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臆病な伯爵令嬢は揉め事を望まない 3巻

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「臆病な伯爵令嬢は揉め事を望まない」の3巻レビューです。

領地にある近くの湖にきたアメリアとソフィーでしたが、そこには偶然?マリオンとルーファスが居て、マリオンはソフィーを強引にボートに連れていきました。

マリオンはソフィーの悩みについて聞いたようで、ソフィーは悩みの内容は言いませんでしたが、マリオンはそれについては言及せず、アメリアには話してみたらどうか?と言い、ソフィーに決心させました。

ここだけ見るとマリオンのほうがグレイグよりいいじゃん!と思ってしまいますね。そいつは実はロゼッタに協力していた悪いやつなんですー!騙されないでーー!

その頃、アメリアとソフィーは二人で話していたのですが、実はアメリアのトラウマになった10年前の貴族の屋敷にルーファスもいたということが分かりました。あの頃とあまりに性格が変わりすぎていて気付かなかったと言います。

10年経過していたら別人になっていた件について。転生したごとく変わっていたアメリアに、ルーファスのスカウターには全く反応せず…。ずっと探していたと言っていましたが、彼が他の女性に興味なかった理由でもあるのでしょうか。

ルーファスはアメリアに「コンプレックスで下を向き続けるのはもったいない、姉さんと僕は味方だから安心して前を向いていい」と言われ、少しづつ前に進もうという勇気が出たアメリアでした。

姉も出しているから、ちょっとマイルドな言葉になっていますが、要は俺が味方だから安心しろって言ってるのと同じですよね。若い男女の関係でこれって結構告白に近い言葉だと思うのですが皆さんはどう思われますでしょうか。アメリアが鈍感なばかりに、ルーファスは大胆な発言しまくりですよね笑

マリオンのおかげでグレイグとの婚約解消についての話ができたソフィー、アメリアにグレイグとの関係を手伝ってもらったのに申し訳ないと謝りますが、アメリアはソフィーが幸せならどちらでもいいと言い、ソフィーは今は様子見することを伝えたのでした。

手紙の送り主がマリオンだと気づいてそうでしたね。今回の件で、ソフィーの中でマリオンの株が急上昇しましたが、今後二人の関係は進展するのでしょうか!

後日、取り巻きに絡まれている所をルーファスに助けられ、姉への贈り物を一緒に選んでほしいと買い物に誘われます。

アメリアは買い物を楽しむことができ、買い物の後、ルーファスからオルゴールをプレゼントされます。「深い意味はない」と言いましたが、アメリアには本当にそう思われてしまい、ついに「アメリアへの下心も入ってるんだからね!」とルーファスは勇気を出して言いました。これにはさすがのアメリアでも意識するだろうと思いきや、何かの賄賂だと思われてしまうのでした。

恋愛小説を読んでいるのに、こんなテンプレのようなツンデレのセリフにも気づかないんかい!と一人で突っ込んでいました。ルーファス、多分もう少し踏み込まないとダメそうだ、頑張れ!

マリオンからグレイグとロゼッタが会う約束を取り付けたということを伝えてきます。二人を止めに行ってほしいと言われ、仕方なく行くことにしました。

ソフィーがグレイグとの婚約解消を考えている現状で、様子見をやめて一人で止めに行くのは得策ではない気がしますが、マリオンに頼まれては仕方ないですね。自分が説得した手前もありますし。

グレイグとロゼッタが合う瞬間をみたアメリアは、ソフィーに報告すると言いました。グレイグはソフィーが取り乱してしまうからやめてほしいと頼まれます。そこにソフィーが来てグレイグの気持ちを確認します。

思っていた数倍、グレイグとロゼッタは親しい関係だったので驚きました。それは二人の関係が噂にもなるってもんですね。

ロゼッタはただ純粋にグレイグを好いていただけで、全然性悪だったということはありませんでしたね。やっぱり二人の共通の趣味は「昆虫」でしたね。虫かぁ~~!確かに同じ趣味の人は少なさそうだなあと思いました。仕方ないね。

ソフィーとグレイグは二人で話し合うことになったのですが、数日後、二人の婚約が白紙になったとの噂が入るのでした。

2巻レビューについて

4巻レビューについて

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臆病な伯爵令嬢は揉め事を望まない 2巻

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「臆病な伯爵令嬢は揉め事を望まない」の2巻レビューです。

