ネタバレ注意
「勇者、辞めます」の5巻の感想です。
今回の大部分はヴァルゴとの戦いでしたね。
カナンに過去を聞かれてヴァルゴは答えていましたが、やはりヴァルゴはレオと一緒に行動していたのですね。
ヴァルゴが敵の攻撃を超再生で受け、その敵の攻撃をレオが学習することで、レオを成長させていたのですね。
ヴァルゴが居なくなった後もレオは成長し続けていたのでしょうが、ヴァルゴがいた時の成長速度には劣ってしまいそうなくらい強力なコンビですね。
過去の話から、もともとヴァルゴはレオと戦いたがっていたようですが、ヴァルゴにはやはり絶対命令が下されていなかったのでしょうか?
ヴァルゴが偶然とはいえ街を襲撃すると見せかけた為、それを四天王が阻止することで魔王軍へのイメージを良くさせることが出来ましたね。
ヴァルゴはレオに「勇者を辞めたい自分のために生きたいと思ったことはなかったのか!?」と言っていましたが、3千年前の時点でヴァルゴは、少し前のレオが抱えていた悩みを同じように感じていたのかもしれませんね。
レオはDHシリーズを復活させてから、自分ですべて倒すつもりでいたんですね。
しかし現状ヴァルゴ一人にここまで苦戦しているのなら、他のDHシリーズが複数固まって襲ってくれば流石のレオもやられそうですが…。やられたらやられたで良いと思っていたのでしょうか。
ヴァルゴは絆や心を否定していましたが、仲間のことを第一に考えるところがあることを考えると、実は一番情に厚く無意識に絆や心を感じているのではないでしょうか。
イーリス王国と正式な外交関係になった魔王軍、ここからどんどん人間領と和平を結んでいけたらよいですね。
カナンはヴァルゴに体を乗っ取られてしまったわけですが、それでもヴァルゴのことを親友だと言っていましたね。この二人は今後何かが起きた時の良いコンビになりそうですね。
やはりレオは他のDHシリーズを探す旅に出るのですね。しかし、ヴァルゴの場合は再生能力によってコアが生きていたと考えると、他のDHシリーズは他の何らかの干渉によって生きのびたという可能性が考えられるので、自我を失っている可能性があるかもしれませんね。
次巻は魔界の環境を立て直すようですが、ヴァルゴの再生能力が生きる時でしょうか!?