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ゆうべはお楽しみでしたね 2巻

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「ゆうべはお楽しみでしたね」の2巻レビューです。

今回は、ゲーム内だとサブキャラや、七不思議の話。リアルではオフ会、ちゃぶだい(マリオ)の話が主です。

ヘブンスライム内でオフ会をすることとなり、ゲーム内で特によく絡んでいるちゃぶだいとも会うことになっていたのですが、これまでの情報から、ちゃぶだいはチクチクの妹という認識でした。

ゲーム内でラブラブカップルのごとくイチャついていた二人ですが、プクリポ同士なので、ちっちゃい子供がちょっとませたことをやってるくらいの微笑ましいコマなのですが、リアルだと大人の男性が(後で分かるが相手も男)やっているとなると、客観的に見ると、なかなか危ないですね…。でも私はたくみの気持ちも分かるんです。リアルで慣れない可愛い存在になるとそのキャラに合わせて、振る舞いまで可愛くなりたい時があるのです。逆に女子が男らしくふるまうのはあまり見たことないので、こういう気持ちは男だけなのでしょうか。

実際はゲーム内でネタで言っていただけで、チクチクが姉、ちゃぶだいが弟だったのでした。しかもちゃぶだいはたくみと違い、コミュ力高い人間で大変だったのでした。

ちゃぶだいは明るくムードメーカーな男子といった感じですね。こういう男子は私の友人にはあまりいないので(私と同じ大人しい感じの人が多い)よくわかりませんが、ロールプレイをするイメージはないので、意外な展開でした。

みやことは、スライムパンケーキを食べに行ったり、プレイヤーイベントを見るため、部屋に招いたりしました。

一緒に出掛けたりするようになったりして、二人はついにリアルでも友達に昇格しましたね。みやこも悪い感情を抱くこともなく、また別の場所へ行こうというくらいですから、たくみが純粋に楽しんでいるのを見て楽しめたのかな?と思います。たくみが外見を気にするようになったりで、少しずつみやこに惹かれていっているさまが見られますね。

ところかわって、マリオ(ちゃぶだい)の話になり、ゲームに詳しいマリオは、大学で志野田さんという女の子にネットゲームを教えてほしいと頼まれます。あまり話したことなかった二人でしたが、ドラクエをきっかけに家まで行くことになり、マリオはいい雰囲気だと思っていましたが、実はゲームを始めたのはいとこのお兄さんとゲームをやりたかっただけというオチでした。別のゲームのことだとわかったのですが、ドラクエが楽しくてまだ続けており、分かってはいつつもそれに付き合うマリオでした。

陽キャラってこんな大学生活を過ごしてるの…?それとも漫画だからなの…?と思ったお話でした。リアル女子とゲームをやったのなんて小学生くらいですよ!実際マリオの立場になったら勘違いするのも仕方ない笑。でもこの二人は、まだ関係が続きそうで目が離せませんね。

1巻レビューについて

3巻レビューについて

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ゆうべはお楽しみでしたね 1巻


今回紹介するのは「ゆうべはお楽しみでしたね」です。

MMORPG「ドラゴンクエストⅩ」をきっかけに、主人公のパウダーこと「さつきたくみ」と、フレンドのゴローこと「おかもとみやこ」が、お互いの勘違いからルームシェアをするお話です。

最初からマイペースというか自然体なみやこに対して、ギャル等のいわゆる陽キャ系が苦手なたくみは、居心地の悪さを感じていましたが、少しずつ外見からくる悪い印象を払拭し、内面の良さから仲良くなっていく様子が見られます。

良かった点

①ネトゲ経験者が共感できる

実際に異性とこういう関係になるかは置いておいて、子どもの頃よく見ていたリアル恋愛モノって、「共通の趣味から仲良くなりました」的な理由がなく、「一目惚れ」や「よくわからない展開」から関係が発展するという印象が強く、イマイチ共感できなかったのです。悲しいことに主人公が陽キャな話の場合も全く気持ちが分からなかったのですが、この主人公の「たくみ」は、若干コミュ障ですが、全く会話ができないわけではない陰キャ気味なところが私には大いに共感できるし、舞台もゲームとリアルの混合というところが、読んでいて楽しかったです。

