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【形勢逆転!?】追放された悪役令嬢は断罪を満喫する【転生系漫画】 3巻

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「追放された悪役令嬢は断罪を満喫する」3巻レビューです。

ディアナ(以下ディア)はバート(以下ランベルト)からアレク(アレクシス)がエンブルグ王国学院に通うことを聞かされました。

学院の裏側で一息ついているとアレクと会いました。そこで話をするのですが、アレクルートの好感度マックスのスチルが発生し、ディアは無自覚にアレクを攻略していたことに気づくのでした。

ソフィアより先にアレクシスを攻略していたから断罪イベントでディアナの味方になったというわけですね。ソフィアはアレクシスの悩みを聞けなかったことから攻略できてないことに気づきそうなものですが、ソフィアにとって優先度が低いキャラだったのでしょうか。

アレクと別れた後、平民の女の子が貴族の女集団にいじめられている所に遭遇します。どうやらエンブルグ王国の王子に近づいたため、王子の婚約者「エレオノーラ」の取り巻きに絡まれているようでした。ディアは見て見ぬふりができず、ランベルトの名を借りて女集団を引かせることができました。

ゲームの世界ではどこの世界もヒロインがいじめられるという展開が起こるというテンプレートにまた出会ってしまうというディア。仕方ないとはいえ結局関わってしまったディアはもう平穏な学院生活を送れることはなさそうですね笑

いじめられていた女の子は「ローザ」と言い、礼を言われるのですがそこに王子とランベルトが来て、取り巻きに「ランベルト様に学院を案内頂く」と言ったのを聞かれていたようで、ランベルトはその言葉通りにディアを案内するのでした。

ローザはヒロインポジションみたいですが、今のところ性格が悪そうには見えませんし、無害そうに見えますね。というか王子もランベルトも見ていたのなら早く止めてよ!と思いました。ランベルトが言うには、ああいう場には男が出てくると余計こじれると言ってましたが、どっちにしても同じだと思います。結局はディアを巻き込んでしまっただけでは…笑

アメティス家エンブルグ王国内タウンハウスで、護衛のメイド「ハンナ」と情報屋の「クイーヴ」と話をしていました。街巡りの際の護衛にハンナもついていくというのですが、今回は大丈夫ということで「クイーヴ」と二人で行くことにしました。

クイーヴは宿の出資者として支援したディアの兄「シルヴィオ」とセドナとクイーヴで飲み明かした際、意気投合して紹介されたとありますが、二人がアメティス家の諜報部員になったということを考えるとディアのことで盛り上がったんだろうなあと思いました。

街巡りを始めて数時間後、店で食事をしている時に「クイーヴ」から学院で気になることがないか報告してくれと言われて、裏庭でいじめが起きていたことを話しました。クイーヴから『「悪役令嬢」ってなんだ』と聞かれ、悪役令嬢の説明をするのですが、なぜそのことについて聞いてくるのかと逆に質問すると、どうやら過去にエンブルグ王国で護衛していた家の令嬢が言っていたといいました。

ディア、ソフィア以外にも転生者がいることが確定しましたね。それがヒロインなのか悪役令嬢なのか両方なのか気になりますね。

後日、学園でエレオノーラの取り巻きがクラスまで押しかけてくるのですが、「ロ三ルダ=エクハルト」という女の子がその場から連れ出してくれました。彼女は商家の生まれで、貴族がなぜ経営クラスに留学するか知りたくて、ディアの態度から友達になりたいと思っていたといいます。

ロミルダと次の授業に行くとダンス実習に授業変更になっていました。どうやら取り巻き達が教師と手を組んで、ユエール王国の難曲を踊らされるのですが、そこにランベルトが来て一緒に踊ることになりました。ダンスが上手な二人は無事その場を切り抜けるのでした。そこに王子とエレオノーラも現れ、エンブルグ王国の難曲を踊ってみせるのでした。

3人は授業を抜けたのか分かりませんが、なぜこの場に現れたのでしょうか?ゲームのご都合的展開がまだ残っているようですね。あとランベルトが踊るのは理解できますが、王子たちも踊ったのは結構謎で面白かったです。

ローザ・ユリアーネはゲームでの「ソフィア」と「ランベルト」とのダンススチルを知っていたようで…?

