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断罪されたダメ王子、拾いました。 2巻 感想|ダメ王子から真人間へ!

ネタバレ注意


「断罪されたダメ王子、拾いました。」の2巻の感想です。

~あらすじ~

ガハマ王国第一王子のクルヒは自らの婚約者の評判を落とし、代わりに自分好みの女性を伴侶にしようとしていました。

しかしそれは国王からの試練であり、代わりに選んだ女性は王が用意したおとりでした。試練を突破できなかったクルヒは王位を剝奪され、城から追い出されます。

当てもなく彷徨っていたクルヒがたどり着いたのは、町外れにある小さな宿でした。

~今回の内容~

以前エマが助けた男の子「フニール」が宿を訪ねて来たり、クルヒが市場で行方不明になってしまったりします。

~感想~

今回でクルヒはだいぶん成長しましたね。もう一人で綺麗に掃除をできるくらいになっていました。

まだ全然自信が戻っていないようでしたが、一人で掃除ができる王子なんてそうそういないでしょうから誇っていいですよね。それとももう王子ではないからそう思えないんでしょうか。

フニールのような年下のしっかりした子を見ると、自分が情けなくなることは私にもよくあります。私ももうアラサー後半なので、年下の人と接することも多くなってきましたが、一人暮らしをしていたり、責任のある仕事をやり遂げているのを見るとすごいなあと感心してしまいます。

私も大学時代は一人暮らしをしていましたが、結構母親に助けてもらっていたから成立していたようなもので、完全に家事をこなせているわけではありませんでした。一応洗濯や米を炊くこと、掃除などは覚えましたが、人によっては小学生でもできることですからね。

私も自信やプライドがん全く持てないので、クルヒにすごく共感してしまいます。ただクルヒはちゃんと教えればできる人なので、いずれはきっと独り立ちできますよね。その頃にはエマとの関係もどうなっているのでしょうか。

息子と間違えられたクルヒは成り行きで息子のふりをしていましたが、これもなかなかできることじゃないですよね。人のために何かをするという癖がつき始めたのか、人を思いやれるようにもなりましたね。

この出来事は今のクルヒには必要なことだったのではないでしょうか。次巻クルヒがどのように変化したか知りたいですね。

~推しポイント・好きな場面~

サニからエマクルヒのお母さんみたいだと言われていたところが面白かったです。エマは若い娘ですが、やっていることは肝っ玉母さんですよね。クルヒも素直に言うことを聞くから余計に親子に見えます笑。

~気になる伏線~

ついにキオに居場所がバレてしまいましたが、この先どうなるのでしょうか。キオクルヒのことを嫌っていそうですから、何かしてこないか心配ですね。

~この巻の見どころ~

クルヒが老夫婦のために息子として振舞い、人違いだと気づかれないように、老夫婦に合わせる場面が見どころです。

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