顔が広い知り合いの男爵家の次男(3男)に会いに行くことにしました。その人物は「レナード」という名前でしたが、その正体は前王の第一王子「レナルドでした。

レナルドは偽名を使い身分を隠しているという、ヴィオレッタと同じことをしていたのでした。レナルドは何故ヴィオレッタが身分を偽り、民のために行動しているのかを慎重に探りを入れていきますが、最終的にレナルドも瓶詰め計画に協力を考えておくということになりました。

前巻の最後にレナードが出てきていましたが、やはりレナルドでしたね。めちゃくちゃ怪しまれていて面白いシーンでした。

王宮では計画を始めた真意を聞かれますが、あまり理解されず受け入れられなかったのですが、筋は通っていると協力することになったのでした。

レナルドはさっそく需要のありそうな知り合いの商人を紹介すると言い、向かいました。そこでレナルドのおかげで瓶詰めを売り込めそうになりました。

レナルドも少しづつではありますが、ヴィオレッタのことを信頼してくれているような気がしますね。これからの展開が楽しみです。

ダミアンのところへ行く途中、貴族と治療院に通っている「リーズ」が財布を取ったと揉めていました。リーズが叩かれそうになった所を間一髪ヴィオレッタは助けることができたのでした。

この場面を見たレナルドはどう感じたのでしょうか?時間が気になります!

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