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乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…絶体絶命!破滅寸前編2巻


ネタバレあり注意

今回紹介するのは、引き続き「はめふら」のスピンオフ作品、「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…絶体絶命!破滅寸前編の2巻です。

今回は、カタリナ・クラエスの義弟、キース・クラエスとの和解、白い髪に赤い瞳をしたソフィア・アスカルトとの出会いが主な内容になっています。

まず、キース・クラエスとの和解の展開ですが、最初の関係は最悪とまではいかないですが、なかなか険悪で関係を修復するには、かなりの努力が必要だなと感じました。しかし、カタリナはその努力のおかげで、キースと話す機会を作ることができました。部屋に閉じこもるキースに対し、部屋の外で待ち続けるカタリナ…破滅までの期間が短いカタリナにとってその時間はとても貴重であったことでしょう。

そして、ピクニックに行くことになったクラエス家ですが、父と母の誤解も解けたうえで、今まで母がキースにしてきたことはその誤解による認識の齟齬によるものだということが判明し、謝る母ですが、すぐに気持ちを切り替えられるはずもないキース。カタリナはそんなキースに渾身の謝罪をかまします。ここは今までの謝り方と違い、とても償いの気持ちが感じられるシーンでした。
少し打ち解けてきたカタリナとキースですが、カタリナが誤って川に落ちそうになるのを、キースが魔法で助けるのですが、キースは昔、魔法を暴発させたことが心の傷になっていましたが、カタリナをその魔法で救うことができ、カタリナから素直な感謝を受け取って、さらに二人は仲が良くなったように感じましたね。

次はソフィア・アスカルトとの出会いですが、ロマンス小説がカタリナの中でブーム。しかし、ロマンス小説は貴族の中では低俗とされており、読み仲間がいなくて寂しいという状況に居ました。そんな中掲示板を使い、仲間を募っていた時期、ある少女がいじめられているのを発見します。その少女こそがソフィア・アスカルトであり、ソフィアを助けたことによりカタリナは、小説について語り合うことができたのです。このソフィアという少女が私は大変お気に入りで、この作品に出てくる少女たちは主に、活発組とおとなしい組に分かれているのですが、ソフィアはその中でも丁度いい性格で、また兄のニコル・アスカルトとの関係も良好で、素直で可愛らしい性格であったことが想像できますよね。

最後に、マリア・キャンベルとのお話があるのですが、カタリナという人物は、ここまで人をかばえる人間なのかと思いましたね。マリアとの関係も本当の意味での友達となり、カタリナの周辺の関係も良好になっていき、順調に破滅フラグを折に行っています!

しかし!何やら怪しい人物がカタリナを狙っており…というところで終わります。
怪しい人物は転生する前のカタリナのことを知っている様子で、おそらくここ最近の変貌に不満を抱いたものがいるのではないでしょうか。誰かに好かれれば、誰かに嫌われるなんてことは日常茶飯事ですしね。
次回、どうなるか楽しみですね!引き続き3巻のレビューも掲載する予定なので、ぜひ見ていただけると嬉しいです。

コミックnishi
原作山口 悟
キャラクター原案ひだかなみ
価格640円+税
ページ数178ページ

1巻レビューについて

3巻レビューについて