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悪役令嬢レベル99~私はラスボスですが魔王ではありません~ 3巻

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「悪役令嬢レベル99~私はラスボスですが魔王ではありません~」の3巻レビューです。

武術大会が終わり、冬を過ごしていると、エドウィンからアリシアの身の回りの物がなくなっていることを聞きました。本来はユミエラがやったことなのですが、転生したユミエラはもちろんやっていません。イジメによりアリシアが登校拒否になったら困るので、犯人を捜すことにしました。

エドウィンに真っ先に疑われることがなくなったり、パトリックという友人がいてくれたりで大分人間関係がマシになりましたね。あと犯人を見つけるために、天井に張り付いていたのも面白かったです。忍者かよって思いました笑。そんな異常なことをやっていて、「私は何だと思われているのだろう」ってなっているのも面白すぎました。そりゃあ人間とは思わないでしょうに笑。

犯人はエレノーラの友人でした。エレノーラに、エドウィンに嫌われたくないのなら黙っておくように言います。同時にまた同じ事件が発生しないように、アリシアに何かしないよう言い含めさせることに成功しました。

エレノーラは素直な子のようですね。もっとキツめの性格を予想していましたが、普通の恋する乙女でした。チョロかわヒロインって感じですね。この子には幸せになってほしいです。

エレノーラにそのことを伝えた後の日から、付きまとわれるようになりました。なんでもユミエラが、「エレノーラとエドウィンの結婚は間違いない」といったのが原因みたいです。戦争を起こしたがる過激派の筆頭の娘と仲良くなりたくないユミエラは、なんとかエレノーラに嫌われるために、突き放すような言葉を投げるのですが、なぜかますます気に入られてしまうのでした。

エレノーラの自室に呼ばれるくらいに信頼されているのは笑いました。友人をあまり信用しないほうが良いといったら、即ユミエラが友達になってくれるよね?と言ってきましたし、ここからお互いの人間関係も変化していくのでしょうか。

学年末パーティの時期となり、パトリックから出席するのかと聞かれますが、「欠席かな?」と言いました。しかし、アリシアがどのルートに入っているのか確認するため、少し顔を出すことに決めました。パーティでは少しパトリックとダンスを踊ったのでした。

エレノーラは完全にパトリックとユミエラは両思いだと思っていますよね。実際、パトリックはその通りで、ユミエラは自覚はしていませんが、たぶんパトリックのことをよく思っているような感じなので、流石女の感ってやつですね!二人で踊ることに楽しさを感じた、感情の揺れはユミエラにしては珍しいことでしたね。この感情がこれから大きくなったら、ユミエラがどう変化していくのか楽しみです。

春の休暇中、ユミエラの「好きなタイプは自分より強い人」という断り文句を真に受けているパトリックは、ひたすら鍛錬するのでした。一方ユミエラは何をしていたかというと、ドラゴン討伐に行っていました。新学期初日、パトリックが見たものは、ドラゴンの黒い卵を抱えているユミエラでした。

生まれた黒いドラゴンを「リュー」と名付け、育てていくことにしたのですが、一日で部屋に入りきらなくなったり、リューに乗って飛ぶ練習をしたら、空中から落ちたりと色々大変な目にあいましたが、パトリックはそんなユミエラのことを心配してくれるのでいた。

新しい仲間をゲッドして、これからの展開も楽しみであります!

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悪役令嬢セシリア・シルビィは死にたくないので男装することにした 5巻

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「悪役令嬢セシリア・シルビィは死にたくないので男装することにした」の5巻レビューです。

前回、鍾乳洞にさらわれたというリーン。ヒューイとダンテが気絶し拘束されている所を解放しましたが、犯人らしい人影は見つからなかったと言います。しかも、本来なら神子候補であるリーンは殺されるはずでしたが、なぜか見逃されていました。

そこへ、どうやらモードレッドが追っていた、障りに侵された犬達が襲ってきます。キラーは神子候補たちが野犬たちに殺されたということにするという計画だったみたいです。ここはオスカーとダンテの宝具で無事乗り越えることができました。

ここで4つ目と5つ目のダンテとモードレッドの宝具の能力が明らかになりましたね。敵を強制的に眠らせる能力とモードレッド自身が理解している症状を治療することができるというものです。オスカー、ギルの宝具は前衛系、他3人は後衛系ということになりますね。絶対攻撃と絶対防御、隠密、睡眠、治療だと隙がないですね。唯一穴があるとすれば、このシーンでも触れられている、モードレッドが理解している症状しか治療できないところですね。不可解な方法で攻撃されたとしたら、防御しない限り、攻撃が通ってしまいますからね。ギル(今はセシル)の役割はかなり重要ですね。

帰った後、リーンのいる場所を一発で当てられたという事実から、ヒューイに犯人だと言われてしまいます。そこへ、オスカー達も戻ってきてしまい、バッドエンド条件が揃ってしまったのですが、ギル、オスカー、ダンテの三人が無実を証明してくれたことで収まります。

この3人に、全く疑われないどころか、庇われるところを見ると、セシリアは完全にヒロインポジションになっていると感じました。正直キラーさえなんと越してしまえば、もう何とかなるのでは…?と思ってしまいますよね7.

