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ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~ 4巻

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「ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~」の4巻レビューです。

今回は剣術大会のお話しがまるまる一巻になっているという感じですね。

剣術大会の当日の朝、いよいよサンドウィッチ作りを始めます。キースウッドにパン生地を四角にするように言われたのですが、アベルのことを考えていたので、全く聞いておらず、結局馬の形にしてしまいます。このままでは食べる時形が崩れてしまうので、ホワイトソースを塗ったりしてなんとかしました。

リオラは肉を焼くのが役目でしたが、鳥を一から解体していってたので、料理スキルは置いておくとしても、かなり難易度が高い役割じゃないかと思いました。普通に切ってある肉を焼くのかと思っていましたが、まさか材料が丸ごと来るとは思いませんでしたね。ティオーナは多すぎる量以外はまともなので、大衆食堂とかで働けば欠点無しですね!(今回は多すぎましたが)あの切りすぎた野菜はどうしたのでしょうね…

剣術大会の前にアベルと会うのですが、アベルの兄とも会います。どうやら「アベルは俺に勝てない」的なことを言ったのですが、ミーアはそれに対し、怒りではなく身を引いてアベルを信じて応援しました。

ここでは、ミーアはレムノ王国と敵対しないために、兄の自尊心を気づつけないように立ち回ろうとしていたのですが、ミーアの自覚していない気持ちにより、想定した考えと逆の行動をとりました。目先のことよりアベルのことを優先したミーア、これが吉と出るか凶と出るかどうなるか気になるところですね。

そんなこんなで、アベルの兄やシオンと試合をするアベルですが、真面目に鍛錬を続けていたことで、予想を裏切る結果に…?

戦闘シーンはここが初で、なかなか迫力のあるシーンとなっているので、ぜひ見てもらいたいところです。主人公であるミーアが絡んでこない、ティオーナ救出ぶりの珍しいところですので、ここもギロチン回避にどう影響するのか楽しみであります。

3巻レビューについて

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ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~ 3巻

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「ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~」の3巻レビューです。

ミーアは同じ帝国の者としてティオーナを監禁した事件に関与した従者の主人の処遇を決めなければいけません。しかし、本人たちには動機がないので、重い罰にはしたくないのですが、軽い罰にすれば、ラフィーナの怒りを買い、シオンやティオーナからにも反感を抱かれてしまうので、断罪はしなければならないという問題に直面しました。ラフィーナに今回の事件について帝国の代表として謝りに行き、従者の主人を結局謹慎というすこし甘い処遇にした旨を報告するのですが、なんとかラフィーナの怒りを買わず、さらに好印象を抱かれ、友達になることができました。

前世でも、ミーアはこの事件に直接関与したわけではないのですが、犯人達の処遇を曖昧にしてしまったのは確かに悪手でしたね。直接害を及ぼしたわけではないですが、犯人達とおなじ思想を持っている人物として思われてしまうでしょうから、今回はうまく前世の問題を解決することができましたね。この問題は、ミーアだけでは解決不可能だったので、周りの人物を変えることで自身の運命も変わるということですから、ギロチン回避は相当複雑なものになっていますね。

ミーアは革命がおきたとき、逃げられるように馬術クラブを訪れます。その際に武力のある騎乗王国の出身の林馬龍とつながっておきたいという目的もあり、接触に成功します。アベルと一緒に馬に乗ったりもしました。

他にも、商人の娘であるクロエと本を読むことが共通の趣味で友達になったり、ペルージャン農業王国の第3王女であるラーニャと共同開発の話が成立したりと、着々とギロチン回避に向けて人脈を作っていくミーアでした。

どちらも過去にアンヌが関係しており、クロエは前世でミーアが処刑前に投獄されていた時に、エリスが作っていた物語を一緒に語り合うために、ラーニャとは監獄にいたミーアに誕生日だからといってプレゼントしてくれた貴重なクッキーを思い出し、大飢饉に対抗するためにと、前世のアンヌがしてくれた事の大切さを守るために動いていますね。過去のアンヌとミーアのシーンも描かれているのですが、ミーアの中の大切な思い出とわかる感動のシーンでした。

夏休み前に剣術大会が行われると聞いたミーアでしたが、剣術大会では好きな殿方にお弁当を作るのが慣例と言われており、前世ではシオンに断られており、苦い思い出があったため、忘れていました。しかし今回はアベルに弁当を渡す予定を取り付けました。

弁当屋は繁忙期の為、どこにも注文できない状況でした。そこでアンヌは自分たちで弁当を作ることを提案します。ティオーナやクロエも誘って作ることになったのですが、料理経験がほとんどないミーアたちが作るのはほとんど無謀で、そんなときに救いの手として現れるキースウッドなのでした。

