ネタバレ注意
「煙と蜜」の4巻の感想です。
第二十六話「冷水と白い光」
姫子とこま子が洗濯をしています。姫子とこま子はお互い相手のことを尊敬しているようです。
ほぼこの二人だけのお話なので、二人がどんな関係なのかが良くわかりましたね。
こま子は体が大きく力もありますが、性格は優しい子ですよね。15歳ときいて驚きました。18歳くらいだと思っていました。
すごく平和な二人で良いですね!
第二十七話「夜風と杯」
文治と武藤は料亭で飲んでいました。武藤は、文治の歳の離れた許嫁の件についての本音を聞きます。
武藤も三ヶ尻も奥さん居たんですね。武藤は早くに奥さんをなくしたそうですが、子どもはいるのでしょうか。
それにしても武藤は本当に面倒見のいい人ですねえ。年下とはいえ、上司の文治の事もちゃんと考えてくれているとは…。
第二十八話「冬支度と外套」
以前、文治に抱きしめられてから、恥ずかしくなって上手く文治と話せなくなる姫子でした。
この話を読んで、文治と姫子は最初会った時はどんな感じだったのか気になりました。
なんとなくこのお話のような雰囲気だった気がします笑。いつにも増して小動物のような姫子でした。
第二十九話「轟きと囁き」
季節外れの大雨で花塚邸に土砂が崩れかかってきました。文治は信頼できる部下を連れて、土砂を撤去すると言いました。
休みのはずの土曜午後に部下を連れてこれる文治すごすぎる。文治にはやはりカリスマ性があるのか、それとも人の良さからの慕われ方なのか。
登場人物全員に可愛いと言われる姫子。龍子の言う通り、完全にこの漫画の可愛い担当ですよね!(まあ女中も、なんなら文治も可愛いんですが)
第三十話「玄人と素人」
文治たちは力いっぱいに木や岩をどけていきます。久原中尉が男前なところを見せます。久原は文治になぜ少佐という高い立場なのに、このようなことをしているのか聞きます。
力仕事をしている男性ってかっこいいですよね。大工とか職人とか、めちゃくちゃ大変なんでしょうけどね。
今回はそんなかっこいい文治たちを見られるお話でした。
それにしても、重労働をしているのに、全然疲れや感情の揺れを見せない久原は本当に何者なんでしょう笑。
第三十一話「湯気と母の味」
姫子は母の「瑞子」と女中たちと「鬼饅頭」を作ります。姫子は次も作れるように分量や作り方を聞きますが、瑞子は家族の反応を見ながら自分の味を作っていくと言いました。
女性陣サイドのお話でしたね。瑞子と姫子がちゃんと親子しているのが良かったです。
瑞子に包丁の使い方を褒められた姫子が、龍子のおかげと言った時の、女中二人の表情が好きでした。
第三十二話「窓明かりとシェイクスピア」
姫子は自分の部屋から屋根を直している文治を見られることに気づきました。覗いてるところを文治に見つかり、部屋まで来た文治に姫子は、「最近失礼な態度を取ってしまった」と謝りました。
4話はかかりましたが、時間的にはそんなに経っていないのに、しっかり誤解?を解いた姫子は本当に強くいい子ですね!
姫子の「クス、私もうれしい」のところ、めちゃめちゃ可愛いです!
第三十三話「雪とカチューシャ」
雪が降り、姫子は文治と共に外に出ようとしますが、姫子は下駄を台所に置いてきたことに気づきます。
文治は姫子に靴に乗りますかと聞いて、姫子は最初、遠慮しますが、文治が良いというので乗ることにしました。
大掃除の時に歌った「カチューシャの唄」が、皆頭から離れず、歌っていると、文治も歌いだしました。
う~~~~ん、感想を言ってしまうと、「一冊に必ず一話ある、エモすぎ回です!」
第三十四話「追憶と蜜柑」
帝国陸軍第三師団の文治の居る大隊長室に文治の弟「兵治」が訪ねてきました。
兵治は文治よりは女性とのコミュニケーションがうまそうですが、姫子に対しての接し方は、文治の方のほうが絶対正解ですよね。でも、女性に優しいのは2人とも同じですね!
最初はあまり仲が良くないのかと思いましたが、実際に訪ねてきたり、昔のことを覚えて笑ったりと兄弟仲が良さそうでしたね!
それとやはり文治は弟想いでした笑。