その夜、セシリアはバルコニーにてオスカーと対面します。なんとここで、躓いてしまったことで顔を近くで見られてしまい、「セシリア=セシル」であることに気付かれてしまいます。しかし、ここではそのことについて言及されることはなく、セシリアはバレてしまったことには気づかなかったようです。

オスカーがギルに、セシリアがセシルだということを告げましたが、意外にもギルは「やっと気づきましたか」と冷静な対応でした。理由を知りたいオスカーでしたが、ギルに理解できないからと言われたので、セシリアに直接聞こうとしますが、ギルに「殿下に気付かれたら、国外逃亡するだろう」と言われてしまい、知らないふりを強要されることになってしまうのでした。

あれだけ一生懸命バレないように、色々やってきたので、正体がバレたときはもっと大事になるかと思っていましたが、オスカーの対応もあって、割と無事?に乗り越えましたね。セシリアだけが気づいていないということで、これから彼女のむなしい努力が見られそうな予感がします笑

夏休みが終わり、エミリーのことを知るために、モードレッドのところへ通い詰め、同時にエミリーのお見舞いに行っていたのですが、そこで「グレース・マルティネス」という少女と知り合います。どうやら彼女はエミリーを襲撃した犯人から守ったということでした。

モードレッドのところへ通い詰めていると、草むらに誰かがいるのに気づき、リーンだと思って見てみると、予想と違いグレースでした。

どうやらグレースも転生者で、前世で助けようとした女性だったとのことで、エミリーのことについて教えてもらいます。

そこで、1、神子候補はグレースである。
2、キラーの正体はモードレッドのもう一つの人格である。
3、キラーが現れる条件は「エミリーの死」である事を教えてもらいました。

話の続きは後日ということになり、次の日再びエミリーのもとへお見舞いに行くのですが、そこにはなんとエミリーを殺そうとしているベルナールが居ました。なんとか止められることに成功したセシルでした。グレースからエミリーを襲った犯人はベルナールであり、彼を捕まえるために証拠を集めることにしたのでした。

まさかの三人目の転生者、しかも彼女はゲームを全てクリアしているという、完全なるお助けキャラ登場ですね。今はキラーが再び現れないように、証拠集めをすることにした3人でしたが、これが終わった後、どうなるのでしょうか。予想だとグレースも神子になる気はなさそうなので、結局セシリアが神子になるんだろうなあと勝手に思ってます。次回に期待です。

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悪役令嬢セシリア・シルビィは死にたくないので男装することにした 4巻

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「悪役令嬢セシリア・シルビィは死にたくないので男装することにした」の4巻レビューです。

3人目の神子候補がモードレットの妹「エミリー」であると予想を付けたセシルたちでしたが、どうやらエミリーは入院しているようで、リーンに頼んで無理やりお見舞いという形で、会いに行くのでした。しかし、エミリーは襲われた日から目を覚ますことがなく、この状態ではたとえ目覚めたところで、彼女に任せるのは無理があると判断しました。

エミリーを目覚めさせるには、モードレットのルートを進めないと方法が分からない以上、これからどうするのでしょうか。その後にすれ違った謎の見覚えのある少女も気になりますね。

リーンに協力した対価として、セシルは小説の挿絵のために、チャイナのコスプレをさせられました。恥ずかしがったセシルはリーンから逃げるのですが、そこでオスカーと出会ってしまい、二人でリーンから隠れるのでした。

なんやかんやで二人は密着して隠れるという、ある意味王道なイベントを起こすのですが、セシルは「男装した女性が女装をしている」という、奇妙すぎる状態でオスカーと接したため、オスカーの脳は完全にバグっていましたね。一生懸命にセシルは男だと言い聞かせて、自我を手折っていましたが、それ女の子なんですよねって突っ込みたくなりました。

無事、定期試験が終わり、夏休みに入りキャライベが起きない休息期間ということで、ギルのお世話をすることにしました。しかし、リーン達が予定より早くシルビィ邸に遊びに来たせいで、その休息期間も終わりに。しかもオスカーまで来てしまい、セシリアの母、ㇽシンダにより、全員泊まっていくことになってしまいました。

チャイナ服を着せたのがギルにばれて、怒られているリーン(一華)が可愛かったですね。めっちゃ頬膨れるやん!と思いました。その意趣返しにリーンは抜き打ちでシルビィ邸に来たのも驚きでしたね。リーン、もしかしてこのセシリアが男装バレしないようとしている状況を楽しんでらっしゃる?

