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元、落ちこぼれ公爵令嬢です。 2巻 感想

ネタバレ注意


「元、落ちこぼれ公爵令嬢です。」の2巻の感想です。

王立学校に通うことになったクレア

まずはクラス分けのテストが行われました。

テストが終わると、どの派閥にも属していない独自の地位を確立している令嬢「リディア・キャレール」に出会います。

リディアとランチをとりにカフェテリアに向かうと、そこには国王の姪で公爵家の末娘「ニコラ」が集団の中で騒ぎ立てているところに出くわします。

どうやらニコラは庭園でランチをとれないことに怒っているらしく、くだらない理由だと思ったクレアは思わず声を漏らしてしまいます。

ニコラは声をあげたのは誰だと言い、仕方なくクレアは名乗り出ます。

そこへヴィークが現れ「クレアは私の大切な友人だ」と守ってくれましたが、それにより王子の大切な友人と周りに知れ渡ってしまい、平穏な学園生活が終了してしまうのでした。

リディアニコラ、正反対な性格の2人に出会いましたが、今後の関係はどうなるのでしょうか。リディアヴィークに特別な感情は抱いていないようなので良い関係を築けそうですが、ニコラとは一悶着あるかもしれませんね。もっともニコラクレアに突っ掛かると言う形でしょうけど。

ヴィークの友人と知れ渡ったことにより、学園だけでなく私生活にも影響がありそうですがどうなっていくのでしょうか?

レーヌ家に戻ると、そこには教え子となる娘のイザベラが戻ってきていたので、家庭教師を始めることにしました。

わがままお嬢様枠にはニコラが来たので、イザベラは優しそうないい子枠になりましたね。今後イザベラとは何かイベントが起きるのでしょうか。あまり問題が発生する二人には思えないので少し気になりますね。

パフィートに来て1か月ほど経ち、無事に王立学校でもヴィークリディアと同じクラスに合格でき、学力と魔法の腕も上達していました。

その間、毎日のようにクレアの部屋にヴィークが来て数分間喋るというのを繰り返していました。

ヴィークも通い妻のように毎日訪れてあんなに至近距離で話してみたのに、クレアには特別な好意だと分かって貰えてないのが悲しいですね。もちろん好意は伝わっているのですが、立場上ありえないと考えているクレアにどう接近していくのか楽しみです。

クレアヴィークに頼んで、個人レッスンで聞いた王宮にある特別図書館でリンデル国に関する機密資料を見せてもらいました。

それによるとクレアの母はリンデル国の王女だという可能性が高いことが分かりました。

クレアの母を救出したのはキャレール侯爵家とありましたが、これはリディアの家ですね。二人が出会ったのは偶然ではないのかもしれませんね。もう一つの襲撃に加わった家は判明していないようですがどこなのでしょうか。おそらく今一番脅威なのはそこですよね。

クレアヴィークリュイ達と酒を飲んで、酔ったクレアは自分がマルティーノ家だという事、王立貴族学院で妹に取られた婚約者がノストン国の第一王子アスベルトだという事を話しました。

婚約者を妹に取られたことまで話したのですね。これでもう全てヴィーク達に話したことになりますが、身分も十分な出自と判明した今、ヴィークの悩みは解決しましたね。

クレアリディアは魔力の歪みによる違和感を感じ始めます。クレアヴィークと護衛のキース達と王宮に向かいました。

違和感の原因は王都にくる史上最悪規模の魔力竜巻でした。

数十年前、クレアの祖母「フローレンス」が同規模の魔力竜巻を消した可能性から、自分も竜巻を無効化できるかもしれないと進言します。

クレアの幼少時の記憶はいつ頃のだったのでしょうか。母が生きていたころのことだと考えるともう少しクレア自身のことについて分かりそうなものですが…。

クレアは魔力が尽き、意識がみなみ璃子との場面へ変わり、自分がアスベルトルートの未来へ入り込んでいることを把握しました。

ゲームのセーブデータがどうやら大切なようですが、クレアの世界にどう影響してくるのでしょうか。この先の問題に関するヒントになり得るという事でしょうか。

無事に竜巻を無効化したクレアは魔力を使い切ったことにより3日間眠り続けていました。

国の危機を救ったクレアは国王と面会することになりました。

ヴィーククレアクレアの母のように暗殺されないよう爵位を与えて護衛をつけられるように進言すると言います。

しかし、クレアは国王に褒章はいらないと言うのでした。

クレアが国王に気に入られ、夜会の招待客にも認められるという、実質的にはヴィークへの褒章になりましたね。

来月に王宮でヴィークの妃探しの夜会が開かれるとリディアから聞きます。

ヴィーククレアを招待したいと思いましたが、権力の争いなどを嫌がるクレアを妃にしてまで側に置くかどうかを迷うのでした。

ヴィークリュイに頼んでクレアと街に出かけることにしました。

その終わり際、クレアが平穏な生活を望んでいると思ったヴィークは招待状を渡すことをやめました。

このもどかしい関係性エモいですね。こういうすれ違いで歯がゆい関係を楽しむのが良いんですよね。ヴィーククレアの意思を尊重しているところが感じられて良いシーンだと思いました。

イザベラクレアヴィークが夜に会っているのを知っていたので、その関係性に憧れ、二人に結ばれてほしいと思ったイザベラクレアに一緒に夜会に来てほしいと頼みます。

クレアはそれを了承してイザベラと一緒に夜会へ向かいました。

イザベラは二人が結ばれてほしいという思いを持ってクレアに夜会に来てほしいと言いましたが、クレアはもうヴィークの側に居られないと考えていたので、誰かがアクションを起こさないと進まなそうですね。続きが楽しみです!

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