②実際に存在するゲーム

「ドラクエⅩ」という実際に存在するゲームが舞台であることというのは、私の中では結構重要な部分で、なぜならゲームの中身、過ごし方、どういうきっかけ(展開)で仲良くなったかというが、具体的かつイメージが分かりやすいからです。これがもし、架空のゲームだったら、普通のゲームには存在しえないコミュニティの築き方が存在していて、リアリティにかけていたと思います。そういう点から、実際にあるゲームを舞台にしたのは、とてもいいと思いました。

残念な点

①ネトゲの一面だけである

これは残念な点というか、仕方のないことなのですが、この話に出てくる「チーム・ヘブンスライム」は、中でも触れている通り、実際の友人同士でチームを組んでいるからこその関係であり、現実はもっとどろどろとした「闇」の面が9割といった感じです。(私の主観ですが)
私が体験した話ですが、同じコミュ内で恋愛ごとが起きると大体はそのコミュニティは崩壊します。いわゆるオタサーの姫といったクラッシャー的存在が現れます。そういった「闇」の部分が描かれていないので、現実味があるからといってネトゲを始めると、ネカマに引っかかるより、悲惨な結末が待っている可能性のほうが高いです。
(もちろん「ネトゲ婚」といった素晴らしい出会いをした方々もいらっしゃることは事実としてあります。)

2巻レビューについて

著者金田一蓮十郎
価格500円+税
ページ数150ページ

ドラゴンクエストⅩを始める方へ↓

PS4版


Nintendo Switch版


Windows版

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ラスボス、やめてみた ~主人公に倒されたふりして自由に生きてみた~ 5巻

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「ラスボス、やめてみた ~主人公に倒されたふりして自由に生きてみた~」の5巻レビューです。

メナスは圧倒的力で竜王ニーズヘッグを追い詰めていきます。「次元斬」や「クー・ド・グラス」、そして必殺技の「アポカリプス・ノア」で、ニーズヘッグのHP・MPを1にしました。

あれだけの強力なスキルを使っていましたが、『「人間」のスキルしか使っていない』とメナスは言っていたので、レベル10のスキルより強い技がたくさんあるのでしょうか。その一つは「アポカリプス・ノア」だと思うのですが、これは明らかに切り札に近いものだと思うので、もう少し軽く使える人間以外のスキルを見てみたいです。

ゲームの主人公たちは、レベルを上げれば「次元斬」などを使えたのですかね?まあ使えないとクリアできなさそうですが笑

瀕死のニーズヘッグは、「転移門」のスキルを使い、逃走しようとしますが、メナスにより転移門を封印されてしまいました。

竜王なのに最強スキルが、逃走用ってなんか残念ですね。まあ逃げるってのは確かに死を回避できるので、ある意味最強なのですが。ゲームでも必ず逃げられる技とかあれば私は習得するようにしています。でも、今回のように相手がラスボスの場合は当然使えませんよね~って感じでした。お約束。

しかし、ニーズヘッグにはHPが減るごとにバフ(強化状態のこと)がかかり、HP1の状態で最大限まで固くなったので、正攻法でダメージを与えられなくなり、倒すことができなくなります。

そこで、そのバフを貫通できる「魔物特攻スキル」をもつミコリスが、とどめを刺し、討伐完了しました。

ということは、魔物特攻スキルを持つミコリスが戦闘不能になった場合は、HPを削っていくのではなく、大技で仕留める必要があるってことですね。メナスが言うには、他にも方法はあるようですが。

燃やされた世界樹をよみがえらせ、妖精国を救ったメナスはエルフの歓迎を受けていると、ノア帝国のアレクから王城に招待されます。退屈していたメナスは、それをうけることにしたのでした。

今回は、ド派手な戦闘シーンだったからか見開きのページがすごく多かったです。確かに迫力を感じられて良いのですが、内容が明らかに薄くなるので少し残念でした。また、細かいところで似たようなコマがいくつかあったので、5巻はすぐに読み終わってしまうと思います。

とあるスライムの物語は相変わらずいい話なので、ぜひ漫画だけじゃなく、読んでほしいです。

4巻レビューについて

6巻レビューについて

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悪役令嬢の執事様 破滅フラグは俺が潰させていただきます 6巻