そして、オスカーと二人きりになってしまい、オスカーが「自分を嫌っているのか」と言いましたが、バッドエンドを避けるため、否定しました。オスカーはもし自分を嫌っているなら、婚約破棄しようかと考えていたため、千載一遇のチャンスを逃してしまいました。

オスカーは、久しぶりに会えたセシリアのことをガン見していましたね。それにしても婚約破棄のチャンスを逃したと言っても、ここで嫌いって言ったほうがバッドエンドに行きそうだったので、良かったんではないかと思います。

その後、モードレットが「障り」に侵された野犬を追って、セシリア邸のコテージに来たり、ギルがリーンを転生者だと見破ったり、完全な悪役であるギルの実の兄ティッキー・コールソンと正体が連続暴行事件の犯人のベルナール・ブルゼと揉めたりしました。

ギルがリーンを転生者だと見破って、神子になってくれと頼みましたが、それを一蹴すリーン凄かったですね。これまでの感じから、完全自分優先なのかなと思いましたが、前世で人を助けるような善人、そこは親友の幸せについても当然考えていましたね。破天荒すぎるキャラだと思っていたので、そこは安心しました。

色んなことが立て続けに起こる中、なんとリーンが何者かにさらわれてしまうのでした…。

ヒューイが一番取り乱していたことを考えると、リーンは無事?攻略できたようですね。それどころの話ではないのですが、ここの場面を読みながら、攻略可能キャラではないキャラを落とすとは、リーン(一華)は意外と恋愛上手なのだろうかと思いました。

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悪役令嬢セシリア・シルビィは死にたくないので男装することにした 3巻

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「悪役令嬢セシリア・シルビィは死にたくないので男装することにした」の3巻レビューです。

ダンテに秘密を守らせることに成功したセシルでしたが、とある日の夜、女子寮に黒ずくめの3人が入っていくのを目撃しました。

後をつけていくと、リーンがさらわれそうになっていました。リーンの代わりに秘密を聞いたことで、おそらくダンテは組織を抜ける決断をしたため、このイベントが起こったようです。

黒ずくめの目的は、ダンテへの報復と身代金の要求であり、セシルはリーンを助けるため、彼らに自らセシリア・シルビィだと明かしました。

自分をセシリアだというシーンは、すごくかっこよかったですね!まさに悪役令嬢、堂々とした強気な立ち振る舞いが似合っていました。普段はあんなにほんわかしているセシリアでしたが、どうやら悪役令嬢としての資質は残っていたみたいですね。1ページ全体でセシリアが描かれており、初めて自分をセシリアだと名乗ったのも相まって、読者的には爽快感のような感情が沸きました。

リーンの代わりにさらわれたセシリア、連れられた先は暗殺組織ハイマットの首領「マーリン・スィーニー」のところでした。

何者かの協力を得て、脱出できたセシリア。脱出先でマーリンと対峙してしまいますが。彼女から帰ってきた言葉は意外なもので、朝に逃がすつもりだったと言いました。マーリンは学園まで送ると扉を開けようとしましたが、どうやら組織内でマーリンに敵対している輩が、アジトに火をつけていました。

燃えて倒れてくる柱がセシリアに落ちてきそうになりますが、マーリンが助けてくれました。その際、マーリンが怪我をしてしまい、何とか武器庫の奥までたどり着きますが、脱出できる窓はありましたがとても登れるような高さではありませんでした。

そこにダンテが助けに来て、自分より先に負傷したマーリンを連れていってもらいました。セシリアが打つ手がなくなり、絶体絶命のところでギルたちが助けに間に合ったのでした。

マーリンさん、もともと義賊を目指していたと言っただけあって、ダンテが慕っていたのも分かります。いくらセシリアが公爵令嬢とはいえ、自分たちがさらったからと言って、初めて会っただけのセシリアを身を挺して庇うとは思いませんでした。この人に人が殺せるんだろうかと思うくらい善人でしたね。

無事、助かったセシリアでしたが、リーンに「セシリア=セシル」であることがバレてしまい、その事をリーンに詰められますが、実はリーンも転生者で、さらに前世の親友である一華だと言いました。