2巻レビューについて

4巻レビューについて

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【形勢逆転!?】追放された悪役令嬢は断罪を満喫する【転生系漫画】 2巻

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「追放された悪役令嬢は断罪を満喫する」の2巻レビューです。

バートは、ディアナが娼館へ送られる前に「コール子爵」の名前を使って娼館に匿わせるように手配しました。その後サフィーロの従者をやめ、ディアナと接触したアレクシスを訪ねに行きました。バートはアレクシスが側近を退いた事実から、ディアナ側であることを確認し、情報共有をしていました。

ヒロイン役は「ソフィア=モルガナ」という名前だそうですね。どうやら攻略対象全員に好意を振りまいていたみたいですが、アレクシスとバートには全く通用しなかったみたいですね。アレクシスはディアナがサフィーロに興味がない事や、事実嫌がらせをしていないことから攻略できなかったようですが、バートはなぜ攻略されなかったのでしょうか。

国王から全員にディアナとサフィーロの婚約破棄についての正式な発表がありました。

そこでは、サフィーロは責任として廃嫡になり、第2王子のジェダイトに王位継承権が移りました。さらにバートとアレクシスが、ソフィアがディアナに冤罪をかけたことを明らかにします。

追い詰められたソフィアは本性を現し、「なぜシナリオ通りにならない」と暴れまわります。実はソフィアも転生者だったのでした。アレクシスとバートが来た時も「二人がいないと逆ハーじゃない」とも言っていました。

まさか、ヒロインも転生者だったとは驚きです。しかもたちの悪いことに逆ハーレムエンドを選ぶとは欲望にまみれていますね。まあ逆ハールートを選んだせいで自滅したという可能性もありますが…。

ソフィアの中身は別人であり、ディアナがやっていないいじめをでっちあげて、故意に嵌めていたのです。つまり、ゲームの強制力なんてものはなく、全てソフィアによって仕組まれていたということです。

この1連のシーンのソフィアの取り乱し方はすごかったですね。目がかっぴらいて妖怪か怪獣と化してますよね。というかよくこの性格でマメに攻略できたな、と思ってしまいました。確かにこの状況は絶望的ですがここまで暴れられる暴君にはリアルで攻略していくというのは無理がありそうですよね笑

ディアナが初めに敵対したキャラは、「ヒロイン」という最強の役職を持っていましたが、ディアナも同じ「転生者」だということを知らなかったというイレギュラーを引いたせいで、まさかの即戦線離脱…!早い段階でこちらが転生者ということがばれていたら勝ち目は薄かったでしょう。

裁定の後日サフィーロやソフィア側だった側近とソフィア自身は刑を執行され『それぞれの相応しい場所」へと送られたと聞きました。一方でディアナはオーナーをしていた娼館は取り潰して宿屋にし、娼婦たちを新しい宿屋の従業員にさせるのでした。

シナリオから解放されたディアナは「ディアナ=アメティス公爵令嬢」としてではなく、高い水準の教育を受けるため、バートの紹介で子爵令嬢「ディア=ヴォルター」としてエンブルグ国の国立学院に1年間留学することにしました。

経営学を勉強するらしいのですが、前に娼館のオーナーをやっていたこともあり、ディアナは経営に興味があるのでしょうか?

港町ヴァプールでバートと落ち合うのですが、バートが従者を紹介したいといい、連れてきたのは何とアレクシスでした。彼は断罪に関わった責任を取ったのですが、サフィーロを慰留させていたこともあり、その折衷案として「アレク=ブラウ」として、従者になったということでした。

次回からはエンブルグ王国学院生活編が始まります!

乙女ゲームのシナリオを終えた今、これからどうなっていくのでしょうか。タイトル通りなら断罪を満喫したと思うのですが、断罪後の生活も満喫するということなのでしょうか?今後の展開が全く予想できないので楽しみです!

