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最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い 4巻

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「最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い」の4巻レビューです。

アルノルトは副公務大臣ベルツ伯爵の元へ向かいます。彼の妻ベティーナははザンドラに送り込まれた者で、ザンドラは自分の支持者を大臣にするため、ベティーナを公務大臣と不倫させ、現公務大臣を引き釣り下す計画でした。

若い女性と結婚すると苦労するという話、なんだか最近ネットで似たようなことを聞いたことがあります。パパ活ってやつでしょうか、怖いねえ。まあ実際はその人の性格に寄るんでしょうけど、アルノルトが嫁選びは慎重にしないとと言って、フィーネとエルナの花嫁姿を想像しつつ、普通の女性が良いと考えていましたが、嫁候補で出てくる時点で、確実にどちらかとの結婚願望あるだろ!と突っ込んでしまいました。

これを阻止することでどの勢力にも取り込まれていないベルツ伯爵を公務大臣にし、さらに味方に引き入れることができたのでした。

かつて帝位争いをしていた皇帝ヨハネスはかつてアルノルトと似たように「放蕩息子」と呼ばれていました。皇太子も同じだったようで、ヨハネスは皇太子は確実に暗殺されたと言います。

ヨハネスも今のアルノルトと同じ評判だったなら、なんとなく勘付いているのも納得です。帝国の民のことや未来のことを考えている良き皇帝であることが分かるシーンでしたね。

ザンドラの次の狙いはフィーネだと予想します。フィーネを守るため、アムスベルグ勇爵家に匿ったのでした。

お約束の着替え中に出くわしてしまうシーンがここで見られます。ほぼ見開きだったので、流石に力入れてるなあと思いました。ラノベでも絵がついてるやつですよ。二人に責任を取らないとという話になったときのフィーネとエルナの反応を見る限り、もう全然結婚できそうですよね。早い!

数日後、ザンドラによる暗殺の手が送り込まれてきます。手筈ではセバスが助けに来るか自分で対応するはずでしたが、過去にシルバーとしてであった女冒険者が助けに入ります。

A級冒険者同士の戦いでしたが、退けられたことを考えると、リンフィアは優秀であることが分かりますね。というか、珍しいショートヘアーの子が登場しましたね。彼女はどういう人物なのか気になりますね。

彼女の名はリンフィアといい、自分の村の子どもや若い娘が「虹彩異色(オッドアイ)」を持つ為、人攫いの標的となっているので、助けてほしいと言います。見捨てることができないので、村を助けることにしました。その代わり、リンフィアが力になってくれることになりました。

頭もキレる、実力もあることを考えると心強い味方ができましたね。性格も冷静沈着そうで、今までにない女キャラのようです。

帝都に居る期間が短いエルナの為?、フィーネをかくまってくれたお礼に一緒に帝都を回っていたのですが、途中で雨が降り、エルナは宿屋に向かうというのですが、そこは数年前に改装されており、カップル限定の愛の宿になっているのでした。しかし、「騎士に二言はない」と言い、宿に入ることになったのでした。

この話のエルナは可愛いところが見れるのでぜひ見てほしいです。普段気の強い女の子が、しおらしい一面を見せる時ってグッときますよね!ここも大きいコマが多く、今回はエルナを推しているのでしょうか。

そして、アルノルトとレオナルトは帝国使節団として、帝都を発つのでした。

どこへ向かうのか、何をするのか、これからに期待です!

3巻レビューについて

5巻レビューについて

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最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い 3巻

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「最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い」の3巻レビューです。

キールが「津波」により、モンスターに襲撃されてしまいます。首謀者はS級モンスターのサムとディーンでした。帝国に復讐することが目的だと言います。皇帝は一人でサムたちと対峙しますが、そこへエルナが助けに入ります。

皇帝って戦えるのかと思いました。しかもなんだか強そうでさらに驚きました。エルナが助けに来たとき「息子の成長を感じる」と言っていましたが、ヨハネスはなんとなくアルノルトのことを勘付いていそうですよね!

