ネタバレ注意
「最も嫌われている最凶の悪役に転生」の2巻の感想です。
汚名返上のため、困っている人を助けようと思っていたロベリアでしたが、悪名と毒舌のせいでうまくいきませんでした。
そんな中、獣人族長の娘「リーデア・キャットシー」と出会います。リーデアを助けたことで懐かれますが、リーデアは族長になるとすぐに人族と大規模な戦争を起こす悪党キャラだったので見捨てようとしましたが、熱で倒れてしまいました。
体調を崩していたリーデアを看病した後、ロベリアはリーデアに里帰りするように言いますが、リーデアには逢いに行かなければならない人がいると言いました。
ロベリアは、その女の子(ラケル)のところへリーデアを連れて行ってあげることにしました。
リーデアは戦争を起こす悪党キャラだそうですが、ロベリアとの会話を見ている感じではそんな無茶苦茶なことはしなさそうですよね。なにか隠された事情があるような気がしますね。
ラケルも人族だと思うので、人族を恨むような要素は今のところないような気がするのですが…。
それにしてもリーデアは人懐っこくて可愛いキャラですね。族長の娘なのに偉そうじゃないのが好感持てます!
追手に英傑の騎士団が二人おり、話し合おうとしましたが上手くいかずに戦闘になってしまいました。敵の一人(ジェイク)は話が通じるようで、暴走した敵(ゾルデア)を止めてくれて、逃がしてくれました。
ジェイクに対して素直に「感謝する」と言えたのは何故なのでしょうか。毒舌が収まる条件が何かあるようですね。
どうせなら話し合いの時点で毒舌が治ればよかったのですが…。まぁそれでも襲ってきそうですが汗。
無事リーデアをラケルのもとへ連れていくことができ、ロベリアもラケルとラケルの師匠に敵対視されることなく歓迎され、リーデアを連れてきたお礼に魔術道具をもらったのでした。
英傑の騎士団の追手に囲まれたロベリアは、ジェイクとゾルデアを瀕死寸前まで至らせたと誤解され、捕まってしまうのでした。
英傑の騎士団はジェイクとゾルデアから黒魔術の気配が感じ取れたと言っていましたが、それはロベリアの黒魔術によるものなのでしょうか。それとも他にジェイクたちを襲った人物がいる?
こちらは反撃できないというのが面倒くさいですね。せめて確実に逃げられる方法でもあれば楽なのですが。
ロベリアはゲームの主人公のラインハルから決闘を挑まれました。ロベリアはラインハルに一方的に悪だと決めつけられてしまい、話し合うこともできず、少しの心の隙にロベリアは聖剣を刺されてしまいました。
殺される間際、ゲームのメインヒロインのエリーシャやロベリアが助けてきた人達に、ロベリアは無実だと分かってもらえて庇ってくれました。
ラインハルは結構危ない勇者ですね。一度悪と認識した人物は絶対許さないという感じですかね。転生前のロベリアがラインハルに対して何をしたかにもよりますが、ここまで話し合いができないと、ロベリアがラインハルと和解できる可能性はなさそうですね。
ロベリアの体が動かなくなったのは何故なんでしょうか。同じ場所にいた人たちは決闘の邪魔をする雰囲気ではなかったし、ロベリアの中に何かが居るのでしょうか?
聖剣を刺されたロベリアは生死を彷徨いましたが、ラケルの師匠から貰った魔術道具のおかげで回復したのでした。しかし同時に転移魔法もかかっており、エリーシャを巻き込んで過酷な環境の人魔大陸に飛ばされたのでした。
ラインハルはエリーシャを溺愛しているので、誘拐したと誤解されたら、今度こそラインハルに殺されると思ったロベリアはエリーシャをラインハルのもとへ送り届けることにしました。
ロベリアはラインハルとエリーシャに幸せになってほしいみたいですが、あんなに盲目的な敵の幸せを願うロベリアもちょっと変なところありますよね。(ラインハルに関しては殺しにきてるし)
エリーシャは自分の面倒を見るロベリアを不審に思い、逃げ出したりして勝手に危機に陥っていましたが、そこをロベリアが助けたことでエリーシャの信頼を少し得ることが出来ました。
エリーシャも単独で何もできるはずないのに逃げてしまうのはどうかと思いますよね。逆に言うとそれほどまでにロベリアは信頼されていないということですが。
人魔大陸にある、勇者が魔王との戦争で難民となった人族と魔族を送った町「理想郷」は、勇者が管理を任されている設定ですが、監督不行届で貧困状態に陥っていました。
ストーリー終盤でラインハルが絶望する展開になるので、ロベリアは人魔大陸に来たついでに対策してしまおうと考えたのでした。
理想郷では勇者の評判は最悪みたいですね。これはロベリアが認められるチャンスなのでは…!?
3巻の感想について