やはりリーンは転生者でしたね!リーンがだれのルートにも進んでないこと(=誰にも興味がない)、BL小説を作っていることから予想できる要素はたくさんありましたが笑。3巻の最初でヒューイに対し、ものすごく好意を持って接していたことから、一華ではないかというのも絞れましたね。とりあえずセシリア(ひよの)に対して、敵対する存在にならなかったのは大きいですね。ゲームの主人公に嫌われて、さらに正体を知られたとなれば、バットエンド確定ですからね。

しかし一華(リーン)には自分はヒューイ一筋だから、絶対神子にはならないと言われてしまい、リーンを神子にする計画が潰えてしまいました。

代わりに第3候補の神子を探すのですが、どうやら騎士であるモードレットの妹のようでした…。

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悪役令嬢セシリア・シルビィは死にたくないので男装することにした 2巻

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「悪役令嬢セシリア・シルビィは死にたくないので男装することにした」の2巻レビューです。

林間学校2日目、昨日から感じている視線の主を探すため、セシルは夜、オスカーと共に自身をおとりにして犯人をあぶりだす作戦に出ました。予想は「キラー」だお思っていたのですが、なんと犯人はジェイドとリーンでした。

二人に理由を聞こうとするのですが、ゲームのイベントが発生します。「障り」に侵された人を元に戻すため、一旦宿舎に戻るのでした。ここはオスカーのなんでも切れる宝具と、ギルのあらゆるものから守る宝具を使って切り抜けるのでした。しかし実際のゲームのイベントとは違う展開になっていたのでした。

騒ぎが終わった後、セシルは一冊のノートを拾います。それはセシルとオスカーをモデルにしたBL小説でした。実はジェイドとリーンは、セシルたちを主人公に小説を書いていたのでした。そして改めてジェイドたちの関係を聞くと、恋人関係ではなくただの創作仲間兼、趣味友達だと言われてしまいました。

犯人が、ジェイドとリーンなのは意外でしたね。覗いている視線はかなりおぞましいもののように描かれていたので、キラーが犯人だと持っていました。ある意味BL小説のモデルにされるというのは、おぞましいですから、不快感は似たようなものだったのでしょうか(笑)。しかし、ジェイドとリーンが恋仲ではないとすると、まだ誰のルートにも入っていないということになりますね。これから出てくるキャラクターのルートに入るのでしょうか?それになぜおそらくこの世界に存在しない概念であるBL小説をこの二人が作っているのかが謎ですね。どちらかが転生者の可能性がありそうですね。

ここで初めて宝具の説明と出番が来ましたが、流石ゲームの要のアイテムなだけあって、かなりちーとな性能をしていますね。オスカーとギルの宝具に注目が行きがちですが、ジェイドの陰伏の宝具もかなり強いですよね。今回のような罠がなければ、だれからでも逃げられるし、追いかけることもできるというとんでも性能です。他の宝具の性能効果も気になりますね。

林間学校で作られたBL小説はジェイドの力で学園で大流行してしまいます。それだけでもセシリアに恋心を抱いているギルにとっては嫌なのに、セシルの姿でオスカーと一緒に寝たということも口を滑らせてしまいます。ギルを怒らせてしまい、仲直りするためにリーンを頼るのですが、BL小説の創作に協力してほしいと条件を出されます。そこで仲良く?絡んでる様をギルに見られてしまい、さらにこじれるのでした。そこでセシルは昔と同じようにギルにプレゼントを持ってくることで、仲直りすることができるのでした。

どうみてもリーンよりオスカーのほうがピュアな乙女になっていますよね。セシルは中身がセシリアなのもあって、オスカーは自分も抑えるのにかなり苦労してますね。セシルがオスカーのことを同性だと勘違いしてると思うくらい、ガンガン行くのでいつバレるのかヒヤヒヤします笑。

次の問題は、オスカーの友人であるダンテ・ハンプトンにセシルが女だと気づかれてしまったことです。ダンテは隣国からオスカーに差し向けられた暗殺者で、ダンテルートは、選択肢を間違えるとリーンがダンテに殺されて、さらにその犯人がセシリアにされてセシリアも死んでしまうという難易度高めのルートになっているみたいです。

リーンをダンテルートに進ませないようにしていたら、なぜかリーンの行動をなぞるように、セシルがダンテの秘密を聞いてしまいます。ダンテはセシルを殺そうとしますが、セシルは秘密を守る代わりに、自分が女であることを秘密にするという取引を持ち掛け、成功することができたのでした。

さすがに一人くらい女だと勘付かれるだろうと思っていましたが、よりによって暗殺者に気付かれるとは運がなかったですね。いや、暗殺者であるからこそ気づいたのかもしれませんが。これからセシルがどうやってしのいでいくのか楽しみです。

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