戦闘中、カルロスが乱入してきます。彼は計画では吸血鬼(サムたち)を退けることになっていましたが、裏切られてあっという間に吹き飛ばされてしまいます。

めちゃくちゃ嬉しそうに登場したのに3ページで退場したカルロス君。こりゃ使い捨てキャラだ…。ルックス的には悪くないと思ったんでしたが、賢くなかったようですね…。

その頃レオナルドは近衛騎士たちを連れて、キールに向かおうとしますが、途中シルバーに止められ、転移魔法により他の周辺の騎士を味方にし、戦力を増やしたのでした。

シルバーとレオナルドの初対面ですね。中身がアルノルトなので、基本的に有効な関係を築こうと頑張っていますね。シルバーのキャラ的に他人と仲良くするの大変そう…。

クリスタに呼び出されたフィーネは、時計塔に落ちてくる笛を取らないとモンスターがいっぱい来るとの予知を聞きます。それを聞いたフィーネは時計塔に向かうのでした。

エルナは戦闘中に相手が笛を吹き飛ばして吹くのを阻止します。その笛を取ったフィーネはエルナに渡しますが、そこを吸血鬼に狙われてしまいます。間一髪シルバーが助けに来たことにより、フィーネは無事でした。

足場が崩れて落ちたら確実にフィーネは死んでいたと思うんですけど、なぜかわざわざ魔法で倒そうとするのがちょっと笑いました。めっちゃイライラしてるやん…って思いました。

吸血鬼はエルナとシルバーによってモンスターごと殲滅させられました。

全くいい勝負にならずオーバーキルされたシーンがすごい迫力でした。例えるとハエに火炎放射器つかうくらい。

皇帝は「騎士狩猟祭」の結果として、レオナルトを全権大使に、アルノルトを大使補佐官に任命したのでした。狙い半分は達成しましたが、大使補佐官になったので行動が制限されてしまいますね。

フィーネは過去にアルノルトと会っていました。不安だった自分を励ましてくれたアルノルトに憧れていたのでした。

だからアルノルトについていったのですね。あそこまで最初から信頼していた理由もうなずけました。

ザンドラが怪しい事を企てていたり、アルノルトたちの母であるミツハに会いに行ったりとまだまだ新しい展開が待っていそうですね!

2巻レビューについて

4巻レビューについて

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最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い 2巻

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「最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い」の2巻レビューです。

前回、「騎士狩猟祭」を行うとありましたが、その内容とは近衛騎士隊が狩ったモンスターのレア度や大きさを競う祭りです。その優勝報酬とは「全権大使」に任命することでした。

ここにきて、皇子たちのビジュアルが判明しましたが、皇女は第3皇女である「クリスタ」しか分かりませんね。今回はチャンス:ピンチが2:8くらいですかね。もちろんハイリスクハイリターンで。シルバーのカードを使えない現状どう乗り越えるのでしょうか。

近衛騎士は皇帝が各継承者たちに平等に振り分けるとのことでしたが、無能の評価を下されているアルノルトのもとに来たのは、幼馴染でもあり、勇者の血筋を持つ、唯一の爵位「勇爵」の跡取り娘「エルナ・フォン・アムスベルグ」でした。

気の強そうな女の子ですね。なんだがロングヘアーのこと縁があるアルノルト。フィーネと対照的で、アルノルトの違う一面が見れそうですね。

エルナが来たことにより、優勝候補になったため、暗躍することが不可能になりました。

アルノルトの基礎体力は低かったのですね。古代魔術強すぎます!MPとかあるんでしょうか。スパルタでアルノルトにとっては望んでない手段でしたが、他の3人に優勝させないようにするということができるようになったのは大きいですね。

祭りの裏を知るため2代前の皇帝であり、アルノルトに古代魔法を教えた「グスタフ」に会いに行きました。会話の中で裏で動いているのは帝位争いの連中とは別の人間が動いているとの予想をたてます。

ラスボスみたいな能力を持っているお爺ちゃんが師匠だったんですね。頭も相当キレるみたいですし、これは相当頼りになりますね!魔法のことになると精力的になるところもいいキャラ付けですね。

その後、アルノルトにザンドラによる暗殺の手が来ます。

古代魔法で首謀者割り出せるの便利すぎぃ!無能を演じられているおかげで暗殺者は4人だけでしたが、セバスの存在も知られてないのでしょうか。めちゃ優秀ですよね。

前夜祭をフィーネと回っていると、レオとマリーに会います。彼らは貴金属の窃盗について調べており、フィーネも皇帝からもらった髪飾りをブレットという小動物に盗られてしまうのでした。