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「悪役令嬢の執事様 破滅フラグは俺が潰させていただきます」の6巻レビューです。

演劇の役に感情移入できないアルフォースとアリシアのために、フォルの提案で合宿をすることにしました。

アルフォースの演技はソフィアに任せ、アリシアに感情移入させるためにアドバイスしますが、それは、アリシアのシリルへの想いを後押しするようなものでした。そのことを夜、ソフィアに言及されますが、途中でフォルが現れ、前の突き放すような態度のことを謝り、ソフィアもそれを受け入れ、二人に友情が芽生えたことで、その場は乗り切ることができました。

ソフィアやフォルのジャージ姿は似合わないけど可愛かったですね。実際、海外で金髪の女性がジャージを着ているのを見てみたいですね。なんとなく日本のイメージがあるので違和感がありそうですね。ソフィアがシリルも気づかなかったアルフォースの演技の元をシリルと言い当てられたのは、流石女の勘といったとことでしょうか。それか客観的に一番よくみているからですかね?(ひいき目はめちゃくちゃ入ってますが笑)

アリシアへの指導で、本当の恋の考え方を説いている時の、ソフィアの表情は完全に闇落ちでしたが、それを見ても最終的にソフィアのためとはいえ、指導をやめなかったのは驚きました。結局そこを突かれるのですが、完全にフォルのおかげで乗り切りましたね。あのまま二人きりだったら絶対やばかったと思います。

合宿最終日、フォルは魔力過給症により倒れてしまうのでした。シリルは予想していましたが、メイドから生徒会メンバーにフォルは死病を患っていると教えられました。

魔力過給症は、シリルが「ただの」魔力過給症じゃないと言っていたことから、どうやら種類があるようですね。半年しか生きられないとのことですが、はたしてシリルはフォルを救うのでしょうか。

フォルのお見舞いに行くことになったシリル達は、そこで「ルーク」と「クロエ」に会います。彼らはフォルに仕えていたのでした。

彼らは王族に仕えていたのですね。王族に目をつけられていたのは最近だと思っていましたが、割と最初から警戒されていたということですね。

フォルはソフィアたちとかかわったことを謝りますが、ソフィアはかかわったことに後悔はしていないと言い切ります。魔力過給症により寝たきりになるわけではないので、予定通りに演劇を続けさせてほしいと言われ、それを了承するのでした。

最後にフォルからシリルだけに、教育係とのコンタクトを提案されます。シリルはそれを受け、2週間後の文化祭後に会うことになりました。

シリルは、フォルの教育係について心当たりがありそうでしたが、私にはさっぱりありません。特に女性キャラで大人?(じゃないかもしれない)は全然出ていていないと思うので、もしこれまでに出ていたら分かりそうな気がするので、新規キャラでしょうか。

残り1週間、仕上げのために国一番の役者、イザベラに指導してもらいました。

今回はフォルの体調の不安で、ソフィアとシリルがいちゃついてましたね。メイドが常に見ていないふりをしていたのが面白かったです。しかし、ソフィアも結構な頻度で魔力過給症の症状が出ますね。シリルが魔力を吸収することで、収まりましたが、この先少し不安ですね。

そして当日が来て___というところで終わります。

はたして、無事演劇を成功させることができるのか、フォルの教育係とはだれなのか、気になる点が満載の次巻、楽しみにしております。

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悪役令嬢の追放後! 教会改革ごはんで悠々シスター暮らし 8巻

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「悪役令嬢の追放後! 教会改革ごはんで悠々シスター暮らし」の8巻レビューです。

お菓子のヒューラム城を完成させたエリザベス達は、さっそくイヴァンに見せたところ、無事記憶を取り戻すことができたのでした。

お菓子の剣を持ったイヴァンにエリザベスはなにかデジャヴを感じていましたが、なんだったのでしょうか。今まで読んだ中で思い当たる節がないので、気になりました。

イヴァンはちゃんと空気を読めるキャラでよかったです。エリザベスが感じていたロクなことにはならず、無事終わったので、読んでいる側もゆったりした心で読めてよかったです。最後にイヴァンが歌った曲ですが、あの歌詞はみんなには意味が通じないものなのでしょうか?理解していたらすごいことになってますよね笑