1巻レビューについて

3巻レビューについて

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【形勢逆転!?】追放された悪役令嬢は断罪を満喫する【転生系漫画】 1巻


今回紹介するのは「追放された悪役令嬢は断罪を満喫する」です。

主人公「ディアナ=アメティス」は一般人としての前世の記憶を持っている状態で、ユメール王国の侯爵家の長女といて生まれました。

「ディアナ」とは、乙女ゲームの悪役令嬢であり、最終的に学園卒業パーティで断罪されて娼館送りになってしまうというキャラでした。

ディアナはゲームのシナリオでは、第一王子の「サフィーロ=ユエール」の婚約者となり、その後ヒロインの男爵令嬢とサフィーロが出会うと、サフィーロを含めた攻略対象たちがヒロインに夢中になり、ヒロインに嫌がらせをしたという罪でディアナは「王子を奪われて嫉妬に狂った侯爵令嬢」として断罪されてしまいます。

ゲームの強制力によるものなのか、婚約破棄することは出来ず、ディアナは卒業パーティでサフィーロに婚約破棄されてしまいます。

しかし、婚約破棄までは抗えないがエンディングの断罪後の展開は変えられると気づき、追放される娼館を既に自分のものにすることで、娼婦ではなくオーナーとして生きることに成功するのでした。

オーナーになってまもなく、娼館のまとめ役である「セドナ」から、攻略対象の一人であり宰相子息である「アレクシス=ラズライト」が訪ねてきて、笑顔という名の圧力にそのことを話してしまいます。

王子の従者であり自分を心配してくれた「バート」が、実は隣国の貴族「ランベルト=コール(アドルフ)」であったり、婚約破棄について知らなかった国王たちが味方に付いたようで…?

ゲームの冤罪エンディングの世界をディアナはこれからどう生きるのか、楽しみな漫画です!

良かった点

①主人公が魅力的

乙女ゲームは前世で親友に勧められていただけなので推しなどはいなく、ただ効率的に攻略していたのですが、そのためかディアナは恋愛には何の執着もないようで、淡々としたそれでいて可愛いところもあるといった魅力的な主人公となっています!

②繊細できれいな絵

この漫画の女性は伏し目がちで描かれていることが多いのですが、髪形の毛や目の大きさの差異などが個人的にとても好きで、特に主人公は綺麗な人形みたいで絵を見ているだけでも楽しいです。(もちろんお話もとっても面白いのですが)

残念な点というより(疑問点)

①この後は逆転して終わりなのか?

ディアナがひどい目にあったというのが明確すぎるため、これから王子たちはただ沈んで終わるという展開を予想したのですが、そうすると一体この話はこれから代わり映えのしない展開なのでは?という心配が浮かびました。

2巻レビューについて

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【佳人薄命】悪役一家の奥方、死に戻りして心を入れ替える。 2巻 【やり直し系漫画】

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「悪役一家の奥方、死に戻りして心を入れ替える。」の2巻レビューです。

エレインのところに魔塔のカンデラリオが訪ねてきます。

特殊属性魔力は大人になってから発現させるのが難しいため、5~6歳に絞って候補者を見つけ、それを塔で育てていました。しかし、魔術学院の学院長から魔塔は子供の教育にふさわしくないと言われ、魔術学院に5~6歳を対象にした初等部が作られることになりました。

その前に出ていた長女「ノエル」が出てきましたね。これからどんどん子供たちが登場していくのでしょうか。その度、ジークたちも成長しているので子供たちの変化から目が離せませんね。

そこで特殊属性魔力クラスを作り、危険性がある未知の力を問題なく導けるとカンデラリオに推薦され、エレインに学院の初等部の部長になってほしいと魔術学院長「キュレーヌ・メイン」にお願いされます。

キュレーヌはイストワード王国で最も活躍しているプライドが高い古貴種(エルフ)の女性で、そのエルフが頭を下げてお願いしてきた(半ば脅し)ので引き受けることにしました。

エルフは普人族の国家機関に属するなどありえないらしいですが、人間であるエレインに頭を下げるあたり、最も人間に寄り添っている側なのかもしれませんね。それでもプライドは高い方だと見えますが笑

