ネタバレ注意
「回復職の悪役令嬢」の4巻の感想です。
「秘密の船着き場」から船に乗り、ケットシーの村についたシャロン達は早速トルテの妹「タルト」に会いに行きます。
タルトは発熱し倒れてしまい、村の医者に診てもらいますがいつもの発作と同じだと言います。
トルテは医者に「楽園の雫」を見せて治療薬を作ってもらおうとしますが、医者のレベルが足りず作ることが出来ないと言われました。
シャロンはタルトの状態を「活動中にマナが減少し続け、枯渇したマナを体力で補填している状態」と予測しました。
その予想は当たり、タルトは「マナ喰い」という状態異常にかかっていることが分かりました。
タルトちゃんはトルテとかなり似ていて可愛いですね。途中で出会った猫の敵も可愛らしくて、平和に暮らすにはうってつけの場所だなと思いました。ただしネコ剣士のレベルは25と高かったですが…汗。
医者は歳を取った猫でしたが、それでも可愛くて羨ましいなと思いました。髭とまゆを整えればばっちりですよね!
「マナ喰い」という状態異常は生まれつきだったのでしょうか。結構厄介な効果なので他にもこういう病気で苦しんでいるキャラが居ると思うと胸が痛くなります…。健康大事!
他に製薬できるジョブの<錬金術師>には、楽園の雫を使ったレシピに心当たりがあったので、シャロン達は錬金術師を探すことにしました。
なかなか見つからず苦戦していると、なんと状態異常にかかっているタルト自身が<錬金術師>でした。
『リアズ』における最上級回復系ポーション「流れ星のポーション」は、死亡したプレイヤーをこれで蘇生した時、受けていた状態異常を全解除できたので、これを作ることにしました。
無事にポーションを作ることが出来て、タルトに使用することで「マナ喰い」の状態異常を完治することが出来ました。
元気になったタルトは、お礼に残りの楽園の雫を使って「流れ星のポーション」を作ってくれて、パーティ全員に一つずつ配ってくれたのでした。
タルトちゃん元気になって良かった~泣。こんな症状に苦しみながらも<錬金術師>のレベルを18まで上げていて偉すぎる!
ポーションを飲んだ後に倒れかかったのはひやひやしましたが、即効性のあるポーションで良かったですね。
シャロンは一人で「珊瑚の洞窟」に潜りますが、敵が居てこれ以上進めないことが分かり引き返すと、タルトが追ってきていました。
タルトにどうして冒険者になったのかと聞かれ、シャロンは世界中を旅するためだと応えました。
快気祝いにパーティを開くと、タルトがシャロンの弟子になって冒険に付いていきたいと言いました。
シャロンもタルトも自分の好きなことが出来ず、不自由な生活を強いられてきたからこそ通じるものがあったのかもしれませんね。
私も似たような境遇の人に出会うととても親近感が湧きます!
これからタルトが弟子になって、二人パーティになることでどんな変化が出てくるのか楽しみです!
勇者パーティと別れたシャロン達は、早速タルトに冒険の腕輪を装備してもらいました。
5巻の感想について