王家主催パーティで、ソフィーやグレイグたちのダンスなど社交を見ていて、一度控室に戻ろうとしたアメリアは、誰かにつけられていることに気づきます。

その相手は第2王子であるマリオンでした。マリオンはアメリアに、ソフィーに協力することをやめてほしいとの要望をしてきました。

マリオンはソフィーが好きでしたが、グレイグの婚約者になって嬉しそうなソフィーを見て、身を引こうと思いましたが、グレイグのソフィーへの態度を見て、ソフィーを譲るのが嫌になったと言います。グレイグとロゼッタの関係を応援していたのもやはり彼で、これはソフィーのためでもあるというのがマリオンの話でした。

それに対して、そんなふうにソフィーを追い詰めて、本当にソフィーのためになるのかと言います。後にソフィーに嫌われないよう、正々堂々と勝負をするべきだと意見します。マリオンは意味深な笑みを浮かべて、アメリアの言うことは理解できたから、とりあえずこの場では、グレイグとロゼッタの協力はやめると言いました。

意外にもすんなりこちらの言い分を受け入れてくれましたね。後述で触れるのですが、もちろんあきらめてはいません。マリオンの独りよがりな思いかと思ったのですが、ちゃんとソフィーのことも考えていて驚きました。一度は身を引こうとしていましたしね。確かにグレイグの「一緒にいると疲れる」という言葉は、ソフィーを思っているマリオンにとってはあかんやつでしたね笑

その後、ルーファスと一緒にダンスを踊っていましたが、すれ違ってますねー。ルーファスの好意に全く気付いていないアメリア、結局ツンデレになってしまうルーファス。男子のツンデレも悪くないですね!

後日、ソフィーから机の中に手紙が入っていたけれど、差出人に心当たりはあるか?と聞かれます。差出人はマリオンであることに気づいたアメリアでしたが、ソフィーがそのことを知るはずもなく、差出人と友達になりたいというので、マリオンに手紙を返しに行くことになってしまいました。

ソフィーが手紙の差出人は、心のきれいな女性の方だと勘違いしていたのが面白かったです。文章って意外と性別が分かりますが、あまりにも丁寧に書かれているとわかりませんよね!

王家主催パーティの次の日からソフィーにフリルが好きな男性についてどう思うか聞かれたり、茂みを見つめて虫に驚いたりとアメリアはソフィーに違和感を感じていましたが、特別な事情かもと聞き出せないでいました。今回は見守るしかないかとベンチで考えていると、なんとグレイグが現れます。

グレイグと話をするのですが、「信頼できる相手がロゼッタ一人だったから親しくしていた」という話でした。このことは言いふらしても…と言われますが、もちろん言いません!といったので、ソフィーにも言えない秘密を抱えてしまうのでした。

グレイグが自身のことを弱く、王の立場としてあるべきものとは反対の性格だと言ってましたが、アメリアにそれを話したのがなんとなく話しやすそうだったからというのが面白かったです。ロゼッタ以外にも気心許してるやんけ!って突っ込み街なのかと思いました笑

夏季休暇中、アメリアは領地に戻る予定でいたのですが、ソフィーが遊びに行ってもいいかと言われたので、一緒に過ごすことになりました。ソフィーが持ってきた外国の恋愛小説を読んでいて、グレイグの話が出ますが、ソフィーが何かを言いかけます。結局何も言われなかったのですが、どうやらソフィーはグレイグとの婚約解消を迷っているようで…?

一体何があったのでしょうか、グレイグが外で珍しいものを見つけたと言って、ソフィーを引かせたり、茂みに自分から近づいて虫に驚いたり、蝶を手に持っている所でグレイグに会ったりと、グレイグの趣味が「虫」であることが原因なんじゃないかと予想しますが、答えが気になります!

1巻レビューについて

3巻レビューについて

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臆病な伯爵令嬢は揉め事を望まない 1巻


今回紹介するのは「臆病な伯爵令嬢は揉め事を望まない」です。

主人公の伯爵令嬢「アメリア・レストン」が、過去に自分を助けてくれた公爵令嬢の「ソフィー・バーネット」と、その婚約者兼思い人王太子「グレイグ・ルナール」をくっつけるために、自分が読んでいた恋愛小説を参考に、ソフィーにアドバイスをしていくというお話です。

ソフィーとグレイグは婚約者なのですが、最近グレイグと男爵令嬢「ロゼッタ・ベイリー」が親しくしている噂を聞き、実際に目撃してしまいます。偶然その場にいたアメリアでしたが、ソフィーがロゼッタに嫌がらせをして破滅しないために、嫌がらせをするのを考え直させて、恋愛小説を参考にした作戦で協力することになります。

そのアメリアですが、7歳の頃ある貴族のお屋敷で笑いものにされたため、目立たないように身の丈に合った生き方をするという考え方になってしまいました。

なので、周囲にはばれないように、ソフィーにアドバイスをし続け、グレイグを振り向かせる必要があるという、少々大変な関係になりました。ソフィーの弟である「ルーファス・バーネット」もアメリアとソフィーが何をしているか気になって、結果協力する形になります。どうやらルーファスはアメリアのことが気になるようで…?

