ネタバレ注意
「転生侯爵令嬢奮闘記 わたし、立派にざまぁされてみせます!」の4巻の感想です。
アルフレッドに、ユリアンヌからプロポーズの返事についての手紙が来ますが、内容は「まだプロポーズを信じることができません。」というものでした。
アルフレッドはこれからは恥ずかしがらず、全てを伝えることにしました。
それからは、2人は互いに早く会いたいという内容の手紙を出し合っていました。
アルフレッドがユリアンヌへの想いを隠さずにストレートに伝えるようになったので、今まではすれ違ってはいましたが、実際は両想いだった二人の距離がぐっと縮まってきていますね。
アルフレッドの真っ直ぐな文章に照れているユリアンヌが可愛かったです!
お茶会までに邪魔が入らないようにと、ジョルジュはアルフレッドに会おうとするアマリアを帰らせます。
実は、11年前はアマリアがアルフレッドの婚約者の第一候補でした。ジョルジュに心に寄り添いながら諫められたアマリアは、ユリアンヌがいない間にアルフレッドに会おうとするのは止めることにしました。
最初に婚約者として選ばれていたのは、アマリアだったのですね。11年間思い続けていたことを考えると同情できるところも多々ありますね。
姑息な手を使うのをやめようとした瞬間に、アルフレッドに会えたのはちょっと良い話ですよね。
あとアマリアの父は、もう少しアマリアの好みを聞いてから婚約者を選んできてほしいです!アマリアが流石に可哀想ですよね~。
ようやく二人が会えるお茶会が始まる前に、不測の事態(国王が問題を起こしたときに使われる隠語)が発生してしまい、アルフレッドは苦渋の決断をし、ルデルヴァ神殿へ行くことにしました。
ジョルジュは、アルフレッドと距離を置こうとしていたユリアンヌに、またしても急な公務でアルフレッドとは会えなくなったということを伝えれば、ユリアンヌが本当にアルフレッドを諦めてしまうのではと思っていました。
しかし、ユリアンヌに今日はアルフレッドには会えない旨を伝えても、ユリアンヌは今日会えないことより、アルフレッドのことを心配しており、「また会えるのを楽しみにしている」と伝えてほしいとジョルジュに言ったのでした。
アルフレッドが相当苦悩したのが伝わってきたシーンでした。しかし、実際にお茶会を優先した場合は、今のユリアンヌなら公務を優先してくださいと言いそうですよね。
手紙で「会いたい」と送っておいたのは大正解でしたね。おかげで気持ちに余裕ができて、すれ違いが起きなくて済みました。
アルフレッドが帰ってきて、ユリアンヌは侍女から殿下の様子がおかしいと聞いたので、会いに行ってみると、アルフレッドは自分が幻覚を見ていると勘違いし、ユリアンヌをジョルジュと間違えて、部屋に入れて着替えをして裸を見せたりしてしまいました。
その後、ジョルジュがやってきて誤解が解けました。そしてアルフレッドはユリアンヌをたくさん褒めて「かわいい」と言ったのでした。
今まで読んできて歯がゆかった感覚が、ここで一気に開放されるシーンでした。ようやく直接アルフレッドがユリアンヌに想いを告げることができました。
ユリアンヌの反応は読んだ人のお楽しみという事で笑。まあ大体は↓に書いてあるんですが…。
ユリアンヌは嬉しさで泣いたり、裸を見て鼻血を出したりしたせいで倒れてしまい、疲れで2日間も寝ていました。
ユリアンヌが寝ていた間、ユリアンヌがアルフレッドに乱暴され鼻血を出させ泣かされたことや、半年以上あってなかったことを父親が聞いたようで、王家には嫁がせんと怒っていました。
カイルも、故意ではないにせよ、ユリアンヌを2日も寝込ませた王家に怒っており、アルフレッドが会いに来ても追い返していました。
カイルが過保護になり、どうしてもアルフレッドに会わせてくれないため、隠れて二人の話を聞くことにしました。
話を聞いているとカイルはアルフレッドに、「私はユリアンヌのことが好きで、自分とユリアンヌは血がつながっていないから結婚できる」と言っていました。
両親は今までもうそうでしたが、最近の行いで義弟と妹までユリアンヌを過保護するようになってしまいましたね。
家族の体調も良くないみたいだから、ユリアンヌと同様回復してほしいです。
カイルはこの機を待っていたと言わんばかりに、ユリアンヌを手に入れようとしていますね。しかし、顔もいいし今ならめちゃくちゃに大切にしてくれるしで、これからどうなるんでしょう…。
まあユリアンヌとしては、アルフレッドを想っているのは間違いないのですが…。
5巻の感想について