貴族の令嬢ですから、料理経験がないのは仕方ないですが、メイドであるアンヌやリオラ、商人の娘であるクロエでさえ経験がないのは意外で面白かったです。今のところは壊滅的ですが、キースウッドがどこまで軌道修正できるのか、気になるところです。

2巻レビューについて

4巻レビューについて

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ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~ 2巻

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「ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~」の2巻レビューです。

ミーアはギロチン回避のために色んなコネを作ることにしました。その筆頭となるのが結婚相手。理想的な出会い方をアンヌに聞きます。前世でもサンクランド王国の第一王子シオンにアプローチをしていたようですが、その方法をアンヌに全否定されてしまいます。その後共同浴場にてミーアとアンヌが微笑ましいやり取りをしている間に聖ヴェールガ公国公爵のオルレアンの長女であり、セントノエル学園の生徒会長であるラフィーナと出会います。前世で無視を決め込まれて存在を認めてくれない怖い人でしたが、なんと今回はラフィーナ側から声をかけられました。どうやらその場は好印象を与え、何とかしのぐことに成功しました。

前世でのシオンへのアプローチの仕方が面白かったですね!超強気なのに待ちスタイルおいうのですから男性からしたらちょっと怖いですよね!まあ私にはまったく縁のない話なのでレビューとは関係ありませんが、経験では語れないのですが、意外とこういう女性の方っているのでしょうか?基本女性側が受けに回ると思うので、ミーアのようになっちゃってる人もいなくはなさそうですね。さらにラフィーナが出てきた時のミーアのガクブルっぷりはかなり強そうでしたね。ガン無視されて価値のないものを見るような目で見られていたのが相当応えたのでしょうか。ほとんど言葉を交わしていないのにこれですから、彼女の好感度はギロチン回避に大きく干渉するでしょうね。

ラフィーナから新入生歓迎ダンスパーティの話を聞きます。常識的に男性の方からダンスのお誘いを受けることで参加できるパーティのようですが、もちろん現在のミーアにはそんなお誘いは来ていません。そこでアンヌの落とし物作戦でレムノ王国のアベル第二王子にさりげなくアプローチするのですが失敗に終わり、しかもそれを一番関わりたくないシオンとティオーナに拾われてしまいます。挙句の果てにはシオンからダンスパーティのお誘いをされてしまいます。そんな中、アベル王子を助けることでダンスの相手にもできてシオンの誘いを断ることに成功します。

一度はアプローチに失敗し、結果も大惨事になるかと思われましたが、ここでも偶然の善行により、全てを回避しつつ自分の目論見通りに事を運ぶことができましたね。シオンの誘いを断ったことで嬉しそうなミーアの姿を見ると、前世で放置された恨みはかなり積もっているように思えましたね。前世とは関係がない現シオンは少しかわいそうですね笑

ダンスパーティでは、アベルと踊っていたのですが、アベルのダンスの技術に合わせて踊っていたため、ミーアは周りから笑われていまっていました。最もミーアは全く気にしていなかったのですが…。アベルはそんなミーアのために、自分の代わりにシオンにミーアと踊ってほしいと言います。ミーアは驚愕していました…。

場面は変わってアンヌは学園を歩いているとティオーナの専属メイドであるリオラから、閉じ込められたティオーナを助けてほしいと頼まれます。無事キースウッドの助力で救出できました。そして、ティオーナは無事ダンスパーティに参加でき、シオンとダンスをすることができました。

監禁した犯人が帝国の人間であることから、キースウッドにミーアが疑われていましたが、アンヌのおかげでティオーナを助けることでギロチン回避に近づいた気がしますね。優秀なメイドさんです。

1巻レビューについて

3巻レビューについて

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ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~ 1巻


今回紹介するのは「ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~」です。

ティアムーン帝国皇女「ミーア・ルーナ・ティアムーン」が20歳の時に起こる処刑を免れるため、8年前に戻ってきたミーアが未来の記憶を頼りに奔走するという物語です。

ミーアは最初に自分が処刑されるまで見捨てなかった2人を、今度は前よりも早く自分のもとへ集めることにしました。それが、メイドのアンヌと税務官のルードウィッヒです。

ケーキを落としてしまう失態をしたことにより見つけたアンヌを専属メイドにして、地方に飛ばされそうになっていたルードウィッヒを救ったりして、二人の信頼をおおいに得たミーアでした。

また、疫病をはやらせないために貧困街に病院を建てたり、処刑前にアンヌから聞かされていた物語を作っていたアンヌの妹をお抱え芸術家にしたりと、前世の記憶を最大限に使って革命による反乱を怒らないよに努めます。