アメリアのアドバイスもあり、順調にソフィーとグレイグの距離を縮めてきたのですが、そう簡単にはいかず、実は、グレイグとロゼッタをくっつけようとしているのは、グレイグの弟の「マリオン・ルナール」で、彼は婚約者としてソフィーに選んでもらいたいそうです。

ここからは予想ですが、ソフィーを応援するアメリア、ロゼッタを婚約者にしようとするマリオン、2人の間接的な戦いが始まろうとしているのでしょうか…?

良かった点

①主人公がサポート役に徹底している。

趣旨として、ソフィーをグレイグとくっつけるという目的がぶれていないため、主人公でありながらサポート役というのは、斬新でとても面白いと思います。
ただ、ルーファスとの絡みで、アメリア自身も恋愛パートに入って行きそうな気はします。

②公爵令嬢でありながらソフィーが柔軟である。

公爵令嬢と非常に身分が高いにもかかわらず、伯爵令嬢のアメリアの話を真剣に聞いたりと、高すぎるプライドがないのが良いと思いました。譲れないところというのが今のところなく、素直にアドバイスを反映してくれているので、変に気を張る展開がなく、読みやすいです。

残念な点

①アメリアが可愛いのか普通なのかが分からない。

単に笑いものにするために、顔が地味だといわれたのか本当なのかが分からないです。なぜなら女性に囲まれている美少年のルーファスが一目で気になるくらいで、母親は20代に見られると評判であるなど、後にち判明するのでしょうが、1巻ではずっと気になりました。

2巻レビューについて

漫画小箱ハコ
原作白猫
キャラクター原案深山キリ
価格650円+税
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ゆうべはお楽しみでしたね 8巻

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「ゆうべはお楽しみでしたね」の8巻レビューです。

ついに二人の子供が生まれます。

名前は「ゆう」と名付けられました。周りから女の子を産みそうと言われていたみやこでしたが、ゆうは男の子でした。

女の子はお父さんに似て、男の子はお母さんに似るとありましたが、確かにそうかもしれませんね。私もどちらかといえば母似?な気がします。

序盤は出産するまであと少しという感じで、みやこの付き添いで産婦人科に行ったり、安定期に淡路島へ行ったりと少しずつですがお迎えの準備を進めていきます。

こんな子に育ってほしいというのをドラクエのキャラで想像するというのをやっていましたが、共通するのは登場人物みんな過酷な運命を背負っているということで、「武器や防具は装備しないと意味がないぜ!」という忠告をする村人になってほしいというのは少し面白かったです。あんなムキムキな人に育てるのは、さぞ大変でしょうね…。

その後、入院準備を済ませ髪を短くして、髪色を変えてきたのには驚きました。たしかに妊婦さんって普通の格好をしている人が多いと思っていましたが、美容院に行けなくなったりするからなのかと気づかされました。

たくみが休みなので、一緒にゲームできるうちはゲームしようとプレイして寝たのですが、たくみが目覚めるとみやこから「さっき破水した」と言われます。

無事に生まれて、子どもを囲って抱いている姿はとても幸せそうでした。

このシーンは見開きなのですが、私の中での記憶だと、他に見開きだったのはたくみとみやこが出会ったシーンだけなのでは?と思いました。そう考えるとなんだか感慨深いものを感じました。

たくみは子供が生まれてからも右往左往しながらも、色々やることをしっかりやっていました。みやこが子どもが生まれて、たくみが変わってしまったら嫌だなと不安に思っていましたが、そんなことはなく、むしろしっかりしていて毎日結婚してよかったと思ってると伝えたのでした。

一人暮らしをしていたからか、その辺は大丈夫だったんですね。実家暮らしだとそうはいかないだろうから、優秀ですね。よく男らしさが魅力の男性は、育児にあまり協力的でないというイメージを持っているんですが、その逆はすごく協力的だということですかね。いずれにしてもこの二人の関係性は、子どもができた今でも瓦なそうで安心です。

ゆうがよく寝るようになってきて、少し時間ができたとき、みやこにドラクエにインしてみたら?と言われ、ログインするのですが、緊張やプレッシャーが一時的に抜けたのか涙をこぼします。そしてみんなに見つかり、子どもが生まれたと報告するのですが、みやこ(ゴロー)を男だと思っていたヘブスラの面々は驚いたのでした。

医学の進歩を疑われていて笑いました。流石に男性が出産するのは今の時点では無理がありますよね。ここでようやくゴロー(みやこ)が女性だということに気づくわけなんですが、次のオフ会とかあったらどうなるんでしょうね!