次はいよいよルシンダの話ですね!ちなみにルシンダの母は物心つく前に亡くなっています。

ルシンダに客が来ているとのことだったので、会ってみると、どうやら年齢、容姿から考えて、実の父かも知れない人でした。二人が離れて理由は、ルシンダの母に好意を抱いていた父(ベンハミン)は、お互いの想いが通じ合い、一夜を過ごしましたが、ベンハミンに縁談が舞い込み、母が身を引いたからでした。

ルシンダの母は魅力的でしたね。明るい奥さん!って感じで、上手くいっていれば幸せな家庭を築けただろうにと思いました。ルシンダの母が身を引いたのも、さっぱりしている性格だからだとはわかるのですが、人生の大切な場面だったので、そこは潔さではなく、いい意味での重さを持ってほしかったです。

ルシンダの存在を知らなかったベンハミンは、その後違う人と結婚し、トリシアという娘がいます。しかし、トリシアの母もなくなっているとのことでした。

しかし、ルシンダもトリシアも母親が違うのに似ていますね。あと青年時代のベンハミンの口が「ω」になっているコマがあるので、父親の遺伝子強すぎですね笑

ベンハミンは、ルシンダにたくさんのお土産を持ってきましたが、その中に香辛料のクミンがあり、エリザベスは再開を祝ってカレーパーティを開催することにしました。

最初は戸惑うルシンダでしたが、カレーの準備をしながら、家族の距離も縮まっていき、最終的にお互いを、「お父さん」、「ルシンダ」と呼んでいました。

ベンハミンは無理に連れていこうとせず、ルシンダがここに残ることを受け入れてくれました。

ベンハミンは、最初から最後までずっとルシンダのことを考え、尊重していたので、本当にいいお父さんで良かったと思いました。前回の記事で書きましたが、私はルシンダには重く暗い過去があるんじゃないかと思っていたのですが、この漫画で珍しい感動のお話だったので、新鮮でよかったです!

ベンハミンから商人用の手形をもらったので、買い物をできる店が広がったエリザベスはレオニードと共に港に買い物をしに来ました。しかし、レオニードが少し目を離したとき、エリザベスは間違えて、プリ暁の攻略対象「キャプテン・オスカー」の海賊船に乗ってしまうのでした。

オスカーは、攻略済みのキャラならスムーズにいきそうだなと思っていたら、ゲームと人格が正反対になっているとのこと。その原因は、レオがいることで治安が良くなったため、食い詰めてしまうことで悪人になったようです。

オスカーに見つかったエリザベスは、乱暴に扱われてしまいます。(手は出されていません!ここ大事!)

海賊船に追いつくために商船を出してもらうレオニードでしたが、ペイジルという男の海賊一味に遭遇し、先を急ぐため、ペイジルたちを一蹴します。倒されたペイジルたちは、オスカーの海賊船を追うのを手伝ってくれます。

レオニードはまたも、ペイジルにエリザベスとの関係を恋人だと思われていますね。否定していますが、もういっそ認めてほしいです。まあ絶対に勝手にやらないタイプですが笑(そこが良い!)

エリザベスに追いついたレオニードは、オスカーからエリザベスを引き離すことに成功します。船から船へ飛ぶことに躊躇していたエリザベスは、レオニードの言葉で勇気を持ち、飛び込み無事レオニードは受け止めることに成功…したのですが、船が波で傾いてしまいその反動で海に落ちてしまいました。

オスカーに対する威圧はまさしく『獅子」でしたね。柵を投げたシーン、今までで一番殺意が高く、止めなかった攻撃でしたね。

また飛び移る際、エリザベスがレオニードを完全に信頼していることが分かりましたね。船での恋愛シーン、状況はデンジャラスすぎますが、吊り橋効果が起きればもっと関係が進展するかも!?とはいえ後は、エリザベスが恋心に気付き、レオニードが告白するだけですかね?(この2工程がまた遠いのですが)

おそらく、助かると思うのですが、どこかに漂着するのでしょうか?次が楽しみです。

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