生ヴェールガ公国のセントノエル学園に通うまでの話が1巻の内容となります。

ここでこの漫画の良かった点と残念だった点をまとめます。

良かった点

①生まれ変わりではなくやり直し

昨今色んな転生系漫画がある中で、前世から別の人物に転生というのはよくあるんですが、完全同一人物に転生しなおすといったものは個人的に珍しい分類で良いと思いました。また舞台も異世界でなく、魔法や剣術の世界でなく、経済や人間関係といった現実的な面を主としているのが最近異世界モノをたくさん読んでいる自分にとっては新鮮でいいものでした。皆さんも少し変わった物語を見たいという時はおススメです。

②主人公が面白くも権力があり見ていて楽しい

主人公は結構自分第一の行動をとるのですが、結果それが周りのためになっているというところから、今までのうわさでは防若無人と聞いていたが、実は慈悲深いお方だったと周りの人が思う展開が面白いです。

残念な点

特にないです。

2巻レビューについて

漫画杜乃ミズ
原作餅月 望
キャラクター原案Glise
価格640円+税
ページ数208ページ
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信じていた仲間達にダンジョン奥地で殺されかけたがギフト『無限ガチャ』でレベル9999の仲間達を手に入れて元パーティーメンバーと世界に復讐&『ざまぁ!』します! 5巻

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「信じていた仲間達にダンジョン奥地で殺されかけたがギフト『無限ガチャ』でレベル9999の仲間達を手に入れて元パーティーメンバーと世界に復讐&『ざまぁ!』します!」5巻レビューです。

巨塔の各階にワープさせられた「白の騎士団」でしたが、出口はなく強制的にアイスヒートたちと戦闘させられることになりました。

一階では、白の騎士団「ニア&キア」とライト陣営の「アイスヒート&メラ」のペアでの対決になります。別階(2階?)では「シャープハット」対「スズ&ろっく」。3階では「マスト」対「ジャック」。4階では「ハーディ」対「ナズナ」が戦います。

ニアとキアはどうやら素早い移動によって相手を翻弄し、「ウィンドカッター」で相手を切り刻むのが主な戦法のようです。しかしアイスヒート達には直撃しても全く効かず逃げ出してしまいます。それに対しアイスヒートは「イフリート」を右手に宿らせ空気を熱します。このままでは焼け死んでしまうので、ニアとキアは戦術級魔法「アイスウォール」を唱えることで熱風を防ごうとします。しかし「イフリート」の効果によって溶かされてしまい、ニアとキアは焼け崩れるのでした。

ニアとキアはレベル1800くらいに対し、アイスヒートとメラはレベル7777でしたが、以前、エリオがカイトに尻餅をつかせたことを考えると、まったく何もできなかったこの戦いはそれほど圧倒的なのだと思いました。レベル以前に戦い方や意識等の違いはあると思いますが、魔法も使ったニア達が触れることさえ叶わなかったのは少し予想外でした。

シャープハットは「秘宝級」の魔術武具「不可視のクロスボウ」を使い、矢を撃ちまくる戦闘スタイルのようですが、これもスズに大量に当てることができたのですが傷を負わせることは出来ませんでした。シャープハットはスズの逆鱗(禁句)に触れてしまい「ロック」による魔弾で鬼のような量の「状態異常」にさせられながら撃ち抜かれまくってしまいました。

飛び道具持ち同士の戦い、接近戦になる前に終わってしまいましたがお互いの近接スキルはどのくらいの差があったのでしょうか。またシャープハットが使っていた「不可視のクロスボウ」、これは「秘宝級」だと書いてありましたが、「秘宝級」は真ん中から一個下のランクだったのもあるのか全然活躍しませんでしたね。カイトが持っていた「幻想級」の「グランディウス」が特殊だっただけなのでしょうか。グランディウスを持ったカイトなら、レベルが上のシャープハットにも互角以上の勝負ができるのか気になりました。

マスト対ジャックの戦いはレベル2100とレベル7777の差があるので、この試合もマストの攻撃が通ることなく終わってしまいます。

全力を出したマストの攻撃は、白の騎士団の団長のハーディにも届くと言っていたことから、正直あちらの戦いも圧倒的なレベルの差で終わりそうな気がします…。マストが使っていた「豪腕のハルバード」、これも「秘宝級」の魔術武具でだそうですが、団員は「秘宝級」、団長はさらに上の武具を持っていそうですよね!どんな武具を持っているのか楽しみです。

最後は「ハーディ」と「ナズナ」の勝負が始まるところで終わるのですが、ライト陣営最強のナズナを出したら、いくら団長がレベルが高いと言ってもレベル7777の相手ならダメージは通るのかもしれませんが、レベル9999では多分通らないでしょうね…。次回の答え合わせが楽しみです。

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