ネタバレ注意
「勇者、辞めます」の4巻の感想です。
手加減したとはいえ、自分たちを殺そうとしたレオを許したのは、魔王軍の優しさですね。組織の上層部が優しければ、全体も優しい組織になっていきますよね。
シュティーナの弟子の呪術師「カナン」は、DHシリーズ「ヴァルゴ」のコアを手に入れましたが、コアということは賢者の石と同じものですよね?
説明書も何もない状態でカナンに使いこなせるのでしょうか。それともヴァルゴが勝手に再生能力を与えるだけなのでしょうか?
カナンはシュティーナのことを慕っているようなので、魔王軍全体の脅威にはなら無そうで安心ですね。
コアを拾ったのが魔王軍に全く関係がない、感情がない魔物とかだったら面倒なことになっていたと思います。とりあえず大変なのはレオだけで…笑。
ヴァルゴは自分の再生能力によって生き永らえたに違いないと言っていましたが、となると今後は他のDHシリーズが出てくることはないということですかね。
気になったのは、ヴァルゴにはDHシリーズに植え付けられている”人類を守れ”という絶対命令と、反逆防止の思考マスキングが効いていないということになりますが、これはなぜなんでしょうか?
人類を守るDHシリーズと戦おうとするのはあきらかに人類の敵だし、ヴァルゴのポリシーは人類に反逆する可能性があるものでしたが、普通に稼働していた頃はどうだったのでしょうか。
ヴァルゴはどうやらレオの兄貴分のように思えますね。なのでレオと戦いこそすれど破壊したりはしないでしょうね。カナンの意思にもよるのかもしれませんが…。
シュティーナはサキュバスなのにものすごく純粋な乙女ですよね。ポンコツなところも可愛いですし、この漫画の癒しキャラですね~。リリも癒しキャラだし女性キャラクターが魅力的なのは良いことですね。
カナンはシュティーナのことが好きすぎて、いきすぎた行為もしてしまうようなある意味で危ない人物ですが、サキュバスというとこちらの方がイメージに沿っているような気がしますね…。
当面は豆しか得ることが出来ず、豆料理に飽きてしまったリリが可愛かったです。涙目になりながらもしっかりと豆料理を食べるところが偉いですね。
エドヴァルドの提案で、イーリス王国に出現した黒化したドラゴンを討伐しに行きました。
黒化とはドラゴンの生命力を暴走させた結果起こる現象だそうですが、多くのドラゴンを黒化させられるということは、驚異的な存在がいることの証明でもあるので、レオやシュティーナ以外の四天王やエキドナはそのことに気づいているのでしょうか。
ヨハンはレオが魔王側に付いたとしても、レオ達のことを良い人だと言っていたように、聖都を追い出されただけで、まだ各地にレオに感謝している人たちが大勢いるはずですよね。
今回のように人間を脅威から守ることで和平に近づけるかもしれませんね。