ネタバレ注意
「断罪されたダメ王子、拾いました」の2巻の感想です。
サニから、エマがクルヒのお母さんみたいと言われていましたね。確かに息子に自信をつけさせようと甲斐甲斐しく面倒を見ているところだけを見ると、完全に親子ですね。
エマが優秀であるからこそできることですが。人に仕事を教えながら、自分の仕事をするというのは大変なことですよね。
人前を克服するために眼鏡を買ったクルヒ。王子だった自分が、初めて自分で稼いだお金で買い物をしていて嬉しそうでしたね。可愛いポイントです笑。
探偵によりクルヒがエマのところで働いていることが、キオにバレてしまいましたね。
キオは「探る必要がありそうだ」と言っていましたが、この先大丈夫なのでしょうか。キオはクルヒが国内に居ることすら嫌みたいですからね。
エマが以前迷子になっていたところを助けた少年「フニール」が家出をして、宿屋まで来ましたね。
クルヒがフニールのことを見知らぬ大人に道を聞きながらここまでたどり着いたのをすごいと言っていましたが、その通りですよね。まだ迷子になるくらい小さな子供が山と町を超えてくるとは…。
フニールに何もかも助けてもらってしまっていたクルヒですが、フニールが父親のことが大好きなのを見抜いた瞬間だけニヤニヤしていて面白かったです。
しっかり者の弟と穏やかな兄という感じでしたね。もし何かが違っていたらキオとの関係も良かったのでしょうか。
エマの幼馴染で漁師の「ナギ」が登場しました。ナギは力持ちで有能で、サバサバしていて嫌味のない良い男でしたね。
クルヒが釣り上げた王子様の人形は、後で伏線として出てきたりするのでしょうか。ちょっと重要そうなアイテムに思えますよね。
見知らぬ老夫婦に息子と間違われて連れられたクルヒ。今の状態のクルヒだからこそ、自分ではない息子の写真を見て「懐かしい」と言ってあげられたのだろうなあと思いました。
クルヒは初めてちゃんと親に叱られたと言っていましたが、王も王妃がなくなって悲しんでいる息子たちに厳しく叱ることが出来なかったのかなと思いました。
この老夫婦にも「自信を持て」と言われていましたね。今のクルヒには助けてあげたくなるようなオーラが出ているのでしょうか。
今後もたまに老夫婦のところに行ってあげられたら良いですね。
3巻の感想について