モンスターを誘導するアイテム、グスタフとの会話にも出てきましたが、今回はこれ系統がキーになってそうですね。

無事窃盗犯の本拠地を見つけたアルノルトは、レオナルトのふりをしながら犯人達を捕まえたのでした。

髪形かえるだけでレオナルトの振りできるのやばいですよね。逆にレオナルトがアルノルトの変装もできるのでは…?と思いました。

皇帝の演説の裏方に居たアルノルトは第3皇女である「クリスタ」に「街がモンスターに囲まれてた」との余地を聞かされました。

ロリコン発見器みたいな子が出てきましたね。おとなしめで余計なことをしなさそうな優秀な子と思ってしまった私は悪い大人なのでしょうか。なんにせよ、アルノルトとレオナルトだけには懐いているようで三人目のロングヘアーちゃんが出てきましたね。お菓子を食べる表情や喜んでいる様がめちゃ可愛いのでgoodです。テンション上がってきた!

エルナのおかげで中間報告では断トツ一位だったのですが、突如第5皇子である「カルロス」が1位になりました。

モンスターが大移動する「津波」がキールに接触してしまうとのことなので、アルノルトは自分の近衛騎士に皇帝と民を守るよう、命令したのでした。

これ、近衛騎士たちはアルノルトがわざと無能を演じていることが分かるということだと思うんですけど、そこら辺今後どうなるんでしょうか。

近衛騎士たちが自分の元を離れたことによって、暗躍の時間がやってきたのでした。

ようやく本職の出番がやってきましたね!コノシュンカンヲマッテイタンダ!

1巻レビューについて

3巻レビューについて

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最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い 1巻


今回紹介するのは「最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い」です。

アードラシア帝国・第7皇子である「アルノルト・レークス・アードラー」は、双子の弟「レオナルド・レークス・アードラー」を帝位につかせるため、アルノルトは弟に才能をすべて吸い取られた「出涸らし皇子」と言われていて、周りになめられている状況を逆に利用して暗躍するという内容です。

アルノルトは皇子でありながら正体を隠して、大陸に5人しかいないSS級冒険者「シルバー」として活動しており、今回は公爵家でありながら、中立であるクライネルト公爵家を味方に引き入れることにしました。

自作自演の作戦により、クライネルト家を味方にしたアルノルトでしたが、ちょっとしたことで娘のフィーネにシルバーの正体がアルノルトであることがバレてしまいます。

帝王「ヨハネス・レークス・アードラー」から、帝位継承者である皇子、皇女が呼び出され、「騎士狩猟祭」を開催し、優勝したものには「次期皇太子の座を大きく前進する報酬をやろう」と言いました。

良かった点

①ちょっと変わったアプローチの本

最近のよくある、最強になるためにダンジョンに潜るでもなくやスローライフで自由気ままに生きるために世界を救っていく系に飽きてきた人に読んでほしい漫画です。最終目標が、「弟」を帝位につかせるために「暗躍」するという、他人を主軸に置く系なのですが、その「弟」が大きく動くわけではなく、主人公であるアルノルトが「大きく」暗躍するという、斬新な内容なので読んでみて下さい。

②残念なネタがない

変に面白くしようとせず、シリアスに徹している所が良かったです。見ていて恥ずかしいと思える部分があまりなかったので、最近の男主人公モノは苦手だったのですが、この漫画は大丈夫そうなので、共感性羞恥がある人にもお勧めできます。

残念な点

①主人公の迂闊な行動が多い

まさか第1巻にして正体がばれるとは思いませんでした。古代魔法が使えるなら、いくらでもやりようはあったと思いました。フィーネが善人だから信用を裏切れないと言って、そのままになりましたが、変装していたとかで誤魔化せたんじゃないかなと思いましたがどうでしょうか?

2巻レビューについて

漫画天海雪乃
原作タンバ
キャラクター原案夕薙
価格620円+税
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臆病な伯爵令嬢は揉め事を望まない 最終巻

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「臆病な伯爵令嬢は揉め事を望まない」の4巻レビューです。

ソフィーとグレイグの婚約が白紙になったことが広まって、取り巻きが離れようとしているのを聞いて、アメリアだけが反対し傍にいることになりました。

取り巻きはもはやソフィーのことが嫌いだったのかと思うくらいすごい離れ方をしましたね。女性こわ~~~!(フィクション)周りに流されなくなったアメリア、どんどんたくましくなっていきますね!実は精神的に一番タフなのでは・・・?

