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悪役令嬢の追放後! 教会改革ごはんで悠々シスター暮らし 8巻

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「悪役令嬢の追放後! 教会改革ごはんで悠々シスター暮らし」の8巻レビューです。

お菓子のヒューラム城を完成させたエリザベス達は、さっそくイヴァンに見せたところ、無事記憶を取り戻すことができたのでした。

お菓子の剣を持ったイヴァンにエリザベスはなにかデジャヴを感じていましたが、なんだったのでしょうか。今まで読んだ中で思い当たる節がないので、気になりました。

イヴァンはちゃんと空気を読めるキャラでよかったです。エリザベスが感じていたロクなことにはならず、無事終わったので、読んでいる側もゆったりした心で読めてよかったです。最後にイヴァンが歌った曲ですが、あの歌詞はみんなには意味が通じないものなのでしょうか?理解していたらすごいことになってますよね笑

次はいよいよルシンダの話ですね!ちなみにルシンダの母は物心つく前に亡くなっています。

ルシンダに客が来ているとのことだったので、会ってみると、どうやら年齢、容姿から考えて、実の父かも知れない人でした。二人が離れて理由は、ルシンダの母に好意を抱いていた父(ベンハミン)は、お互いの想いが通じ合い、一夜を過ごしましたが、ベンハミンに縁談が舞い込み、母が身を引いたからでした。

ルシンダの母は魅力的でしたね。明るい奥さん!って感じで、上手くいっていれば幸せな家庭を築けただろうにと思いました。ルシンダの母が身を引いたのも、さっぱりしている性格だからだとはわかるのですが、人生の大切な場面だったので、そこは潔さではなく、いい意味での重さを持ってほしかったです。

ルシンダの存在を知らなかったベンハミンは、その後違う人と結婚し、トリシアという娘がいます。しかし、トリシアの母もなくなっているとのことでした。

しかし、ルシンダもトリシアも母親が違うのに似ていますね。あと青年時代のベンハミンの口が「ω」になっているコマがあるので、父親の遺伝子強すぎですね笑

ベンハミンは、ルシンダにたくさんのお土産を持ってきましたが、その中に香辛料のクミンがあり、エリザベスは再開を祝ってカレーパーティを開催することにしました。

最初は戸惑うルシンダでしたが、カレーの準備をしながら、家族の距離も縮まっていき、最終的にお互いを、「お父さん」、「ルシンダ」と呼んでいました。

ベンハミンは無理に連れていこうとせず、ルシンダがここに残ることを受け入れてくれました。

ベンハミンは、最初から最後までずっとルシンダのことを考え、尊重していたので、本当にいいお父さんで良かったと思いました。前回の記事で書きましたが、私はルシンダには重く暗い過去があるんじゃないかと思っていたのですが、この漫画で珍しい感動のお話だったので、新鮮でよかったです!

ベンハミンから商人用の手形をもらったので、買い物をできる店が広がったエリザベスはレオニードと共に港に買い物をしに来ました。しかし、レオニードが少し目を離したとき、エリザベスは間違えて、プリ暁の攻略対象「キャプテン・オスカー」の海賊船に乗ってしまうのでした。

オスカーは、攻略済みのキャラならスムーズにいきそうだなと思っていたら、ゲームと人格が正反対になっているとのこと。その原因は、レオがいることで治安が良くなったため、食い詰めてしまうことで悪人になったようです。

オスカーに見つかったエリザベスは、乱暴に扱われてしまいます。(手は出されていません!ここ大事!)

海賊船に追いつくために商船を出してもらうレオニードでしたが、ペイジルという男の海賊一味に遭遇し、先を急ぐため、ペイジルたちを一蹴します。倒されたペイジルたちは、オスカーの海賊船を追うのを手伝ってくれます。

レオニードはまたも、ペイジルにエリザベスとの関係を恋人だと思われていますね。否定していますが、もういっそ認めてほしいです。まあ絶対に勝手にやらないタイプですが笑(そこが良い!)

エリザベスに追いついたレオニードは、オスカーからエリザベスを引き離すことに成功します。船から船へ飛ぶことに躊躇していたエリザベスは、レオニードの言葉で勇気を持ち、飛び込み無事レオニードは受け止めることに成功…したのですが、船が波で傾いてしまいその反動で海に落ちてしまいました。

オスカーに対する威圧はまさしく『獅子」でしたね。柵を投げたシーン、今までで一番殺意が高く、止めなかった攻撃でしたね。

また飛び移る際、エリザベスがレオニードを完全に信頼していることが分かりましたね。船での恋愛シーン、状況はデンジャラスすぎますが、吊り橋効果が起きればもっと関係が進展するかも!?とはいえ後は、エリザベスが恋心に気付き、レオニードが告白するだけですかね?(この2工程がまた遠いのですが)

おそらく、助かると思うのですが、どこかに漂着するのでしょうか?次が楽しみです。

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