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婚約破棄した相手が毎日謝罪に来ますが、復縁なんて絶対にありえません! 1巻 感想


今回紹介するのは「婚約破棄した相手が毎日謝罪に来ますが、復縁なんて絶対にありえません!」です。

この漫画は「人生やり直し」「望まない復縁を求められる」「新たな出会い」と言う設定が好きな方にオススメできる作品です。

リナン王国の学園に、次期王妃候補の「サーラ」と、サーラの婚約者であり王太子である「カーティス」が通っていました。

リナン王国では”異世界から来た女性が「聖女」となり国を救った“という歴史があり、聖女は崇められる尊い存在となっていました。

それゆえに、聖女の生まれ変わりを主張する「エリー」は、周囲から尊い存在だと扱われていました。

エリーは、実際に過去に聖女が作った料理を作っており、カーティスもまたエリーを丁重に扱っていました。

その扱い方もエリーに恋している(浮気している)というレベルであり、サーラは、カーティスエリーが聖女の生まれ変わりだと信じているのか、と忠告しましたが全く聞き入れてもらえなかったので、サーラは、カーティスエリーに対して自分が王妃になるまで距離を置くことにしました。

それなのにサーラが避けているはずのエリーは、どんどんサーラへ距離を縮めてきて、関わりたくないのでエリーの一方的な誘いを断ったり、無茶に対して言い返したりすると、サーラが周りから非難されてしまうようになりました。

黙っていれば父や周りに詰られ、言い返せば罵られる現状に疲れてしまったところに、丁度サーラカーティスから婚約破棄を言い渡されたため、素直にそれを受け入れることにしました。

婚約破棄を独断で受け入れたサーラに激怒した父は、サーラにほとぼりが冷めるまで修道院にでもいろと言いつけ、サーラは修道院に向かいました。向かった先は訳ありの令嬢が集まる修道院のようでした。

周りから非難もされず、酷い噂話もなく、次期王妃のプレッシャーもない修道院の環境をとても気に入り、静かで穏やかで慎ましくも満たされたこの修道院でサーラは人生をやり直そうと思ったのでした。

そう思っていたら、突如修道院に元婚約者のカーティスがやってきて、いきなり「すまなかった」と謝られました。

せっかく自由になれたのに、空気の読めないカーティスが何度も会いに来るというのが、序盤の内容になっております。

サーラはしつこく会いに来るカーティスにどう対処するのでしょうか!

良かった点

①サーラの性格

サーラに変なプライドがなく、カーティスへの未練も全くないみたいなので、サーラの感情に共感しやすく、快適に読むことが出来ました。

私は上昇志向もあまりなくて、どちらかというと静かに暮らしたいタイプなので、個人的にはそこが一番共感できたところかなと思います。

②婚約破棄を言い渡されるまでの流れが早い

もしもカーティスの友人たちが無駄に多かったりして、一人ひとりに何か内容が合ったら、サーラが修道院へ行く流れまで長くなって、少しくどくなっていたと思うので、あっさり修道院に行けたテンポは良かったと思いました。

③主役以外にも細かい書き分けがされている

サーラカーティスエリー以外のキャラも、しっかり見分けられるような多彩なキャラクターデザインがあるところが良いと思いました。

気になる点

①環境への適応

仮にも次期王妃候補だったサーラは食事の内容や温かい風呂など、恵まれた環境があったはずなのに、修道院の質素な暮らしになれるのが早すぎて違和感を覚えました。修道院に慣れるところももう少しエピソードを描いてほしかったですね。

2巻の感想について

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