そこにマリオンがいて、グレイグとロゼッタの説得の件について話してもらいました。休んでいるソフィーの様子についてルーファスから「全く落ち込んではいないから安心して」と知らされます。その後のソフィーのことについては、マリオンもルーファスも「アメリアがついているなら大丈夫」と言いました。

ソフィーだけでなく、マリオンやルーファスからの信頼も得てますね。身分を気にしないアメリアだからこそできた所業ですね!取り巻きの行動は全く意味なし!一番王族から嫌われてます…。

婚約についての問題が片付いたようでソフィーは学院に戻ってきました。ソフィーはアメリアに婚約白紙の経緯を説明しました。

婚約破棄はソフィーから持ち掛けたみたいですね。あまりに屑ムーブするグレイグに失望してしまったご様子。確かにこのまま婚約を押し切っても絶対いい関係にはならないし、お互い不幸ですよね。

ソフィーが学園に戻ってから数日間、ソフィーに好奇の視線が向けられていましたが、グレイグの婚約者がいなくなったことで、その視線がグレイグに向けられるようになりました。(こちらは婚約者を狙っている視線ですが)。そのほかのソフィーへの好奇の視線はマリオンが居ることにより、少しづつ減っていくのでした。

マリオンはソフィーを守りながら、話に行けるという最高の状態に持っていきましたね。ある程度は偶然とはいえ恐ろしいですね。

ある日、グレイグの婚約者候補であったジゼルが嫌味を言いに来ます。かつてソフィーの取り巻きだった者がジゼルの方の取り巻きになっていることに気づきました。ジゼルの嫌味にアメリアが異を唱えようとすると、実はアメリアが笑いものにされた貴族の家はジゼルの家だったことが分かりました。

ジゼルの家でルーファスにもあってますし、意外と昔から縁があったんですかね。いい縁も合えば、クソみたいな縁もあるってことですね。

ソフィーは今まで自分が正式に婚約者だったから特に何もしてこなかったが、それがなくなった今、ジゼルが一番グレイグと親しいロゼッタに嫌がらせをしないかという心配をします。

ジゼルは完全に悪役令嬢そのものですもんね。違いは一番気の毒なポジションにいるということでしょうか。ゲーム的にはメインヒロイン格が二人いるので、完全にサブキャラ扱いですよね。この漫画でも出番は最初と最後くらいしかないという不憫キャラ…

さりげなくそこにマリオンが来て、ソフィーのもとに来るのはただの気遣いじゃなくて、話をしたいから声をかけていると伝えました。

ソフィーも困惑はしつつも、悪くはない反応ですね。これは意外と好感度高いパターンですかね!?冷静に考えるとマリオンのほうが良いじゃんって思ってるんでしょうか。

そこからルーファスの話になり、ソフィーが彼は人当たりに難があるのでよい出会いがあるか心配だと言いますが、マリオンは「ルーファスにはもう心に決めた人がいるからね!」と伝えます。(もちろんアメリアのことです)

また名前を言わないところがマリオンらしいですね。アメリアが誤解しているのを知っているはずなのに、余計に複雑にさせるとは…。ルーファス君可哀想に…。

それを聞いたアメリアは自身の悲しみや胸の痛みを感じ、これは恋愛小説でヒロインが故意を自覚する時だと思い出して、ルーファスに抱いていた好意に気づきます。しかし、ルーファスには(自分以外の)想い人がいると勘違いしてしまいます。ルーファスに幸せになってほしいアメリアは、その(架空の)恋を応援することにしました。

ようやく恋愛小説からヒントを得たアメリア。もう少し早く気付いていれば、誤解も生まれず上手くいっていたのではないかと思います。いや、それでもアメリアは「そんなはずない」と思って変わらなかったのでしょうか?でもあそこまで直球に「下心もある」と言われたら、自信を取り戻しているアメリアならいけたかも?

