ネタバレ注意
「無能才女は悪女になりたい」の2巻の感想です。
今回でエイヴリルは悪女ではないと周囲にバレてしまいます。
ローレンス(王太子)の婚約者「アレクサンドラ・リンドバーグ」は、かつてエイヴリルにこっそり教育してくれた「ハンナ」という家庭教師から、「自分と同じくらい物覚えの良い令嬢が居る」と聞いて、エイヴリルが元婚約者に手を出したコリンナではなく、その姉であることを知っていました。
エイヴリルの誤魔化し方が変だったせいで、ディランの女性の好みも変だと思われていたのが面白かったです。
アレクサンドラがエイヴリルのことを悪女ではないと気づいているということは、同じように身分の高い人たちはほとんどその事実を知っている可能性が高いですね。
ディランと一緒に朝食を食べて話をしているうちに、「エイヴリルが領主としての仕事をしていた」ということに気づかれてしまっていましたね。
ディランはエイヴリルが誰かから貶められていることにも確信し、エイヴリルのことをしっかり理解したうえで「ここから出ていかないでほしい」「何があっても守ると約束する」「このままここにいてほしい」と真っ直ぐな告白をエイヴリルにしましたが、エイヴリル本人は契約を履行するくらいの意味にしか取っていないようで、ディランが少し可哀そうでしたね笑。
エイヴリルの父はリンドバーグ家から借金するとき、屋敷と土地を担保にしたと言っていましたが、破滅に一直線ですね。おまけに厳重に保管してあったと思い込んでいた契約書もないときました。おそらくエイヴリルが持ち出したのでしょうね。
ディランはエイヴリルが欲しそうにしていたネックレスが形見であることをすぐに理解しましたね。ディランはなんとかしてエイヴリルにそのネックレスを渡そうとするのでしょうが、そもそもそのネックレスは誰が買っていったのでしょうか…?
音楽家を輩出するようなブランドナー侯爵家の息子「サミュエル」を助けたことで、またもや悪女のイメージとはかけ離れてしまったエイヴリル。
ディランがブランドナー家に手伝ってほしいこととは何なのでしょうか?ネックレスの件とかでしょうか?気になる終わり方でした!
3巻の感想について