ネタバレ注意
「死に戻りの幸薄令嬢、今世では最恐ラスボスお義兄様に溺愛されてます」の9巻の感想です。
オルタンシアはジェラールに、リニエ公爵邸にいたことがバレてしまい地下牢に閉じ込められてしまいましたね。
オルタンシアは問い詰めてくるジェラールのことを、私(オルタンシア)が処刑される前(一度目の人生)のジェラールと同じだと言っていました。
オルタンシアは、ジェラールが「憎しみを持って他人を見るような目」で見てくると言っていましたが、ジェラールは変わらずオルタンシアのことを一番に思っていることが明らかになっていたので、やはり一度目の人生もすれ違いがあっただけで、ジェラールはオルタンシアのことを大切に思っていたのですね。
ジェラールが見ていたオルタンシアの幻覚は魔法によるものなのでしょうか。この幻覚もジェラールが魔人になってしまう原因の一つになっていそうなので、魔法を使っている本人をあぶり出せたら良いのですが…。
今の全く余裕のない状態のジェラールではこの幻覚を克服することはできなさそうですね。
相変わらずリュシアンの行動が謎すぎますね。ジェラールに対してはヴィクトルを殺すように誘導していますが、オルタンシアにはそれを止めるように誘導してますよね。
リュシアンはジェラールの感情を荒立たせるために行動しているのでしょうか。それがジェラールが魔人になる条件だとしたらリュシアンは完全に敵ですが、あまりにも怪しすぎて目的が読めないです…。
次巻、ジェラールとリニエ公爵のもとへ、オルタンシアとリュシアンの二人は現れることになります。
リニエ公爵一人ならどうとでもなりそうですが、リュシアンはかなり強そうなので、オルタンシアを人質に取られてしまったら、ジェラールが魔人になるよう脅されてしまいそうですが…。
一番気になるのが、もしジェラールが魔人になってしまったとしても、オルタンシアに誰も近づけさせないという目的が変わらなさそうなので、結局二人が殺されるようなことがなくなるだけでは…?と思いましたが、やはり魔人になると理性が飛んでしまったり、中身が別人になったりしてしまうのでしょうか?
この作品は読んでいるとすぐ一冊読み終えてしまうので、続きが読みたくて仕方ないです!
10巻の感想について