かつてのソフィーの取り巻きが、ソフィーの命令でロゼッタに嫌がらせをしていると濡れ衣を着せようとしていました。そこへアメリアの堂々とした反論に、ロゼッタ自身も「ソフィー様がそんなことを命令するとは思えない」と続くことで、取り巻きの作戦は失敗します。

なんか取り巻きにすごい縦ロールいるなと思ってましたが、急に目立つやん!表情もキツそうにかかれているし、ジゼルと悪役令嬢パワー互角くらいですよね。なかなかの逸材がいた。

その後、ロゼッタと二人になり、ロゼッタのグレイグと会っていいのかという迷いに対して、「ソフィーはもう気にしていないから、自分の気持ちに正直でいるように」と背中を押すのでした。

婚約が破棄された今、ロゼッタを警戒する必要は全くないし、むしろ幸せになってほしいと思ってるくらいですよね。昔の政略結婚ってなんて厄介なんだ。

アメリアの堂々とした物言いに感動した下級生のジェーンとミランダから、ルーファスの想い人は、依然二人で出かけていた女性のことじゃないかと聞かされます。

アメリアにもファンができましたね。10年前からあこがれていたというらしく、昔のアメリアは別に痛い子じゃなかったんでしょうね。普通にいじめられただけ。イジメ、ダメゼッタイ。

心当たりがあるアメリアは、自分との関係をこれ以上誤解されないように、ルーファスに「これからは二人きりで会うのを控えたほうが良い」と言って去りました。

ルーファス、驚きすぎて言葉が出ず。流石に好きな子にこんな誤解をされて、勝手に離れられては困りますね…。困りマックスって感じです。

数日後、またロゼッタが嫌がらせをされており、そこにグレイグとジゼルもいました。ジゼルはロゼッタを助けようとしただけと言いますが、取り巻きをけしかけたのはジゼル本人であり、グレイグもそれを分かっていて、嫌がらせを命令していたのはジゼルではないのかといわれます。困ったジゼルは、真犯人はアメリアだと濡れ衣を着させます。しかし、ロゼッタ自身に否定され、ジェーンとミランダからも否定されます。それでもアメリアを犯人だというジゼルにルーファスが止めに入ります。

目が合っただけなのに犯人にされたんだが?という物語が始まりそうでありますが、ただの悪あがきで終わりますね。取り巻きしか味方に居ないのは、鎧だけ着て、剣と盾が未装備なのと一緒。せめて立ち絵有のキャラ一人くらいは連れてこないと勝負にすらなりませんよ!

「関係のない方は口を出すな」というジゼルでしたが、「僕はアメリアの婚約者だから関係ある」とルーファスは言います。他にもグレイグはジゼルが犯人だという証拠を持っていて、ジゼルは詰んでしまいました。

勝手に婚約者にしてる~~~!?まあアメリアもルーファスのことが好きなので無問題なんですが、これはアリなのでしょうか。急すぎて流石に焦りましたよ…!

グレイグはだれと婚約するつもりなのかと、ジゼルから問われると、グレイグは王太子の座を放棄しロゼッタと生きることにすると言いました。

結婚もせず、子どもも残さないとはすごい覚悟ですね。それほどまでに一緒に居たいということでしょうね。ロゼッタの申し訳なさそうな顔が気になりましたが、とりあえずは一件落着。

そこでソフィーがマリオンと婚約者になることが分かります。ソフィーは手紙の主がマリオンであり、その中に想い人がいるという記述を見て、私と結婚して大丈夫なのかと聞きます。それに対しマリオンはその想い人はソフィーであると伝えます。その後マリオンはグレイグに協力していたことを白状し、ソフィーは全て許した後に婚約するのでした。

全てを許したのち、婚約したとありますが、ソフィー様優しすぎて泣ける。確かに王としてはグレイグよりマリオンのほうが頭がキレそうだしいいんじゃないかな。

一方、アメリアとルーファスはお互いのことが好きということをついに言葉にし、正式に婚約したのでした。

やっと二人ともちゃんと言葉にして好きと伝えましたね!すごいすっきりした気分です。その後のエピソードもみんな幸せであることが一目で分かって、とてもいい終わり方だなと思いました。

最後にこの漫画を読んで、モブキャラという立ち位置で悪役令嬢の闇落ちを止めるという斬新な展開は面白かったなと思いました。過去をもう少し詳しく記載してくれると良かったのかなと思う反面、話のテンポが悪くなるから入れなかったのかなとも思いました。事実、展開のスピードが快適で、設定が混乱することなく、線と線がつながった状態で読めたことはとても良かったです。またこのような漫画があれば、ぜひ読んでみたいと思います!

3巻レビューについて