辺境の村で母と子の2人で暮らしていたアサレアとマレナ、村長や村民にひどい仕打ちを受け、引き離されそうになったマレナは特殊属性魔力を発揮して村長と村民に反撃します。暴走しそうになったところでエレインが現れ、マレナを魔術学院に通わせるため、アサレアと共に王都に連れていきました。

マレナは何者かに話しかけられていましたね。どうやら魔術の暴走が目的だったようですが、いったい何者なのでしょうか。エレインに気をかけなかったところを見ると、まだ直接敵対することはなさそうですね。

通常の魔力保持者の子どもとは別の試験内容で入学したジークたちは、「魔術が使えないくせに」と通常クラスのブルードたちと揉めてしまいます。エレインは特魔クラスの生徒たちに魔力放出を助ける杖を渡し、魔術を使うところを見せたことで、関係を良好なものにしました。

ブルードは弟想いのいい子でしたね。ちゃんと過ちを認めて謝れる辺りが流石前世の強敵だったというところですね。今回は上手に味方に引き入れられるといいですね。

イストワード国内で特魔の周知が済んだので、次は国外である「レダード聖国」に行き、不思議な力を使う次期聖女候補の「アンナ」の力の解明を頼まれました。対外的に「聖アーク学院」との交流とするため、ジークたちを連れていくことになりました。

「ハムダン・ジャジール」という聖教会の枢機卿なるものが出てきましたが、少しクサいですね。個人的に急に敵になりそうな怪しさがあります。

そこで聖アーク学院にある迷宮にて実習を行っているところに着きましたが、迷宮の入り口まで押し込んできた魔物を倒しているうちに、かつて聖女の座を争った現聖女である「シルヴィ」と再開するのでした。

エレインの実家は聖女の家系で母と同様に力が宿らなくて、聖女の座に敗れたとありますが、シルヴィはどういう存在なのでしょうか。また「浄化」とはどんな能力なのでしょうか。シルヴィとは異なる力を持っているアンナも気になるところですね!

1巻レビューについて

3巻レビューについて

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【佳人薄命】悪役一家の奥方、死に戻りして心を入れ替える。 1巻 【やり直し系漫画】


今回紹介するのは「悪役一家の奥方、死に戻りして心を入れ替える」です。

主人公の「エレイン・ファーレンス」は、家柄や富、権力を大事にしてきた公爵夫人です。エレインは裏で国家転覆を狙っていましたが失敗し、娘である次女の「リリー」に殺されてしまいます。

その後、エレインはなぜか30年前に年齢ごと戻ってきます。前の時間軸では優しさを与えてくれた夫の「クレマン」に恩を返すため、娘のリリーに殺されないために前の知識や起こる出来事の記憶を頼りにやり直していくという物語です。

1巻では強くなるために隠居した「ワルター」を連れてゴブリンの軍勢を殲滅したり、預言者で親友であり敵になった「セリーヌ」にすべてを打ち明けたりと様々な出来事が展開されます。

他にもかつて敵対した魔道具に携わる組織と友好な関係を結ぼうとしたり、敵対している魔人族の中の竜人族とかかわったりします。

これから生まれるジークハルト以外の子どもとどう接していくのか、ベルタ・オクレスが味方になった事など、既に前とは大きく違う道を歩んでいるエレインに起こる新たな試練はどのようなものなのでしょうか。とても続きが気になる良い漫画でした。

良かった点

①冷静で魅力のある主人公

エレインは愛され系ではなく、心も体も強いかっこいい女性キャラです。男である私からしても憧れる部分がある魅力的な主人公だと思いました。

②茶化さずしっかりと真面目なストーリー

変な笑いを取ろうとしないところがとても好感を持てました。もちろん少し面白く描かれている部分もあるのですが、基本は真面目なしっかりとした硬派よりなストーリーなので、つまらないと感じたところが一度もなかったです。

残念な点

①前世の知識の理解が少し難しかった

先に前世の知識が話に出てくるので、魔臓の話などは正直よくわかりませんでした。基本的に主人公が先に動くので、少し置いてけぼりな感じがありました。

2巻レビューについて