しばらくして、母子ともに経過は良好で、みやこの体も回復して、仕事も再開する予定で、完全復活するのでした!

マリオの姉、山木詩花は同僚等の人間関係に恵まれず、人生2度目の失業中でした。原因は精神的に暗黒面に落ちかけていることに気づいたことで仕事を辞めたのでした。平日の昼間に何も考えずにゲームすることに罪悪感を感じた詩花は、中途半端はやめ、思いっきりドラクエを満喫することに決め、一か月間癒された詩花は、「また頑張るかあ」となったのでした。

マリオはというと某感染症流行の影響で、テレワーク中心になっていました。普通に志野田さんと会いたいなあと思っていると、電話で「顔が見れんのがちょっぴり寂しい」と言われました。しかし、志野田さんにはお見合いの話が入ってきており、いつか今までの関係性が終わることを理解したマリオは、変わることにし、志野田さんに会いに行くことにしました。

普通が普通じゃなくなる、今のあたりまえなんて数年後や数か月後には当たり前じゃなくなるというところに、ハッとなりました。一日一日とは言わないけれども、なにか良い変化が起こるように、始めるのもいいかもなと思いました。

7巻レビューについて

9巻レビューについて

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ゆうべはお楽しみでしたね 7巻

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「ゆうべはお楽しみでしたね」の7巻レビューです。

たくみは十何年前の友達に、結婚報告をします。最初はみんな結婚にいいイメージを持っていなかったので、よく結婚なんてするなあと言われてしまいましたが、それだけ大変とわかってても価値のある出会いをしたんだって思うと言われ、無事祝ってもらえたのでした。

友人たちは「人生の墓場」や『奴隷宣言」と言ってましたが、私も結婚するということにいいイメージを持っていません。もちろん友人が結婚するなどは素直にめでたくていいことだと思うし、幸せになってほしいと思うのです。しかし「自分が」となると、そんな精神的、経済的余裕がないので、どうしてもできないと思ってしまいます。この二人、特にたくみは最初の性格からは結婚するとは考えられませんでしたよね。

最近眠気があるというみやこに、大丈夫?と問いかけるたくみでしたが、「子供ができた」と言われます。

ついに子供ができましたね。まだどうなるかわからないものの、少し早かったですね。たくみがまだ二人でいたかったというように、もう少しこの生活感が続いていくのかなあと思っていたので、急展開に驚きました。

子どもができると言われたたくみは、街中で妊婦さんに気づいたりするようになって、電車で席を譲ったりするようになりました。

何もかも準備万端で親になる人はいない、みんなもっと迷いながら悩みながら右往左往しながらすこしずつおとなになっているんだと考えていましたが、確かに!と思いました。久しく会っていないいつのまにか子供ができていた友人など、あれだけ自由気ままにゲームにのめりこんでいたのに、真面目に生きていることを知ると、急に大人になったと錯覚しますが、本当は本人にしかわからない葛藤があった(今でもある)んだろうなあと気づかされました。

珍しくみやこが「子供ができると二人をつなげたゲームがあんまり出来なくなるのは寂しい」と後ろ向きになっていたら、たくみは子供を楽しみにしていたり、子どもが自立した後の二人の時間を考えていたりと、前向きな気持ちを聞くことができ、救われるみやこなのでした。

基本ネガティブなたくみとポジティブなみやこで、みやこのメンタルが少しくずれたのでやばいかな?と思ったのですが、流石相性バッチリな二人、上手に支え合っていますね。合わなそうな二人という印象ですが、やっぱり中身はバッチリなんだなと思い直した話でした。

マリオは志野田さんを家に招くことができましたが、「友達」になれて嬉しいと言われ、一歩が踏み出せなくなりましたが、後日一緒に猫カフェに行って「山木(マリオ)くんの部屋やから遊びに行った」と言われ、表情も相まってここで踏み出せば進めるってところで、やっぱりいけないという感じでした。

初めての男友達って言われたら、単純に距離感バグってるのかな?って思いますが、そこらへんは志野田さんはしてそうですね。マリオがそういう(恋愛面)で誠実なのも事実なので笑。この二人もあと少しでくっつきそうなので、ぜひそこも見たいです!

「オンラインでもオフラインでも相手がどんな人かの見極めは慎重にしたほうが良い」とありましたが、まさにその通りですね。私もなかなかできなくて難しいのですが、自分がふとした瞬間に出る言葉が素を出しちゃったと思う時があるので、普段から気を付けていれば案外見極められるのかもしれませんね!

6巻レビューについて

8巻レビューについて